そんな疑問に答えます。
美容と健康に抜群の効果があることから、売れ行きが好調な発酵食品。中でも、塩麹と納豆は、女性に人気が高い食品です。
そんなことから、ここ数年、山形県の郷土料理として古くから知られている「塩麹納豆」が注目を集めるようになってきました。
「塩麹と納豆の組み合わせ」で、味も健康効果もグンとアップした魅力的な食品「塩麹納豆」。この記事では、そんな塩麹納豆の魅力をわかりやすくご紹介していきます!
目次
塩麹納豆ってどんなもの?
「塩麹納豆」は、健康情報に敏感な女性の間で人気が高く、すでに話題沸騰中です。
しかし、一般的には、まだまだマイナーな存在。「塩麹と納豆の組み合わせ」と言われても、ピンとこない方が多いのでは?
ここでは、健康効果も抜群な塩麹納豆の特徴・魅力について解説していきます。
シンプルなのに深みのある健康食品
「塩麹納豆」…簡単に言うと、塩麹と納豆をあわせて、よくかき混ぜた食品です。納豆昆布などのその他の食品も混ぜる場合があります。
納豆に、塩麹の持ち味であるまろやかさが加わった、深みと上品さがある味わいが特徴の食品となります。シンプル…なのに、案外思いつきにくい組み合わせかもしれませんね。
塩麹納豆は味も抜群の山形のソウルフード!
山形県の置賜(おきたま)地方に伝わる伝統的な発酵食品「塩麹納豆」。
納豆と塩麹を組み合わせることにより、味や保存性を向上させた「塩麹納豆」は、山形県置賜地方のソウルフードとして、地元民たちから深く愛されています。
実際に商品化されており、株式会社ゆきんこで作られている「雪割納豆」が有名です。「雪割納豆」は、ひきわり納豆に、塩と米麴を使って追加発酵させた商品です。
普通の納豆と比べると、塩味が強く、塩麹のまろやかな風味が強く感じられるのが特徴です。いわゆる納豆の匂いは、かなり抑えられています。
「雪割納豆」は「株式会社ゆきんこ」の公式ホームページで購入可能ですよ。
納豆と塩麹を組み合わせることで効能Up!
発酵食品の代表的存在として有名な「納豆」と「塩麹」。このふたつを組み合わせることで、それぞれの食品の効能が大幅にアップするんですよ。
まず最初に、納豆と塩麹、それぞれの食品の健康効果はどんなものなのか…詳しくご紹介していきます。
・血管の詰まりを防ぐ(ナットウキナーゼによるもの)
・血圧を下げる(レシチン・リノール酸によるもの)
・骨粗鬆症を予防する(納豆菌が作り出すビタミンK₂によるもの)
・腸をきれいにする(納豆菌と食物繊維によるもの)
・食中毒を防ぐ(納豆菌によるもの)
・消化吸収を助ける(消化分解酵素によるもの)
・ビタミンB群を作る(麹そのものの働き)
・肌を白くする(麹酸によるもの)
・腸内環境を整える(麴菌によるもの)
納豆菌と麹菌を組み合わせても、それぞれの菌がケンカすることはありません。
そのため、両方のいいとこ取りができる塩麹納豆は、血液・腸・肌をきれいにし、病気予防にも役立つ優れた発酵食品だと言えます。
塩麹納豆を手作りしてみよう!
市販の塩麹納豆は味のバランスが良く、とても美味しいのですが、一般のスーパーで売られていないため簡単に手に入れることができません。
でも、実は「塩麹納豆」は、簡単に手作りすることができるんです!ご興味のある方は、こちらのレシピを参考にして、手作りしてみてはいかがでしょうか?
【材料(2人分)】
塩麹:小さじ1
納豆:45グラム入り1パック
納豆昆布:ひとつまみ
【作り方】
1. 納豆、納豆昆布、塩麹をあわせます。塩麹の量は、味見しながら加減してください。
2. 箸でよく混ぜたら完成です。
【ポイント】
お好みで、刻み長ねぎや七味唐辛子を加えても美味しいですよ。完成した塩麹納豆は、冷蔵庫で保存してください。保存期間は約2週間です。
塩麹納豆に欠かせない材料の「納豆昆布」。スーパーで取り扱いがない場合がありますので、通販で購入するのがおすすめです。
塩麹納豆のおすすめの食べ方レシピ4選!迷ったらコレ!
「塩麹納豆」の魅力を十分にお伝えしたところで…!次は、「塩麹と納豆の組み合わせ」をさまざまな料理に展開する、簡単で美味しいレシピをご紹介していきます!
納豆とさば缶のアヒージョ
塩麹と納豆といえば和食のイメージ。新感覚のアレンジとして、スペイン料理に「塩麹と納豆」を使ってみてはいかがでしょうか?
ここでは、ビールのおつまみにピッタリの、簡単で美味しいアヒージョの作り方をご紹介します!
【材料(2人分)】
納豆:30グラム
さば水煮缶:40グラム
まいたけ(一口大に手でほぐしておく):40グラム
塩麹:大さじ1
にんにく(薄切り):1/2片
エクストラバージンオリーブオイル:40グラム~
柚子こしょう:適量
バゲット:適量
【作り方】
1. 納豆に塩麹を入れ、よく混ぜ合わせます。
2. 水気を切ったさばの水煮缶を軽くほぐし、まいたけ、にんにくと一緒に小さい鍋に入れます。そこに、納豆に塩麹を加えたものを入れます。
3. 材料がひたひたになるくらいまでエクストラバージンオリーブオイルを入れ、全体をよく混ぜて中火にかけます。
4. そのまま3分ほど加熱します。オイルがぐつぐつと沸騰して、まいたけがくたっとしたら完成です。
5. 完成したアヒージョを、バゲットにのせて召し上がれ!お好みで柚子こしょうを添えてもいいでしょう。
【ポイント】
はじめに納豆に塩麹を入れて混ぜることを忘れないようにしてください。これにより、味がよくなじみ、納豆の風味に、旨みとまろやかさがプラスされます。
肉納豆の冷ややっこ
「塩麹と納豆」でメイン料理を作るのは、意外と面倒。夕食のメイン料理らしい華やかさがあり、簡単で健康効果抜群の豆腐料理をご紹介します!
【材料(4人分)】
木綿豆腐:2丁
豚ひき肉:200グラム
納豆(たれ付):2パック
生姜(チューブ):小さじ 1
砂糖:大さじ1
塩麹:大さじ1
長ねぎ:5cm
【作り方】
1. 熱したフライパンにひき肉を入れ、肉に火が通るまで炒めたら、納豆を加えさらに炒めます。
2. 1に、生姜・砂糖・塩麴・納豆のたれを加え、全体に混ぜ合わせたら火を止めます。
3. 豆腐を一口大に切り、器に入れ、上に2をかけたら、みじん切りにした長ねぎをのせて完成です!
【ポイント】
納豆の風味を残すため、あまり炒めすぎないようにしてください。納豆の匂いが苦手な方は、よく炒めてくださいね。
簡単納豆オムレツ
ふわふわに仕上がった納豆オムレツって、本当に美味しいですよね!そこに、甘みとまろやかさが魅力の塩麹を加えると、美味しさが一段とアップします。
【材料(1人分)】
卵:2個
バター:10グラム
塩麹:大さじ1
納豆:1パック
【作り方】
1. 空気を入れるよう、菜箸を使って、卵をよく混ぜます。混ぜるときは、菜箸を縦方向に持ち上げながら素早く回すと、空気がよく入ります。
2. 1に塩麹を入れて混ぜます。次に納豆を入れてかき混ぜます。
3. フライパンを温め、バターを入れます。このときの火加減は中火。バターが溶けたらやや弱火にします。
4. フライパンに溶き卵を入れます。前後にフライパンを動かし、卵に焼き色が入らないように火を入れます。この時点では卵が固まっていないので、大きくかき混ぜましょう。
5. 卵が半熟に仕上がったら、卵を折りたたみ、オムレツ型に整えます。手前から卵を寄せると、きれいに仕上がりますよ。
6. オムレツを皿に盛り付けます。上からキッチンペーパーをかぶせ、形を整えると、お店のようなきれいなオムレツの完成です!
【ポイント】
オムレツで重要なのは火加減。必ず、バターが溶けてから、溶き卵をフライパンに入れるようにしてください。
納豆の塩麹ドレッシングサラダ
納豆好きの方に人気の高い「納豆サラダ」。ドレッシングに塩麹を加えると、味も栄養効果もグンとアップしますよ。
【材料(2人分)】
納豆:2パック
きゅうり:1本
レタス:1/2玉
新玉ねぎ:1/2個
卵:2個
コーン缶:1缶
●納豆付属のたれ:2パック分
●塩麹:小さじ2
●オリーブオイル:小さじ2
●レモン汁:小さじ1
●酢:小さじ2
●こしょう:少々
【作り方】
1. きゅうりは塩をすりこんで、まな板の上で転がし、しんなりしたら塩を水で洗い流します。5ミリ程度の薄切りにします。
2. 新玉ねぎは薄くスライスし、水にさらします。その後、水気をある程度切っておきます。
3. 卵は好みの加減のゆで卵にします。コーン缶は、ざるなどに開けて、水気を切ります。
4. レタスは手でちぎって水洗いします。しばらく冷水につけてシャキッとさせ、ある程度水気を切っておきます。
5. サラダボウルに、レタス、新玉ねぎ、コーン、きゅうり、納豆、半分に切ったゆで卵を盛り付けます。
6. ●の材料をよく混ぜて作ったドレッシングをかけたら完成です!
【ポイント】
野菜についた水分を丁寧にとると、美味しく仕上がりますよ。
まとめ:塩麹と納豆の組み合わせで若々しく健康な体を手に入れよう!
若さと健康を保つために、ぜひ摂取したい発酵食品。
日々の食卓に簡単に取り入れられる発酵食品、塩麹と納豆は、ふたつを同時に摂取することにより、健康効果がアップすることで知られています。
この記事で紹介した市販の塩麹納豆や、塩麹と納豆の組み合わせレシピを、毎日の食生活に活用してみてはいかがでしょうか?