そんな疑問に答えます。
筆者もドライフルーツはヨーグルトに入れたりそのまま食べたりして、おやつや小腹がすいた時に大活躍しています。
最近は高級な果物を使ったドライフルーツも扱われるようになって、選ぶ楽しみが増えましたね。ただ毎日食べていると、あの甘さにちょっと飽きてしまうのも事実です。
この記事を読むと、ドライフルーツのアレンジ方法や自宅で作るレシピがわかります。
目次
【簡単混ぜるだけ!】ドライフルーツのアレンジ初級編
美容や健康、腸活にも効果があると言われているドライフルーツは、ぜひ毎日の食卓に取り入れたい食べ物です。ただ、毎日食べると飽きてしまったり、甘さの苦手な人には続けられなかったりしますね。
ドライフルーツはアレンジのしやすい食べ物で、さまざまな活用方法があります。ではまず混ぜるだけでできる簡単なアレンジ方法を見ていきましょう。
グラノーラに混ぜよう
食物繊維たっぷりのグラノーラは「腸活」に最適で、バランスのいい食品です。朝食やちょっとしたおやつに、グラノーラを食べている人は多いでしょう。最近はカロリーオフのグラノーラもあって、食べやすくなりましたね。
グラノーラにドライフルーツを入れるアレンジ方法は、すでに定番と言えます。「フルーツグラノーラ」を購入すれば、プロの選んだドライフルーツが入っていて便利です。
ただ「毎日食べると飽きてくる」と言う声もよく聞きます。そんな時にはグラノーラに入れるドライフルーツを工夫しましょう。
オレンジやレモンの柑橘類のドライフルーツを入れるとさっぱりとした酸味で食欲が進みますし、マンゴーやパイナップルは南国の香りがしてちょっと贅沢な雰囲気が味わえます。
イチゴやブルーベリーなどのベリー類も色合いがかわいらしくて、味だけでなく見た目も鮮やかになりますね。
ドライフルーツのヨーグルト漬け
ドライフルーツをヨーグルトに漬けるアレンジ方法は、数年前にテレビで紹介されてから知られるようになりました。
ヨーグルトにドライフルーツを入れて一晩漬けるだけの簡単な方法がうけて、今も続けている人の多い食べ方です。
ドライフルーツのヨーグルト漬けに関しては、こちらの記事に詳しくまとめていますので併せてご覧ください。
ドライフルーツを入れた水【フォンダンウォーター】
フォンダンウォーターは水にドライフルーツを入れるだけの簡単アレンジ方法です。韓国発の飲み物で、健康や美容を気遣う女性を中心にじわじわと広がっています。
生のフルーツを水に入れて作る「デトックスウォーター(インフューズドウォーター)」が欧米のセレブの間で流行って、日本にも上陸しました。
フォンダンウォーターはドライフルーツを使うことで、もっと手軽にフルーツ風味のドリンクを楽しめるようにしたものです。
フォンダンウォーターを飲むとフルーツの栄養や繊維が手軽にとれ、水をたくさん飲むことでデトックス効果も期待できると言われています。
作り方はとっても簡単です。お好みのドライフルーツを水または炭酸水に入れて1時間以上放置するだけ。水を飲み終わった後のフルーツも食べられます。
フォンダンウォーターはフルーツを入れているので、作ったらその日のうちに飲み切ってくださいね。
ドライフルーツティー
ドライフルーツティーもおいしくて簡単にできるドライフルーツのアレンジ法です。紅茶にドライフルーツをいれる方法と、紅茶を使わずにハーブやドライフルーツだけでいれる方法があります。
お湯をいれるだけの簡単な方法で作れて、フルーツの繊維や栄養が手軽に摂取できると静かなブームになっています。ドライフルーツティーはこちらの記事に詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
【ちょっとひと手間!】ドライフルーツのアレンジ中級編
フルーツのうまみや栄養がぎゅっと濃縮されたドライフルーツは、果物の種類によって香りや味、栄養成分が違います。
ミックスドライフルーツもいいですが、自分で選んだドライフルーツでオリジナルのアレンジをしてみませんか。
ひと手間かけただけで、いつもと違ういろいろな味を楽しむことができますよ。自宅で作ることのできる、ドライフルーツのアレンジ法やレシピを見ていきましょう。
フルーツマシュマロフレーク
フルーツマシュマロフレークは、ドライフルーツとマシュマロとコーンフレークで簡単に作れるお菓子。最近SNSなどで話題になったドライフルーツのアレンジ方法です。
ネットでは「悪魔的なおいしさ」「中毒性がある」などすさまじい反響があり、お子さんにも大人気のスイーツです。コーンフレークがかりっとして、マシュマロとドライフルーツの甘さが何とも言えないやめられない味です。
ただ、おいしいものは大抵カロリーが高いものです。ついつい食べ過ぎてしまいがちなので、美容を気にする人は食べる量に注意してくださいね。
【材料】
・コーンフレーク:60g
・マシュマロ:30g
・バター:20g
・ドライフルーツ:20g
【作り方】
1.耐熱容器にバターとマシュマロを入れ、時々様子を見ながら1分ほど加熱します。
2.バターとマシュマロが溶けたらコーンフレークとドライフルーツを混ぜます。
3.バットやお皿の上に広げて冷ませば完成です。
【ポイント】
バットの上に広げる代わりに、ラップに1口分ずつ丸めるとお子様でも食べやすいですよ。
ドライフルーツチョコ
ドライフルーツの入ったチョコは、昔から定番のアレンジ方法ですね。
レーズンチョコなどは昔からあるお菓子ですが、現在空前のブームになっています。おやつだけでなくお酒のおつまみとしても大活躍の大人のスイーツとして大人気です。
ドライフルーツのチョコに関してはこちらに詳しくまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。
ドライフルーツのパイ
パイはおいしいですね、さくさくの食感がなんともいえません。ドライフルーツのパイは昔からある、安定のおいしさのアレンジ方法です。
生のフルーツを使うと少し水っぽくなりがちですが、ドライフルーツなら生地がさくさくのままで食べられます。
パイと言うと手の込んだお菓子のように思いがちですが、市販の冷凍パイシートを使えばさくっとおいしいドライフルーツのパイが自宅で簡単に作れます。
【材料】
・冷凍パイシート:1枚
・ドライフルーツ:40g
・バター:1かけ
・砂糖またはジャム:適量
【作り方】
1.ドライフルーツは一度沸騰したお湯で30秒くらい煮ておきます。
2.お湯を捨て、別な水にドライフルーツを入れ30分以上戻します。
3.パイシートを解凍し、オーブンを180度に温めておきます。
4.パイシートを麺棒で薄くのばします。
5.パイシートの表面に溶かしバターを均等に塗り、砂糖またはジャムを塗ります。
6.ドライフルーツの水分を切ってパイシートの上に並べます。
7.端からくるくると丸めていきます。
8.筒状になったパイを包丁で2~3cm幅に切り分けます。
9.断面を上にして天板に並べ、180度のオーブンで10分焼いたら完成です。
【ポイント】
冷凍パイシートは室温になるとバターが溶けて扱いづらくなるので、前の晩から冷蔵庫で解凍すると便利です。焼くときに溶き卵を表面に塗ると、表面につやが出ますよ。
ドライフルーツを使ったジャム
ドライフルーツを使って、簡単にジャムを作ることができます。ドライフルーツを使えば季節に関係なく、好きなフルーツのジャムを楽しむことができるアレンジ法です。
生のフルーツに比べてドライフルーツは水分が少ないため、煮込む時間が少なくて済むのもうれしいですね。生では手に入りにくいフルーツも、ドライフルーツならいつでも使えます。味は生のフルーツに比べて果肉の歯触りがある濃厚な味わいです。
【材料】
・ドライフルーツ:100g
・砂糖:30g
【作り方】
1.鍋にお湯を沸かし、ドライフルーツを30秒煮ます。
2.ドライフルーツをざるにあけ、お湯は捨てます。
3.鍋にドライフルーツと水をかぶるくらい入れて、そのまま30分以上置きます。
4.水が減ったらかぶるくらいに水を足して、砂糖を入れます。
5.弱火で15分位煮て、水分がなくなったら火を止めて完成です。
【ポイント】
砂糖の量はお好みで増やしたり減らしたりしてください。ミックスドライフルーツでも作れますが、一種類のドライフルーツで作るとちょっと高級感のある出来上がりになりますよ。
ラム酒漬け
ドライフルーツのラム酒漬けは、古来からヨーロッパで作られていた保存食です。日本では最近SNSなどでブームになっていて、古くて新しいドライフルーツのアレンジ方法といえるでしょう。
ドライフルーツのラム酒漬けはそのまま食べたり、お菓子やパンに入れたり様々な使い道があります。こちらの記事に作り方やアレンジ方法を詳しく紹介していますので、併せてご覧ください。
ドライフルーツの入ったクリームチーズバー
ドライフルーツを使ったクリームチーズバーは、「レーズンバター」に見た目がそっくりです。味はレーズンバターに比べてチーズの酸味と塩味があって、さっぱりとした後味になっています。
クリームチーズはバターの約半分のカロリーで乳酸菌も豊富なので、健康や美容を気にする人にも食べやすいのではないでしょうか。パンやクラッカーに乗せたり、そのままワインやお酒のおつまみにもできます。
作り方も簡単で、クリームチーズとドライフルーツさえあれば自宅で作ることができます。
【材料】
・クリームチーズ:1箱(200g)
・ドライフルーツ:100g
【作り方】
1.大き目のドライフルーツは小さく切り分けておきます。
2.ドライフルーツは沸騰したお湯で30秒煮て、ざるにあけて水分を切ります。
3.耐熱容器にクリームチーズを入れて、電子レンジで1分くらい加熱します。
4.溶けたクリームチーズとドライフルーツを混ぜます。
5.ラップで筒状に包んで、冷蔵庫で冷やし固めれば完成です。
【ポイント】
ドライフルーツだけでもおいしいですが、ナッツも少し入れると歯ごたえがあってさらに味が良くなります。冷凍保存ができますので、小さめに作って使う分だけ冷蔵庫に入れておくと便利です。
【本格的!】ドライフルーツのアレンジ上級編
ヘルシーなおやつとして最近注目のドライフルーツですが、欧米では古来から保存食として様々な方法で活用されてきました。
日本では古くから行われてきた伝統的なドライフルーツのアレンジのほかに、今まで無かった新しい組み合わせも開発されてきています。
ここからは本格的なドライフルーツのアレンジ方法について見ていきましょう。
ドライフルーツのパン
ドライフルーツを使ったパンは、レーズンパンなどでおなじみですね。最近ではヨーロッパ発のおしゃれなドライフルーツのパンが人気になっています。
・ドライフルーツのカンパーニュ
カンパーニュとはフランスパンの一種で「田舎パン」のことです。丸く成形し切れ目が入っているのが特徴で、歯ごたえのある素朴な味わいです。別名カンパーニュ・フリュイで、「フリュイ」とはフランス語でフルーツのことです。
・シュトーレン
ドイツの伝統的なクリスマスのパン菓子で、たっぷりのドライフルーツが入っており、表面に粉砂糖がまぶしてあります。
・パン・オ・フリュイ
フランスのアルザス地方で伝統的に作られていたパンです。生地よりもドライフルーツを多く使い、どっしりとした重みのあるパンになっています。
以前は自宅で作るのは大変だったパンですが、今ではホームベーカリーの普及で自宅でも焼きたてのパンが楽しめるようになりました。ドライフルーツモードもあり、夜寝る前にセットしておけば、朝焼きたてのパンの良い香りで目覚めるなんてこともできますね。
パウンドケーキ
ドライフルーツを使ったお菓子と言えば、パウンドケーキも定番のアレンジ方法ですね。長く日持ちするのもパウンドケーキのうれしい特徴です。
ドライフルーツのラム酒漬けを使ったパウンドケーキは、数カ月以上長持ちすると言われています。ドライフルーツのパウンドケーキのコツや作り方は、こちらの記事に詳しくまとめていますので併せてごらんください。
大豆バー
健康や美容を気遣う人のおやつに大好評の大豆バー。「プロティンバー」とも呼ばれて、筋トレ中の人にも欠かせないアイテムになっています。
大手メーカーでは11種類の味があり、ドライフルーツが入っているものだけでも6種類の大豆バーが販売されています。噛み応えがあって少量でも満足感が得られ、大豆のタンパク質は消化に時間がかかることから腹持ちが良いのが特徴です。
この大豆バーは材料さえそろえば、自宅で作ることができます。
【材料】
・大豆粉:100g
・バター:40g
・砂糖:30g
・卵:1個
・ドライフルーツ:50g
【作り方】
1.大きなドライフルーツは小さく切っておきます。
2.耐熱容器にバターを入れて数十秒温めて溶かしバターにします。
3.溶かしバターに残りの材料をすべて入れて混ぜます。
4.クッキングシートを敷いたオーブン皿に平らに伸ばして180度のオーブンで10~15分焼きます。
5.オーブンから取り出し、熱いうちにナイフで食べやすい大きさに切り分けて完成です。
【ポイント】
バターの代わりにサラダ油やオリーブオイルでも代用できます。砂糖はカロリーオフの砂糖を使ってもオーケーです。
ドライフルーツの羊羹
ドライフルーツと羊羹はちょっと意外な組み合わせで、まだ聞いたことのない人も多いでしょう。2011年に東京で販売開始されてから、爆発的な話題になっているドライフルーツのアレンジ方法です。
羊羹の生地にドライフルーツを練り込んだものや、まるでチョコレートのような見た目の羊羹など様々な商品が販売されています。
ドライフルーツの羊羹についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
まとめ~ドライフルーツのアレンジは想像したよりも奥が深い
ドライフルーツは小腹がすいた時のちょっとしたおやつや朝食として、カロリーを気にせず口にできるおいしい食べ物です。現在ではさまざまなアレンジ方法が考えだされて、それぞれに独特のおいしさがあります。
自分で食べるだけでなく、見た目もかわいらしくプレゼントや手土産にできるようなアレンジ方法もあり、ドライフルーツの世界はまだまだ広がりを見せています。
いろいろなアレンジ方法を試して、毎日の食卓にぜひドライフルーツを取り入れてみてくださいね。