わさび菜
わさび菜、美味しくて好きだけどどんな栄養があるのかしら?

スーパーなどの野菜コーナーでも購入できるわさび菜。それほどメジャーではありませんが、体にいい栄養がたっぷりの野菜なんです。

 

からし菜の変種で、わさびのような爽やかな辛味が特徴の葉物野菜『わさび菜』について解説します。

 

わさび菜の栄養素&得られる効能(5つ)

わさび菜のサラダ

わさび菜の栄養を余すところなく摂り入れるには、サラダなどでの生食がおすすめですが、加熱しても美味しく食べられます。

 

では、わさび菜を食べるとどんな効能があるのか、わさび菜に含まれる栄養と合わせて解説していきますね。

 

免疫力の強化に役立つ

関連する栄養素
  • βカロテン
  • ビタミンB2
  • ビタミンC

わさび菜には、体の免疫力をアップしたり、皮膚や粘膜の健康を維持したりする栄養素であるβカロテン、ビタミンB2、ビタミンCが含まれています。

 

風邪や口内炎の予防に効果が期待できるので、日常的に摂取したい栄養素です。

 

βカロテンは油と一緒に摂ると吸収がよく、ビタミンB2やビタミンCは水に流れ出やすいので、上手に摂取するにはサッと水洗いして生食がおすすめ。

 

マヨネーズやオリーブオイル、ごま油など油を使ったドレッシングを合わせるとよいでしょう。

 

美容・美肌に効果的

関連する栄養素
  • ビタミンC
  • ビタミンB2

皮膚の健康を維持する栄養素であるビタミンB2に加え、体内でのメラニン色素の生成を抑えるビタミンC

 

わさび菜はこの二つのビタミンの効能で、美肌に効果的です。肌トラブルを防ぎ、透明感のあるお肌を目指したい人に、わさび菜はおすすめの食材。

 

ビタミンB2、ビタミンCともに多く摂り過ぎた場合は尿として排出され、体に蓄積されにくい栄養素ですので日々の食事でバランスよく摂取するのがよいですね。

 

いずれも水に溶けだしやすい栄養素なので、サッと洗って生食か、汁物にする場合は汁も一緒にいただくことで、栄養を無駄なく摂取できます。

 

女性の天敵・貧血の予防

関連する栄養素
  • 葉酸
  • 鉄分

貧血は多くの場合、鉄分不足によって起こります。貧血は頭痛や倦怠感、めまいなど様々な症状を引き起こすため、できる限り予防していきたいものです。

 

貧血を予防してくれる鉄分が多い食材として、レバーや大豆が挙げられますが、わさび菜にもこの栄養素が豊富に含まれているんですよ。

 

わさび菜には鉄分の吸収をよくしてくれるビタミンCもたっぷりなので、貧血に悩む方にはおすすめ。さらに鉄分の吸収をよくするなら、たんぱく質をプラスして。わさび菜のサラダに、ツナや玉子を使ってみてくださいね。

 

また、わさび菜には妊活をしている方や妊娠中の方に欠かせない栄養素・葉酸も含まれています。妊娠中には普段より多く葉酸を摂取することが推奨されているので、是非食事に取り入れてみてください。

 

ダイエットや生活習慣病の予防

関連する栄養素
  • ビタミンB2

わさび菜がダイエットにいいといっても、わさび菜だけを食べていればダイエットできるというわけではありません。

 

ではなぜダイエットにいいと言われているかというと、わさび菜には脂肪の代謝を促す栄養素であるビタミンB2が含まれているから。

 

効率よく脂肪を燃やすための役割を担っているのが、ビタミンB2。脂肪を燃焼させることで、肥満による生活習慣病の予防にもなります。

 

ダイエットの効果をより高めるなら、糖質と、豚肉に多く含まれるビタミンB1を一緒に摂るのがおすすめです。

 

抗がん・抗菌・抗カビ効果

関連する栄養素
  • アリルイソチオシアネート

わさび菜の栄養素として、わさびやからしにも含まれるアリルイソチオシアネートがあります。

わさび菜の爽やかな辛味の元がアリルイソチオシアネート。わさびなどと同様、抗菌・抗カビ作用があります。きれいに洗ってお弁当に添えれば、彩りだけでなく抗菌作用によって食中毒を防ぐことにも役立ちます。

 

また、アリルイソチオシアネートは抗がん作用があるとも言われています。日々の食事に、少しずつ取り入れていきたいですね。

 

アリルイソチオシアネートは外葉より内葉に多く含まれているので、アリルイソチオシアネートを摂りたい時は内葉を使うといいですよ。

 

栄養豊富なわさび菜も食べすぎには要注意!

お腹が痛い女性

わさび菜は100g程度の摂取であれば栄養素の1日の摂取量を超えることはなく、ビタミンB2やビタミンCは摂り過ぎても尿中に排出されるので問題ないとされています。でも実は、食べ過ぎると意外な弊害があるんです。

 

わさび菜の栄養がおならを臭くする

わさび菜に含まれるアリルイソチオシアネート。わさび菜の栄養成分として大活躍してくれる栄養素ですが、体内でガスを発生させます。

 

このため、食べ過ぎるとお腹が張ったり、おならがよく出たりします。また、アリルイソチオシアネートは硫黄化合物の一つなので、おならの匂いが強くなることも。

 

栄養豊富なわさび菜ですが、食べ過ぎには注意しましょう。

 

おならの匂いを軽減するには食物繊維がキー

わさび菜を食べたいけれど、おならが臭くなるのはちょっとという方は、食物繊維も一緒に摂るようにしてみてください。

 

食物繊維は腸内環境を整えてくれる栄養素ですので、おならの匂いを軽減できる場合があります。

とはいえ、おならの匂いの原因はアリルイソチオシアネートだけではないので、食事のバランスを整えることが一番大切です。

 

栄養豊富なわさび菜は離乳食にも使える?

離乳食を食べる赤ちゃん

ピリッとした爽やかな辛さが特徴の栄養豊富なわさび菜。実は離乳食にも使えるんです。使用する場合は「離乳食の完了期(12か月~18か月)以降」がおすすめ。

  

赤ちゃんに辛味は大丈夫?

と心配になる方もいますよね。でも、心配ありません。辛味が気になるときは、しっかり茹でることで辛味を抑えることができます。

 

細かく刻んで、みそ汁やお浸しにする他、納豆やツナ、豆腐などと混ぜると食べやすくなりますよ。

栄養たっぷりのわさび菜で体の中からキレイにしよう!

わさび菜

わさび菜は「辛いのでは?」「クセがありそう」と敬遠されることもある野菜ですが、そんなことはありません。サラダやお浸しのようにシンプルな料理もよく合う野菜です。

 

体を健康に保つだけでなくキレイにしてくれる栄養がたっぷりなので、日々取り入れていきたい食材の一つ。

 

わさび菜の持つ栄養を余すところなく吸収して、体の中からキレイにしましょう。

  

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