気になるけど作り方がよくわからないから飲んだことがない…。
そんな疑問に答えます。
生姜紅茶を飲むと、身体が温まるだけではなく、風邪対策やダイエット効果も期待できます。自宅で簡単に作ることが出来ますし、チューブの生姜でも作れますよ。
この記事では、生姜紅茶を飲むことで期待できる効果や自宅で簡単にできる作り方など、詳しく解説していきます。
目次
生姜紅茶にはどんな効果がある?
生姜紅茶には、風邪予防をはじめとしたさまざまなうれしい効果が期待できます。ここではその中でも特に重要なものを3つ、ピックアップしてご紹介をしていきます。
『抗菌・抗ウイルス効果』による風邪予防
生姜紅茶は風邪の予防に効果的です。紅茶に含まれる「カテキン」には、風邪やインフルエンザウイルスに感染するのを防いでくれる効果があります。
紅茶でうがいをすると風邪予防になると聞いたことはないでしょうか。これも、この紅茶の抗菌・抗ウイルス作用を期待した予防法ですね。
そして、生姜にも「ジンゲロール」という強い抗菌作用を持つ成分が含まれています。よくお刺身やお寿司などに生姜が付け合わせでついてきますよね。これは、生ものと一緒に生姜を食べることで食中毒を予防するためです。
このように生姜紅茶に使用されている紅茶と生姜は、どちらも抗菌作用があります。つまり、生姜紅茶を飲むことで簡単に風邪予防ができるのです。
なお、「ジンゲロール」は生の生姜に多く含まれます。なので生の生姜を使って生姜紅茶を作ると、より風邪予防の効果が期待できます。
風邪のひき始めに効く『発汗解熱効果』
また、生姜紅茶には発汗解熱効果があります。この効果により先程の風邪予防だけではなく、風邪のひき始めにも生姜紅茶は活躍します。
「風邪かな?」と気づいたまさにその時、悪化する前に生姜紅茶を飲みましょう。飲むタイミングは葛根湯と同じと覚えておけば大丈夫です。
寝る前に生姜紅茶を飲めば、次の日にはすっかり良くなっているはずです。もし喉も少し痛いようでしたら、はちみつを入れて飲んでみるのもおすすめですよ。
ただし、ここでひとつ注意点があります。生姜紅茶の「発汗解熱作用」は生の生姜を使った時にのみ効果があります。そのため、風邪のひき始めに生姜紅茶を飲むのであれば、必ず生の生姜を使いましょう。
粉末生姜や加熱した生姜はこうした発汗作用よりも身体を温める効果の方が強いので、むしろ身体に熱をこもらせてしまい逆効果となるおそれがあるのです。
冷え性改善にも効果的
生姜紅茶には身体を温める効果があります。冷え性で悩む方には嬉しい効果です。
生姜の入った料理を食べると身体がポカポカと暖かくなりますよね。これは生姜に含まれる「ショウガオール」という成分によるものです。「ショウガオール」は身体の深部の発熱を促すので、冷え性改善が期待できる成分なのです。
また、紅茶自体にも身体を温める効果があります。紅茶は完全発酵茶といい、緑茶や烏龍茶などよりもさらに茶葉を発酵させたお茶です。
お茶は発酵度合いが高いほど身体を温める効果が強くなります。そのため紅茶を飲むことで身体がポカポカと温まるのです。
それぞれ単体でも身体を温める効果のある生姜と紅茶。このふたつが組み合わさって悪くなるはずないですよね。つまり、生姜紅茶は身体を温めるにはうってつけの飲みものなのです。
生姜紅茶にはダイエット効果も!
生姜紅茶に含まれる「生姜」と「紅茶」には、どちらにもダイエット効果があるといわれています。ここでは、ダイエットに効果的な生姜紅茶の飲み方などをご紹介していきます。
ダイエットに生姜紅茶が役立つ理由
実は生姜紅茶はダイエットにも役立ちます。
生姜に含まれる「ショウガオール」という成分に身体を温める効果があるのは、先程お伝えしました。しかし、さらに生姜には「ジンゲロン」という代謝を促進したり脂肪燃焼を促す成分も含まれているのです。
また、紅茶に含まれる「カフェイン」にも中性脂肪を燃焼する効果があります。このように、身体を温めて脂肪燃焼を促してくれる効果のある成分が多く含まれていることが、生姜紅茶がダイエットに役立つ理由なのです。
ダイエットに効果的な生姜紅茶の飲み方
では、ダイエット目的の場合、生姜紅茶はどのように飲めば効果的でしょうか。意識するポイントは以下の2つです。
1.乾燥生姜や加熱した生姜を使う
2.運動をする前に飲む
まず、ダイエットに役立つ身体を温めたり脂肪を燃焼したりする成分は、加熱や乾燥をした生姜に多く含まれています。
生の生姜に含まれる成分が、加熱や乾燥をすることでダイエットに役立つ成分に変わるのです。そのため、ダイエット目的なら、生姜紅茶は加熱または乾燥した生姜で作りましょう。
また、生姜紅茶を飲むタイミングですが、ダイエット目的の場合、運動前がおすすめです。生姜紅茶で身体を温めてから運動すれば、脂肪燃焼効果も高まります。
運動前に生姜紅茶を飲めば、いつもより早く汗をかくことを実感できるはずですよ。
【タイプ別】効果を感じやすい『生姜紅茶』の作り方
生姜紅茶は、生姜と紅茶の茶葉があれば自宅で簡単に作ることができます。ここでは、使う素材のタイプ別に、効果を感じやすいおすすめの淹れ方をご紹介していきます!
生の生姜を使う場合
生姜紅茶で得られる効果は、生姜を生の状態で使うか、加熱または乾燥後に使うかで変わってきます。期待する効果にあわせて作り方を変えると良いでしょう。
それではまず、生の生姜での作り方を説明します。生の生姜を使った生姜紅茶では、生姜の「抗菌作用」や「発汗解熱作用」が期待できます。風邪の予防やひき始めに生姜紅茶を飲みたい時は、こちらの作り方がおすすめです。
なお、生の紅茶を使った作り方はとても簡単です。お好みの濃さに淹れた紅茶にすりおろした生姜をティースプーン1杯程入れれば出来上がりです。すりおろすのが面倒であればスライスした生姜を入れても良いでしょう。
とても簡単なので、風邪のひき始めで調子が悪い時でも作ることができますよ。
加熱した生姜を使った生姜紅茶
加熱した生姜には「ショウガオール」や「ジンゲロン」といった身体を温めたり脂肪燃焼効果のある成分が多く含まれます。なので、冷え対策やダイエット効果を期待するならこちらの作り方がおすすめです。
作り方は簡単です。まずミルクパンなどの小さい鍋に水と細切りにした生姜を入れてお湯を沸かします。その後、そのお湯で紅茶を淹れれば出来上がりです。とっても簡単ですよね。
または、すりおろした生姜をレンジで10秒程加熱して紅茶に入れてもOKです。これだけで身体が温まりダイエットに効果的な生姜紅茶が飲めますよ。
生姜チューブでも生姜紅茶は作れる?
普段生姜はチューブのものしか買わない。生姜紅茶のために生の生姜を買うのは面倒。そんな方も多くいると思います。しかしご安心ください。生姜チューブでも生姜紅茶を作ることができます。
作り方は、ティースプーン1杯程度のチューブの生姜を紅茶に入れるだけです。生姜を加熱したい場合はレンジを使えば良いですよ。生姜チューブならとても簡単に生姜紅茶が飲めますね。
ただし、市販の生姜チューブの中身は生姜だけではなく色んな添加物が含まれています。そのため生の生姜のすりおろしより生姜の割合が少なく、効果は少し劣ります。
生姜紅茶の効果をしっかり体感したい!という人は、チューブではなく生の生姜を使うのがおすすめかもしれません。
生姜紅茶の効果を手軽に楽しむなら市販品もおすすめ!
生姜紅茶を手軽に楽しむなら市販品もおすすめです。筆者はコーヒーより紅茶派で、生姜紅茶も含め、かなりいろいろな商品を試しています。その中でも風味が良く美味しかったものを3つだけご紹介していきますね。
日東紅茶 しょうが紅茶
こちらの商品はスーパーなどでもよく見かけるので手に入りやすく、手軽に生姜紅茶を楽しむことができます。
筆者も生姜紅茶を飲みたいと思ったらこちらをよく購入しています。粉末生姜を使用しているため冷え対策やダイエット目的という方にはうってつけです。
がばい農園 国産の生姜紅茶
国産の素材にこだわった生姜紅茶です。安全性にもしっかり配慮されている商品です。市販品は添加物が心配という方も安心して楽しめるのではないでしょうか。ティーパックなので淹れるのも簡単なのが嬉しいですね。
名糖 しょうが紅茶
粉末タイプの生姜紅茶です。サッとお湯に溶かしてすぐ飲めるので簡単に生姜紅茶が楽しめます。はちみつ入りなので生姜の刺激が苦手という方にもおすすめです。
また、カフェインレスなのでカフェインが苦手な方や妊婦さんでも安心して飲めますよ。
生姜紅茶の効果はアレンジしても変わらない!
生姜紅茶は、生姜のピリッとした刺激があるので苦手な人もいるかもしれません。また、味は嫌いじゃないけど毎日同じだと飽きるという人もいるでしょう。実は生姜紅茶は色々とアレンジをすることができるのです。
生姜の刺激が苦手という人ははちみつや砂糖を入れてみましょう。ほんのり甘さが加わって飲みやすくなります。砂糖は何でも良いですが、白砂糖より黒砂糖の方が身体を温めるのでおすすめです。
また、生姜紅茶にミルクとシナモンなどのスパイスを入れてみましょう。すると、簡単にチャイに早変わりします。午後のホッと一息つきたい時間におすすめです。
さらに、生姜紅茶を1年中飲みたいけど夏は熱いものを飲みたくない。そんな時はアイスティーにしてしまえばOKです。夏も冷房の冷えが気になりますし、熱いから飲みたくないというのは勿体ないです。
濃い目に淹れた生姜紅茶を炭酸で割れば、アイスティーとはまた違う爽やかな夏の飲みものになりますよ。ぜひお好みのアレンジを見つけて、生姜紅茶を1年中楽しんでくださいね。