そんな疑問に答えます。
おしゃれなカフェで出てくるイメージの強いフレンチトーストですが、実は自宅で簡単に作れるメニューです。
食パンやフランスパンに牛乳を一晩漬けるのが定番ですが、豆乳に置き換えればよりヘルシーで、もちもちに仕上がります。ぜひ、明日の朝ご飯に向けて下ごしらえをしませんか。
目次
フレンチトーストを豆乳で作るメリットとは?
フレンチトーストとは食パンなどに牛乳や卵を漬けるのが定番ですが、これを豆乳に置き換えるとどのような効果があるのでしょうか。
単純に豆乳のやさしい甘みが楽しめるだけじゃなく、メリットがいろいろあるんです。
手軽に豆乳の栄養価を吸収できる
豆乳には健康的な体を維持するときに必要不可欠なビタミンやミネラルが沢山含まれています。
「大豆から作られる豆乳は体にいい」というイメージは広がっていますが、具体的にはどのような効果があるのでしょうか。
- 鉄分:鉄分はヘモグロビンを形成するのに重要で、不足すると貧血や疲労に繋がります。
- 葉酸:赤血球の生産を助け、貧血を予防します。妊婦さんは特に必要と言われている成分です。
- マグネシウム:体温や血圧の調整をしてくれる成分。高血圧の予防に効果的と言われています。
- カリウム:体の中の水分バランスを保ち、不要な塩分を排出します。高血圧予防やむくみ解消に繋がります。
- 大豆イソフラボン:女性ホルモンと似た働きをして、骨粗鬆症予防や美容効果、アンチエージングに繋がる成分です。
- 大豆サポニン:ポリフェノールの一部で、抗酸化作用を発揮するので、動脈硬化予防に効果があります。
豆乳は健康のためにも積極的に取り入れたいけれど、毎日飲み続けるのも飽きてしまう…というのが正直なところ。
だからこそ、豆乳フレンチトーストのように、料理に使うことで、無理することなく定期的に豆乳を摂取できるように意識したいものです。
豆乳で作ればフレンチトーストもカロリーオフ
フレンチトーストを作るときに、牛乳ではなく豆乳で作るとカロリーオフにも繋がります。
・牛乳100mlのカロリー 66.9Kcal
・豆乳100mlのカロリー 45.9Kcal
とても大きな差と言うわけではありませんがダイエット中でも甘いものが食べたいという方には気になる数字です。
さらにカロリーオフしたいという方には、「卵黄を使わない」「卵そのものを使わない」「砂糖は使わない」という方法もあります。
フレンチトーストがもっちり仕上がる
豆乳をそのまま飲むと、牛乳よりも少しもったりとした重さを感じることはありませんか。豆乳は牛乳と比較すると、少しだけこってりとした濃度に仕上がっています。
このおかげで、食パンやフランスパンに浸した時に「パンが水分を吸収しすぎてビシャビシャになる」という事態を避けることができます。
カフェで食べるような本格的なフレンチトーストを作りたいときは、豆乳を使うことでもっちりとした食感を引き出せますよ。
豆乳でも味のバリエーションは色々
豆乳の中にも、無調整豆乳というシンプルなものから、味のついた豆乳飲料までバリエーションが豊富です。
シンプルに豆乳の味を楽しみたい場合には、無調整豆乳がおすすめです。でも、毎回大豆の味を感じるとちょっと飽きてしまう…と感じる人もいらっしゃるかもしれません。
そのような場合には、味のついた豆乳飲料も使い分けましょう。ココア味やバニラアイス味の豆乳飲料でフレンチトーストに挑戦すれば、新しいレシピが生まれるかもしれません。
ふわふわで大人気!甘い豆乳フレンチトーストレシピ3選
カフェで食べるようなもちもちのフレンチトーストも、豆乳を使えば簡単に自宅でできてしまいます。
まずは基本の作り方をマスターしてから、フルーツやソースでのトッピングでのアレンジに挑戦してみましょう。ひと晩つけるだけで、絶品お店の味が楽しめますよ。
基本の「豆乳フレンチトースト」
シンプルだからこそ豆乳の味わいが楽しめる、基本の豆乳フレンチトーストの作り方をご紹介します。焼きながらハチミツを少し垂らすのが、こんがりと美味しい香りに仕上げるコツです。
【材料】(二人分)
・6枚切りの食パン 2枚
・無調整豆乳 150ml
・卵 2個
・砂糖 大さじ2
・バター 10g
・ハチミツ 大さじ1
・粉砂糖 少々
【作り方】
1.食パンを三角になるように真ん中でカットする
2.ボールに豆乳・卵・砂糖を加えて混ぜ合わせる
3.豆乳液の入ったボールにパンを入れて浸す
4.全体的に染みたら、裏側もしっかり浸す
5.時間にゆとりがあれば一晩寝かす(なければ5分ほどでもOK)
6.フライパンを熱して、バターを溶かし、ハチミツも加える
7.しっかり浸った食パンを片面ずつじっくり焼く
8.お皿に盛りつけて、粉砂糖を振ったら完成
このレシピは食パン6枚切りを使いましたが、もっとボリュームを出したければ4枚切りを使いましょう。
パンが分厚くなる分、全体が上手に浸らない場合は、豆乳の量をレシピ記載量よりも増やしてみてください。食パン全体に卵と豆乳液が広がり、染み染みになればOKです。
また、こちらはハチミツの香りをしっかりと楽しめるレシピですので、ハチミツにもこだわると、なお美味しいフレンチトーストに仕上がりますよ♪
黒蜜&きなこで和風豆乳フレンチトースト
豆乳を使うことで和風スタイルにフレンチトーストを格上げすることができますよ。
ちょっと濃いめにいれた緑茶と一緒に楽しめば、素敵なお茶の時間になります。午後の休憩タイムにぜひ楽しんでみてくださいね。
【材料】(二人分)
・4枚切りの食パン 2枚
・無調整豆乳 200ml
・粉黒糖 大さじ3
・たまご 2個
・塩 ひとつまみ
・バター 10g
・きなこ 少量
【作り方】
1.ボールにたまご・粉黒糖・塩・豆乳を加えて混ぜる
2.ボールの豆乳液に食パンを入れ、片面ずつしっかり浸す
3.フライパンでバターを熱しとけたら弱火にする
4.食パンを片面ずつゆっくりと焼く
5.焦がさないよう注意しながら両面焼き色が付いたらOK
6.お皿に盛りつけて、きなこを散らしたら完成
黒糖を使うことで粉砂糖よりもこってりとした味わいに仕上げることができます。また、トッピングに使うきなこは、豆乳と同じく大豆から作られているので、相性ばっちりです。
甘さが足りなければ黒蜜を垂らしても美味しく仕上がります。
トースターで作るリンゴ乗せ豆乳フレンチトースト
豆乳フレンチトーストに挑戦したいけれど、一つ一つフライパンで焼いていくのはちょっと手間だな…と感じることもあります。
そんな方におすすめしたいのが、耐熱容器にすべての材料を入れてオーブントースターでチンする方法です。まとめて沢山作りたい時にはもちろん、手土産として持っていく時にも、喜ばれる見た目に仕上がります。
【材料】(二人分)
・食パン 2枚
・卵 2個
・豆乳 150ml
・バニラエッセンス 2滴
・砂糖 大さじ3
・バナナ 1本
・リンゴ 半分
・シナモンパウダー ひとつまみ
・バター 10g
【作り方】
1.ボールに卵・豆乳・バニラエッセンス・砂糖を加えて混ぜる
2.一口大にカットした食パンを、豆乳液に漬けて10分ほど置く
3.その間にバナナとリンゴを薄切りにする
4.耐熱容器の内側にバター(分量外)を塗っておく
5.容器に浸したパンを入れて、スライスした果物を載せる
6.果物の上からシナモンパウダーを散らし、バターを載せる
7.オーブントースターに入れて、10分ほど焼いたら完成
豆乳・卵・果物が入った栄養満点の豆乳フレンチトーストは朝ご飯にもピッタリです。
夜のうちに耐熱皿に全部をセットしておき、朝起きてからオーブントースターにいれるだけで、しっかり一晩つけたもちもちのフレンチトーストが手軽に食べられますよ。
レシピではバナナ&リンゴを使いましたが、お好みのフルーツやドライフルーツなどをトッピングしてアレンジをお楽しみください。
砂糖なし!ごはん系豆乳フレンチトーストレシピ3選
甘いものは苦手…という方でも、豆乳フレンチトーストを楽しんでいただけます。
牛乳でなく豆乳を使っているので、ほんのりと大豆本来の優しい甘みはありますが、アレンジ次第でごはん系フレンチトーストにも仕上がります。
基本の「甘くない豆乳フレンチトースト」
まずは砂糖なしの基本の甘くないフレンチトーストを作ってみましょう。
休日の朝ご飯にのんびりと作って、ソーセージや目玉焼きに添えたら、おうちにいながらおしゃれカフェのモーニングを楽しんでいるような気分になれますよ。
【材料】(二人分)
・食パン 2枚
・卵 1個
・豆乳 150ml
・塩コショウ 少々
・粉チーズ 大さじ1
・パセリ 大さじ1
・バター 10g
【作り方】
1.食パンを食べやすく半分に切る
2.卵・豆乳・塩コショウ・粉チーズ・パセリをボールに入れて混ぜる
3.食パンを片面ずつ、豆乳液に漬ける(片面5分ずつがおすすめ)
4.フライパンにバターを入れて弱火にかける
5.食パンをゆっくりと片目ずつ焼き、両面色が付いたら完成
今回はシンプルなレシピをご紹介しましたが、もう少し塩気と味わいをプラスアルファしたければ、マヨネーズを薄めにと食パンに塗ってから焼くのもおすすめです。
こんがりとマヨネーズが焼けてくる香りは、たまらなくなります。
ハムチーズ入り豆乳フレンチトースト
豆乳フレンチトーストを、朝ご飯にピッタリにアレンジしてみましょう。定番の作り方にハムとチーズを加えるだけですが、ボリュームUPして満足度も上がります。
【材料】(二人分)
・フランスパン 1本
・ハム 4枚
・とろけるチーズ 2枚
・マヨネーズ 適量
・塩コショウ 少々
・卵 1個
・豆乳 200ml
・バター 10g
【作り方】
1.フランスパンを4cmほどの厚さにカットする
2.ボールにマヨネーズ・塩コショウ・卵・豆乳を入れてまぜる
3.豆乳液に切ったフランスパンを漬ける
4.大きめのフライパンにバターを入れて弱火にかける
5.染みたフランスパンを片面焼く
6.一度裏返したらハムととろけるチーズを乗せる
7.フライパンに蓋をしてチーズが溶けたら完成
フランスパンを冷凍保存している場合は、凍ったまま豆乳液に漬けて、手順通り焼けば大丈夫です。
このレシピではフランスパンを使いましたが、4枚切りの食パンなどでも作れるので、家にあるパンを使って挑戦してみてくださいね。
カレー入りがっつり豆乳フレンチトースト
豆乳フレンチトーストを、ランチ向けのボリュームにアレンジしましょう。
フレンチトーストは甘いものというイメージを払拭してくれるカレーフレンチトーストは、休日のお昼ごはんにピッタリです。サラダを添えてお召し上がりください。
【材料】(二人分)
・食パン 2枚
・とろけるチーズ 2枚
・カレー 適量
・卵 1個
・豆乳 200ml
・塩コショウ 少々
・パルメザンチーズ 大さじ1
・バター 10g
【作り方】
1.ボールに卵・豆乳・塩コショウ・パルメザンチーズを加え混ぜる
2.豆乳液に食パンを浸す
3.フライパンにバターを落とし弱火にかけて溶かす
4.染みた食パンを片面焼く
5.裏返したら、焼けた面にカレーととろけるチーズをたっぷり乗せる
6.裏面も良い焦げ色が付いたら完成
前日に残ったカレーがある時にぜひ作りたいレシピです。ほかにも、トマトソースやホワイトシチューなどでも代用できるので、覚えておくと便利な簡単アレンジテクニックです。
子供が喜ぶ!おやつや離乳食におすすめ豆乳フレンチトースト3選
あまりフレンチトーストを自宅で食べたことがないという方でも、一度作ってしまえばあっという間に覚えられるほど工程は簡単です。
体にいい豆乳を少しでも子供に食べてほしい方に向けて、お子様向けのレシピもご紹介します。
油・砂糖・卵なし!離乳食向けの豆乳フレンチトースト
少しずつごはんが食べられるようになってきた赤ちゃんの離乳食として、豆乳フレンチトーストは便利です。
このレシピは油・砂糖・卵なしで、離乳食中期の赤ちゃんが食べれるようにアレンジしました。豆乳フレンチトーストを自分で持って食べられるので、赤ちゃんにとって楽しいごはん時間になりますよ。
【材料】(食パン1枚分)
・食パン 1枚
・豆乳 50ml
・水 大さじ1
【作り方】
1.食パンを二等分に切る
2.ボールに豆乳を入れて食パンの両面を浸す
3.フライパンに水大さじ1を入れ、クッキングシートを敷く
4.クッキングシートの上に染みた食パンを乗せ弱火で焼く
5.片面に色が付いたら、裏返して、フライパンに蓋をする
6.裏面にも色がついたら完成
クッキングシートを使うことで、油を使うことなくフレンチトーストが簡単に作れちゃいます。
このレシピでは卵を使いませんでしたが、すでに卵デビューをしているお子さんであれば、栄養価の高い食材なので入れてあげましょう。
パンの耳で豆乳フレンチトースト
離乳食中には「自分で持って食べられる」アイテムのバリエーションを増やしておくと、ごはんの時はもちろん、おやつタイムにも助かります。
豆乳フレンチトーストをパンの耳を使って作る方法をご紹介します。
【材料】(2食分)
・パンの耳 食パン2枚分
・卵 1個
・豆乳 100ml
・バター 5g
【作り方】
1.ボールに卵と豆乳を入れてかき混ぜる
2.3cmほどに切ったパンの耳を豆乳液に加える
3.バターをひいたフライパンに染みたパンの耳を並べる
4.弱火で焼き始め、色が付いたら裏返す
5.両面に良い焼き色が付いたら完成
こちらのレシピは卵を使用しています。卵デビューしていない赤ちゃんの場合は、卵なしで作るようにしてください。
そのまま食べても美味しいですし、もう少しボリュームアップさせたければ、いちごやみかんなどのフルーツを添えるのもおすすめです。
少し甘さを足してあげたければ、豆乳液にオリゴ糖を加えるのもおすすめです。赤ちゃんの腸内環境を整えるのを手伝ってくれます。
バナナが甘い豆乳フレンチトースト
とびきりのおやつを楽しみたい時には、甘い果物の王様バナナを活用しましょう。
バナナとシナモンパウダーのおかげで、甘味料を加えなくても十分美味しい豆乳フレンチトーストに仕上がります。わくわくするお子様と一緒に作ってみてください。
【材料】(2人分)
・食パン 2枚
・豆乳 200ml
・卵 1個
・シナモンパウダー 小さじ1
・バナナ 1本
・バター 10g
【作り方】
1.豆乳と卵をボールに入れて混ぜる
2.食パンを豆乳液に片面ずつ浸す
3.フライパンにバターを入れて弱火で溶かす
4.食パンを片面ずつじっくりと焼く
5.輪切りにしたバナナをフライパンの端で焼く
6.お皿にフレンチトーストを盛り付ける
7.焼きバナナとシナモンパウダーをトッピングして完成
今回はシンプルにシナモン&バナナのトッピングにしましたが、少し甘さを足したい場合にはココアパウダーを振ったり、チョコレートソースをかけるとボリュームアップします。
まとめ:豆乳フレンチトーストはごはんからおやつまで大活躍!
豆乳フレンチトーストは、カフェなどで見かけることはあっても、日常的に家で作っているという人は少ないかもしれません。
でも、一度作り方を覚えてしまえば、実はとっても簡単。ドタバタしている朝ご飯から、休日のランチや子供の離乳食にまでとアレンジ自在のフレンチトースト。
甘党の方はもちろんですが、甘いものが苦手という方でも、甘くないレシピの方に挑戦してみてください。