もっと知りたい!液体塩麹の魅力~ペースト・粉末タイプとの違いは?
最近、スーパーで液体タイプの塩麹を見かけるようになったよね!
よく見るペーストタイプと使い方に違いはあるのかな?

そんな疑問に答えます。

塩麹は、肉や魚を柔らかくし、同時に旨みをアップさせる効果もある、日本の伝統的な調味料です。

最近は、使いやすい液体タイプの塩麹が、一般のスーパーや業務スーパーで普通に買えるようになり、ネットでの口コミでその存在を知った、主婦の間で大人気!

しかし…人気があるとはいえ、塩麹は、まだまだマイナーな調味料。使い方がわからない…そんな悩みを持つ方も多いようです。

ここでは、液体タイプの塩麹の魅力とその活用法、あわせて、ペーストタイプ・粉末タイプの塩麹との違いや活用法について、わかりやすくご紹介していきます!

塩麹の魅力をご紹介!種類による違いはある?~液体・ペースト・粉末

塩麹の魅力をご紹介!種類による違いはある?~液体・ペースト・粉末

塩麹は「米麹・塩・水」を混ぜて発酵させた日本の伝統的な調味料です。塩麹に含まれている消化酵素の力で、肉や魚を柔らかくすることができます。

ビタミンなどが豊富に含まれており、健康に気を遣う方にもおすすめ。また、塩味だけでなく独特の甘みがあるため、食材の旨みを引き出す効果もあります。

そんな魅力たっぷりの塩麹…実は形状は大きく分けて3種類。液体、ペースト、粉末の3つです。種類によって、利点や使い方が違います。以下で詳しくご紹介していきます!

漬け込む料理に最適!ペーストタイプの塩麹

塩麹と聞いてすぐに思い浮かぶのが「ペーストタイプ」の塩麹ではないでしょうか?市販の塩麹の多くが、ペーストタイプの商品となっています。

粘り気があって米粒が残っているペーストタイプは、昔ながらの定番の塩麹食材を漬け込みやすく、甘みが強いのが特徴です。

ただし使い方には注意が必要。ペーストタイプの塩麹は焦げやすいので、火にかけるときは弱火にするよう心がけましょう。

使う分量にも注意。あまり使いすぎるとしょっぱい仕上がりになり、美味しくありません。商品パッケージや料理本のレシピに書いてある通りの分量で使うことをおすすめします。

混ぜやすく使い勝手抜群!液体タイプの塩麹

塩麹は、材料である米麹のつぶつぶ感が残っているのが大きな特徴。しかし「つぶつぶ感」がある調味料は、普段使いしにくく、登場回数が少なくなってしまいます。

塩麹のこういった欠点を解消してくれるのが「液体タイプの塩麹」です。粒状の塩麹を絞って液体にしたものです。

ペーストタイプと比べ、つぶつぶ感が残らず、麹特有の香りが少ないという違いが特徴。

「しょうゆや塩に代わる調味料」として、パパッと使えるのが魅力です。他の調味料と混ぜやすく、調理の際に鍋にこびりついて焦げる心配がありません。

使い方はとっても簡単。料理初心者にピッタリの塩麹だと言えるでしょう。

味の微調整が簡単!粉末タイプの塩麹

あまり知られていませんが、通販では「粉末タイプ」の塩麹を購入することができ、料理好きの方の間で話題です。

塩麹は「漬け込んで使うもの」というイメージですが、「粉末タイプ」の塩麹は、パパッと振りかけて使うことができ、とってもお手軽

「味付き塩こしょう」や「ミックススパイス」と同じような感覚で使うことができます。振りかけた後に、塩味が足りない…と感じたら、追加で振りかけて、味の微調整をすることが可能

料理が苦手な方には「粉末タイプの塩麹」が一番のおすすめですよ。

塩麹を使って簡単料理~液体・ペースト・粉末の違いを生かしたレシピ

塩麹を使って簡単料理~液体・ペースト・粉末の違いを生かしたレシピ

塩麹を買ったものの、どんな料理に使えばいいかわからない…そんなお悩みを持つ方が多いようです。ここでは、塩麹を活用した簡単料理をご紹介していきます。

「液体・ペースト・粉末」各タイプの違いを生かしたレシピとなっていますので、参考にしてみてくださいね!

【ペーストタイプ】鮭の塩麹漬け

魚を塩麹に漬け込むと、旨みがぐんとアップします。ここでは、値段が安く手に入りやすい鮭を使ったレシピをご紹介します。

「食材を塩麹に漬け込む」場合は「ペーストタイプ」の塩麹がおすすめですよ。

鮭の塩麹漬けの作り方
鮭の塩麹漬けの作り方

【材料(2人分)】

生鮭:2切れ

塩麹:大さじ2

サラダ油:適量

大葉:適量

【作り方】

1. 生鮭はキッチンペーパーで余分な水分を拭き取っておきます。

2. 生鮭に塩麹をもみ込んで保存袋に入れ、空気が入らないように閉じて、冷蔵庫で1時間以上置きます

3. 冷蔵庫から取り出したら、塩麹を軽く落とし、フライパンにサラダ油を熱し、鮭の皮面を下にして入れます。

4. 弱火で焼き色がつくまで45分ほど焼き、裏返して34分ほど焼きます。

5. 両面が焼けたら、大葉をのせた器に鮭の塩麹漬けを盛り付けて完成です!

【ポイント】

塩麹はとても焦げやすいです。必ず弱火で焼くようにしてくださいね。

【液体タイプ】塩麹鶏の唐揚げ

美味しい鶏の唐揚げを作るポイントは、しっかりとした下味をつけること。下味に塩麹を加えると、唐揚げが柔らかくふっくらと仕上がります。

この料理では、塩麹を他の調味料と合わせる工程があるため、混ぜやすくダマにならない「液体タイプ」の塩麹を使うことをおすすめします。

塩麹鶏の唐揚げの作り方

【材料(2人分)】

鶏もも肉:300グラム

片栗粉:適量

サラダ油:適量

[特製漬けだれ]

塩麹:大さじ3

酒・みりん:各大さじ1

ごま油:大さじ1

にんにく:1(すりおろす)

しょうが:1(すりおろす)

はちみつ:小さじ1/2

【作り方】

1. 鶏もも肉をひと口大にカットします。漬けだれの材料を混ぜ合わせます。

2. 密閉袋などに鶏肉と漬けだれを入れて、一晩冷蔵庫で漬け込みます

3. バットに片栗粉を入れ、鶏肉にまぶします。

4. フライパンに深さ2cmほどサラダ油を入れ、170℃に熱します。鶏肉を入れ、ときどき返しながら5分ほど揚げます

5. 肉から出る泡が少なくなってきたら、網付きのバットに取り油を切ります。

【ポイント】

「特製漬けだれ」に一晩漬け込むことで、味が染み込み、ジューシーな唐揚げに仕上がります。漬けだれに塩麹が入っていることにより、肉は非常に柔らかくなり、美味しさがアップしますよ。

【粉末タイプ】魚の塩麹ラタトゥイユ

魚とたっぷりの野菜を簡単に調理したい方におすすめなのが「魚の塩麹ラタトゥイユ」。味つけは塩麴だけと、とても簡単!この料理を作るときには「粉末塩麹」を使うようにしてください。

料理が完成した後に塩味を足したいとき、パパッと「粉末塩麹」を振りかければOKなので、気楽に作ることができます。

魚の塩麹ラタトゥイユの作り方
魚の塩麴ラタトゥイユの作り方

【材料(3人分)】

魚の切り身:3切れ

お好みの野菜:適量

粉末塩麹:適量

オリーブオイル:適量

【作り方】

1. 魚の切り身に粉末塩麹を適量振りかけ、まぶします

2. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、魚の両面に焼き色を付けます。

3. お好みの野菜を加え、ふたをして10分煮込みます。塩味が足りない場合は、粉末塩麹を振りかけて味を調えたら、完成です!

【ポイント】

野菜の種類は何でも大丈夫です。中でも、酸味と旨みが強いトマト、甘みがあるかぼちゃや玉ねぎは特におすすめですよ。

まとめ:種類によって異なる魅力がある!塩麹をもっと活用しよう♪

塩麹は、食材を柔らかくしてくれたり、旨みをアップしてくれたり…さまざまな効能がある魅力的な調味料です。種類は「液体・ペースト・粉末」の3種類。

種類の違いが、それぞれの異なる魅力を生み出し、使い分けが楽しめる、とっても便利な一品!日々のごはん作りに、塩麹をもっと活用してみてはいかがでしょうか?

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