リンゴ酢は健康や美容にパワーを発揮すると言われ、リンゴ酢を毎日飲むことが静かなブームになっています。
りんごのフルーティな香りとまろやかな酸味で飲みやすいリンゴ酢ですが、酢のすっぱさが苦手な人にはやはり飲みにくいですね。
この記事では健康にいいと言われるリンゴ酢の情報や、おいしい飲み方、おすすめのリンゴ酢について紹介します。
健康・美容を目指すならリンゴ酢の飲み方を知ろう
リンゴ酢はりんごを原料にして作られたお酢です。りんご果汁だけを使って作られたものや、りんご果汁にアルコールを足して発酵させたもの、米酢などのお酢にリンゴ果汁を入れたものなど様々な種類があります。
海外のセレブがリンゴ酢ドリンクを飲んでいたことから人気に火がついて、日本でもリンゴ酢を飲む人が増えてきています。ではまずリンゴ酢の基本的な飲み方について、ひも解いていきましょう。
リンゴ酢の健康パワーがすごい
リンゴ酢にはリンゴの健康、美容パワーと、お酢のパワーをダブルで体に摂り入れることが出来ます。即効性はありませんが、毎日飲み続けることで知らず知らずのうちに効果が出ていたとの口コミもあります。
※リンゴ酢の効果や効能については、こちらの記事に詳しく載せています。飲む以外のリンゴ酢の摂り方も書いていますので、ぜひ併せてご覧くださいね。
一日の摂取量や飲むタイミングは?
リンゴ酢の飲み方は一日大さじ1杯~2杯を飲むのが良いとされています。健康にいいからと一度にたくさん飲むと、胃や腸が荒れてしまうことがあります。毎日少しずつこつこつと摂りましょう。
飲むタイミングは食前より食後の方が、胃に刺激が少ないのでおすすめです。
※リンゴ酢ダイエットの飲むタイミングや効果的な方法については、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
ホットにすると栄養はどうなる?
リンゴ酢を加熱しても、栄養成分は損なわれません。リンゴポリフェノールは熱に強く、ジャムなど加熱する料理でもほとんど壊されることはないと言われています。
またお酢に含まれる成分も加熱でツンとする香りが飛ぶ他は、ほとんどの成分がそのまま壊れずに残ります。ホットでも安心してリンゴ酢を楽しんでくださいね。
飲み方は耐熱容器に水やジュースで薄めたリンゴ酢を入れて、レンジで1~2分温めて飲むのがおすすめです。冬などの寒い季節にリンゴ酢をホットにして飲めば、健康パワーも摂れて体も暖まりますよ。
そのままストレートで飲むのはNG
リンゴ酢が健康にいいからと、そのまま薄めずに飲むのはNG。リンゴ酢は強酸の食品のため、胃や腸の粘膜を傷つけることがあります。
またリンゴ酢の酸で歯が溶ける「酸蝕症」にも注意が必要です。歯を失う可能性もありますので、リンゴ酢は必ず水などで薄めて飲みましょう。
口の中に含みながら飲んだり、長時間かけて飲んだりすると口の中が長い時間酸にさらされます。飲み方のおすすめは一気に飲むことですが、飲みづらい場合は2~3回くらいで飲み切りましょう。ストローを使うと便利です。
飲んだ後お茶や水をゆっくり飲むことで、酸蝕症の予防になりますよ。
リンゴ酢の美味しい飲み方
近年各メーカーから、リンゴ酢ドリンクが販売されています。飲みやすいように甘みやフルーツのフレーバーを付けたものが多く、おしゃれな女性向けにかわいらしいパッケージの商品も増えています。
リンゴ酢ドリンクを利用するのもいいですが、毎日飲むなら手軽にできてコスパも良い手作りがおすすめです。ここからは美味しいリンゴ酢の作り方や、飲み方について見ていきましょう。
作り置き出来る基本のはちみつリンゴ酢の作り方
リンゴ酢はそのまま水で割っても飲めますが、お酢のすっぱさが苦手な人は、はちみつで甘味をつけると飲みやすくなりますよ。
作り方は簡単、リンゴ酢とはちみつを1:1で混ぜるだけです。はちみつの量は、お好みで調整してください。冷蔵庫で1カ月程度日持ちします。
一度作れば飲み方はいろいろ工夫できますので、まとめて作って冷蔵庫にいつも常備しておくと便利ですよ。
水などで薄めたものは日持ちがしないので、飲むたびに水や炭酸で薄めて飲むようにしてください。ドリンクにしたらできるだけ早く飲みましょう。
生のりんごを使って作るリンゴ酢の作り方
市販のリンゴ酢が手に入らない場合や、もっとフルーティなリンゴ酢を飲みたいなら、生のリンゴを使ったリンゴ酢がおすすめです。
作り方はリンゴとお酢、氷砂糖を1:1:1で混ぜて漬けます。1週間目くらいから飲めるようになり、涼しい場所に置けば数か月日持ちします。お酢は米酢や穀物酢の他に、リンゴ酢や白ワインビネガーでもOK。
※フルーツビネガーの作り方や効果はこちらの記事にまとめています。ぜひ併せてご覧ください。
炭酸水で割って飲もう
リンゴ酢は水の他に、炭酸水で割る飲み方もおすすめです。炭酸のシュワっとした感じが、酢のすっぱさを和らげてくれます。
無糖の炭酸水なら手作りした甘いリンゴ酢をそのまま割って、リンゴ酢サイダーの出来上がりです。
大人の楽しみ方は、焼酎割にしてリンゴ酢サワーもおすすめ。お好みでレモン汁や100%のジュースを少し入れるとフルーティな香りがプラスされて、さらに飲みやすいドリンクになりますよ。
牛乳や豆乳でヨーグルト風ドリンク
牛乳や豆乳でリンゴ酢を割ると、ドロッとしたヨーグルトドリンクのような飲み方が出来ます。リンゴ酢などのお酢には、たんぱく質を固める働きがあるためです。
飲み方はお好みでリンゴ酢大さじ1~2杯を、コップ1杯の牛乳や豆乳で割ってよく混ぜましょう。
調整豆乳は飲みやすくするために、砂糖や塩で味を調整しているためリンゴ酢を入れても飲みやすい味になります。
無調整の豆乳は少し苦みがあるためリンゴ酢を割るときには、はちみつなどで少し味を調えると飲みやすくなりますよ。
【飲み方色々!】おすすめのリンゴ酢5選
リンゴ酢は暑いときにはさっぱりと冷たい水で薄めて飲むことも出来ますし、温かいものが飲みたい季節にはホットにするなど色々な飲み方ができます。1年中毎日飲みたい食品です。
ここからはネットで買える、毎日飲むのに使いやすいお買い得なリンゴ酢や、素材や製造にこだわったリンゴ酢など5種をご紹介します。
コストコ【カークランド 有機アップルサイダービネガー】
コストコはアメリカ発の会員制のスーパーです。日本国内では約30店舗が営業しており、直輸入されたアメリカサイズの商品がお買い得価格で買えるのが特徴です。
「カークランドシグネチャー」は、コストコのプライベートブランドです。カークランドの「有機アップルサイダービネガー」は有機りんご果汁100%を使い、添加物などを一切使わずに作られています。
価格は1本946ml入りで558円から1,200円程度で販売されています。
タマノイ【りんご酢 1.8L】
タマノイ酢は大阪で明治40年(1907年)に創業したお酢のメーカーです。元になった酢の蔵では、豊臣時代にはすでに「玉廼井(タマノイ)」の名前が使われていたそうですよ。
タマノイ酢からは様々なリンゴ酢が販売されていますが、毎日飲むならおすすめは業務用の「りんご酢 1.8L」です。
りんご酢の原料は国産リンゴ果汁とアルコールです。アルコールは酢酸に発酵されるため、りんご酢の中にはほとんど残っていませんのでご安心ください。
味は「他のメーカーのリンゴ酢に比べて甘めで酸味がまろやか」とのネットでのコメントがありました。価格は1本1.8Lで655円です。
カネショウ【樽熟りんご酢】
カネショウは大正元年(1912年)に青森で創業した、りんごにこだわった調味料のメーカーです。地元津軽で作られたりんごを使い、丁寧にモノづくりを行っています。
「樽熟りんご酢」は原料に青森県産のりんご100%を使っています。すりおろしりんごを桶の中で発酵させたあとで、さらに樽に移してじっくりと発酵させたこだわりのりんご酢です。
価格は1本500ml入りで、864円~1,200円で販売されています。
ミツカン【純りんご酢】
ミツカンといえば知らない人のいないほど、お酢で有名なメーカーですね。江戸時代の文化元年(1804年)創業の老舗です。
ミツカンからも様々なリンゴ酢やリンゴ酢飲料が販売されていますが、リンゴ果汁だけを使った「純リンゴ酢」は、添加物などを使っていないのでおすすめです。
スーパーなどでも買える手軽さが魅力で、筆者もフルーツビネガーを作るのに近所のスーパーで買ったミツカンの純リンゴ酢を使っています。フルーティな香りとまろやかな酸味で、色々な飲み方で毎日おいしくリンゴ酢を続けられています。
価格は1本500ml入りで500円~600円程度で販売されています。
富士薬品【フジタイムAQUA】
富士薬品は昭和29年(1930年)に富山県で創業した、医薬品の製造、販売を行うメーカーです。「富山の薬売り」から始まり、時代の変化に対応して現在はドラッグストアなども経営しています。
製薬会社の作ったリンゴ酢「フジタイムAQUA」には、ビタミンB群やコラーゲンなど25種類の健康成分が配合されています。発売以来15年以上愛され続けている、ロングセラーの商品です。
価格は1本1.8L入りで3,780円で販売されています。
まとめ~美味しい飲み方でリンゴ酢を毎日の健康習慣に
リンゴ酢は海外から入ってきて、現在では日本でもおなじみのお酢になりつつあります。毎日リンゴ酢を飲む人も増え、様々な飲み方で飲まれています。
市販のリンゴ酢ドリンクを飲む人も多いですが、毎日続けるなら価格も気になるところですね。ハチミツやりんごを使った手作りのリンゴ酢ドリンクはコスパも良く、自分の好みに味を調整できます。
毎日少しずつリンゴ酢を飲んで、健康に美容にぜひ役立ててくださいね。