『タバスコ』はチリペッパーソースの商品名。1868年にアメリカ・マキルヘニー社から発売されました。
ピリリとした刺激的な辛さと程よい酸味で、料理にアクセントを加えるタバスコ。パスタやピザには欠かせない!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなタバスコの気になるカロリーや、ダイエットの際に気を付けたいことをまとめました。
目次
タバスコ小さじ1のカロリーはたった3kcal!
タバスコのカロリーは小さじ1(5g)でたったの3kcal。主な調味料のカロリーをあげると、醤油は小さじ1で4kcal、ケチャップは6kcal、マヨネーズは35kcal。
タバスコは調味料の中でも圧倒的に低カロリーなことがわかりますね。
タバスコの原材料はたった3つ!
タバスコの原材料は、タバスコペッパー(唐辛子)・岩塩・ビネガーの3つ。唐辛子を3年間熟成させ、ビネガーを加えてさらに1ヵ月寝かせて作られます。
こだわりの原材料と伝統的な製法。誕生以来世界中から愛されるタバスコは、食卓に欠かせない調味料となっています。
シンプルだからこそ成り立つ自然な辛さと酸味。余計なものを加えないからこそ、カロリーも押さえられているのですね。
タバスコひと振りの量はおよそ0.086ml!
タバスコをパッとひと振りした時、どのくらいの量が出てくるかを知っていますか?タバスコをひと振りした時の量はおよそ0.086ml。
60ml入りのタバスコで720回、ふりふりできます。1回あたりの使用量は使う人の好みにもよりますが、10回振りかけても1mlにもなりません。
タバスコは小さじ1(5g)で3kcalなので、タバスコひと振りあたりのカロリーはほぼないと言ってもよいでしょう。
糖質制限中でも安心!タバスコの糖質量
糖質制限中の場合、タバスコに含まれる糖質も気になるところですよね。タバスコはカロリーの低さもそうですが、タバスコに含まれるカプサイシンがダイエットに有効と言われています。
とはいえ、糖質量が多ければ、糖質制限ダイエットをしている人には向きません。
ですが、安心してください。タバスコの糖質量はゼロではありませんが、20mlで3g程度とごく微量です。カロリーと同様、ほぼ気にしなくてよい範囲ですね。
気になるのはカロリーだけ?タバスコはダイエットに向かない?
低カロリーで低糖質なタバスコは、ダイエット中に使用してもOKな調味料です。でも、ダイエットに向いているかというと、そうとも言えません。
タバスコがダイエットに向いている部分、向いていない部分を見てみましょう。
カプサイシンがもたらすタバスコのダイエット効果
タバスコに限らず、唐辛子を使った料理を食べると、体が熱くなり汗をかきませんか?タバスコの原材料・唐辛子に含まれるカプサイシンには、以下の効果があると言われています。
- 発汗作用
- 脂肪燃焼を促す効果
- 新陳代謝アップ効果
どの効果もダイエットには有効と言われているので、ダイエット中の方は積極的に摂ればいいのかな?と思ってしまいますが、実はそうとも言えません。
次は、タバスコがダイエットに向かない点を見てみましょう。
食欲増進!タバスコのパワー
料理にタバスコを振りかけて味にアクセントをつけてみたら、いつもよりたくさん食べられた!という経験はありませんか?
タバスコのピリリとした辛味の素・カプサイシン。実はこのカプサイシンが胃や舌を刺激すると胃液・唾液の分泌を促し、食欲が増すんです。
また、タバスコの程よい酸味も、食欲が増す原因のひとつ。酸味は胃液や唾液を分泌させ、消化酵素の働きを活発にします。
夏バテをしている、疲れて食欲がない…というときはよいですが、ダイエット中はあまりありがたくありませんね。
ピザやパスタなどの糖質と相性のよいタバスコ
「タバスコを振りかける料理といえば?」そう聞かれたとき、思い浮かぶ料理は何ですか?筆者は一番にピザを思い浮かべました。
お店でピザを注文すると、必ずと言ってもいいほどタバスコがついてきますよね。パスタやグラタンなども、タバスコによく合う料理です。
ピザやパスタは、原材料が小麦粉なので糖質量が多め。タバスコが低カロリー、低糖質であっても、料理自体のカロリーや糖質が高ければダイエットには向きません。
ダイエット中にタバスコを使うなら、低カロリー・低糖質な料理に使いましょう。ここで、ダイエットにもピッタリな、タバスコを使ったおすすめレシピをご紹介します。
材料
- 牛もも肉しゃぶしゃぶ用…100g
- 玉ねぎ…1/2個
- トマト…1/2個
- キュウリ…1本
- タバスコ…小さじ1
- レモンの搾り汁…15ml
- 塩…小さじ1
作り方
1.玉ねぎは薄切り、キュウリは千切りにする
2.1を塩水に入れ、軽く揉んだら絞って水けを切り、皿に盛る
3.トマトは湯むきし、粗いみじん切りにする
4.タバスコ・レモンの搾り汁・塩を混ぜ、トマトと和える
5.鍋にお湯を沸かし、牛肉をさっと茹でて冷水にとる
6.5の水けを取り、食べやすいサイズに切る
7.4のソースと6の牛肉を混ぜ合わせたら、2の皿に盛る
1人前100kcal以下の低カロリーレシピです。たんぱく質と脂肪燃焼効果をあげると言われるL-カルニチンが含まれた牛肉はダイエットにもピッタリですよ。
玉ねぎやキュウリを粗みじんやサイコロ状にカットすると、噛み応えがプラスされてよりダイエット向きになります。
タバスコを使っても食べ過ぎないコツ
タバスコに食欲増進効果があることは、先にお話しした通りですが「ダイエット中だからタバスコは控えなきゃ」と思う必要はありません。
タバスコを使っても食べ過ぎないコツを押さえておきましょう。そうすればタバスコは発汗作用や脂肪燃焼効果などが期待できる、ダイエットにもよい調味料となります。
そのコツはズバリ『歯ごたえのある食材を使用すること』です。食事をよく噛むことで、満腹であるサインが脳に伝わりやすくなり、自然と食事量を減らせます。
大きめにカットした野菜や肉料理は、歯ごたえ・噛み応えがあるのでおすすめですよ。
タバスコのカロリーは気にしなくてOK!
気になるタバスコのカロリーですが、タバスコ自体のカロリーや糖質を気にする必要はありません。タバスコはあくまで調味料。どんな料理に使うかということが大切です。
ダイエットをしている、糖質制限をしているという方は、野菜料理や肉料理にタバスコを使用しましょう。
タバスコは使い過ぎると健康に影響がでる場合があります。辛味のエッセンスとして、ほどよく使ってくださいね。