そんな疑問に答えます。
健康のために黒酢やリンゴ酢を飲む人が増えています。あなたなら黒酢とリンゴ酢、どっちを飲みますか?黒酢とリンゴ酢に違いがあるなら、自分に合った方を選びたいですよね。
この記事では、黒酢とリンゴ酢を比較して、黒酢とリンゴ酢の違いについてお話しします。
目次
『黒酢 vs リンゴ酢』効果や栄養成分などに違いはある?
黒酢とリンゴ酢には、健康に関する様々な効果があります。主な効果は以下のとおりです。
・血圧を下げる
・血糖値の急上昇を防ぐ
・中性脂肪を減らす
・便秘の改善
・疲労回復
他にも美肌効果や二日酔いの予防など、様々な効果が見られる黒酢とリンゴ酢。だったら飲んでみよう!と考えた時、どっちを選ぶか迷いますよね。
まずは、黒酢とリンゴ酢にはどのような違いがあるのか、見てみましょう。
栄養成分や健康効果の違いは?
健康効果について、黒酢とリンゴ酢では大きな違いはありません。というのも、黒酢もリンゴ酢も、健康に効果のある成分は同じ『酢酸』だからです。
黒酢やリンゴ酢など、酢の主成分である酢酸は、とっても優秀な栄養素なんですよ。
酢酸は酢全般に含まれる成分で、お酢のすっぱさの元。
酢酸は、体内に入るとクエン酸として機能するため、疲労回復に役立ちます。血糖値の急上昇を防ぐ、中性脂肪の低下など、様々な効果が期待されている成分です。
黒酢とリンゴ酢の成分の違いとしては、アミノ酸が挙げられます。数あるお酢の中でも、黒酢にはアミノ酸がたくさん含まれています。
アミノ酸はたんぱく質を構成する成分で、皮膚や髪、血液などを作る体に欠かせない栄養素。穀物を原料とする黒酢だからこそ含まれる成分であり、果実を原料とするリンゴ酢にはほとんど含まれていません。
黒酢の主な原料は『玄米』
黒酢は穀物酢の一種で、主に玄米、または大麦を原料に作られた琥珀色の液体のことをいいます。穀物酢1リットルにつき180g以上の精米していない米、または大麦を使用し、熟成により着色していることが黒酢の条件です。
蒸した玄米に麹と水を入れ、発酵させることで作られる黒酢。黒酢の発酵期間は半年~1年ですが、醸造元によっては3年以上発酵させることも。
一般的に、発酵期間が長いほど色が濃くなると言われています。まろやかでコク深い酸味が特徴で、調味料としても優秀です。
黒酢の成分表(100mlあたり)
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム |
---|---|---|---|---|
34kcal | 0.9g | 0g | 4.3g | 13.2mg |
リンゴ酢の主な原料は『リンゴ』
リンゴ酢の主な原料は、その名の通りリンゴ。リンゴ果汁をアルコール発酵と酢酸発酵の2段階で発酵させ、熟成させた果実酢。
リンゴの搾汁が果実酢1リットルにつき300g以上使用されているものをリンゴ酢といいます。
リンゴ酢の熟成期間は早いもので10日ほどですが、醸造元によっては半年~1年熟成させる場合もあります。
さっぱりとフルーティな酸味が特徴。ハチミツなどで甘みを足して、ドリンクとして楽しむことが多いリンゴ酢ですが、調味料として使うのもおすすめです。
リンゴ酢には、黒酢に多く含まれるアミノ酸はわずかしか含まれていません。ですが、リンゴ酢にはリンゴ酸が含まれています。
リンゴから発見されたためその名がつけられた有機酸の一種。リンゴだけでなく、バナナやブドウなどにも含まれています。
リンゴ酸は、疲労回復効果や皮膚の古い角質を除去する効果があると言われています。そのため、最近SNSなどで話題になっているのが、リンゴ酢を使ったリンゴ酢洗顔。ニキビや肌荒れに対する効果が期待されています。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム |
---|---|---|---|---|
41kcal | 0.1g | 0g | 2.4g | 18mg |
※リンゴ酢の詳しい効果はこちらも参考にしてみてください。
リンゴ黒酢とはなにが違う?
黒酢とリンゴ酢を合わせたような『リンゴ黒酢』という言葉を聞いたことがあるかと思います。リンゴ黒酢は、リンゴ酢を熟成させて黒酢になったもの、というわけではありません。
黒酢を飲みやすくするために、黒酢にリンゴ果汁を混ぜたものがリンゴ黒酢。リンゴ酢とはまったく別のものです。
ストレートで飲めるタイプと濃縮タイプがあり、炭酸で割ったり、ドレッシングの材料として使ったりもできます。
黒酢と同じような効果が期待でき、手軽に飲めるため続けやすいのが特徴。加糖されているものが多く、甘くて飲みやすいですが、糖分を控えている方は飲用に注意してくださいね。
効果・味・使い勝手…『黒酢とリンゴ酢』選ぶならどっち?
黒酢とリンゴ酢の効果には、大きな違いはありません。となると、どっちを選んだらいいか迷いますよね。
黒酢もリンゴ酢も、続けることが大切。どっちも飲むだけでなく料理にも使いやすいため、使い勝手に合わせて選んでもOK。黒酢とリンゴ酢、どっちを選ぶか、選び方のポイントをご紹介します。
味の好みで選ぶ
黒酢とリンゴ酢、どっちを選ぶか迷ったら、単純に味の好みで選んでみてはどうでしょうか。黒酢はまったりとした甘みと、まろやかな酸味が特徴。コク深い味は、飲むだけでなく料理にもよく合います。
リンゴ酢は、リンゴのようなフルーティで爽やかな味が特徴。酸味は控えめで、ドリンクとしてもドレッシングとしても使いやすいです。
リンゴ酢はアルコールとの相性もいいので、焼酎に加えてリンゴ酢サワーとしても楽しめますよ。その日の気分や体調に合わせて、どっちを選ぶか決めてもいいですね。
調理方法で選ぶ
黒酢やリンゴ酢は、飲むだけでなく調味料として使うのもおすすめ。加熱しても効果は変わらないので、ドリンクが苦手という場合でも摂取しやすいですよ。
黒酢とリンゴ酢、どっちを使うか、メニューによって変えてみてくださいね。
黒酢におすすめの調理法
黒酢は、酢豚や甘酢あんにするのがおすすめ。黒酢を使うことで、コクと旨みが増します。まろやかに仕上がるのもポイントです。
鶏肉や豚肉の煮込みに黒酢を使えば、味にコクと深みが増すだけでなく、お肉が柔らかく仕上がりますよ。
- 酢豚
- 肉団子の甘酢あん
- サンラータンスープ
リンゴ酢におすすめの調理法
リンゴ酢は野菜によく合うので、ドレッシングやマリネ液にするのがおすすめです。さっぱりとフルーティなドレッシングに仕上がり、食も進みますよ。
リンゴ酢と紅茶を合わせ、ゼラチンで固めればアップルティー風味のゼリーの完成。リンゴ酢はデザートにも活用できますね。
- サラダ
- ピクルス
- わかめの酢の物
黒酢とリンゴ酢、どっちがいいかは効果よりも好みで!
黒酢とリンゴ酢がもたらす健康効果は、ほぼ同じであることがわかりました。大切なのは続けること。だったら、どっちを選ぶかは好みで決めてしまってOK!
自分が飲みやすいと思う方、好きな味だと思う方を選んでくださいね。美味しく黒酢やリンゴ酢を摂って、健康な体を維持しましょう!