生姜パウダーの作り方が知りたい人必見!保存方法や使い方も解説!
生姜パウダーを使ってみたい。
生姜パウダーって自分で作れるのかな?

生姜パウダーは身体を温める効果のある「ショウガオール」をとても手軽に摂ることができる食品です。紅茶に入れたり料理に使ったりとさまざまなシチュエーションで活躍します。そのため、「生姜パウダーを自分も使ってみたい!」と思う人は多いのではないでしょうか。

 

しかし、生姜パウダーはよく行くスーパーではあまり置いておらず、ネット通販で購入することが主流です。

また、お値段もいつも使っている生の生姜に比べると高い印象となります。ですので、使ってみたいけどなかなか購入まで踏み切れないという人もいるでしょう。

 

実は、生姜パウダーは自宅で簡単に作ることができます。生姜パウダーを使ってみたいけど、購入場所やお値段のことでなかなか踏み切れないという人は、ぜひ生の生姜から生姜パウダーを手作りしてみてください。

 

この記事では、生姜パウダーの作り方や使用する器具について、生姜パウダーの保存方法や使い方まで解説します。

生姜パウダーは簡単に身体を温めることができる優れものです。冷え性に悩んでいたり、ダイエット中の方には大変おすすめですよ。

 

以下の記事では生姜パウダーの効果について解説しています。あわせて参考にしてくださいね。

生姜パウダーの作り方

オーブンで乾燥させる作り方

さっそく生姜パウダーの作り方を紹介します。まずはオーブンを使った作り方です。天日干しで乾燥させるより断然時短になるので、毎日仕事や家事で忙しいという人も手軽に試すことができますよ。

 

<生姜パウダーの作り方(オーブン使用)>

1.生の生姜をキレイに洗う

2.洗った生姜を1ミリ程度にスライスする

3.クッキングシートを敷いた鉄板にスライスした生姜を並べる

4.100℃に余熱したオーブンで6070分加熱する

5.パリパリに乾燥したらミルなどで粉末状にする

 

オーブンを使った生姜パウダーの作り方は以上です。想像以上に簡単だったのではないでしょうか。オーブンに入れてしまえば後は放っておいてもOKなので、少し手が空いたスキマ時間にも作業をすることができますね。

天日干しで乾燥させる作り方

続いて、生姜を天日干しで乾燥させて生姜パウダーを作る方法を紹介します。こちらは乾燥させる前に事前に生姜を蒸したりするので、オーブンよりは少し時間がかかります

しかし時にはこうして自分が摂る食品のために手間ひまかけてみるのも、良い気分転換になるかもしれません。

 

<生姜パウダーの作り方(天日干し)>

1.生の生姜をキレイに洗う

2.洗った生姜を1ミリ程度にスライスする

3.蒸し器にスライスした生姜を並べ、30分ほど蒸す

4.蒸した生姜をザルやバッドに広げ、日当たりの良い場所におく

5.パリパリに乾燥したらミルなどで粉末状にする

 

蒸す工程が面倒な場合、スライスした生姜をそのまま天日干ししてもOKです。ただし生姜を蒸して加熱することでショウガオールの量をさらに増やす事ができるので、時間があれば干す前に蒸すのをおすすめします。

 

また、干す時間は1~2日程度となりますが天気が悪かったり湿気が多かったりするとさらに時間がかかるかと思いますので、天候や季節などを考慮してその都度調整してください。

生姜パウダーの作り方のポイント

オーブンでも天日干しでも、以下のポイントに気を付ければ失敗なく生姜パウダーを作ることができます。自分で生姜パウダーを作るならぜひ知っておきたいポイントです。

生姜パウダーを作る時の3つの注意点

1.生姜は乾燥すると約10分の1の量になる

生姜は乾燥させると約10分の1の量になります。そのため、作りたいパウダー量から逆算して生の生姜を用意するようにしましょう。思った以上に生の生姜を用意しなくてはいけないと感じるかもしれません。準備するのが大変であれば市販品を購入するのも検討しましょう。

 

2.加熱をしすぎない
ショウガオールは加熱により増える成分です。しかしあまりに高温で加熱すると成分自体が壊れてしまうので注意しましょう。基本的に80~100℃くらいで加熱するのが最も良いです。

 

そのためオーブンであれば100℃など設定できる最低温度にしたり、蒸すのであれば弱火で静かに蒸すことが大切です。こうすることで身体を温める成分であるショウガオールを壊さず増やすことができます。

 

3.しっかり乾燥させる
生姜を乾燥させる時はしっかりパリパリになるまで行いましょう。目で確認する時は元の生姜の10分の1程度になったか見ると良いでしょう。また、実際に手で触ってみて簡単に粉々にできるくらいであれば十分です。

 

しっかり乾燥させないと保存している時にカビが生えてしまう可能性があるので、注意したいポイントなのです。

粉末にする器具は家にあるものでOK

生姜を粉末状にするには家にあるどんな器具を使ってもOKです。ただし器具によって粉の粗さが変わってくるので、お好みの出来上がりに合わせて器具を選択するのも良いでしょう。

 

1.ミルを使う

ミルは個体を粉末状にするための器具です。コーヒー豆やにぼし、お茶の葉などを粉末にするのによく使われます。電動式であればムラのない粉末にしてくれるので、売っているようなキレイな生姜パウダーを作りたいのであれば、ミルがおすすめでしょう。

 

以下の商品はお茶挽きやミキサーとしても使えるのに比較的お値段も手に取りやすいので、ミルが初めてという人にもおすすめですよ。

 

2.ミキサーやフードプロセッサーを使う

乾燥した生姜を粉末状にするにはミキサーやフードプロセッサーを使ってもできます。普段の料理にこれらを使用しているという人は、いつも使っている器具で生姜パウダーも作ることができます。

ただし、これらはミルに比べ重量があるものが多いので、生姜パウダーを作るだけのために出すのは、少し面倒に思うかもしれません。

 

こちらのフードプロセッサーは食材を刻む以外に、おろしたり泡立てたりもできます。デザインも比較的コンパクトでおしゃれなのでインテリアにも馴染みやすいです。

こういった器具を持っていない方はこの機会に購入を検討しても良いのではないでしょうか。

 

3.すり鉢を使う

実は生姜パウダーはすり鉢でも作ることができます。上記のような特別な器具を使わなくてもいいとなると一気にハードルが下がりますね。

古くからある調理器具のひとつですが登場回数が少ないので、持っていないという人もいるかもしれません。

 

しかし、今やすり鉢は100円均一のお店でも購入ができるのです。乾燥した生姜を粉末状にしたいなら、一番安価に購入しやすいすり鉢から試してみてもいいかもしれません。

 

また、すり鉢の中には以下のようなこだわりのものも多くあります。すり鉢は食材をする以外に潰したりあえたりもできます。この機会にお気に入りのすり鉢を見つけてみるのも良いかもしれませんね。

生姜パウダーの作り方以外の豆知識

生姜パウダーの保存方法

粉末にした生姜パウダーは湿気に弱いので、保存する時は必ず密閉容器に入れましょう。また、その中にお菓子に入っているような乾燥剤を入れておけばより長く作りたての状態をキープできます。

 

保存は常温でもOKですが、その場合は早めに使い切りましょう。冷蔵庫に入れれば2ヵ月ほど持ちます。

生姜パウダーの使い方

出来上がった生姜パウダーは色んな使い方が出来ます。ぜひ色んなものに入れて手作りの生姜パウダーを楽しんでください。

 

1.飲み物に入れてみる

まず簡単なのが飲みものに入れることです。紅茶に入れれば生姜紅茶になります。また、ミルクティーにシナモンなど他のスパイスと一緒に入れれば簡単にチャイもできます。

 

その他、ココアやコーヒーに入れてもいつもと違う風味を楽しめますよ。色々試してお好みのドリンクを見つけてください。

 

2.汁物に入れてみる

飲みもの以外に、汁物に生姜パウダーをサッと入れるのもおすすめです。特に朝のお味噌汁に生姜パウダーを入れれば、身体がポカポカと温まってきて午前中から仕事がはかどるかもしれません。

 

毎日生姜パウダー入りのお味噌汁を飲むと、1ヵ月で基礎体温が上がったという研究結果もあるそうです。基礎体温が上がれば免疫力も上がり、健康に繋がります。もちろんお味噌汁以外の汁物でもOKです。日々の食事に生姜パウダーを取り入れ、さらに健康な身体に近づきましょう。

 

3.料理に使ってみる

豚の生姜焼きやサバの味噌煮など、普段生姜を使う料理に生姜パウダーを使ってみましょう。生の生姜を使うより時短になります。時短と言えば生姜チューブですが、生姜チューブは添加物が多く含まれています。その点、手作りの生姜パウダーは完全無添加なので安心ですよ。

 

生姜チューブについては以下の記事で解説していますので参考にしてください。

生姜パウダーの簡単おすすめレシピ

最後にひとつだけ、生姜パウダーを使ったおすすめドリンクレシピを紹介します。とても簡単ですがポカポカと身体が温まるドリンクです。意外と飲みごたえがあるので小腹が空いた時のおやつ代わりにもおすすめです。

 

<生姜パウダー入りスパイスココア>

・純ココア:小さじ2

・生姜パウダー:小さじ1/4

・シナモン:小さじ1/2

・砂糖(またははちみつ):小さじ1

・牛乳(または無調整豆乳):150ml

 

<手順>

1.牛乳以外の材料をカップに入れ、少量のお湯で練る

2.牛乳を加える

3.電子レンジでお好みの温かさになるまで温める

4.よく混ぜて飲んでください

 

生姜の風味もしっかりして身体が温まります。砂糖はどの種類でも良いですが、てんさい糖を使うのがおすすめです。なぜならてんさい糖には身体を温める効果があるからです。

生姜パウダー以外の食材にもこだわりたい時には、ぜひてんさい糖を入れて作ってみてくださいね。

まとめ:作り方を知って生姜パウダーを自宅で簡単に楽しもう

生姜パウダーは自宅で簡単に作ることができます。オーブンがあればとても短時間で作ることができますし、なくても天日干しで生姜を乾燥させればOKです。

 

生姜パウダーを手作りするうえで知っておきたいポイントは以下の3点です。

 

1.生姜は乾燥すると約10分の1の量になる
2.加熱をしすぎない

3.しっかり乾燥させる

 

生姜パウダーは飲みものや料理などさまざまな使い方を楽しむことができます。また、生姜パウダーで身体を温めることで免疫力のアップに繋がり、さらに健康へ近づけます

 

生姜パウダーを普段の食事に摂り入れて、手軽に生姜の風味や効果を楽しみましょう。

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