【用途別】バターの代わりは何がいい?実用的な代用品をご紹介♪
レシピに「バター」って書いてあるのに、家にバターがない!
バターの代わりになるものを使って美味しく作れないかな

バターはお菓子や料理の風味を付ける決め手になるもの。バターが使えないと困ってしまいますよね。そんなときは代用品の力を借りましょう。

この記事では、バターが使えなくても代用品で美味しく調理するためのポイントとレシピを紹介していきます。

バターの代わりの代用品は「用途別」で選ぶのがおすすめ

バターの代わりの代用品は「用途別」で選ぶのがおすすめ

バターの代わりとして気軽に使えるのは「マーガリン」です。多くの料理はマーガリンで代用できます。

他にもバターの代わりになる品はたくさんあります。ただ、どれでもよいわけではありません。

というのも、バターは「固形の状態」と「溶かした状態(液状)」でもたらす作用が変わってくるからです。バターの役割を知ったうえで、用途に合った代用品を選ぶことがポイントになります。

お菓子作りで「固形バター」の代用品になるもの

お菓子の中には、バターを溶かさず固形のまま使わないと美味しく作れないものがあります。その一例がタルト生地、パイ、クッキーです。

これらのお菓子を作る場合は、固形バターの代わりに、類似の固形またはクリーム状の油脂を選ぶとよいでしょう。

固形バターの代わりに使えるもの

・マーガリン

・ショートニング

・ココナッツオイル

・ピーナッツバター

バターを固形のまま使うのは、バターにお菓子の硬さや焼き上がりを調整する作用があるからです。その作用は「バターの特性」と呼ばれ、お菓子作りでは無視できないポイントになっています。

バターの特性食品にもたらす作用代表的なお菓子
可塑性
(かそせい)
生地をこねて、
自由な形に変える
パイ
クッキー
パン
クリーミング性気泡を取り込み、
ふわふわした状態にする
パウンドケーキ
マフィン
バタークリーム
ショートニング性グルテンの形成を抑え、
さくさくした生地に焼き上げる
タルト生地
クッキー

マーガリンなど「固形またはクリーム状の油脂」を使うと、風味はバターに負けるものの、バターを使ったときに近い仕上がりが期待できます。

一方、固形バターの代わりに液状の油脂や水分が多い食品を使った場合、お菓子は作れますが生地がふくらまなかったり硬くなったりして、ちょっと残念な仕上がりになってしまうのです。

お菓子作りで「溶かしバター」の代用品になるもの

マドレーヌ、パウンドケーキ、スポンジケーキなど、お菓子の中には、コクやしっとりした食感を出すため、液状の「溶かしバター」を使うものも数多くあります。

これらのお菓子を作る場合は、溶かしバターの代わりに以下に挙げるような液状の油脂を使ってもしっとりした食感が出せます。

溶かしバターの代わりになるもの

・マーガリン※

・オリーブオイル

・サラダ油

・太白ごま油

・ココナッツオイル※

 ※は溶かした状態で使うもの

これらの食品はお菓子作りに広く対応してくれます。変わったところで、シュー生地、バターを煮詰めて作る生キャラメルや焼きりんごなどにも使えますよ。

ただ、油脂に風味があるのでバターを使ったときとは風味の違ったお菓子になりそうですね。

料理を作るときにバターの代わりに使えるもの

料理では、炒めたり風味付けをしたり、ソースを作るときにバターを使うことがあります。わざわざバターを買うのはちょっと…というときは、家にある食品で代用してみてもよいでしょう。

ただし、食品によっては若干の向き不向きもあります。バターの代わりに使える食品と、代用した場合に美味しく作れる用途の組み合わせをまとめたので、参考にしてみてください。

 炒め油コク・風味付けソースづくり
マーガリン
サラダ油-
オリーブオイル
ごま油-
ココナッツオイル-
ラード--
マヨネーズ--
豆乳--
ギー

は特に代用品に適しているもの

水分が多いものは炒め油に適していません。また、食品によっては香りや風味が出せないものもあります。

ココナッツオイルやギー(澄ましバターを精製したオイル)を常備しているお宅は少ないと思いますが、乳製品アレルギーでも使えるのでアレルギーが気になる方にはおすすめです。

パンに塗るバター・マーガリンに近いもの

パンに塗るものといえばバターやマーガリンが定番です。ただ、カロリーやコレステロールが気になるときは、代用品が使いたくなりますね。

バターやマーガリンに近い感覚で代用できる食品には以下が挙げられます。

パンに塗るバター・マーガリンの代用品

・オリーブオイル

・ココナッツオイル

・ギー

・ピーナッツバター

オリーブオイルはオレイン酸、ココナッツオイルとギーは中鎖脂肪酸が含まれヘルシーです。またギー以外の食品は植物性で、乳製品アレルギーの人も安心して使えます。

サンドイッチ用の食パンは、具材の水分がパンにしみこむのを防ぐためバターを塗りますが、バターの代わりにマヨネーズを塗るのもよいでしょう。

【実践編】バターの代わりの食品で『バター料理』を作ってみよう

【実践編】バターの代わりの食品で『バター料理』を作ってみよう

バターを使わない場合、バターの代わりにどのような食品を使ってどのように作れば、美味しい料理ができるのでしょうか。

ここでは、バターの代わりになる食品の実践的な使い方をご紹介します。レシピもぜひ参考にしてみてください。

バター以外で作る「鮭のホイル焼き」

「鮭のホイル焼き」はしょうゆと溶けたバターの食欲をそそる香りがたまりません。バターもマーガリンもないという場合は、代わりにオリーブオイルを使ってみてください。

「鮭のホイル焼き」は、ホイルに切った野菜、その上に生鮭の切り身をのせ、バターとしょうゆをかけてから包んで蒸し焼きします。そのバターの代わりにオリーブオイルを一かけするだけで、さっぱりジューシーなホイル焼きが作れます。

オリーブオイルとしょうゆの代わりにマヨネーズ、みそを使ってもひと味違って美味しいですよ。

じゃがバターを『バター無し』で作るには?

居酒屋メニューでおなじみの「じゃがバター」は、ほくほくしたじゃがいもととろけるバターの相性が抜群です。

バターを使わないと「じゃがバター」とは名乗れなくなってしまいますが、バターの代用品を使っても美味しく作ることができます。

通常は、洗ったじゃがいもをラップで包んで電子レンジで加熱し、上に切り目を入れて熱々のうちにバターをのせて作ります。

このバターの代わりには、香りの良い油と塩少々をトッピングしてみましょう。おすすめはオリーブオイルです。香り高いココナッツオイル、ギーを使っても、また違った味わいが楽しめます。

ココナッツオイルを使うなら「オーガニック」がおすすめ

香りと風味が命のココナッツオイルは選ぶなら品質の良いものをおすすめします。

「Mobile Garage」のココナッツオイルは、有機栽培JASの認定を受けたココナッツを低温でじっくり圧搾して抽出しているので、風味と栄養が豊かです。

バターの代わりとしてパンに塗ったりお菓子作りに使ったりするほか、炒め油やドレッシングなど幅広い用途に使うことができます。

パスタに合うのはオリーブオイルやマヨネーズ

パスタに使うバターには、麺がくっつかないようにして、ソースにリッチな風味をプラスする役割がありますが、バターを使うナポリタン、和風パスタなどは、オリーブオイルに変えても違和感なく美味しいパスタが作れます。

明太子パスタを作る場合は、バターの代わりにマヨネーズであえるという裏技も試してみてください。

マヨネーズで作る明太子パスタのレシピ
マヨネーズで作る明太子パスタのレシピ

【材料】(1人分)

パスタ 100g

明太子 1本(30gくらい)

マヨネーズ 大さじ2

麺つゆ(濃縮タイプ)小さじ1

刻みのり 適量

【作り方】

1.パスタは塩を入れたお湯でゆでる

2.明太子は薄皮をむいてほぐしておく

3.ボウルに2、マヨネーズ、麺つゆを入れて混ぜ合わせ、ソースを作る

4.3にゆであがったパスタを入れて混ぜ合わせる

5.お皿に4を盛り付け、刻みのりをのせて完成

【ポイント】

マヨネーズを使うのでクリーミーな仕上がりに。パスタをゆでている間にソースを作り、パスタはゆであがったらすぐソースにからめてください。

ホームベーカリーで美味しいパンを焼く

ホームベーカリーは、材料を入れてスイッチを押すだけで美味しいパンが作れるので便利ですね。パンはバターで作るのが基本ですが、バターの代わりにほかの油脂を使っても失敗なくパンが作れます。

おすすめの代用品はマーガリン、ショートニング、ココナッツオイルです。バターのように可塑性があるので問題なくパンが作れ、バターを使ったときよりも軽い仕上がりも楽しめます。

また、オリーブオイルやごま油などおうちにある食用油を使っても、ホームベーカリーがしっかりこねて美味しいパンを作ってくれます。

ただし液状の油脂を使うとパンは少し硬くなります。色々試して好みを見つけるのもいいですね。

しっとり濃厚なフレンチトーストも『バター無し』でOK

フレンチトーストは、ふわふわしたパンの食感とバターの濃厚な香りが魅力です。卵液に浸したパンを焼くとき、バターの代わりにサラダ油やオリーブオイルを使っても美味しく作ることができます。

なんと、あのマヨネーズを使えばもっと簡単にフレンチトーストが作れてしまいます。

マヨネーズとはちみつで作るフレンチトースト
しっとり濃厚なフレンチトーストも『バター無し』でOK

【材料】(1人分)

食パン  1

マヨネーズ 大さじ1

人肌に温めた牛乳 50ml 

はちみつ 大さじ1

 

【作り方】

1.ボウルかバットにマヨネーズ、牛乳、はちみつを入れて混ぜ合わせる

2.2に食パンをひたし、1の液を十分に含ませる

3.フライパンに2を入れ、中火で両面を焼く

4.きつね色に焼けたらお皿に盛って2等分または4等分に切る。もう少し甘味がほしい場合ははちみつ(分量外)かジャムををかける

【ポイント】

通常は卵と油脂が必要ですが、マヨネーズにはすでに卵、油脂が入っているので、手間いらずでフレンチトーストが作れます。マヨネーズが入っている違和感もありません。

バターの代用品で作る「まろやかバターチキンカレー」

インド風カレーの中でも人気の高いバターチキンカレー。従来はヨーグルトとバターを使いますが、乳製品を使わない場合は豆乳、オリーブオイル、ギーに置き換えて作ることもできます。

乳製品なしで作る「まろやかバターチキンカレー」のレシピ
バターの代用品で作る「まろやかバターチキンカレー」

【材料】2人分)

鶏もも肉 300g

トマト水煮(缶詰) 1

たまねぎ 1/2

豆乳 100ml

コンソメスープ(コンソメ1個を50㏄のお湯に溶かしておく)

オリーブオイルまたはギー 大さじ2

塩 小さじ1/2

こしょう 適量

(鶏肉下味用の材料)

★おろしにんにく・おろししょうが 各小さじ1

★レモン汁 レモン1/2個分

★はちみつ 小さじ1

★カレー粉 大さじ2

(ターメリックライスの材料(白ご飯でもよい))

☆米 2

☆ターメリック 小さじ1/2

☆コンソメ 1/2

☆オリーブオイル 小さじ2

 

【作り方】

1.鶏もも肉は味がしみこみやすいよう、フォーク等で数か所を刺し穴を開けてから一口大に切る。

2.ポリ袋に鶏肉下味用の★と鶏もも肉を入れてもみこんでから30分おく

3.たまねぎはみじん切りにする

4.鍋にオリーブオイルまたはギーを入れ、12を中火で炒める

5.火が通ったらトマト水煮、コンソメスープを加え、ふたをして弱火で20分煮る

6.5に豆乳を加え、ふたを開けたまま15分煮る

7.火をとめ、塩こしょうで味を整える

8.炊飯器の内釜に☆を入れ、2合の目盛りまで水を入れてターメリックライスを炊く

9.お皿に8を盛り付け、カレーをかけて完成

【ポイント】
鶏肉は、むねで作っても美味しいですが、もものほうがしっとりジューシーに仕上がります。

おすすめはスリランカ産100%の良質な「シンハラージャギー」

ギーを使うなら、健康な「グラスフェッド牛」の牛乳から作られた「シンハラージャギー」がおすすめです。

アーユルヴェーダ医師監修のもと伝統的な製法で抽出されたスリランカ産100% のギーで、セレブからも高い注目を集めています。

ギーはバターの上澄みを精製したオイルで、乳製品アレルギーの心配が少ない食品です。

エスニック料理に使う印象も強いですが、溶かしバターの代わりとして気軽に普段使いできます。ピラフ、スクランブルエッグ、煮込みハンバーグのソースといった洋風メニューにも合いますよ。

さっぱりヘルシーなパウンドケーキ

不思議なことに、ドライプルーンで作る「プルーンピューレ」もバターの代わりになるんです。

バター100gを同量のプルーンピューレに置き換えた場合、カロリー約500kcalカット、脂質ほぼゼロのとてもヘルシーなお菓子が作れます。

プルーンピューレで作るパウンドケーキのレシピ
プルーンピューレで作るパウンドケーキのレシピ

【材料】(パウンドケーキ1個分)

(プルーンピューレの材料)

★ドライプルーン(種抜き) 100g

★お湯 大さじ3杯(45cc

小麦粉 100g

2

砂糖 50g

ベーキングパウダー 小さじ1

 

【作り方】

1.フードプロセッサーで★を滑らかにすりつぶし、プルーンピューレを作る

2.卵は冷蔵庫から出しておく。小麦粉はベーキングパウダーとあわせてふるっておく

3.1の入っているボウルに、砂糖を数回に分けて加え、混ぜ合わせる

4.卵を溶いて少しずつ加えながら混ぜ合わせる

5.2の小麦粉を4に加え、ゴムベラでさっくり混ぜ合わせる

6.小麦粉をはたいた型に5を流し入れ、170度のオーブンで約45分間焼く

7.焼き上がったら型から出し、あら熱をとる

【ポイント】

プルーンピューレは、包丁で細かく刻む、すり鉢ですりつぶすなどしてからお湯を加えて作ることもできます。

ちなみにピューレはロールケーキ、シフォンケーキなどの生地作りにも広く使えます。作り置きできるので多めに作ってもいいですね。

乳製品要らず!アレルギー対応「ホワイトソース」

シチューやグラタンに欠かせないホワイトソース。通常は小麦粉をバターで炒め、牛乳でのばして作りますが、アレルギーが気になりますね。

実は、バターの代わりに豆腐とオリーブオイルを使って、植物性の材料だけで作ることも可能なんです。

乳製品を使わないホワイトソースのレシピ
乳製品を使わないホワイトソースのレシピ

【材料】

絹ごし豆腐 1/3丁(100g程度)

顆粒コンソメ 小さじ1

オリーブオイル 大さじ1

塩こしょう 少々

 

【作り方】

1.ボウルに絹ごし豆腐、顆粒コンソメ、オリーブオイルを入れ、豆腐が崩れてなめらかになるまで泡だて器でよく混ぜ合わせる

2.塩こしょうで味を整えて完成

【ポイント】

豆腐は先に水切りをしておくと、より濃厚なソースになります。

まとめ:バターの代わりになるものは意外に多い

バターの代用品を使えば、バターが使えないときでも料理の幅が狭くなることもなく「バター料理」風の美味しい一品が楽しめます。

プルーンや豆腐、マヨネーズといった、バターとは一見関係なさそうな食品も代用品になります。バターの代わりになる食品は意外に多いので、バターとの違いを楽しみながらいろいろなアレンジ料理に挑戦してみてください。

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