そんな疑問に答えます。
以前は醤油はすぐ酸化するため、1種類の醤油を使い切るようにしていた人が多かったようです。最近は数カ月新鮮さがもつようになり、減塩醤油や刺身醤油など数種類の醤油をそろえる人も増えてきました。
この記事を読むとボトルの種類や、使った後のボトルの詰め替えや再利用の方法、捨て方について知ることができます。
目次
醤油のボトルのサイズや種類は?
最近は食の多様化や健康志向によって、食卓用や料理用、お刺身用やだしの入った醤油など様々な種類の醤油が出回るようになりました。醤油には小さめのものから特大サイズまで、さまざまな種類があります。
ではどのような醤油のボトルがあるのか見ていきましょう。
密封ボトル
日本の食卓に革命を起こしたと言われる醤油の密封ボトル。密封ボトルが発売されるまでは、醤油は黒いものだと思っていた人も少なくなかったでしょう。家庭だけでなく食堂やレストランでも密封ボトルの醤油が置かれているのを普通に見かけるようになりました。
キッコーマンの密封ボトルは従来200ml、330ml、450mlの3種でしたが、2020年2月に620mlボトルが新たに販売開始され、現在4種類が販売されています。そのほかのメーカーでも同じようなサイズのものが販売されているようです。
200mlの密封ボトルは昔ながらの醤油差しの形に近い、手になじんだ形になっています。それ以外のサイズの密封ボトルはペットボトルのような形です。
ペットボトル
卓上の醤油は密封ボトル、お料理には大きいペットボトルと醤油を使い分けているご家庭も多いことでしょう。現在販売されているペットボトルの醤油のサイズは大きく分けて500ml、750ml、1L、1.8L入りの4種類があります。
「どうして2Lじゃなくて中途半端な1.8Lなの?」と思う人がいるかもしれません。1.8Lは日本で昔から使われていた1升瓶のサイズです。長く日本人の体になじんできた1升の量を今も使っているのです。
元々は1Lと1.8Lの2種類が販売されていましたが、近年核家族化や減塩志向から醤油の消費量が減っていることから、750mlや500mlの小さめのペットボトルが販売されるようになりました。
ガラスのボトル
昔は醤油と言えば、赤いキャップの小さなガラスの瓶に入っていたものでした。1升瓶の醤油から小さな醤油差しに移し替えて使うのが一般的だったでしょう。
すっかり密封ボトルに押されて最近は店頭で見かけなくなりましたが、キッコーマンのガラスの卓上醤油は今でも製造されています。
筆者の実家ではまだまだキッコーマンのガラスの卓上醤油差しが現役で使われています。どんなに便利な新しい商品が出ても、やはり手になじんだものは使い続けたいものなのですね。
1升瓶で販売されている醤油もまだまだたくさんあります。その他各醤油メーカーで様々な工夫をしたおしゃれな形のガラスのボトルに入れた醤油が売られています。ガラスのボトルに入った醤油は何となく高級な感じがしますね。
醤油のボトルを詰め替えてみよう
醤油のボトルを詰め替えると聞くと、醤油差しに入れることを想像する人が多いかもしれません。使い終わった密封ボトルはそのまま捨てるのは少しもったいないような気がします。醤油のボトルの詰め替えについて見ていきましょう。
密封ボトルは詰め替えができる
密封ボトルは中身を詰め替えることができるのをご存じですか?メーカーによっては詰め替えできない形状の密封ボトルもありますが、キャップがスクリューキャップになっている製品は詰め替えができます。
キャップは「右回し」で開けられることが多いようです。パッケージの裏にキャップの開け方が書いてありますので、まず確認しましょう。キャップが汚れていたら、きれいに洗ってください。本体は洗わなくても大丈夫ですが、気になる人は洗いましょう。
中は二重構造になっているので、内側のビニール部分を割りばしなどで広げます。そこへ新しい醤油を、できるだけ空気が入らないようにぎりぎりまで注ぎましょう。あとはキャップを元通りしめれば詰め替え完了です。
通常のお醤油の詰め替えだけでなく、ギフトでお高い醤油をいただいた時などにも使えそうです。ただし、メーカーでは詰め替えはしないように注意書きがありますので、自己責任でお願いします。
おしゃれな醤油差しに詰め替えしよう
調味料入れがおしゃれだと、お料理の時のやる気が違うという人も多いでしょう。卓上におしゃれな醤油差しが置いてあればちょっと気分よく食事ができるかもしれません。
おしゃれな醤油差しについては下記の記事に詳しく載っていますので、ぜひ合わせてごらんください。
使い終わった醤油のボトルの処分方法
毎日食卓や料理に使う醤油ですが、中には使いきれずに賞味期限の切れた醤油をそのまま置きっぱなしにしている人もいるのではないでしょうか。
使い終わった醤油のボトルはどうやって捨てたらいいのか、中身の醤油の捨て方や再利用の方法など詳しく見ていきましょう。
使い残した醤油の捨て方
皆さんは使い残した醤油や賞味期限の切れてしまった醤油をどうしていますか?醤油や調味料は油と同じように、大量に下水に流すと水質や環境を汚染してしまうこともあります。
ついキッチンに流してしまいそうになりますが、そこはぐっと抑えて、ひと手間加えて可燃ごみとして捨てましょう。
方法は油と同じで、ビニール袋や使い終わった牛乳パックに布やキッチンペーパーを詰めて醤油をしみ込ませます。これなら環境を汚す罪悪感もなく、可燃ごみとして捨てられるので安心ですね。
密封ボトルのキャップの外し方
醤油のボトルは本体がペット素材で、キャップとパッケージがプラスチックになっているものがあります。この場合はキャップとパッケージを外して分別して捨てる必要が出てきます。
密封ボトルのキャップはメーカーによって外し方が違いますので、パッケージの裏側をまず確認してください。キッコーマンの密封ボトルのキャップはスクリューキャップになっていて、「右回し」で簡単にはずすことができます。
そのほかのメーカーのものは下からグッと押し上げてはずすものや、うわぶたを開けてねじってはずすものなど様々な種類があります。
醤油の密封ボトルを再利用してみよう
空気が入らず中身が酸化しないこんな便利なボトルを、醤油だけに使うのはもったいないですね。それにこんな高機能なボトルを、1回だけ使って捨てるのもなんだか罪悪感がある人もいるのではないでしょうか。
キャップがスクリューキャップになっている密封ボトルは再利用ができます。ただしメーカー側では再利用はしないようにとの注意書きがしてありますので、自己責任でお願いします。
酸化しやすいオリーブオイルや液体調味料を入れて再利用すれば、いつまでもおいしい状態でつかえます。
醤油のにおいが残ったりして気になる人は、便利な二重構造のボトルが販売されていますので一度お試しください。
醤油のボトルはリサイクルされているの?
醤油のボトルは密封ボトル、ペットボトル、ガラスのボトルの3種類があります。そのうちガラスのボトルの一升瓶はリサイクルの優等生で、洗って再利用される率が他のボトルよりもかなり高くなっています。
ペットボトルは回収された後、細かく砕かれてぬいぐるみの中綿などにリサイクルされています。
密封ボトルは以前は本体もキャップもプラスチックのものが多く、ほとんど焼却されていました。近年本体をペット素材にした密封ボトルが開発され、リサイクルが進んでいます。
まとめ~醤油のボトルは常に進化を続けている
レトロな赤いキャップの醤油差しに一升瓶から醤油を入れ替えていた時代から、あっという間に食卓には密封ボトルが取って代わりました。鮮度の落ちないおいしい醤油のボトルは、今後油や他の調味料にも使われるようになるのではないでしょうか。
醤油は味や素材の進化ばかりでなく、ボトルもメーカーの努力によって日々進化を続けています。黒い色だと思われていた醤油は、実は赤い色だとみなが気づきました。ますますおいしくなっていく醤油を毎日の食卓で楽しんで使ってくださいね。