にんにく味噌漬けは栄養抜群!手作りレシピや市販の人気商品をご紹介
にんにくの味噌漬けって作れるのかな?どのくらい保存できるんだろう。市販ではどんなものが人気なんだろう?

そんな疑問にお答えします。

筆者は軟らかくなったにんにく味噌漬けを使ってお肉に味付けをして焼いたり、ご飯ににんにくの香り豊かな味噌をそのまま乗せて食べるのが大好きです。

にんにくの味噌漬けをたくさん作って近所におすそ分けするのも日常風景、そんな地域で育ってきました。

この記事では、にんにくの味噌漬けの簡単な作り方3種類と、長期保存するコツ、そして市販で人気のにんにく味噌漬けを7つご紹介したいと思います。

にんにくの味噌漬けの健康効果

にんにくの味噌漬けの健康効果

この項では、にんにくの味噌漬けを食べると、健康にどのような効果があるのかをまとめました。にんにくの味噌漬けの基本的な材料は「にんにく」と「味噌」。どちらも健康に良さそうなイメージがありますよね。

にんにくはスタミナたっぷり、味噌は大豆からできている発酵食品、合わせるととても元気になれそうな気がします。にんにくと味噌は栄養的にとても相性がよく、おいしく健康効果を得られるということがわかります。

ダイエットとにんにく味噌漬け

ダイエットのために野菜炒めで油を減らしたときは、味噌を足すことで物足りなさをカバーすることができます。味噌には香り付けの効果があるので、料理の風味がよくなります。

さらに、味噌は和の食材だけでなく、バターや牛乳などの洋の食材とも合わせることができるので、ダイエットメニューのレパートリーを増やせるというメリットがあります。

ダイエットや健康を意識して脂分や塩気の少ない料理を食べていると、なんとなく物足りなさを感じてくるとのではないでしょうか。その状態が続けば、ストレスが溜まってドカ食いにつながる可能性もあります。

そこで脂分や塩分の少ない料理に、香辛料であるにんにくを使うと味と香りにメリハリが生まれ、物足りなさを解消することができます。

にんにく味噌は大豆とにんにくの旨味成分たっぷりなので、コクがうまれて味わい深くなります。また、にんにくには血行をよくして身体をあたためる作用があるため代謝を上げる効果があり、エネルギーを消費しやすくして脂肪を溜め込みにくくします。

風邪予防とにんにく味噌漬け

味噌は乳酸菌を含むため、腸内環境を良好にし免疫機能を向上させます。

腸内フローラを整えるには、食物繊維やビタミンも必要です。大豆製品である味噌には、その食物繊維やビタミンをはじめ、タンパク質も含まれており風邪予防にうってつけです。

免疫力を高めるためには、抗菌作用のあるにんにくを料理にとり入れるのもひとつの手で、同時にビタミンA、ビタミンCを含む野菜や、肉・魚などのタンパク質、炭水化物をとりエネルギーを補給しましょう。

風邪は多くは1週間程度で治りますが、「万病の元」とも言われる通り合併症をおこすこともあるため、たかが風邪と思っていてはいけません。

風邪かなと思ったら、まずは体を休め、にんにくなどの香味野菜で体をあたためる食事をとり、風邪を長引かせないようにしましょう。

全身疲労とにんにくの味噌漬け

味噌(豆類)に多いアスパラギン酸は、エネルギーの代謝をスムーズにする作用があります。疲れが取れない、集中力が続かない…病気でもないのにこのような症状があったら、スタミナ不足によって体力が低下しているかもしれません。

食事は量だけでなく内容を重視する必要があります。スタミナをつけようとしてご飯ものやラーメン、脂っこいものを食べているとバランスが偏ります。エネルギーの変換に不可欠なビタミンB1、B2が不足し、せっかくのエネルギー源を有効活用できません。

味噌とにんにくはビタミンB群がたくさん含まれており、にんにくの香り成分といっしよに摂ることで効率よく吸収することができます。

アンチエイジングとにんにくの味噌漬け

大豆からつくられる味噌にはポリフェノールの一種であるイソフラボンが含まれ、更年期障害や骨粗鬆症、がん予防などに効果があります。

にんにくに含まれるアリシンはイオウ化合物のひとつ。イソフラボン、アリシンはともに水溶性なので、味噌までそのまま食べられる「にんにくの味噌漬け」は栄養を活かしたままで身体に取り込むことができます。

老化を進める活性酸素を無害化する抗酸化物質は、加齢とともに減少し、食品から補う必要性が出てきます。活性酸素は、ストレス、飲酒、紫外線、激しい運動などでも増加します。

抗酸化成分には、ポリフェノール、イオウ化合物、ビタミンCなどがあります。ポリフェノールは植物性の食品に多く、抗酸化成分どうしを組み合わせて食べると効果が高まると言われているため、にんにくの味噌漬けを野菜やごまなど、さまざまな食材と合わせるといいでしょう。

にんにくの味噌漬けの作り方・レシピと保存方法

にんにくの味噌漬けの作り方・レシピと保存方法

にんにくの味噌漬けは簡単に作ることができ、使い道が広いのが特徴です。味噌に漬け込むことで、にんにくの匂いや辛味がマイルドになり、旨味が出てとても食べやすくなります。

そのまま食べるだけでなく、炒めものや、和洋中のの料理に幅広く利用できます。最初は分量通りに作ってみて、そのあと自分好みにアレンジして作ってみるといいでしょう。

【にんにくがゴロゴロ】にんにくの味噌漬けの作り方・レシピ(その1)

  • 材料
    にんにく:300g
    味噌:200g
    みりん:大さじ4
  • 作り方
    1.容器や道具を煮沸消毒、またはアルコール消毒して乾かします。
    2.にんにく4個を1かけずつバラし、根元と薄皮を取り除きます。
    3.味噌200gに、みりん大さじ4をまぜます。お好みで赤唐辛子を入れてもいいです。
    4.容器の中ににんにく、3の味噌を入れ、よく混ぜます。味噌床はタップリといれて漬けたほうが美味しく仕上がります。しっかりと蓋をしたら涼しい場所で保存します。ときどきかき混ぜ、1ヶ月以上漬ければ完成です。
[美味しい食べ方・レシピ]そのまま食べてもいいし、焼いて食べてもいいでしょう。味噌にもにんにくの風味が移っているので、炒め物やスープなどに使えます。

【にんにくの産地・壱岐島風】にんにくの味噌漬けの作り方(その2)

  • 材料
    にんにく1kg
    水飴100g
    味噌1kg
    ざらめ50g
  • 作り方
    1.にんにくを6時間ほど水につけ、丁寧に皮を剥きます。
    2.にんにくをさっと湯通しします。
    3.味噌・水飴・ざらめを混ぜておきます。
    4.漬け樽のそこに3をいれ、その上ににんにくを並べます。その上に3、にんにく…の順に重ねていきます。
    5.最後に味噌で覆い、ラップ、2kgくらいの重石をします。冷暗所で保存し、3ヶ月後からが食べごろです。

【青森風・練り味噌タイプ】にんにくの味噌漬けの作り方・レシピ(その3)

  • 材料
    にんにく:60g(1玉くらい)
    たまねぎ:60g(半分くらい)
    サラダ油:大さじ2
    味噌:250g
    砂糖:130g
    酒:大さじ4
  • 作り方
    1.にんにく、たまねぎは摺り下ろすか、ミキサーにかけます。
    2.鍋にサラダ油を入れて温め、1を入れてよく炒めます。
    3.2に味噌、砂糖、酒を加え、弱火で20~30分間、焦げないように底の方から混ぜ、練り上げます。ねっとりとしたにんにく味噌漬けになります。

[美味しい食べ方・レシピ]ご飯にのせたり、味噌おにぎりにも合います。野菜炒めやナス田楽、豆腐田楽や茹でたこんにゃくにつけても美味しいです。好みでごまや豆板醤を混ぜてもいいでしょう。豚肉などのビタミンB1の多い食材の吸収を高め、疲労回復やダイエット効果が期待できます。

にんにくの味噌漬けの保存方法

にんにくの味噌漬けは、清潔な容器のなかで保存すれば、冷暗所で1年以上保存することができます。容器の消毒方法は、アルコール(ホワイトリカーでもOK)で拭く方法、または煮沸する方法があります。

煮沸方法は、まず鍋にたっぷりのお湯を沸かし、そのまま耐熱のビンと蓋を入れ、5分ほど煮沸消毒をします。ゴムの部分も外して消毒します。その後、きれいで乾燥したふきんの上で、完全に乾燥をさせます。さらに天日で乾かすと安心です。

大きい容器の場合は、熱湯をかけて拭き取り乾燥させます。水分が残っていると中身が腐敗する可能性があるので、しっかり乾燥させることが大切です。かびや腐敗の対策を立てることが、おいしく漬けて長期保存させるコツです。

市販のにんにくの味噌漬け 人気商品7選

この項では、通販で買える人気のにんにくの味噌漬けや、少し変わった商品を7種類ご紹介します。

見てみると、にんにくの味噌漬けには全国にたくさんの種類があり、多くの人に愛され、とても人気があることがわかります。味だけでなく、手軽な食べやすさや、健康効果が気にいる人が多いようです。

にんにくの味噌漬けは地域によって変わり種もあるので、試しに自宅用に買って食べてみたり、贈答品として購入してみるのもいかがでしょうか。参考にしてみてください。

市販の人気商品(その1):京味噌にんにく

伝承の京味噌に、風味豊かな焼津産かつお節と高品質な小粒にんにくを合わせた、とても食べやすい「京味噌にんにく」。味噌の甘味がとても食べやすく最高のおかずです。

独自の加熱製法でニオイを抑えているので、にんにくなのに次の日も全くニオイがしません。何度食べても飽きない美味しさでリピーター続出です。中華料理の食材の宝庫として名高い中国河北省産の高品質な小粒にんにくを使用しています。

市販の人気商品(その2):田子にんにくの味噌漬け

青森県田子町で育ったにんにくは、糖度が高く、風味がとても豊かで高品質。毎年、獲れたての新しいにんにくを、産地でそのまま酢漬けにしてから味噌に漬け込み、カリッとした食感に仕上げています。

一般に出回っているものと違い、産地で漬け込んでいて加熱もしていないため、田子町産のおいしいにんにくの味がそのまま残っています。

余計な消臭加工をせずシンプルなので、にんにく本来のの多少のにおいや辛さが残っており、産直の贅沢な美味しさをダイレクトに味わうことができます。

市販の人気商品(その3):しじみにんにく 唐辛子味噌仕立て

にんにくとしじみを融合させ、ピリリとした味噌に絡めたとても美味しいにんにく味噌漬けです。味噌の中にはカットされたやわらかなにんにくがたくさん入っています。

ピリ辛の味わいと甘じょっぱさが絶妙で、ご飯のおかず、お酒のつまみにぴったりです。にんにくと唐辛子の効果で血行が良くなり、身体の中からじんわりとあたたまってきます

青森県八戸市の会社が作っており、青森県産のにんにくとしじみを両方味わうことができる贅沢な逸品。肝臓に嬉しいしじみパワーで、お酒を飲む方にもおすすめの健康的なにんにく味噌漬けです。

しじみにんにく 唐辛子味噌仕立て

市販の人気商品(その4):ご当地グルメ 但馬牛にんにく肉味噌

にんにくの風味と兵庫県のブランド牛「但馬牛」の旨みが染みた、ご飯が止まらなくなる肉味噌です。カリカリとした食感の良いにんにくが瓶の中にこれでもかと入っており、甘辛い肉味噌が美味しさを引き立てます。

にんにく自体の辛味が少なく、匂いもキツ過ぎないで食べやすいと評判で、大人から子どもにまで大人気のにんにく味噌漬けです。味噌も辛すぎず、しっかりとお肉の甘みがあり辛いのが苦手な方もおいしく食べられます。

ボリューミーで1瓶あたりの量もかなりあるので、酒の肴にそのまま食べたり、ご飯のお供にもバッチリ、冷奴や野菜に添えたりいろいろ楽しめます。

市販の人気商品(その5):八丁味噌にんにく

八丁味噌の老舗「まるや」の味噌を使用したにんにくの味噌漬けです。

にんにくはゴロゴロとたくさん入っており、歯ごたえが残っていて不思議とくさみはありません。にんにくの味がしっかりしているのに、翌朝にも匂いが残らないので安心です。

見た目は味噌が染み込んでいて濃い味なのかと思いきや、そのままでも、お酒のおつまみにもなるちょうどいい味わいです。

八丁味噌の色が濃いのは、長期の熟成で抗酸化物質のメラノイジンがたくさん入っているから。アンチエイジング効果のある、低カロリーで健康的な八丁味噌のコクは、他の地域ではなかなか味わえません。名古屋のお土産や贈り物としても人気です。

市販の人気商品(その6):尾道にんにくみそ

1個あたり130g前後もある大ぶりのジャンボにんにくを使用したにんにく味噌漬けです。

ジャンボにんにくを食べやすく小さく刻み、有機醤油や米麹、唐辛子などを使用して仕上げました。食欲をそそる香ばしい風味を持ちながらも、普通のにんにくより刺激やニオイが残りにくいのがポイントです。

卵かけごはんに添えたり、マヨネーズと和えてサラダにしたりと使い方は無限大。広島県産ジャンボにんにく、有機醤油を使用し、素材にもこだわっています。

市販の人気商品(その7):発酵黒にんにく味噌

熊本県産の味噌と青森県産の黒にんにくを使用した「発酵黒にんにく味噌」。

阿蘇地方の天然水で作られた自慢の無添加合わせ味噌に、店こだわりの「発酵黒にんにく」を加えてつくりました。オススメの食べ方は、お肉にのせて焼いたり、野菜につけたり、パンにつけて焼いたり

発酵黒にんにくは、長時間高温で熟成させたものなのでにんにく特有の強い香りを気にせずに食べることができます。どんな食材にも合わせられて、食べる手が止まらなくなります。甘めの味噌なので万人受け間違いなしです。

まとめ:市販で大人気のにんにく味噌漬けはお家でも作れる!

にんにくの味噌漬けは、日本全国で形を変えてさまざまな商品として市販されています。お家にあるととても便利で、そのままご飯のおかずになるだけでなく、いろいろな料理に活用することもできます。

自宅で自作したにんにくの味噌漬けは、カビを防ぐコツを掴めば1年以上の保存も難しくありません。健康にも嬉しいにんにくの味噌漬けを味わってみませんか。

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