コーンフレーク
朝食にコーンフレークを食べたいけど、栄養が足りないんじゃない?

朝食に食べられることが多いコーンフレーク。だけど、コーンフレークだけじゃ栄養が偏りそう。そもそもコーンフレークに栄養はあるの?って心配になってしまうのもわかります。

 

今回は、コーンフレークの栄養や、コーンフレークを栄養満点にする栄養バランスアップのポイントをご紹介します。

 

コーンフレークにはどんな栄養があるの?

コーンフレークを食べる家族

コーンフレークの原料は、簡単に言うととうもろこしです。乾燥させたとうもろこしの胚乳のみを粉砕し、粒状にしたコーングリッツが主な原料。

 

市販のイングリッシュマフィンにまぶされている粉、と言えばピンとくる方もいるのではないでしょうか。

 

『朝食はコーンフレークだけ』という話もよく聞きます。あまり食欲がなくても食べやすいのは、コーンフレークの利点でもありますね。

 

ですが、実際のところ栄養バランスとしてはどうなのでしょうか。

 

コーンフレークは栄養バランスが悪い?

一般的なコーンフレークである『ケロッグ コーンフレーク』の原料を見てみましょう。

 

コーンフレークの原料

コーングリッツ(非遺伝子組換え)・砂糖・麦芽エキス・食塩・ぶどう糖果糖液糖 / ビタミンC・酸化防止剤(ビタミンE)・乳化剤(大豆由来)・ナイアシン・鉄・酸味料・ビタミンB2・ビタミンB1・ビタミンA・ビタミンD

主原料に加え、ビタミンなどが添加されているのがわかりますね。では次に、栄養成分表を見てみましょう。

 

コーンフレークの栄養/ 40gあたり(牛乳なし)

エネルギー151kcal
たんぱく質2.2~3.9g
脂質0~0.9g
炭水化物34.8g
食塩相当量0.5g
カルシウム0.5~2.5mg
1.9 mg
ビタミンA79~328µg
ビタミンB10.25mg
ビタミンB20.28mg
ナイアシン79~328 mg
ビタミンC20 mg
ビタミンD0.87~3.75µg

ご飯100gのエネルギーが168kcal、炭水化物が37.1g、たんぱく質が2.5gなので、コーンフレーク1食(40g)当たりの栄養と大きく変わりませんから、主食としての栄養は問題ありません

 

スーパーなどで手に入りやすい一般的なコーンフレークには、数種類のビタミンやミネラルが添加されているものが多いようです。

 

とはいえ、ミネラルなどが添加されていない無添加・プレーンタイプのコーンフレークもあるので、購入する際は栄養成分表をチェックしてくださいね。

 

ビタミンやミネラルが摂取できる商品も

先にもお話ししたように、市販のコーンフレークにはビタミンやミネラルが添加されている商品が多くあります。

 

鉄分や乳酸菌、葉酸などが含まれているコーンフレークがあるので、自分の体に合わせてコーンフレークを選ぶとよいでしょう。

 

「添加物って体に悪いんじゃないの?」と思われがちですが、化学調味料などとは違うのであまり心配する必要はありません。

 

コーンフレークの栄養はおやつにおすすめ!

栄養バランスを考えて作られているコーンフレークですが、食事として食べるにはやはり物足りない、心もとないと感じる方もいらっしゃるでしょう。

 

それでもコーンフレークが食べたいという時は、おやつにコーンフレークを取り入れてみてはいかがでしょうか。程よい甘さもあるので、お子様も喜びますよ。

 

ですが、通常の1食分(40g)だとおやつにはちょっと多いかもしれません。コーンフレークをおやつにする場合は、半量程度にしておくとよいですね。

 

コーンフレークの栄養アップはプラスオンがポイント!

コーンフレーク

栄養満点に見えるコーンフレークですが、体を作るのに重要なたんぱく質などはいまひとつ量が足りません。そんなときは食材をプラスオンして、栄養バランスをアップさせましょう!

 

プラスオンは、無添加でプレーンなコーンフレークがお好みの方にもおすすめですよ。

 

コーンフレークのPFCバランス

PFCバランスとは、三大栄養素であるたんぱく質(P)脂質(F)炭水化物(C)の、摂取エネルギー中の割合のこと。理想的な割合は、たんぱく質(P)13~20%、脂質(F)20~30%、炭水化物50~65%とされています。

 

理想のPFCバランス

一方で、プレーンタイプのコーンフレークのPFCバランスは以下のグラフの通り。

 

プレーンなコーンフレークのPFCバランス

コーンフレークをそのまま食べるだけでは、PFCバランスが悪いことがわかりますね。

 

生活習慣病の予防にも役立つと言われるPFCバランス。理想のPFCバランスに近づけるためのプラスオン食材をご紹介します。

 

【コーンフレーク×牛乳】簡単に栄養アップ

アップする栄養

  • たんぱく質
  • カルシウム

コーンフレークの一番ポピュラーな食べ方と言えば、牛乳をかける、ではないでしょうか。必然的に牛乳の栄養をプラスできるだけではなく、美味しくて食べやすくなります。

 

コーンフレークに牛乳をかけたPFCバランス

牛乳をかけるだけで、たんぱく質がアップしていることがわかりますね。必然的に牛乳に含まれるカルシウム量もアップするので、強い骨や歯を作るのにも役立ちますよ。

 

【コーンフレーク×ヨーグルト】ヘルシーに栄養アップ

アップする栄養

  • たんぱく質
  • カルシウム
  • ビタミン

牛乳があまり得意ではない、もう少しさっぱり食べたいという方は、ヨーグルトをプラスしましょう。糖質が多くなるのを防ぐために、無糖タイプのヨーグルトがおすすめです。

 

コーンフレークにヨーグルトをかけた時のPFCバランス

牛乳のグラフと比較してもわかるように、たんぱく質が牛乳より多く、カロリーは牛乳より低いので、ダイエットをしている方にもおすすめです。

 

さらに、フルーツやナッツをトッピングすればビタミンもアップ!食感もプラスされるのでより美味しく食べられますね。

 

【コーンフレーク×サラダチキン】たんぱく質強化

アップする栄養

  • たんぱく質
  • カルシウム
  • ビタミン
  • 脂質

たんぱく質は、一回の食事につき20g程度摂取するのが理想と言われています。牛乳やヨーグルトでもたんぱく質は摂取できますが、理想の量には及ばないのも事実。

 

コーンフレークにたんぱく質の塊とも言えるサラダチキンをプラスすると、簡単にたんぱく質が摂取できますよ。

 

サラダチキンをプラスしたコーンフレークのPFCバランス

グラフを見てもわかる通り、たんぱく質量がぐんとアップして、理想のPFCバランスに近づいていますね。

 

生野菜やブロッコリーなどの温野菜をトッピングすればビタミンもアップ。サラダチキンにはオレンジなどの柑橘系のフルーツもよく合います。

 

足りない脂質は、オリーブオイルなど不飽和脂肪酸を含んだオイルで作ったドレッシングを使用するとよいでしょう。

 

コーンフレークにプラスオン!栄養バランスを整えて

コーンフレークを食べる女性

栄養バランスを考えて作られているコーンフレークですが、足りない栄養はプラスオンして整えてあげましょう。コーンフレークの食べ方のバリエーションも増えて、食事がより充実するのではないでしょうか。

美味しくて栄養満点なコーンフレークで、1日を元気に始めましょう!

 

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