離乳食って手間がかかるし、頑張って作っても食べてくれない。そんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
離乳食の食べが悪い時は、ちょっと変化をつけてあげると突然食べてくれるようになることがあります。コーンフレークはそんな時の強い味方になりますよ。
今回は、コーンフレークを離乳食に使う時の注意点やおすすめのレシピをご紹介します。
目次
コーンフレークを離乳食に使うなら中期から!
コーンフレークは中期(7ヶ月~8か月ごろ)から離乳食として使用できます。ですが、中期から使用する場合は注意しなくてならないことがあるんです。
ひとつは、コーンフレークを『すりつぶすように細かく砕き、よく煮込む』こと。コーンフレークをそのままふやかしただけで与えるのは、負担がかかるのでやめましょう。
もうひとつは、市販のコーンフレークはオーガニックや無添加の物でも、味の調整のために少量の砂糖や塩を使用している商品が多いこと。
離乳食中期の間は味付けを控えたいと考えている方には向きません。商品の成分表にしっかり目を通してから購入しましょう。
コーンフレークを離乳食に使う時の3つの注意点
牛乳をかけるだけで手軽に栄養補給ができるコーンフレークですが、離乳食に取り入れる場合には注意しないといけないポイントが3つあります。
- アレルギーに気を付ける
- はちみつを使った商品は使わない
- 主食やおやつとして使用する
それぞれの注意点を見てみましょう。
1.アレルギーに気を付ける
コーンフレークの原料はとうもろこしです。とうもろこしはペースト状にすれば離乳食初期から食べられる食材なので、中期にはクリアしている子も多いのではないでしょうか。
ですが、だからと言っていきなりコーンフレークを与えることはおすすめしません。コーンフレークの生産工程で小麦や大豆などの食材を扱っている場合があるからです。
コーンフレークを初めて与える時は、他の食材と同様にできるだけ午前中に、ひとくちあげるところから始めて様子を見てくださいね。
2.はちみつを使ったコーンフレークは使わない
コーンフレークには、商品によってはちみつを使用したものがあります。味に自然な甘みを付けてくれるはちみつですが、1歳未満の子にはちみつを与えると、ボツリヌス症を発症する恐れがあります。
ボツリヌス症は場合によっては命にもかかわるため、絶対に食べさせてはいけません。
離乳食にコーンフレークを使う際は、コーンフレークの成分表をしっかり確認し、はちみつが入っていないことを確認してから購入してくださいね。
3.主食やおやつの代替品として使用する
朝食はコーンフレークだけ。市販のコーンフレークは様々な栄養が添加されたものもあるので、大人であればそれもいいかもしれません。
ですが、幼児食や離乳食にコーンフレークを使用する場合は、あくまでも主食代わりとして与えましょう。毎日ではなく、おかゆに飽きて食べてくれない時など、時々がいいですね。
コーンフレークの原料はとうもろこしのため、炭水化物が豊富です。お米やパンの代わりなら十分な栄養が摂取できるでしょう。また、おやつにするのもおすすめです。
オーガニックや無添加がおすすめ
市販のコーンフレークには、栄養バランスを整えるためにビタミンや鉄分が添加されているものが多いですが、赤ちゃんには無理に与えなくてもよいでしょう。なので、離乳食で使うならオーガニックや無添加の物がおすすめです。
だけど、地元のスーパーにはオーガニックで無添加のコーンフレークがない、という方もいるでしょう。
イオン系列のプライベートブランド・トップバリュでは、オーガニック・無添加のコーンフレークを提供しています。トップバリュなら、取り扱い店舗数も多く、手に入れやすいのではないでしょうか。
コーンフレークを使った離乳食のおすすめレシピ
コーンフレークは牛乳をかけて食べるだけではありません。主食代わりにもメインのおかずにも、おやつにも使えてしまう優れ物。子どもが大好きな、コーンフレークを使ったレシピをご紹介します。
中期(7ヶ月~8ヶ月ごろ)ミルクがゆ
離乳食中期にコーンフレークを使用する場合は、できるだけシンプルに。注意点は、食べやすいよう細かく砕くことと、作り置きはしないこと。分量は中期の1回量が目安ですが、後期・完了期の場合は少し多めにするとよいでしょう。
材料(中期1回量)
- コーンフレーク…5g~10g
- 水…10ml~15ml
- 溶いた粉ミルク…適量
作り方
1.コーンフレークを細かく砕く(すりつぶす)
2.水を入れ、電子レンジ500wで1分前後加熱する
3.溶いた粉ミルクと2を混ぜて完成
ポイント
- 加熱時間は電子レンジによって違うので、調整してください
- 作り置きはできません。1回ずつ調理してください
後期(9ヶ月~11ヶ月ごろ)かぼちゃコロッケ
離乳食後期は、手づかみ食べも始まりますね。手づかみ食べに対応できて、冷凍保存もできる、そんなレシピです。
材料(作りやすい分量)
- かぼちゃ(種なし)…1/6個~1/4個
- 鶏ひき肉…30g~40g
- コーンフレーク…適量
作り方
1.かぼちゃをカットし、皮を除く(手を切らないよう注意)
2.1を水で濡らしてラップで包み、電子レンジで加熱する
3.2を熱いうちに滑らかになるように潰す
4.鶏ひき肉をしっかり加熱し、2と混ぜる
5.4を一口大に丸める
6.コーンフレークを細かく砕く
7.丸めたかぼちゃに、6を満遍なくまぶす
ポイント
- 鶏ひき肉はなくても美味しくできます
- 電子レンジでの加熱時間はかぼちゃのサイズによって調整してください
- パサつく時は溶いた粉ミルクなどで調整してください
- 離乳食の冷凍保存には、コスパのいい枚数の入ったフリーザーバッグを常備しておくのがおすすめです
完了期(12ヶ月~18ヶ月ごろ)フルーツパフェ
離乳食完了期になると、3回の食事に加えておやつが必要になります。そんな時に、目にも楽しくて美味しいおやつは赤ちゃんも喜びますよ。
材料(1人分)
- コーンフレーク…10g
- ヨーグルト…15g~20g
- 溶いた粉ミルク…30cc~40cc
- 好きなフルーツ…適量
作り方
1.コーンフレークを荒く砕く
2.1を溶いた粉ミルクに浸す
3.2の水気を軽く切り、小さめのグラスに入れる
4.3にヨーグルト、フルーツ、ヨーグルトの順に盛り付ける
ポイント
- ある程度歯ごたえがあっても大丈夫な場合は2の工程はいりません
- フルーツは好きなものを食べやすいサイズにカットしましょう
コーンフレークを使った離乳食でバリエーション豊富に
手軽で便利なコーンフレークですが、離乳食に使う時は注意しなくてはいけないポイントや、ちょっと手間をかけなくてはいけない部分があります。
だけど、離乳食にバリエーションを持たせると、赤ちゃんの食事が進みやすくなるというメリットも。
日々の食事にちょっとした変化をもたらすコーンフレークでの離乳食、是非取り入れてみてくださいね。