【保存版】薄口醤油の選び方!ジャンル・用途別おすすめ市販品も紹介
薄口醤油って、どんな商品があるの?おすすめは?

そんな疑問にお答えします。

濃口醤油はポピュラーですが、薄口醤油を常備しているご家庭は少ないですよね。馴染みがないのでどんな商品を買えばいいか分からず、迷ってしまうかもしれません。

本記事を読めば、薄口醤油を選ぶ際のおすすめポイントや、市販の薄口醤油の特色などが分かります。

目次

薄口醤油を選ぶ際のおすすめポイント

薄口醤油を選ぶ際のおすすめポイント

薄口醤油は使ったことがないという方もいらっしゃるかもしれません。一般に「醤油」といえば、濃口醤油のことを指します。

薄口醤油は濃口醤油と比較して、色・味・香りが控えめで塩分が高いという特徴があり、素材の味や色合いを大切にしたい料理に用います

※詳しくは以下の記事で解説していますので、併せてご覧ください。

https://kakakunara.com/rakusyoku/syouyu-koikutiusukuti/

薄口醤油を選ぶ際のおすすめポイントを、順番にご説明します。

本格派の「天然醸造」

天然醸造の醤油とは、伝統的な製法で、醤油麹の酵素のみで造られたもので、化学的に合成された食品添加物を含まない醤油のことです。

醤油のJAS法の「品質表示基準」では、原則として「天然」や「自然」という用語をラベルに表示してはいけないことになっています。

しかし、例外として、次の1〜3の条件をすべて満たしたものについては、「天然醸造」と表示してもよいことになっています。

「天然醸造」表示可の条件

1.本醸造方式(醤油の伝統的な製法)で造っている

2.酵素の添加によって、醸造の促進を行っていない

3.食品添加物を使用していない

このように、「天然醸造」は、醤油がどのようにして造られたかによって定義されます。天然醸造の醤油は、多くの手間と時間をかけて製造された本物の醤油といえるでしょう。薄口醤油においても、「天然醸造」のものを選ぶのはおすすめです。

認証を受けた「有機」

「有機」は、「オーガニック」ともいわれ、自然にやさしい農法などとして近年注目されていますね。薄口醤油にも有機のものがあります。

「有機JASマーク」を表示した醤油は、「有機加工食品の日本農林規格(有機JAS)」という法律に従って製造されています。

有機醤油は、第三者の登録認証期間が認めた有機農産物である大豆と小麦を原料として使って造られおり、食品添加物などは使用しないことを基本としています。

認証を受けた製造者が、国の定める基準を満たした工場で、条件をクリアするように厳格に製造した醤油のみが「有機醤油」と認められるのです。「有機」も薄口醤油を選ぶ際のおすすめポイントといえます。

健康志向の「減塩・低塩」

食塩摂取量を制限されている方、健康志向から塩分を控えている方も、最近は増えているようです。醤油の減塩や低塩などの表示には規定があり、下のようになっています。

減塩醤油や低塩醤油等の規定

・減塩:塩分9%以下(濃口醤油の約50%以下)

・低塩:塩分がそれぞれの5種類の醤油の80%以下

 ※5種類の醤油=濃口、薄口、たまり、再仕込み、白醤油のこと

塩分が低い順に並べると、「減塩醤油<低塩醤油<通常の醤油」となります。ちなみに、「うす塩」「あま塩」「あさ塩」も、「低塩」と同じです。

醤油の薄口醤油は、うすい色が特徴です。料理の色をうすく美しく仕上げるために、少量の醤油で味つけできるよう薄口醤油は塩分が高くなっています。その特徴のため、塩を控えた薄口醤油は、あまり市販されていないようです。

本記事では、後ほどいくつか紹介をさせて頂きますので、健康上の理由で塩分は控えなければいけないけれど、料理には薄口醤油を使いたい、という方は参考にしてみてください。

鮮度を保つ「密封ボトル(フレッシュボトル)」

密封ボトルに入った薄口醤油もあります。密封ボトルは、醤油が空気に触れない二重構造になっています。酸化を防ぐので、開栓後でも常温で90日間も醤油の鮮度を保ち、長く新鮮な味わいが楽しめます。

また、ボトルを押して量の調整もでき、片手で持ちやすい形状のものがほとんどですので大変便利です。醤油の鮮度は味や色に直結します。醤油は古くなると、味が落ちることはもちろん、色も黒ずんできます。

うすい色が特徴の薄口醤油では、鮮度を保つことができる「密封ボトル」も、選ぶ際の重要ポイントとなるでしょう。

薄口醤油のおすすめ市販品『天然醸造』

伝統的な製法で醸造された本格派の天然醸造薄口醤油をみていきましょう。

1.ヤマヒサ「頑固なこだわり醤油うす口」

株式会社ヤマヒサは、醤油造りの歴史が長い小豆島にあります。漫画の『美味しんぼ』にも載ったことがあるそうです。

「頑固なこだわり醤油うす口」は、国内産の農薬不使用栽培丸大豆・丸小麦を主原料に杉樽で熟成させ仕込んだ天然醸造醤油です。

2.海の精「うすくち醤油」

海の精の「うすくち醤油」は、国内の契約農家で農薬や化学肥料を使用せずに栽培した貴重な国産の丸大豆と小麦、そして伝統海塩「海の精」で造られています。

伝統海塩「海の精」とは、伝統的・自然的・物理的な製法を用いて製造されたこだわりの塩だそうです。海の精の薄口醤油は、伝統海塩を使用しているからこその旨さのある塩味が味わえます。

3.片上醤油「淡色天然醸造醤油」

片上醤油は、奈良県中部の山麓の静かな里にあります。奈良県産大豆を主原料として、杉の大桶の中で自然の季節のままに発酵熟成する、天然醸造の手法を守っています。

もちろん食品添加物は使わない無添加無調整の醤油です。妥協を排し、原料に大変な贅沢をして造られた「淡色天然醸造醤油」は、食通の方にもおすすめです。

薄口醤油のおすすめ市販品『有機』

薄口醤油のおすすめ市販品『有機』

原材料にこだわり、厳しい条件をクリアして造られた有機の薄口醤油をご紹介します。

1.寺岡有機醸造「寺岡家の有機醤油淡口」

寺岡有機醸造は広島県にある会社で、「たまごにかけるお醤油」でも有名です。創業者の「精魂込めて醸造してこそ、初めてその商品に自信が持てる」という初志を引き継ぎ、今も貫いているそうです。

「寺岡家の有機醤油淡口」は、有機栽培大豆、有機栽培小麦、食塩のみを原料とした醤油です。ネットでも高評価を得ています。

2.フンドーキン「有機栽培丸大豆醤油淡口」

フンドーキンは九州大分の老舗です。常に先端技術を取り入れながらも、数百年前の作り方にこだわり、本物の味を追求しています。

有機栽培丸大豆、有機栽培小麦、天日塩を使用し、一年以上じっくりと発酵・熟成して造り上げた「有機栽培丸大豆醤油淡口」は、どなたにも安心しておすすめできます。

フンドーキン 有機栽培丸大豆醤油 淡口

3.チョーコー醤油「超特選・有機醤油うすくち」

チョーコーも九州の有名醤油メーカーです。「超特選・有機醤油うすくち」は、有機JAS規格の大豆・小麦・米と天日塩を使い、しっかりと発酵・熟成して造られた特級「超特選」うすくち醤油です。

醤油は、JAS規格により「特級」「上級」「標準」に分けられており、そのうちの特級だけに、「特選」「超特選」という表示を使うことができます。特級の中でも「特選」や「超特選」には、旨味成分の窒素分やエキス分がより多く含まれます

「超特選・有機醤油うすくち」は、旨味成分の点において、最上級であるといえます。

薄口醤油のおすすめ市販品『減塩・低塩』

薄口醤油のおすすめ市販品『減塩・低塩』

薄口醤油は減塩や低塩の市販品が少ないので、この2品は貴重でしょう。塩分が気になる方、おいしさと健康にこだわる方におすすめです。ボトルは2つとも、二重構造の密封ボトルです。

1.ヒガシマル醤油「特選低塩丸大豆うすくちしょうゆ」

関西では知らない人がいないと思われるヒガシマル醤油。『うどんスープ』でおなじみですね。この「特選低塩丸大豆淡口」も、普通の薄口醤油に比べて食塩を20%カットしています(食塩分15%)。

国産大豆・国産小麦・国産米を使用。薄口醤油の味と香りはそのままに、コクのある味わいとなっています。

ヒガシマル醤油 特選低塩丸大豆うすくち 400ml
ヒガシマル醤油

2.キッコーマン「いつでも新鮮しぼりたてうすくち生しょうゆ」

「低塩」などといった表示はみられないようですが(商品には「塩味やわらか」と書かれています)、塩分を20%カットしているそうです。

「いつでも新鮮しぼりたてうすくち生しょうゆ」は、通常の醤油と違い、「火入れ」(加熱処理)をしていない薄口生醤油です。穏やかな香りが出しを引き立てて、料理を風味豊かに仕上げてくれます。

塩味がやわらかで、まろやかな味わいです。

薄口醤油のおすすめ市販品『密封ボトル』

薄口醤油のおすすめ市販品『密封ボトル』

減塩・低塩のおすすめで挙げた2品も密封ボトルですが、通常の薄口醤油の密封ボトルタイプもご紹介します。常温でも鮮度を保ちやすく、醤油を少し垂らしたいときにも便利ですので、卓上用としてもおすすめです。

1.ヒガシマル醤油「超特選丸大豆うすくち吟旬芳醇」

丸大豆熟成醤油もろみと米糀からつくった二段熟成甘酒を贅沢に合わせ、まろやかな旨味の深い味わいを実現しています。「超特選」なのもポイントですね。芳醇な香りの薄口醤油です。

2.マルキン「うすくち醤油(450ml)」

マルキンブランドは、日本有数の醤油の産地である小豆島で生まれました。伝統技法を受け継ぎ、現在に生かしています。マルキンの「うすくち醤油」は、スタンダードな薄口醤油ですので、いろいろな料理に幅広く使用できます

マルキン うすくち しょうゆ 450mL

ネットで人気のおすすめ薄口醤油もご紹介!

ネットで人気のおすすめ薄口醤油もご紹介!

これまでみてきた括りには入らないものの、ネットなどで人気がある薄口醤油も3品ご紹介します。

1.ヒガシマル醤油「秀醇」

国産の大豆・小麦・米を使用し、従来の薄口醤油と比べ、色を半分のうすさに仕上げています。この色のうすさが、「秀醇」の一番の特色といえるでしょう。

懐石料理、お吸物、茶碗蒸しなど、特に色をうすく仕上げて旬の素材の風味を生かしたい料理に最適です。また、色がうすいため、和食だけではなく、洋風料理、中華料理などのかくし味としても使うことができておすすめです。

2.井上醤油店「井上こはく」

国産丸大豆・小麦を使用した醤油諸味に、たっぷりの甘酒をふんだんに追い仕込した丸大豆薄口醤油です。豊富に使用した甘酒の甘味に、丸大豆醤油の旨味が調和しています。

料理酒や旨味調味料を使わず、砂糖の使用も減らした、健康的で上質なお料理が仕上がります。塩分も程よく、口当たりが柔らかで上品な美味しさを醸しだします。

3.丸島醤油「純正醤油淡口」

小豆島から生まれる名醤油は多いですが、こちらの丸島醤油も、醤油造りに最適な気候風土の小豆島にあります。丸大豆、小麦を麹にしてじっくりと発酵、熟成した、昔ながらの無添加醤油です。

醤油造り四百年の伝統を誇る、小豆島醤油の技を今に伝えます。

スーパーでも買えるお手頃おすすめ薄口醤油は?

スーパーでも買えるお手頃おすすめ薄口醤油は?

伝統的な薄口醤油や素材にこだわった薄口醤油をみてきましたが、薄口醤油を使いこなせるか分からない、まずはお手軽なものからチャレンジしてみたいという方もいらっしゃると思います。

スーパーでも買えるお手頃な薄口醤油を2品ご紹介します。

1.ヒガシマル醤油「うすくち醤油」

関西圏のスーパーでは、定番でしょう。ヒガシマル醤油のスタンダード商品です。厳選した原料を充分に発酵熟成させ、甘酒で味をまとめた本格的な薄口で、穏やかで軽快な芳香を持ち、だし味や素材本来の色と香りを生かします。

お値段が手頃ですので、お財布にうれしいですね。ただ、関西以外では置かれていないスーパーも多いかもしれません。

2.キッコーマン「うすくち」

こちらのキッコーマンの薄口醤油は、全国的にもスーパーで手に入りやすいと思われます。だしを引き立たせるまろやかな甘みと旨み、素材を引き立たせる淡い色とやさしい香りが特徴です。

季節の野菜を使った煮物やお吸い物など、素材の色合いを活かして色鮮やかに、味もしっかりと仕上がります。薄口醤油を気軽に試してみたい方におすすめです。

まとめ:おすすめポイントをおさえて、薄口醤油を選んでみよう!

薄口醤油を選ぶ際のおすすめポイントとして、「天然醸造」「有機」「減塩・低塩」「密封ボトル」を解説しました。薄口醤油を上手に選んで利用して、お料理の仕上がりをワンランクアップさせましょう!

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