砂糖代わりの甘味料・ラカントで、あんこを作ったら、どのくらいカロリーカットになるのか?そもそもあんこは作れるのか?
ここでは、ラカントを使ったあんこのレシピやラカントあんこのアレンジレシピをご紹介します。
低糖質で美味しいあんこがあれば、ダイエット中や糖質制限中でも美味しい和菓子が食べられるかもしれませんよ。
目次
ラカントのあんこでカロリーカットできる?
せっかくラカントを使うのだから、しっかりカロリーカットしたい!だからこそ気になる「どのくらいカロリーカットできる」のか。砂糖を使ったあんこと比べてみましょう。
砂糖を使ったあんこ(100gあたり)…244kcal
ラカントを使ったあんこ(100gあたり)…144kcal
ラカントを使ったあんこは、砂糖を使ったあんこに比べ、100gあたり100kcalものカロリーがカットできます。その秘密は、ラカントがカロリーゼロだから。
甘さレベルは砂糖を使ったあんこと同じなのに、ラカントを使ったあんこのカロリーは無糖ゆであずきとほぼ同じということになります。
ただ、ラカントを使うと心持ち苦味を感じる方がいるようです。ラカントの原材料によるものですが、苦手な場合は、ラカントと砂糖をブレンドしてみてください。
カロリーは少しアップしますが、苦味を感じにくくなり食べやすくなるでしょう。
ラカントを使ったあんこのレシピ
ラカントを使ったあんこは大幅にカロリーカットできるとわかったなら、次はあんこを作ってみたくなるというもの。小豆は前日から水に浸す必要がないので、思い立ったらすぐ作れますよ。
コクのある深い味わいがお好みの場合はラカントS顆粒を、スッキリした甘みがお好み場合はラカントホワイトを使うことをおすすめします。
甘さは控えめなので、分量もお好みで調整してくださいね。
乾燥小豆は渋切りが大切!
小豆にはタンニンが含まれていて、小豆の渋味の元になっています。手作りのあんこをまずいと感じるのは、この渋味が残っているのかもしれません。
あんこづくりの最初に、小豆から渋を抜く作業を渋切りといいます。あんこの味を決める大事な作業なので、必ず行うようにしましょう。
1.小豆をボウルに入れ、流水でよく洗い、水を切る
2.小豆の3倍程度の水に入れ沸騰したら5分~10分程度煮る
3.ざるに入れ、お湯を捨てたら小豆をよく洗う
渋切りの工程は以上です。この工程を2回以上繰り返すと、渋はしっかり抜けてすっきりした味わいになりますが、小豆の風味も抜けてしまいます。
渋切りを何回やるかに決まりはありません。あんこを何に使うかで決めるのもよいですが、結局のところ個人の好みで加減するとよいでしょう。
ラカントあんこの基本レシピ
ラカントを使った基本のあんこのレシピ。渋切りをした小豆を用意したら、すぐ作りはじめられます。
材料(作りやすい分量)
- 乾燥小豆…200g
- ラカントS顆粒…100g
- 塩…1.5g
- 水…600ml
作り方
1.小豆を渋切りする
2.渋切りした小豆を鍋に入れ3倍量の水を入れて煮る
3.灰汁をすくいながら、水がなくなったら足して煮る
4.指で押して潰れるくらいになったらラカントと塩を入れる
5.ヘラで混ぜながら弱火で煮詰めていく
6.ヘラですっと線が引けるくらいで出来上がり
ポイント
- 渋切りした鍋を使って小豆を煮るときは鍋をしっかり洗ってください
- 小豆が柔らかくなる前にラカントを入れると、小豆が柔らかくなりません
炊飯器を使ったラカントあんこのレシピ
炊飯器ならスイッチオンで放置しておけるので、手軽にラカントあんこが作れます。
大きく分けて3ステップ。1回目の炊飯で渋切り、2回目の炊飯で柔らかくなるまで加熱、最後にラカントを加えます。
材料(作りやすい分量)
- 乾燥小豆…200g
- ラカントS顆粒…100g
- 塩…1.5g
- 水…600ml/200ml
作り方
1.乾燥小豆を水洗いする
2.炊飯器に1と水600mlを入れて炊飯する
3.炊き上がったらざるに上げ小豆を洗う(渋切り)
4.3を炊飯器に入れ水200mlを入れて炊飯
5.炊き上がったら小豆が柔らかくなっているのを確認
6.ラカントS顆粒と塩を入れ艶が出るまで混ぜる
ポイント
- 渋切りをした後の釜は一旦よく洗いましょう
- 工程5で小豆が柔らかくなっていない場合は再度炊飯してください
- 6で多少水分が多めでも、冷めるととろみが出ます
ゆであずき&電子レンジで簡単に!
無糖のゆであずきとラカントで、超簡単・手軽にあんこが作れちゃいます。ゆであずきを使うので渋切りの必要もなく、洗い物も最小限で済みますよ。
材料(作りやすい分量)
- 無糖ゆであずき…200g
- ラカントS顆粒…50~60g
- 水…15ml
- 塩…0.5g
作り方
1.無糖ゆであずきを耐熱容器に入れる
2.水を入れ馴染ませてからラカントと塩を入れ混ぜる
3.ふんわりとラップをかけ電子レンジ600wで2分加熱
4.ラップを取り、小豆を粗く潰すように混ぜる
5.ラップをせずに600wで1分加熱、取り出して混ぜる
6.5を2~3回繰り返し、好みより少しゆるく仕上げる
ポイント
- 冷めるととろみが強くなるので、少しゆるめに仕上げるのがコツです
- 甘さが足りないときはラカントを追加してください
こしあんにしたいならミキサーが便利
「つぶあんよりこしあんが好き」という人も多いのではないでしょうか。また、用途によってはこしあんがいい場合もありますよね。ミキサーを使えば簡単にこしあんが作れるんです。
1.柔らかく煮た小豆を水分ごとミキサーにかける
2.鍋に戻し、ラカントと塩を入れ弱火にかける
3.軽くとろみがつくまで混ぜながら加熱する
1の段階でミキサーにかけることで、なめらかで艶やかなこしあんに仕上がります。熱烈なこしあん派だ、という人も是非試してみてくださいね。
皮ごとミキサーにかけることで、食物繊維をはじめとした小豆の栄養を無駄にしないこしあんが完成します。
使い切れなかったときの保存方法
あんこは、あまり日持ちしません。それはラカントを使用していても同様です。すぐ使う場合以外は、冷蔵か冷凍での保存をおすすめします。
冷蔵保存の場合…清潔な容器に入れ、空気に触れないよう密封してください。3日~5日を目安に使い切りましょう。
冷凍保存の場合…1回量ずつ分けたあんこをラップで包み、できるだけ薄く平らに成形。冷凍用の保存袋に入れ、形が崩れないように冷凍します。1ヶ月を目安に使い切ってくださいね。
冷凍したあんこは自然解凍がおすすめですが、メニューによっては冷凍したまま調理してもOK。
薄く平らに成形すると自然解凍にも時間がかからず、凍ったままの調理もしやすいためおすすめです。
ラカントあんこを使ったお手軽アレンジレシピ
ラカントで作ったおいしいあんこの活用レシピをご紹介します。そのままでも美味しいですが、ちょっとアレンジするだけでバリエーション豊かにあんこを味わえます♪
あったかこっくり♪ぜんざい
寒い季節、ほっこり温まるぜんざい。作り置きした冷凍のあんこでもOKなお手軽レシピです。
材料
ラカントあんこ…100g
水…100~150ml
塩…少々
小餅…2個
鍋に水、ラカントあんこ、塩を入れてたら焦げないように気を付けて加熱。
十分温まったら焼いた小餅(茹でてもOK)を入れて完成。塩昆布をとお茶を添えて召し上がれ。小餅の代わりに白玉を使うのもおすすめです。
甘じょっぱいあんバター
あんことバターって、最高の組み合わせなのでは?カロリーが気になるけれど、ラカントを使ってあんこのカロリーをカットしているから罪悪感も半減しちゃいますね。
材料
- 4枚切り食パン…1枚
- ラカントあんこ…40g
- バター…10~15g
食パンに十字に切り目を入れてバター(半量)を塗り、トースターで3分ほど焼きます。
その後、あんこと残ったバターをトーストに乗せ、さらに1分焼きましょう。熱々とろーり、甘じょっぱいバタートーストの出来上がりです。
和と洋の融合♪生クリームあん
あんこと生クリームをブレンドすると、洋菓子にも和菓子にも合う美味しい生クリームあんが誕生します。パンケーキに添えたり、どら焼き生地でサンドしたり。パンにもよく合います。
材料
- 生クリーム…100ml
- ラカントあんこ…50g
- ラカントS顆粒…5~10g
生クリームにラカントを入れてホイップしたら、ラカントあんこを入れて優しく混ぜ合わせてください。甘さ控えめにしたい場合は、生クリームに入れるラカントの分量を減らしてくださいね。
つるんとなめらか水ようかん
こしあんを使って作る水ようかん。キュッと冷やせば、つるんとなめらかな口当たりで、お茶請けにぴったりです。
材料
- ラカントあんこ(こし)…200g
- 粉寒天…3g
- ラカントS顆粒…20g
- 塩…1.5g
水と粉寒天を火にかけ綺麗に溶かしたら、ラカント・塩を入れます。次にラカントあんこ(こし)を入れて馴染ませます。煮詰めてしまわないように気を付けてくださいね。
火からおろしたら、ヘラで混ぜながら素早くひと肌まで冷まし、型に入れて冷蔵庫へ。しっかり冷やして固めます。
ラカントのあんこなら低糖質スイーツを楽しめる♪
カロリーゼロのラカントを使って作るあんこは、ほぼあずきのみのカロリーでとってもヘルシー。ダイエット中に甘いものが食べたくなったときの力強い味方です。
もともと低糖質な小豆ですが、ラカントを使うことで低糖質をキープ、健康的にスイーツを楽しめますね。
カロリーや糖質が気になるけれど、和菓子が食べたいと思ったときは、ラカントのあんこで心を満たしてください。