おかゆを炊くなら圧力鍋が便利!白粥からアレンジお粥まで自由自在!

圧力鍋でおかゆが炊けることを知っていますか?

離乳食や体調の悪い時だけではなく、ダイエット食としても注目されているおかゆ。生米から炊くとおいしいのはわかっていても、時間がかかるし目を離せないので作るのがおっくうになってしまいますよね。

でも、圧力鍋を使えばとても便利!手間もかけずにおいしいおかゆが簡単に作れます。この記事では、圧力鍋でおかゆを炊くコツや、さまざまなおかゆのレシピをご紹介します。

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圧力鍋でおかゆを炊くことのメリットとは?

圧力鍋でおかゆを炊くことのメリットとは?

わざわざ圧力鍋を使わなくても、普通の鍋や炊飯器を使ってもおかゆは炊けますよね。では、おかゆを炊くために圧力鍋を使うメリットはどこにあるのでしょうか?

圧力鍋でおかゆを炊くと圧倒的に時短になる!

普通の鍋で生米からおかゆを炊く場合、火にかけてから沸騰するまで5~10分、その後弱火で30~40分、さらに10分前後蒸らして完成。

つまり、火にかけてからでき上がるまでに50~60分ほどかかるということになります。

また、おかゆモードのある炊飯器でもおかゆは炊けますが、スイッチを押してから60~80分程度かかるのが一般的です。

それに対し、圧力鍋でおかゆを作ると沸騰してからの加熱時間が5~15分程度と圧倒的に短くなります。

ただし、圧力が下がるまで放置する必要があるので、蒸らし時間がやや長め。それでも、鍋や炊飯器に比べると1/3~半分ほどの時間でおかゆを炊くことができます

いろいろなおかゆを簡単に作れる!

おかゆにはいろいろな種類がありますよね。白粥だけでも、三分粥、五分粥、七分粥、全粥、軟飯などいろいろな種類がありますが、どの硬さのおかゆも圧力鍋で簡単に作れます。

また、作り方を少し工夫すれば、卵粥や七草粥、雑炊など具材の入ったおかゆを作れますし、中華粥や洋風のリゾットなども手間をかけずに簡単に作ることができます。

また、鍋や土鍋で炊く場合と違い圧力鍋ならずっとそばで見守る必要はなく、1回の火力調整と消火さえすれば、あとは放置しておけることもメリットのひとつと言えますね。

量さえ守れば吹きこぼれる心配がない

お粥を炊く場合、いちばん多い失敗が吹きこぼれではないでしょうか。鍋や炊飯器でおかゆを炊いた時に、吹きこぼれさせてしまった経験がある人も少なくないのではないかと思います。

圧力鍋でおかゆを炊く場合も、鍋や炊飯器と同様に吹きこぼれやすいので注意が必要です。吹きこぼれを防ぐためには、多くても米と水の量を合わせて圧力鍋の1/3以下にすることが重要。これだけは厳守してください。

できれば、圧力鍋の1/4くらいの量に抑えておくと、さらに安心です。

しかし、逆に言うと、量さえ守っていれば、圧力鍋でおかゆを炊いても吹きこぼれる心配はほとんどありません

ただし、おかゆを炊き終わった後は、圧力鍋の蒸気口やノズルなどをしっかりと洗い、目詰まりがないかどうかを確認するようにしましょう。

圧力鍋でおかゆを炊こう!基本の白粥のレシピとコツ

圧力鍋でおかゆを炊こう!基本の白粥のレシピとコツ

それでは、圧力鍋でおかゆを炊く方法を解説します。基本的な作り方をマスターすれば、いろいろなアレンジができるので、ぜひ覚えてくださいね。

白粥の種類と米と水の分量

おかゆのレシピを見ると、五分粥、10倍粥、全粥などいろいろな種類のおかゆがありますよね。

〇分粥と〇倍粥と二通りの呼び方があるので非常にややこしいのですが、これらのおかゆの種類は硬さの違いによるものです。おかゆの種類ごとの米と水の分量を見てみましょう。

おかゆの種類米と水の分量(米:水)
3分粥(20倍粥)1:20
5分粥(10倍粥)1:10
7分粥(7倍粥)1:7
全粥(5倍粥)1:5
軟飯1:3~1:2

上の表を見てわかるように、五分粥と10倍粥は同じもの。米に対して10倍の水を入れて炊くおかゆのことです。離乳食では、5~6ヶ月の初期の赤ちゃんに食べさせるおかゆになります。

一般的に、おかゆと呼んでいるのは全粥のこと。つまり、米の5倍の水を入れて炊くおかゆです。

3分粥、5分粥という呼び方は、全粥に対する固形(米)の割合が3分(3割)、5分(5割)という意味で付けられています。

圧力鍋を使って生米から炊く全粥の作り方

圧力鍋で生のお米から炊く全粥(5倍粥)のレシピをご紹介します。さまざまなおかゆの基本となる作り方なので、ぜひマスターしてくださいね。

材料と作り方
圧力鍋を使って生米から炊く全粥の作り方

【材料】(約2人分)

米 1/2合(75g)

水 375g

塩 少々

※米:水が1:5になるように調整してください。

※米1合は150gです。

【作り方】

1.米は洗ってザルにあげ、水をよく切っておく。

2.圧力鍋に分量の米と水を入れ、フタをセットして火にかける。

3.最初は鍋底から出ない程度の強火にし、圧力がかかったら弱火にする。

※ 加圧時間の目安は高圧なら3~5分、低圧(普通圧)なら10~15分

4.火を止めてそのまま15分ほど放置して蒸らす。

5.お好みで塩を振って軽く混ぜる。

【ポイント】

米と水の量は、圧力鍋の1/3のラインを絶対に超えないようにしてください。吹きこぼれる恐れがあります。

圧力鍋でごはんからおかゆを作る場合のレシピ

生米からおかゆを炊くとおいしいおかゆが炊けますが、やや時間がかかってしまうのが難点ですよね。もっと簡単に作るには、炊いたごはんからおかゆを作る方法がありますが、その場合も圧力鍋を使うと時短になります。

材料と作り方
圧力鍋でごはんからおかゆを作る場合のレシピ

【材料】(約2人分)

全粥

ごはん 150g

水 300g

5分粥(10倍粥)

ごはん 60g

水 350g

【作り方】

1.圧力鍋に分量のごはんと水を入れ、フタをセットする。

2.中火で沸騰させ、圧力がかかったら弱火にする。

3.高圧なら1~2分、低圧(普通圧)では5分ほど加圧して火を止め、10分程度蒸らす。

【ポイント】

全粥を作る場合の水の量はごはんの約2倍、5分粥を作る場合は5~6倍を目安にしてください。

・蒸らし時間を短くするとさらっとしたおかゆが、長めにするととろみのあるおかゆができ上がります。

おかゆをもっと楽しめる!圧力鍋で作るアレンジお粥のレシピ

おかゆをもっと楽しめる!圧力鍋で作るアレンジお粥のレシピ

圧力鍋で生米から炊く基本のおかゆの作り方をマスターすると、少しの工夫でいろいろなおかゆにアレンジができます。次に、いろいろなお粥のレシピをいくつかご紹介します。

鶏のだしがしっかり!鶏の中華粥

骨付きの鶏の手羽をいっしょに炊くことで、鶏のだしがしっかりと効いた中華粥を簡単に作れます。

材料と作り方
鶏のだしがしっかり!鶏の中華粥

【材料】(2人分)

米 1/2合(75g)

鶏の手羽元 4本

長ねぎ 10cmくらい

☆水 700cc

☆酒 50cc

☆塩 小さじ1/3

※お好みで

青ねぎ

ザーサイ

ごま油

しょうが、ニンニクなど

【作り方】

1.米は洗ってザルに上げ、水気を切っておく。長ねぎは5mmくらいの厚さの小口切りもしくは斜め切りにする。

2.圧力鍋に、米と☆を入れて上に鶏の手羽元と長ねぎを乗せ、フタをしてセットする。

3.最初は強火で沸騰させ、圧力がかかったら弱火にし、高圧なら5分、低圧(普通圧)なら15分加圧する。

4.火を止めて、圧力が下がるまで自然放置し、15分くらい蒸らす。

5.お好みで、ごま油、青ねぎ、ザーサイなどをトッピングする。

【ポイント】

・鶏の手羽元の代わりに、手羽先を使っても作れます。

・しょうがとニンニクを少々入れると、参鶏湯風になります。

時短で簡単!玄米粥

玄米は白米よりも食物繊維が豊富なため、長時間浸水しないと内部まで水が浸透しません。しかし、圧力鍋を使うと鍋や炊飯器よりも高温で炊けるので、浸水時間が短くても芯のない玄米のおかゆを炊けます。

通常なら一晩(6~8時間程度)かかる玄米の浸水が、1時間程度で済むので便利ですね。

材料と作り方
時短で簡単!玄米粥

【材料】(2人分)

玄米 1/2合(75~80g)

水 750cc

【作り方】

1.玄米は洗い、たっぷりの水(分量外)で1時間以上浸水する。

2.圧力鍋に分量の玄米と水を入れ、フタをして圧力鍋をセットする。

3.沸騰するまで強火で熱し、圧力がかかったら弱火にする。高圧で10分、低圧(普通圧)なら20分加圧する。

4.そのまま圧力が完全に下がるまで放置して蒸らす。

【ポイント】

・水の量はお好みで加減してください。全粥の硬さにしたいなら、水の量は玄米の5倍にするとよいでしょう。

野菜たっぷり!雑炊風のおかゆ

一般的な雑炊(おじや)は炊いたごはんで作りますが、生米から炊くと米のおいしさもしっかりと味わえます。

材料と作り方
野菜たっぷり!雑炊風のおかゆ

【材料】(2人分)

米 1/2合(75g)

だし 500cc

☆しょうゆ 小さじ1

☆酒 小さじ2

お好みの野菜

にんじん、大根、白菜、しいたけ、しめじ、玉ねぎ、小松菜など 適量

卵 1個

塩 少々

【作り方】

1.米は洗ってザルにあげ、水気を切っておく。

2.野菜やきのこは、細かく切っておく。

3.圧力鍋に、米、だし、☆の調味料、野菜を入れて、フタをして圧力鍋をセットする。

4.最初は強火で加熱し、沸騰して圧力がかかったら弱火にして高圧なら5分、低圧(普通圧)では15分くらい加圧する。

5.火を止めてそのまま放置して圧力が下がったら、溶き卵を加えてフタをしてさらに数分蒸らす。

6.最後に塩を加えて、味を調える。

【ポイント】

・野菜はいろいろな種類を入れた方が、野菜の甘味が出ておいしくなります。

・卵をしっかりと加熱したい場合は、再度火にかけて加熱するとよいでしょう。

圧力鍋なら簡単!ベーコンとしめじのミルクリゾット

生米から炊くリゾットは、米を炒めながら絶えずかき混ぜ、熱々のスープを少しずつ足して炊き上げる必要があるため、手間がかかるだけでなく難易度もやや高めです。

しかし、圧力鍋を使うと手間もかからず簡単にリゾットを作れます

材料と作り方
圧力鍋なら簡単!ベーコンとしめじのミルクリゾット

【材料】(2~3人分)

米 1カップ

バター 30g

玉ねぎ 1/2個

ベーコン 50g

しめじ 1/2~1パック

水 300cc

牛乳 200cc

コンソメ顆粒 小さじ1

パルメザンチーズ 大さじ2

塩・こしょう 少々

【作り方】

1.玉ねぎは1cmくらいの角切り、ベーコンも1cm幅くらいに切る。しめじは根元を落として小分けにしておく。

2.圧力鍋にバターを入れて火にかけ、玉ねぎ、ベーコン、しめじを炒める。

3.玉ねぎとしめじがしんなりとして香りが出てきたら、米を加えてさらに炒める

4.水、牛乳、コンソメを加えてフタをし、圧力鍋をセットする。

5.最初は強火で加熱し、沸騰して圧力がかかったら弱火にして高圧なら5分、低圧なら(普通圧)7~8分加圧する。

6.火を止めてそのまま放置し15分くらい蒸らす。

7.パルメザンチーズを加えて全体を混ぜ、塩・こしょうで味を調える。

【ポイント】

米は洗わずにそのまま使います。洗わないことに抵抗がある人は無洗米を使用するとよいでしょう。

【Q&A集】圧力鍋でおかゆを炊く際の疑問を解決!

【Q&A集】圧力鍋でおかゆを炊く際の疑問を解決!

圧力鍋を使用しておかゆを炊く際に、ポイントとなる点をいくつかご紹介します。

加圧時間はどのくらいが適当なの?

レシピでは、高圧で3~5分、低圧(普通圧)なら10~15分とご紹介しましたが、これはあくまで一般的な加圧時間です。

加圧時間は使用する圧力鍋によって変わるので、圧力鍋に付属しているレシピなどを参考にしてください。レシピにおかゆが載っていない場合は、白米の炊き方を参考にするとよいでしょう。

※圧力鍋の加圧時間の測り方など基本的な使い方については、こちらの記事を参考にしてください。

5分粥や7分粥を作るには?

全粥よりも水分が多くて固形が少ない5分粥(10倍粥)や7分粥(7倍粥)を作りたい場合は、加える水の量で調整します。5分粥の場合は米の10倍の水を、7分粥の場合は米の7倍の水を入れて炊いてください。

ただし、水の量が増えると全体の量も増えるので吹きこぼれやすくなります。絶対に圧力鍋の1/3を超えないように注意してください。

作る量が増えると加圧時間も増やす必要はあるの?

炊飯器で2合のお米を炊いても3合のお米を炊いても、炊き上がりまでの時間は変わりませんよね。それと同じで、もし倍の量の米と水を使っておかゆを炊くとしても、加圧時間は変える必要はありません

同様に、5分粥や7分粥など水の量の多いおかゆを炊く場合も、加圧時間は同じで大丈夫です。ただし、全体の量が増えると、沸騰までの時間が長くなる可能性はあります。

1人分でも圧力鍋でおかゆを炊ける?

圧力鍋は水の沸点を利用して圧力をかけて内部の温度を上げるので、水の量が少ないとうまく調理することができません

最低調理量が示されていない圧力鍋もありますが、ティファールの場合250ccか300cc(鍋の種類によって異なる)を最低調理量としています。

ですから、圧力鍋で生米から全粥を炊く場合は、最低でも米50gと水250gよりも多い量を炊くようにしましょう。

卵粥や七草粥を作る場合の卵や青菜を入れるタイミングは?

卵を入れた卵粥や七草粥を作る場合は、おかゆが炊けて圧力が下がった後に卵や七草(または青葉)を入れて、余熱で火を通します

あらかじめ、卵は溶いて、七草は細かく刻んでおきましょう。ポイントは、フタを開けている時間をできるだけ短くすること。

もしも、フタを開けている時間が長くなりおかゆの温度が下がり過ぎてしまった場合や、卵や青菜をしっかりと加熱する方が好きな場合は、圧力をかけずに再加熱をするとよいでしょう。

まとめ:圧力鍋でおかゆを炊くと失敗も少なくお手軽に作れる!

生米からおかゆを炊くとおいしいのですが、時間も手間もかかるし、吹きこぼして失敗することもよくあります。

しかし、圧力鍋を使うと、土鍋や普通の鍋で炊くおかゆの半分ほどの時間で作れますし、量の上限さえ守れば吹きこぼれる心配もほとんどありません

基本的な作り方をマスターするといろいろと応用できるようになるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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