醤油は和食には欠かせない調味料です。
皆さんのご家庭にも常備してあるのではないでしょうか。醤油にはスーパーで売っているものからとてもこだわって作られた高級なものまでさまざまあります。
この記事ではこだわりの高級醤油をランキング形式で紹介します。自宅使いにはもちろん、ギフトにもおすすめなのでぜひ参考にしてくださいね。
目次
高級醤油ランキングの見方
高級醤油を紹介する前に、基礎知識として醤油の種類とおいしさの基準について解説します。これを知っておくことでより自分好みの醤油を見つけることができますよ。
なお、醤油については以下の記事でも詳しく解説しています。あわせて読んでみてくださいね。
醤油の種類
醤油は以下の種類に大きくわけられます。それぞれに特徴があるので自分好みを見つけてください。
1.濃口醤油
日本国内に流通している醤油の約8割を占める醤油です。キレイな赤褐色が特徴的であらゆる料理に使うことができます。まさに万能なので醤油の種類に迷ったらこちらで決まりでしょう。
2.淡口醤油
濃口醤油に比べて淡い色合いの醤油です。色は薄いのに塩分濃度は濃口醤油より高いのが特徴的です。お吸い物や煮物など見た目にあまり醤油の色をつけたくない料理に使うと、素材やお出汁の色合いが活きてきます。
3.たまり醤油
通常の醤油は大豆と小麦を使用するのに対し、こちらはほとんど大豆だけで作られます。熟成時間も他の種類より長いので、独特のとろみと香りがあり旨味が強いのが特徴です。さしみ醤油として使用するほか、キレイな赤色を活かしておせんべいや照り焼きにもおすすめです。
4.再仕込み醤油
通常の醤油が水と食塩を使用するのに対し、こちらは生醤油を使用して作られる醤油です。熟成期間が長く、濃口とたまり醤油の間のような風味がします。さしみ醤油など卓上で使うのがおすすめです。
5.白醤油
醤油と言えば赤褐色を想像しますが、こちらは珍しい透明に近い淡い色の醤油です。熟成時間を3ヵ月と短くすることで色の薄い醤油を実現しています。素材の色を活かしたい料理に使うのがおすすめです。他にもお塩の代わりに素材に直接かけて楽しむことができます。
醤油のおいしさの基準
醤油にはおいしさの基準となる等級があるのをご存じでしょうか。等級はJAS法によって細かい基準が定められており、「特級」「上級」「標準」にわけられます。
この等級は旨味や色合いによって基準があり、高いほど旨味が強くおいしい醤油ということになります。なお、特級はさらに「超特選」「特選」にわけられています。この等級も醤油を選ぶときの参考にしてくださいね。
高級醤油ランキングTOP10
高級醤油をランキング形式で紹介します。今回のランキングは高級ということで1mlあたりの値段で高い順にランク付けをしました。
なお、通常スーパーに売っている醤油は、高くでも1mlあたり1円ほどです。こちらを基準にランキングを見てみてくださいね。
10位:天下の名品 関ヶ原たまり
値段:4,376円
内容量:1,800ml
1mlあたり:2.43円
宮内庁や有名料理人お墨付きのたまり醤油です。テレビで紹介されたこともあり広く人気があります。原材料の大豆、小麦、食塩には最高級品を使用し、たまり醤油特有の旨味や香りを存分に楽しむことができます。ご家庭の煮物や焼き物がプロの味になること間違いなしです。
9位:ヤマロク醤油 鶴醤
値段:1,296円
内容量:500ml
1mlあたり:2.54円
創業150年の老舗醤油メーカー、ヤマロク醤油が手がけたこだわりの再仕込み醤油です。国の登録有形文化財に指定されたもろみ蔵で3~5年の手間ひまをかけて熟成、製造されています。
味はまろやかなのが特徴でクセがありません。そのためリピートしている人も多いようです。料理に使用するのはもちろん、卓上醤油としてそのまろやかな風味を楽しむのもおすすめです。
8位:井上醤油店 出雲むらさき
値段:1,865円
内容量:720ml
1mlあたり:2.66円
3年以上の月日をかけて作られたこだわりの再仕込み醤油です。長く熟成することで塩味の角が取れまろやかに仕上がっています。原材料はすべて国産を使用しており、添加物も一切入っていない天然醸造醤油です。
これしかダメとリピートしている人もいるようですよ。お刺身など魚料理にはもちろん、旨味が強いのでステーキなどの肉料理にもマッチします。
7位:日田醤油 こだわり醤油
値段:1,404円
内容量:500ml
1mlあたり:2.81円
天皇献上の栄誉を賜る老舗醤油メーカーの日田醤油が手がける再仕込み醬油です。楽天醤油ランキングでも1位を獲得し、全国的な人気の高さが伺えます。
甘みと旨味が絶妙で、これを使えば煮物の味が決まります。卓上醤油としてお刺身や冷奴にもおすすめです。一度使うともう他の醤油が使えないという人も多いようですよ。
6位:かめびし 三年醸造醤油
値段:3,370円
内容量:900ml
1mlあたり:3.74円
3年間じっくり熟成させた再仕込み醤油です。熟成時間が長いためとろみのある口当たりで塩味の角が取れたマイルドな味わいです。
料理の味付けの最後に加えると旨味が増すのでおすすめです。そのままお刺身や冷奴につけて食べるのはもちろん、この醤油でドレッシングやポン酢を作ればおもてなしにも最適です。
5位:椿家 土佐醤油
値段:1,598円
内容量:300ml
1mlあたり:5.33円
椿家という和食屋さんでこだわって作られた土佐醤油です。土佐醤油とはかつお節やみりんで風味付けした醤油のことです。高級本かつお節が使用されており、食べる度にかつおの旨味を楽しむことができます。スタイリッシュな瓶に入っているのでギフトにもぴったりでしょう。
4位:高砂屋 丸大豆二段仕込 道楽
値段:1,610円
内容量:300ml
1mlあたり:5.36円
明治時代から100年以上醤油づくりをしている老舗醤油メーカーの高砂屋がこだわって製造した再仕込み醤油です。2年の熟成期間を経ることでまろやかな旨味と香りを楽しむことができます。
冷奴やお刺身などそのままの風味を楽しむ食べ方がおすすめです。また、アツアツのご飯にかけると湯気と一緒にふわりと醤油の良い香りがします。卵かけごはんや納豆ごはんのお供にいかがでしょうか。
3位:湯浅醤油 生一本黒豆
値段:1,188円
内容量:200ml
1mlあたり:5.94円
和歌山県にある醤油メーカー湯浅醤油で作られた、丹波黒豆100%使用のこだわりの醤油です。2006年からモンドセレクション特別金賞を連続受賞しており、その質の高さが伺えます。
テレビや雑誌でも多く取り上げられ数ある高級醤油の中でも有名な商品でしょう。醤油によくある塩辛さは全くなくまろやかで煮詰めても味が安定しているのが特徴です。ギフトにもおすすめの醤油です。
2位:湯浅醤油 魯山人醤油
値段:1,663円
内容量:200ml
1mlあたり:8.32円
芸術家であり美食家であった魯山人のこだわりを後世に残したいという思いで製造された醤油です。原材料から製造方法まですべてにこだわり、配合は淡口醤油だが色は濃口。
そして旨味はたまり醤油以上ということで、前述した醤油の種類のどれにも当てはまらない唯一無二の醤油となっています。
「美味しいものを食べるのではなく美味しく食べる」という魯山人の言葉通り、どんな食材もおいしくする醤油です。ぜひお試しくださいね。
1位:空知舎 黒の雲丹醤油
値段:1,296円
内容量:150ml
1mlあたり:8.64円
北海道産雲丹をふんだんに使った醤油です。雲丹そのものの味わいが楽しめ、2021年1月時点で累計30万本を売り上げるという人気ぶりです。そのおいしさは一度食べたら感動し、周りの人にも買ってあげたくなるほどのようです。
白いご飯はもちろん、卵かけごはんやパスタにも合います。高級食材の雲丹が身近に感じられる醤油なのではないでしょうか。
まとめ:高級醤油ランキングでお気に入りを見つけよう!
醤油は日常的に使う調味料です。身近なスーパーでも買うことが出来ますが、たまには今回紹介したような高級醤油もいかがでしょうか。
お料理に沢山使うのではなく卓上醤油として少量使うだけでも、その食卓に特別感が出ること間違いなしです。色々試して自分好みのこだわりの醤油を見つけてみてくださいね。