胡椒の賞味期限はいつまで?賞味期限切れでも食べられるのか解説!
胡椒の賞味期限は切れていても使える?胡椒の種類で賞味期限は変わるのかな?

今回はそんな疑問にお答えします。

私の中で胡椒は、長期保存可能で、いつまでも使えるイメージが強く、賞味期限をあまり気にしたことはありませんでした。しかし、胡椒にも賞味期限あることが分かりビックリしました。

 

同じ胡椒でも、未開封と開封後、ホールや粉末・ミル付き・塩胡椒など胡椒のタイプが違うと期限も違います。

この記事を読めば、胡椒の賞味期限やタイプ別(ホールやミル付き)の賞味期限の違い、賞味期限が過ぎても食べられるのか、正しい保存方法などを紹介していきます。

胡椒の賞味期限とタイプ別の賞味期限

胡椒の賞味期限とタイプ別の賞味期限

胡椒は香辛料の一種で、メーカーにより賞味期限は異なりますが、しっかりと設定されています。ここでは、一般的な胡椒の賞味期限やタイプ別の賞味期限、食べられる状態とそうではない状態の判断方法等を解説していきます。

 

開封済/未開封の状態での一般的な賞味期限

賞味期限とは『おいしく食べられる期限』のことを言い、消費期限は『安全に食べられる期限』のことを言います。胡椒の一般的な賞味期限は以下のとおりです。

 

・未開封

未開封の場合の賞味期限は一般的に2~3年です。

・開封後

開封後は半年程度で使い切ることをオススメします。開封後も賞味期限は変わらないと言われていますが、劣化はしていますので早めに使い切りましょう。

胡椒のタイプ別の賞味期限

胡椒の賞味期限は粒の形や、入れ物・各家庭での保存方法で変わってきます。瓶の方が袋やプラボトルより保存がきくので賞味期限が長くなります。

 

・ホール(粒)タイプ:瓶3年、袋かプラボトル2年

・パウダー(粉末)タイプ:瓶2年、袋かプラボトル1年半

パウダー(粉末)タイプは細かく挽かれている分、酸素に触れる機会が多くなるので(食品の劣化は空気に触れることで始まる為)他の形状より賞味期限が短くなってしまいます。

 

ミル付きタイプ:3年

ミル付きはホール(粒)タイプの胡椒が入っていて、使う時に細かく挽くので賞味期限も3年となっています。

 

・味付き塩胡椒:2~3年

家庭で一般的に使われているのは、この”味付き塩胡椒”が多いかと思われます。賞味期限はパッケージ側面に記載されています。

味付き塩胡椒とは、”胡椒・塩・アミノ酸(旨味成分)”を混ぜて作られており、海外であまり見かけることは無く、日本独自のものになります。

胡椒の賞味期限切れは食べられる?

胡椒は賞味期限が過ぎたからといってすぐに食べられなくなることはありません。しっかりと正しい保存方法で保管していれば、使用することは出来ます。

 

実際に”1年前に賞味期限が切れた胡椒を使用してお腹を壊した”という方と”3年前に賞味期限が切れている胡椒を使ったけど大丈夫だった”という事例もありますので、使用する際は自己責任になります。

 

未開封の場合は虫の心配も無く、健康上もあまり影響が無いようですが、保存方法が悪ければ未開封でも湿気てしまい、カビが生えている場合もありますので、使う前に確認が必要です。

 

また、胡椒は時間が経つと共に風味が飛んでいる可能性が高いので、胡椒としての役割は果たせていないので、新しく購入することをお勧めします。もし、ホール(粒)タイプの賞味期限が切れてしまった場合はフライパンで軽く炒ることで香りが戻ってきます。

 

開封後の賞味期限切れは使用しない方が無難だと思います。胡椒は腐ることは無いようですが、一度開封してしまうと雑菌の侵入は可能性は高まりますし、カビが生えている可能性も低くありません。

胡椒を使用しない方がいい状態

いくら賞味期限内だとしても、保存方法が悪いと劣化は早くなります。以下の場合は使用を控えて下さい。

 

・湿気で固まっている状態

・カビが生えている

・明らかに健康被害を及ぼす状態

・虫が湧いている

 

死番虫(シバンムシ)という、赤胡椒のみ好んで食べる虫も存在します。乾燥胡椒は使用する際に刃の付いたミルで砕くほど表面が固く、虫が食べるのにも苦労しそうですが、赤胡椒は胡椒の中でも比較的皮が軟らかいので好んで食べるのでしょう。

胡椒の正しい保存方法の紹介

胡椒の正しい保存方法の紹介

胡椒はしっかりと保存・保管出来ていれば、風味も落ちることなく長持ちさせることが出来ます。

胡椒の保管場所

胡椒は基本的に常温で保存しましょう。胡椒はとても湿気に弱いので、湿気の少ない場所に置き、直射日光も避けてください。

食品や食材は冷蔵庫で保存すれば長持ちもすると思いがちですが、胡椒については冷蔵庫で保管する必要はありません。逆に、冷蔵庫に保管した後出しっぱなしにしていると温度差により結露が出来て、湿気てしまう場合もあります。

また、置く場所にも注意が必要です。調味料は料理する際に使いやすいようにコンロの周りなどに置いている人が多いと思いますが、調理中は熱や湯気による温度差・湿気が発生しますので胡椒にとってはよくない環境になってしまいます。影響が少ない場所で保管するようにしてください。

しっかりとフタを閉める

フタが空いているところから酸化や湿気る等の劣化が始まりますので、しっかり閉まっているのを確認してください。また、調理中に胡椒を使う時に、直接料理に振り掛けてしまう方も多いと思います。

 

しかし、そうすると湯気で胡椒の出る穴が詰まりますし、フタ付近には湯気で固まった胡椒が邪魔でフタがきちんと閉まらない場合もあります。さらに、湯気が容器の中にまで入り込み傷みが早くなってしまいます。使用する分を手のひらや別の小皿などに出して、胡椒を湿気から守り長持ちさせましょう。

ミル付きの場合

ミル付きは、使用する際に細かく砕けるように中に刃が付いています。しかし、湿気が多い日本では刃の部分が錆びてしまう事があるので、湿気や結露などに注意し、ホール(粒)もすべて入れて使用するのではなく、使う分を少しずつ入れるようにしましょう。

 

最近では、刃の部分が分解取出来るタイプや、錆びにくく丸洗いが出来るセラミックタイプも人気があります。ミル付きも調理中にそのまま使ってしまうと、湿気で劣化しまうので注意しましょう。

まとめ:胡椒は賞味期限が過ぎていても湿気っていなければ食べられる!

・胡椒の賞味期限は2〜3年

・開封後はなるべく早く使い切る

・正しい保管方法で保存する

 

胡椒は非常に熱や湿気に弱い香辛料です。火のそばに置かない、調理中の料理に直接振りかけないなど、注意して使用しましょう。

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