そんな疑問にお答えします。
醤油大さじ1、みりん大さじ1、砂糖大さじ1...など調味料を計るたびに計量スプーンを洗うのは面倒ですよね。
小さじ1・大さじ1の重さを知っていれば、キッチンスケールで簡単に計れます。そこで今回は醬油小さじ1・大さじ1の重さ、健康思考の方が気になるカロリーや塩分についても解説します。
目次
醤油小さじ1は何グラム?正しいはかり方も紹介
醤油小さじ1の重さ
醤油小さじ1の重さは約6gです。計量スプーンは体積を計る道具で、重さを計るものではありません。小さじ1は5ccとなっています。調味料は体積が同じでも、ものによって密度が違います。
例えば水は小さじ1(5cc)で5gですが、上白糖は小さじ1で3gです。醤油は水よりも密度が高いので、小さじ1が6gになります。みりん・味噌・塩・ケチャップなども小さじ1で6gなので一緒に覚えておきましょう。
醤油小さじ1の正しい計り方
計量スプーンで醤油やみりん、酒などの液体を計るときは、表面張力で盛り上がるぐらいまで入れます。計量スプーンを横から見て、少し盛り上がっていてギリギリこぼれないぐらいの状態になっているかを確認しましょう。
砂糖や塩などの粉末はすり切り1杯が正しい量ですので、間違えないようにしてくださいね。醤油小さじ・大さじ1/2をはかる際には、計量スプーンの底が丸いものは7分目まで、底が平らなものは半分まで入れた状態が目安です。
醤油大さじ1は何グラム?
醤油大さじ1の重さ
醤油大さじ1は体積が15ccで重さは18gです。小さじ1杯が5ccなので小さじ3杯分の量になります。レシピを倍量で作るときや使う調味料がたくさんあるときは、キッチンスケールで重さを計るほうが楽ですよね。
醤油の大さじを【g】換算にしてみました。
大さじ1.5 :27g
大さじ2 :36g
大さじ3 :54g
大さじ4 :72g
大さじ5 :90g
醤油大さじ1を計量スプーン以外ではかる方法
醬油大さじ1を計る際、計量スプーンを何度も洗うのが面倒ですよね。そこで計量スプーンの代用品で計る方法を3つご紹介します。
【カレースプーン】
食卓で使う大きめのカレースプーンは大さじとほぼ同じ大きさです。カレースプーンに醤油を盛り上がるぐらいまで入れると大さじ1と大体同じ量になります。英語のレシピでは大さじ1を「Table spoon」と表記しています。
【ティースプーン】
ティースプーンは1杯5ccほどで小さじ1と同じ容量です。ティースプーン3杯で大さじ1になります。英語表記で小さじ1は「Tea spoon」です。
【ペットボトルキャップ】
ペットボトルキャップは1杯7.5㏄なので、2杯で15㏄になり、大さじ1杯になります。ペットボトルキャップは規格が統一されているので、500mlのものでも2Ⅼのものでも同じ大きさです。
醤油小さじ1・大さじ1の塩分量とカロリーは?
醤油小さじ1・大さじ1の食塩やカロリーはどれぐらいなのか知っていますか?食事に気を遣っている方は多いですよね。ここからは5種類の醤油の簡単な特徴と塩分相当量・カロリーを解説します。
濃口醤油|小さじ1・大さじ1の塩分量とカロリー
日本の醤油生産量の約8割が濃口醬油です。つけ、かけ用として、煮物やタレなどどんなものにも使えます。原料は小麦と大豆が1:1で、味や香り、色のバランスがいいことが特徴です。
小さじ1:4kcal/0.9g
大さじ1:14kcal/2.6g
成人女性の1日に必要なカロリーの目安は1400~2000kcal。成人男性は2200±200kcalが目安です。醤油のカロリーは大さじ1でも14kcalとかなり低いことがわかります。
2013年、ユネスコ無形文化遺産に和食が登録され、海外では低カロリーでヘルシーな食事として注目されています。こうやって数字で見てみると改めて和食の良さが実感できますね。
淡口醤油|小さじ1・大さじ1の塩分量とカロリー
淡口醤油は日本の醬油生産量の13%を占めていて、関西でよく使われています。「淡口」は色が薄いという意味で塩分が低いわけではありません。塩分濃度は18~19%と醤油の中では一番高くなっています。
淡い色と控えめな香りが特徴で、野菜や魚など食材本来の味や色合いを活かすのに向いています。
小さじ1:4kcal/0.9g
大さじ1:11kcal/2.9g
厚生労働省によって定められた食事摂取基準2020では、1日の塩分摂取量の目標量が成人男性7.5g、成人女性6.5gに定められています。健康的な食事として話題の和食は、塩分が多いというデメリットもあります。
醤油、味噌など塩分が多い調味料を日常的に使うことから、高血圧など生活習慣病のリスクが高まります。量を調整したり、減塩醤油を使ったりして塩分の摂りすぎには注意しましょう。
再仕込み醤油|小さじ1・大さじ1の塩分量とカロリー
醤油で醤油を仕込む製法から「再仕込み醤油」と呼ばれています。濃口醬油の2倍の原料と熟成期間で作られています。塩分濃度は14~17%と醤油の中では比較的低めです。
色が濃く、とろりとした濃厚な味わいが特徴です。うま味が強いので料理に使う醤油の量を減らすことができます。
小さじ1:6.3kcal/0.7g
大さじ1:18kcal/2.2g
白醤油|小さじ1・大さじ1の塩分量とカロリー
白醤油はほかの醤油と異なり、小麦が主原料で大豆は少ししか含まれていません。色をつけないように発酵を抑えて作られています。名前の通り色が淡い琥珀色で、うま味やコクも控えめ。
素材を活かした料理に向いています。醤油は色が淡いほど塩分が多く含まれています。塩分濃度が17~18%と少し高めなので、使いすぎには注意しましょう。
小さじ1:5.3kcal/0.8g
大さじ1:16kcal/2.6g
たまり醤油|小さじ1・大さじ1の塩分量とカロリー
たまり醬油の塩分相当量は濃口醬油と同程度です。ほとんど大豆だけで作られています。熟成期間が長いため、醤油の中では特にうま味成分が多く、濃厚な味わいです。
濃い色から塩分が多そうと思われがちですが、塩分濃度14~17%と醤油の中では低めです。
小さじ1:6.7kcal/0.8g
大さじ1:20kcal/2.3g
たまり醤油については以下の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
まとめ:醤油小さじ1は6g、大さじ1は18g
今回は醤油の小さじ1・大さじ1の重さや塩分、カロリーについてご紹介してきました。小さじ1は5ccで6g。大さじ1は15ccで18gです。
使う調味料をが多い時や、何杯も計るのが面倒な時はこのグラムを覚えておいて、キッチンスケールで計りましょう。醤油は塩分は多い調味料です。高血圧をはじめとした生活習慣病にならないように、使いすぎには注意しましょう。
しかし、醤油や味噌などが使われている和食は、世界でブームが起きているヘルシーな食事です。上手に使って健康的な食生活を送りましょう。