【一人暮らしの方必見!】圧力鍋の選び方~簡単レシピまで詳しくご紹介
一人暮らしだけど、圧力鍋ってどうやって選べばいいんだろう…。
一人暮らし向けのおすすめ圧力鍋レシピがあったら知りたいな!

そんな疑問にお答えします。

一人暮らしだと、料理や家事は全部自分の負担になり、仕事や勉強に日々追われているのでなかなか料理できない、でも外食ばかりだと財布ももたない!という方、必見です。

できるだけ家事の時間を短くできて、節約できる調理器具、それが「圧力鍋」なんです。今回は、一人暮らしに最適な圧力鍋の選び方や、簡単に作れるおすすめレシピまでご紹介していきます。

一人暮らしにこそ「圧力鍋」がおすすめ

圧力鍋って名前だけ聞くと、「料理上級者が使う調理器具」と思ってしまう一人暮らしの社会人や大学生が多いはず。

大掛かりなイメージがとても強い圧力鍋ですが、一度使い始めたら一人暮らしには便利すぎる調理器具なんです。ここでは、そんな圧力鍋を使うメリットについてご紹介していきます。

調理時間の短縮

圧力鍋は、調理中に密閉することで鍋の中の圧力を上げ、100℃近い高温で調理できる鍋です。

なので、通常は、下茹で・炒めなどを含め30分以上かかっていた料理工程が、圧力鍋を使うと1520分程度に時短できるんです。

今まで煮込むのに時間がかかっていた硬い野菜や肉がすぐに柔らかくなるため、大きめにカットしたり、皮が付いたまま調理したりと調理手順もシンプル

さらに皮と身の間にある素材の栄養までも、逃さず体内に摂取できますよ。圧力鍋は、一人暮らしだと疎かになりがちな健康面のケアにも一役買ってくれそうですね。

光熱費や食費の節約

一人暮らしだと節約も大切。調理時間を時短、手順をシンプルにしてくれる圧力鍋は、火にかける時間も短いため光熱費の節約にも繋がります。

例えば、炊飯器で30分かけて炊いている白ごはんが10分以内に、1時間かけて材料切ったり煮込んだりするカレーも30分程度で出来上がります。

圧力鍋を使えば、自炊に時間がかからないので、外食も大幅に削減できます。多めに作り置きして冷凍しておくと、自宅に帰って電子レンジで温めてすぐ食べることも。

また、夏場の調理でも室温温度が上昇しないため、クーラーの設定温度を上げる必要もなく、余分な電気代がかさむ心配もありません。

レシピが多彩

圧力鍋を使い始めると、今まで時間や手間がかかりそうで敬遠していた調理も簡単に作れるようになります。

代表的なレシピが、ブロック肉を使った角煮やチャーシュー、カレーやおでんなどの煮込み料理、豚汁やぶり大根などの根菜を使った料理です。

他にも、煮豆や骨まで食べられる魚、栗やさつまいもなども蒸す、おやつのプリンなども時短で作れます。圧力鍋があれば、一人暮らしの食卓では考えにくいような手の込んだ料理も手軽に楽しめますよ。

サイズが豊富

一人暮らしなので、圧力鍋を買うと収納に困るのでは?と思う人も多いはず。最近の圧力鍋は、2.5L1人~2人用)の商品から、30L20人~30人用)の商品まで幅広く販売されています。

一人暮らしには、2.5L~3.5L程度の容量で十分です。普通の鍋と同じぐらいコンパクトで、片手で持てるものもあるので、収納に場所を取らず、一人暮らし用の狭いシンクでも洗いやすいです。

カレーや煮物などを作り置きしておきたい場合は、大きめの4.5L程度の圧力鍋がおすすめです。

デメリットも押さえておく!

時短・節約でき、色んなレシピに挑戦できる一人暮らしでも使いたい圧力鍋。メリットも多いですが、デメリットも知っておくといいですね。

圧力鍋のデメリット

・加圧中に味見ができない

・パッキンに寿命がある

・お手入れが面倒

圧力鍋を使う場合は、途中で味見が出来ないので、フタをする前に味付けを完璧に終わらせておく必要があります。

初めて作るレシピが好みの味にならない、ということがないよう、普通の鍋で一度作ってみて調味料などの分量などを確認しておくといいかもしれませんね。

加圧に欠かせないパッキンは消耗品です。圧力調整がしにくい、パッキンの色・形・硬さが変わってきたら、交換時期になります。

一人暮らし用の圧力鍋の選び方~ポイントは3つ

実際に、一人暮らししている社会人や大学生が圧力鍋を買う際、どこをチェックして選べばいいのでしょうか?

ここでは、使いやすい圧力鍋の選び方をご紹介していきます。価格が安いのも勿論大事なことですが、まずはこの3点をぜひ確認してみてくださいね。

圧力鍋のタイプで選ぶ

圧力鍋には、おもり式とスプリング式の2種類があります。おもり式は、鍋内部の蒸気をのがす蒸気口におもりを取り付けているため、いつ圧力が強くなったのか、「ピーッ」と鳴る音で判断できます。

一方、スプリング式は蒸気口にスプリングを入れ、圧力の強さを個人で調整するため、音や蒸気がほとんどなく静かです。

また、低圧・高圧かを設定できるタイプが多く、食材によって圧力の強さを調整できます。ただ、表示ピン状態を随時確認する必要があり、構造が複雑なので、お手入れが面倒になるという点も。

一人暮らしで初めて圧力鍋を使うという方には分かりやすいおもり式、慣れてきたらスプリング式に移行するのもいいかも。

材質で選ぶ

圧力鍋の材質は、アルミ・ステンレス・多重構造式の3種類から選べます。それぞれのメリット・デメリットをまとめるとこんな感じになります。

材質メリットデメリット
アルミ・熱伝導率が高いため時短調理向き
・比較的安価
・軽量で持ち運びしやすい
・余熱調理や保温には不向き
・柔らかく傷つきやすい
・圧力値が低め
ステンレス・耐熱性/保温性が高く硬い食材の調理向き
・丈夫で錆びにくい
・IHに対応している商品が多い
・時短料理には不向き
・アルミと比べるとやや重量がある
多重構造式・熱伝導率が高いため時短調理向き
・耐熱性/保温性が高く硬い食材の調理向き
・丈夫で錆びにくい
・価格が高い
・アルミに比べるとやや重量がある

アルミとステンレスのどちらの機能も欲しい!という人には、多重構造式がおすすめ。

ステンレスの層にアルミを挟んでいるため、ステンレスの耐久性や保温性、アルミの熱伝導率の両方を兼ね備えた優れものです。ただし、価格が高いので購入する際はよく検討してからにしてくださいね。

保証内容で選ぶ

せっかく圧力鍋を買うなら、できるだけ長く使いたいもの。そのためには、長期保証や安全性の認証マーク「SGマーク」が付いた商品なのか確認しておくのも、圧力鍋を選ぶ際の大切なポイントになります。

また、使っている途中でパーツ(特にパッキンなど)が破損・劣化した場合、追加注文できるかどうかもチェックしておくのがおすすめ。

パール金属等の有名メーカーのものは取り扱いがあることが多いですが、念のためメーカーのサポートページや大手通販サイトなどで型番を検索をしてみるといいですよ。

時短・節約に最適!一人暮らしに人気の圧力鍋5選

どんな圧力鍋が使いやすいか確認したら、今度は人気の圧力鍋をチェックしていきましょう。

ここでは、一人暮らし用に、2.5L~3L程度の容量の圧力鍋をご紹介していきます。各メーカーによっておすすめポイントが異なるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

パール金属 アルミ圧力鍋3L

パール金属のレトロなデザインの圧力鍋です。おもり式で、音で圧力がかかったことが分かりやすく、アルミ製なので熱効率に優れているためスピード調理&節約に最適です。

また、底面にステンレスが加工されているため、ガスコンロはもちろんIHなどのオール熱源にも対応し、メーカー保証も1年間あります。

高さがあるため、パスタや麺類を茹でるのにも使えるという意見もある中、周りが傷つきやすいのが難点というコメントも。ただ、価格は3,000円台とかなりリーズナブルなので、圧力鍋を初めて使うのであれば手頃かも。

パール金属 節約クック圧力鍋2.5L

同じくパール金属の節約クック圧力鍋は、ステンレス製なのに重さ1.6kgと軽さも追求しているので、片手でも持ちやすいタイプです。

IHやガスコンロ、一人暮らしのワンルームに多いシーズヒーターなどオール熱源に対応しています。

また、煮崩れしやすいものは低圧、熱の通りづらいものは高圧と2段階に切り替えられるスプリング式、文字が見やすいレシピブック&1年保証付きなので、圧力鍋初心者も使いやすいですね。

価格は、4,000円台と手頃に購入できるので、一人暮らしの調理幅が広がりますよ。

WMF パーフェクトS 2.5L

ドイツで発売されてから、90年の歴史を誇るWMF(ヴェーエムエフ)の圧力鍋です。スタイリッシュなデザインがおしゃれで、取手がワンタッチで外せるので、お手入れも簡単です。

過度に熱してしまった場合でも、自動的に圧力を下げてくれるという便利機能が搭載されています。高圧と低圧の2段階調整のスピリング式なので、静かに調理してくれます。

価格は、20,000円台となかなかの値段ですが、一人暮らしから4人家族まで使えるので、作り置きしたい人におすすめです。

WMF パーフェクトS 圧力鍋 2.5L
WMF

Fissler IH対応圧力鍋 2.5L

同じくドイツで60年以上の歴史があるFissler(フィスラー)の圧力鍋は、美しいミラー仕上げが人気です。3層構造式なので、熱伝導や保温性に優れているため、時短でプロ級の料理に仕上がります。

また、IH対応で、2段階調整できるスプリング式、初心者に嬉しいレシピブック付き、蓋をロックしないと圧がかからないよう安全面も考慮されています。

価格は30,000円前後ですが、ガラス蓋が付属されているので普通の鍋としても使えるし、10年保証付きなので、長く愛用したい人にはいいかも

Fissler IH対応圧力鍋 2.5L
Fissler

アサヒ軽金属 ゼロ活力なべ 3L

アサヒ軽金属のゼロ活力なべは、メディアなどでも取り上げる人気の圧力鍋です。ステンレス製で、家庭用圧力鍋として世界最高クラスの調理圧を採用しているため、時間がかかる料理も一気に短縮できます。

低圧・高圧の2段階設定できるおもり式で調整しやすく、ロックレバーや安全弁ゴムなどの安全システムも搭載、さらにSGマークや本体30年保証付きと盛り沢山。

価格は30,000円前後になりますが、購入後もお客様専用ダイヤルやレシピガイドブック付きなどの手厚い保証があるので圧力鍋初心者にぴったり。

圧力鍋をフル活用!一人暮らし向けおすすめ簡単レシピ集

圧力鍋を使った、一人暮らし向けのレシピをご紹介していきましょう。

普通の鍋で作ると、時間がかかる調理も圧力鍋なら時短・節約しながら美味しい料理が作れます。作りすぎても、冷凍保存してゆっくり食べられるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

圧力鍋の使用方法は、各メーカーの説明書を見ながらレシピと照らし合わせてみましょう。

圧力鍋で作るビーフシチュー

寒い日に食べたくなる、コクのある牛肉とごろごろ野菜が食べ応えのあるビーフシチューです。一人暮らしでも、圧力鍋を使えば、短時間で野菜や肉がとろとろに柔らかくなりますよ。

圧力鍋で作るビーフシチュー

<材料2人分>

・牛ブロック肉:200g

・小麦粉:大さじ1

・にんにく:1

・バター:5g

・にんじん:100g

・たまねぎ:1/2

・じゃがいも(メークイン):150g

・マッシュルーム:6

・ブロッコリー:50g

・赤ワイン:100ml

・水:200ml

・ビーフブイヨン:1/2

・ローリエ:1

・生クリーム:適量

・デミグラスソース150g

<作り方>

1.牛ブロック肉は一口大にカットし、塩・こしょう・赤ワイン(分量外)で揉み込み、10分置く

2.ブロッコリーは小房にわけ、熱湯で茹でておく

3.にんにくはみじん切り、玉ねぎはくし切りにする

4.にんじん・じゃがいも・マッシュルームは食べやすいサイズにカットする

5.圧力鍋にサラダ油を熱し、小麦粉を絡めた牛肉を表面に焼き色がつくまで強火で炒める

6.赤ワインを加え、1/3の量になるまで煮詰め、水・ビーフブイヨン・ローリエを加えて蓋をし、15分加圧する

7.ブロッコリー以外の野菜を加えて、再び蓋をし、10分加圧する

8.調味料デミグラスソースを加えて10分程度弱火で煮込み、ローリエを取り出す

9.器にブロッコリーと共に盛り付け、生クリームをかけたら完成

<ポイント>

・小麦粉を絡めて牛肉を炒めることで、旨味を閉じ込めます。

・赤ワインはしっかり煮詰めると、コクが出ます。

とろけて美味しい豚の角煮 

シンプルな味わいが沁みる、圧力鍋を使った豚の角煮です。脂身部分がとろとろ、プルプルで美味しく味わえますよ。一人暮らしでも、作り置きしておくと便利ですよ。

とろけて美味しい豚の角煮 

<材料4人分>

・豚のかたまり肉:500g

・白ねぎ:10cm

・しょうゆ:50ml

・みりん:50ml

・酒:50ml

・はちみつ:大さじ1

・卵:4

・水:適量

<作り方>

1.豚肉のかたまり肉は食べやすいサイズにカットする

2.ねぎはぶつ切りにし、卵は茹でておく

3.豚肉と、豚肉が浸るぐらい水を入れた鍋を火にかけ、沸騰させる

4.ぐつぐつとした程度を保ちながら10分程度茹でてザルに上げる

5.圧力鍋に全ての材料を入れ、中火~強火で加熱する

6.蒸気が出てきて圧力弁が上がったら、弱火にして約15分加熱する

7.安全装置が下がったら、ゆで卵を入れて煮詰める

8.お皿に盛り付けたら、完成

<ポイント>

・ねぎは臭み消し用なので、捨てるような部分を使っても大丈夫です。もしなければ、生姜やグローブでも代用できます。

味がたっぷり沁みたぶり大根

大根に味がたっぷり染み込んだぶり大根です。圧力鍋を使う事で、30分程度に時短して作れるので一人暮らしの人にもおすすめです。

味がたっぷり沁みたぶり大根

<材料3人分>

・ぶり:300g

・大根:1/3

・大根の葉:50g

・だし汁:500ml

・甜菜糖:大さじ2

・濃口しょうゆ:大さじ2

・酒:大さじ2

・しょうが:2

<作り方>

1.ぶりは一口大の大きさにカットし、塩を振って余分な水分を出す

2.大根は半月切りにし、面取りをする

3.圧力鍋にだし汁・甜菜糖・濃口醤油・酒・しょうがを入れて煮立たせる

4.大根・ぶりを入れて蓋して強火にかける

5.圧がかかったら、弱火で5分煮て、火を止めて圧が抜けるまで置く

6.蓋を開けて、大根の葉を入れ、15秒茹でたら火をとめる

7.お皿に盛り付けたら、完成

<ポイント>

・出し汁は、粉末和風出汁や鰹節・昆布を使ってもどちらでも美味しく仕上がります。

まとめ:圧力鍋を使って一人暮らし向けレシピに挑戦しよう!

圧力鍋は、一人暮らしにもおすすめの調理器具です。調理の短縮や光熱費の節約が実現できるので、圧力鍋で色んな料理を作ってみませんか。日頃、外食が多い人も、食費の節約にもなるのでおすすめですよ!

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