【ガムシロップが無い！】代用品は？違いやおすすめ商品をご紹介

暑い季節においしいアイスコーヒーやアイスティー。いざ飲もうとした時に、ガムシロップを切らしてしまったなんてことありますね。

まだ残ってると思っていたガムシロップが無いと困ります。お店に買いに行かなくても、家にあるもので代用できたら便利ですね。

 

この記事ではガムシロップと砂糖との違いや家にある代用品、ガムシロップの糖分やカロリーが気になる人のための体に優しい商品をご紹介します。

ガムシロップの代用に砂糖は使えるの？

ガムシロップが無い時の代用として、一番最初に頭に浮かぶのは砂糖です。どこの家にもあって、代用品には一番良さそうです。

 

ご家庭によっては上白糖ではなく、きび砂糖やてんさい糖などの健康にいい砂糖を使っている場合もあります。ガムシロップの代わりに、そのまま使っても大丈夫でしょうか。

 

では砂糖とガムシロップの違いや、砂糖を使った手作りガムシロップの作り方などを見ていきましょう。

ガムシロップと砂糖との違い

現在一般的に販売されているガムシロップは、甘味料の「果糖ブドウ糖液糖」を水に溶かしたものです。以前は砂糖を溶かして作られていましたが、現在は砂糖とは違う成分が使われています。

 

砂糖は高い温度で甘味を強く感じるのに対して、ガムシロップは低い温度で甘味を強く感じます。冷たい飲み物に砂糖を入れる場合は、砂糖の量を多めに入れて甘味を調整しましょう。

 

上白糖とグラニュー糖を比べると、上白糖のほうが甘味が強くコクがあります。グラニュー糖はさっぱりとした甘さがあり、飲み物の風味を損なわない利点があります。

甘さを求めるなら上白糖を、上品な味を求めるならグラニュー糖がおすすめです。

てんさい糖やきび砂糖でも大丈夫？

健康にいい砂糖と言われる「てんさい糖」「きび砂糖」「黒糖」は、精製せずに作られるため甘味がまろやかです。砂糖と同じ量をガムシロップの代用として使うと、甘味を感じにくいかもしれません。

 

精製しない砂糖のため独特の風味があり、飲み物に入れると好みが分かれる可能性があります。

 

「三温糖」は茶色をしているので、体に良さそうなイメージがありますね。三温糖は砂糖を作った残液を煮詰めて作ったもので、茶色は加熱の時にカラメル化した色です。ミネラルが豊富なわけではありませんのでご注意を。

 

三温糖は上白糖に比べて甘味が強いので、ガムシロップの代用として使うなら上白糖と同じか少し少なめに入れるといいでしょう。

【レンジでパパっと！】一人分のガムシロップの作り方

砂糖をそのまま飲み物に入れると、後で溶け残った砂糖がじゃりじゃりすることがあります。砂糖を使った1人分のガムシロップを、レンジでさっと作っちゃいましょう。

【ポイント】

市販のガムシロップ1個と同じ割合のレシピです。甘いのが好きな人は砂糖の量を増やしてください。加熱し過ぎるとカラメル化しますので、砂糖が溶けたらレンジから取り出しましょう。

砂糖よりも使いやすい！実用的なガムシロップの代用品

冷たい飲み物に使うなら、砂糖より溶けやすい液体のものが便利です。ガムシロップが無い時の代用以外に、カロリーの低さや血糖値が上がりにくくなる効果が期待できる代用品もあります。

 

ここからは皆さんご存じの定番のガムシロップの代用品や、最近海外セレブにブームのあまり聞きなれないシロップなど詳しくご紹介します。

ガムシロップ代用の定番！【はちみつ】

ガムシロップの代用と言えば、砂糖の次に頭に浮かぶのは「はちみつ」ではないでしょうか。砂糖の代わりにはちみつを使うご家庭も多いので、常備しているかもしれません。

 

はちみつは花の蜜を蜂が集めることで作られます。花の蜜はそのままでは、水分が80％のさらさらの液体です。

蜂が花の蜜を集める過程で蜂の唾液に含まれる酵素に反応したり、蜂の羽ばたきで水分を蒸発させることで独特のどろっとしたはちみつになると言われています。

 

ガムシロップの代用で使う場合は、ガムシロップと同じくらいの量を入れるといいでしょう。はちみつはどろっとしているため、溶けずに底にたまることがあります。使うときには。底の方までよくかき混ぜてくださいね。

水飴もおいしい

水飴は昭和の時代の人たちにはおなじみの、甘くておいしいおやつですね。冬になるとがちがちに固まって、割りばしが折れたなんて記憶のある人もいるでしょう。筆者はスプーンをぐにゃりと曲げた経験があります。

 

水飴は砂糖を煮詰めて作られているイメージがありますが、実はそうではありません。でんぷんを酵素や酸で反応させて作った、甘味料の麦芽糖（マルトース）が主な原料であることが多いようです。砂糖が普及する前には、水飴が料理やお菓子に甘味を付けるために使われていました。

 

水飴をガムシロップの代用で使うなら、ガムシロップと同じくらいの量を入れるとOKです。冷えるとどろっとして溶けにくいので、よく溶かして使ってください。

【甘い香り】メープルシロップ

パンケーキにかけたりお菓子の材料として使ったり、メープルシロップは使い道の多いシロップです。ご存じの方も多いと思いますが、メープルシロップはカエデの木の樹液を煮詰めたものです。

 

メープルシロップの糖度は66％で、ガムシロップとほぼ同じです。代用として使うときはガムシロップと同じくらいの量を入れるといいでしょう。

メープルシロップには独特の甘い香りがするため、入れた飲み物によっては風味が変わる場合があります。

【腸活にも！】オリゴ糖

オリゴ糖は何となく腸に良いイメージがありますね。オリゴ糖は実に様々な種類があり、本来はショ糖や麦芽糖もオリゴ糖の一種です。

 

現在「オリゴ糖」の名前で売られているものは「難消化性オリゴ糖」がほとんどです。難消化性オリゴ糖は消化されずに大腸まで届き、ビフィズス菌などの善玉菌のえさになって腸内環境を整えると言われています。

 

オリゴ糖をガムシロップの代用として使うときは、ガムシロップと同じ量で大丈夫です。オリゴ糖は摂り過ぎると、おなかがゆるくなったり張ったりすることがありますので気を付けましょう。

【血糖値が上がりにくい】アガベシロップ

近年欧米のセレブたちの間で注目度が上がり、日本でも紹介されることの多くなった「アガベシロップ」。耳慣れない名前ですが、血糖値が上がりにくい低GI食品として人気のシロップです。

 

原料はメキシコ産の「ブルーアガベ」というラン科の植物です。日本名は「テキーラリュウゼツラン」で、名前の通りテキーラの原材料として使われています。アガベシロップを発酵させ、蒸留して作られたのがテキーラです。

 

天然の甘味料でGI値は砂糖の約1/6と言われており、食後血糖値の急上昇がないことが特徴です。甘さは砂糖の1.3倍のため、ガムシロップの代用で使うときは控えめに使うのがおすすめですよ。

【ガムシロップと同じ成分】かき氷のみぞれシロップ

夏にカキ氷用に買ったみぞれシロップが残っていたら、ガムシロップの代用に使えます。みぞれシロップは無色透明のため、みぞれ味のカキ氷を食べている人はシロップをかけてないように見えて面白いですね。

 

各メーカーで出されているみぞれシロップの成分を見ると、果糖ブドウ糖液糖と香料などが使われていました。これはガムシロップとほぼ同じ成分ですので、ガムシロップの代用にはぴったりと言えます。

まとめ～ガムシロップの代用品は豊富にある

冷たいドリンクに入れるガムシロップが無いときには、さまざまな代用品が使えます。中にはガムシロップより代用品の方がおいしくて、普段使うシロップに格上げされるなんてこともありそうですね。

 

どの甘味料も甘味のあるものは、摂り過ぎると体調に影響がある可能性があります。適量をほどよく摂って、末永く甘味を味わってくださいね。