電気圧力鍋は炊飯器として使える?違いの比較&美味しいご飯の炊き方
炊飯器の代わりに電気圧力鍋が使えるって聞いたけど、ホントかな?
電気圧力鍋で作る、美味しいご飯の炊き方があったら知りたいな。

そんな疑問にお答えします。

煮込み料理から無水調理・蒸し料理など、多機能調理ができる電気圧力鍋。ほとんどの電気圧力鍋には、炊飯機能も備わっているのをご存知ですか?そうであれば、電気圧力鍋があれば、炊飯器はいらないのでは?

ここでは、電気圧力鍋と炊飯器の違いを比較し、美味しいご飯を炊くにはどちらが便利なのかご紹介していきます。

電気圧力鍋と炊飯器の違いを3つの要素で徹底比較!

電気圧力鍋は、カレーやシチューなどの煮込み料理を加圧調理して、炊飯もできるという多機能調理が可能な家電です。

一方、炊飯器はお米を炊くのに特化した調理家電。2つの家電それぞれが、特化している部分に違いがあるので、購入する際のポイントにしてみてくださいね。

大まかな違いを比較

加圧調理ができる電気圧力鍋と、お米を炊くのに特化した炊飯器。両者の違いは以下の通りです。

 電気圧力鍋炊飯器
容量2~5合1合〜1升
最高温度約118℃以上約60度~約100度
(圧力IH炊飯器は約104℃)
調理時間
(3合の場合)
30〜40分1時間
電気代
(3合の場合)
約10円約17円
価格1万円〜3万円1,000円〜10万円

一人暮らしから大家族まで、ニーズに合わせた容量に対応していたり、比較的安価な価格だったりと、炊飯器の方が手軽さがありますね。

一方、初期費用がかかってしまうものの、高温調理ができるため短時間で電気代を少し抑えて炊飯できるのは、電気圧力鍋という結果になりました。

細かな機能の違いで比較

電気圧力鍋と炊飯器は、ボタン一つで炊飯できるところは同じです。ただ、設定できる機能に違いがあるので、詳しく比較していきましょう。

炊飯器の場合

炊飯器は炊飯機能に特化しているため、調理の幅については玄米や雑穀米など白米以外が炊ける機能がある程度です。

最近は、一部の炊飯器に、パンやケーキなどの発酵調理・蒸し料理・煮込み料理・低温調理など炊飯以外の機能が備わっている機種もあります。炊飯と調理を同時に行いたいという方には、便利に活用できますね。

ただ、調理機能がない炊飯器で行うと、故障や事故が起こりやすいので、購入の際にきちんと確認しておきましょう。特に、圧力炊飯器の場合は、蒸気穴が詰まり中身が飛び散るなどで火傷の原因にもなります。

電気圧力鍋の場合

電気圧力鍋では、炊飯以外にも様々な多機能調理に優れています。

圧力調理はもちろん、食材に含まれている水分だけで調理する無水調理モード、沸騰せずじっくり加熱するスロー調理ができます。

また、パン・ケーキから、甘酒・ヨーグルトを作れる発酵調理や、プリンなどのデザート系の蒸し料理も可能。

さらに、料理の温め直し、グリル鍋として使用できる鍋モード、料理名を選んで材料を入れるだけの自動メニューなど、メーカーによって機能が充実しています。

以上を踏まて炊飯器と比べると、炊飯以外の調理も楽しみたい場合は、電気圧力鍋の方が使いやすいといえそうです。

白米の炊き上がりで比較

炊飯器と電気圧力鍋では、白米を炊いた際の仕上がり・保温などにも違いがあります。詳しく見ていきましょう。

炊飯器で炊いた場合

炊飯器で白米炊くと、粒が立ち、ふっくらと炊き上がります。そのまま、約60℃~約74℃の設定で、12~24時間程度自動保温することができます。

美味しさがキープできるのは、せいぜい56時間ですが、電気圧力鍋と比べると圧倒的に長く保温できますよ。ご飯の味には妥協したくない、炊き立てのご飯がいつも食べたい人は、炊飯器の方が便利かもしれません。

また、ご飯を柔らかくしたり、硬めにしたりと自分や家族の好みに合わせて炊き分けできるのも、炊飯器ならではの嬉しいポイントです。

電気圧力鍋で炊いた場合

電気圧力鍋でご飯を炊いた場合は、お米が柔らかくもっちりしています。ほんのりした甘みがあり、もち米に近い食感が楽しめますよ。

ただ、ご飯の保温がない機種や、炊いた後にすぐ保温ボタンを押す必要がある機種も。メーカーによっては、保温機能があるものの、35時間程度で、炊飯器ほどの長時間保温には対応していません

炊いたときにすぐ食べきる、もしくは残ったものは冷凍するという方には気にならないデメリットかもしれません。

炊飯器の代用として電気圧力鍋を使うといいのはこんな人

電気圧力鍋と炊飯器では、「お米を炊く」事に関しては炊飯器の方がやや使い勝手が良さそうですね。ただ、次の条件を満たす方は、電気圧力鍋でご飯を炊く方が便利ですよ。

学生や一人暮らしの人

一人暮らしの学生や社会人で、「買う家電は最小限にしたい」「置くスペース、もしくは収納が少ない」人には、電気圧力鍋を使う方が便利です。

電気圧力鍋は炊飯器と比べると価格がやや高いですが、時短と電気代の節約が可能に。炊飯以外の調理もできるので、仕事や学業が忙しい人であれば、元は十分取れます。

また、容量が小さいミニサイズの機種を選べば、置き場所に困る事もありませんよ。ご飯の炊き方にも特にこだわりがなければ、電気圧力鍋がおすすめです。

作り置き習慣がある人

「ご飯はまとめて炊いて冷凍している」「作り置きの習慣がある」人にも、電気圧力鍋を炊飯器として使うのがおすすめですよ。

また、毎日炊飯しないのであれば、電気代の節約にもなります。週に12度、ご飯を炊いて小分けに冷凍。電子レンジで温めれば、炊き立てのように温かいご飯がいつでも食べられます。

また、炊き立てのご飯をすぐ冷凍してしまうのであれば、電気圧力鍋に保温機能が備わってなくても、特に支障がなく使えます。

おかずとご飯を同時調理したい人は兼用も

「おかずとご飯を同時に調理したい」「大家族で炊飯の回数が多い」という人には、電気圧力鍋と炊飯器どちらも使うという手も。

電気圧力鍋で簡単におかずを調理しながら、炊飯器でご飯を炊くことで、調理の短縮をしながらご飯も炊く事ができます。

ただし、同時に電気を使うので電力に負荷がかかるため、ブレーカーが落ちる可能性が。自宅で契約しているアンペア(電流量)を確認してから、活用するようにしてくださいね。

電気圧力鍋を使って美味しくご飯を炊くコツ

炊飯器よりも早く、もちもちっとした食感でご飯が炊ける電気圧力鍋。

ですが、いざ炊いてみると、炊き方によっては「美味しくない…」「まずい」なんてことも!ここでは、失敗しない電気圧力鍋を使ったご飯の炊き方をご紹介していきます。

吸水はしない

電気圧力鍋でご飯を炊く際は、お米を研いだら吸水せず、すぐに加圧を始めましょう。お米の吸水をしてしまうと、ご飯がべちゃっとなり、柔らかくなり過ぎてしまいます。

通常の炊飯器では、吸水する事で、米の中心にまで水分が浸透して美味しいご飯になりますが、電気圧力鍋はそうではないようです。

吸水時間を設けず、水でお米を研いだら、一気に加圧した方が時短でご飯美味しくなりますよ!

炊き上がり後は15分程度蒸らす

ご飯が炊き上がったら、すぐに蓋を開けず、15分程度蒸らしましょう

ご飯をすぐ食べたいと思い、取り出してみると、「べっちゃっとしてる」「芯が残ってる」なんて状態に。15分蒸らすだけで、べちゃっとした感じは消え、1粒1粒が立ったモチモチした食感のご飯になりますよ。

また、15~30分程度蒸らしてみると、さらに味が馴染んで美味しく仕上がります。時間がある時に試してみてくださいね。

お米は4合まで

電気圧力鍋で美味しくご飯を炊く場合は、4合までを炊くようにしましょう。電気圧力鍋の機種によっては、10合も炊ける機種もあります。

ですが、実際に10合炊いてみると、下の方のお米が潰れてしまい、「美味しくない」という結果に。多めに炊いて作り置きしておく方が便利ですが、ご飯が美味しく炊けないと意味がなくなってしまいます。

初めて電気圧力鍋でご飯を炊く場合は、2合から様子見で炊いて自分好みの柔らかさを探っていくのもいいかもしれませんね。

まとめ:炊飯器の代わりに電気圧力鍋を有効活用しよう!

電気圧力鍋の炊飯機能は、工夫次第で炊飯器よりも美味しいご飯を炊けて、時短や節約も可能です。

これから新生活が始まり、家電を購入するという方は、ぜひ電気圧力鍋でご飯を炊くことも検討してみませんか。電気圧力鍋であれば、炊飯機能以外の調理モードも楽しめますよ!

用途別の圧力鍋の選び方は、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

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