そんな疑問に答えます。
ピザやパスタなどを食べるときに、ピリッとした辛さで料理の美味しさを引き出してくれるタバスコ。しかし、いざ食べようと思ったらタバスコがない!なんてこともありますよね。
そんな時に家にあるもので代用できれば、わざわざ買いに行く必要もありません。今回は、自宅にあるような調味料での代用法や、家にある食材を組み合わせて作る簡単なタバスコのレシピをご紹介します。
※「タバスコ」と一言で言っても、実はかなりの種類があるのをご存じですか?タイプ別のタバスコの特徴・辛さレベル等についてはこちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
タバスコの代用品としておすすめ調味料5選
辛味調味料の代表格と言えば、豆板醤や七味唐辛子。これらは、ピザやパスタにかけてみても美味しく、タバスコの代用品として成り立つのでしょうか。その他にもタバスコの代用品としておすすめの調味料をご紹介します。
豆板醤:ピリッとした辛さがタバスコに似ており、代用におすすめ!
中華料理に欠かせない辛味調味料である豆板醤。特に四川料理でよく使われ、ピリッと辛いのが特徴の発酵調味料です。豆板醤はそら豆に大豆やごま油、唐辛子の塩漬けなどを加えて作られます。
麻婆豆腐をはじめ、担々麺や棒棒鶏、炒め物など、多くの中華料理に使われます。そんな中華料理の調味料をイタリアン料理に使うと、豆板醤の刺激的な辛さが料理を引き立ててくれます。
タバスコと同じように後から振りかけて食べるのも充分美味しいのですが、豆板醤は油で炒めることによって香りやうま味が増すので、パスタではソースを作る際に始めに油で炒めてから調理すると一層美味しく食べられます。辛味が強いので、辛いのが好きな方におすすめの代用品です。
七味唐辛子:タバスコの代用品として使用可!
蕎麦やうどん、牛丼など、主に和食の料理で大活躍の七味唐辛子。七味唐辛子は、唐辛子と他の香辛料をミックスした調味料です。
あくまで唐辛子がベースですが、唐辛子粉末以外にもゴマや山椒、けしの実や青のりなどがブレンドされているため、タバスコや豆板醤よりも辛味が少なめなのが特徴です。
辛味だけでなくゴマの香ばしさや山椒の香りなどもあるため、タバスコとはまた違った美味しさを感じられます。和風パスタに合うのはもちろんのこと、トマトソースのトッピングとしてもおすすめです。
粉末であるため振りかけやすいので、気軽に使えるのも良いですね。
サルサソース:タバスコをかけるよりボリュームアップ
サルサソースはメキシコの料理で、サルサとはスペイン語でソースという意味です。日本では刻んだトマトや玉ねぎをたっぷり使い、オリーブオイルやレモン汁に漬け込んだ酸味のあるソースとして知られています。
様々な料理に合うので作り置きにもピッタリのソースです。
一般的にはタコスに挟んで食べるイメージが強いのですが、タコスだけでなくピザのトッピングとしても合います。
タバスコをかけるよりも、トマトや玉ねぎなどの具材が多い分、見た目も華やかでボリューム感が出ます。暑い夏など、さっぱりと食べたい方におすすめの代用品です。
コチュジャン:タバスコよりも甘味が強い代用品
コチュジャンは米やもち米を麹で糖化させ、唐辛子を加えて熟成させた発酵調味料です。日本ではこれを味噌の一種とみなして唐辛子味噌とも呼ばれており、甘辛い味が特徴です。
朝鮮料理に欠かせない調味料で、ビビンバを食べる際の必需品であるほか、煮物や和え物、そのまま生野菜につけて食べることもあります。
コチュジャンは豆板醤と異なり、炒めると焦げてしまうことから、加熱した後の料理にトッピングとしてかけるようにしましょう。こちらはタバスコや豆板醤ほどの刺激的な辛さはないので、辛いのが苦手な人におすすめの代用品です。
ラー油:タバスコの代用品として使用可!
ラー油はごま油に唐辛子を加えて加熱し、油に辛味を付けた調味料です。タバスコのようにピリッとした辛さが味のアクセントとなります。
中華料理の麻婆豆腐や担々麺の調味料、薬味として欠かせない調味料で、日本でも餃子のタレに加えて食べるなど、馴染みの深い調味料です。家庭にあるという方も多いのではないでしょうか。
タバスコと同じように唐辛子の辛味がしっかりあり、液体であるため、出来上がった料理に振りかけやすく、代用品として使いやすい調味料です。
タバスコと異なる点としては、ごま油の香りがあるので、中華風に仕上がり、違った味わいがあります。
タバスコの代用品を手作りしてみよう!
このように、タバスコの代用品として、5つのものをご紹介しましたが、更にタバスコに近い味を出すために、家にある調味料でタバスコの類似品を手作りしてみましょう。
どちらも時間がかからず、混ぜるだけで完成するので、急にタバスコが必要になったときにおすすめです。
タバスコの代用品に!即席タバスコ1:豆板醤+酢
〈材料〉
酢:小さじ1杯
豆板醤:小さじ1/4杯
〈作り方・味の特徴〉
材料を混ぜるだけで出来上がります。豆板醤の刺激的な辛さに酢の酸味が加わって、タバスコの味にかなり近くなります。
こちらのレシピはタバスコと比較すると少しマイルドな辛さなので、お好みによって豆板醤の量を増やすなど、辛さを調節してみてください。
タバスコの代用品に!即席タバスコ2:一味唐辛子+酢+塩
〈材料〉
酢:小さじ2杯
一味唐辛子:小さじ1/4杯
塩:少々
〈作り方・味の特徴〉
こちらも材料を混ぜるだけで出来上がります。一味唐辛子と酢だけでは塩味がやや足りないのですが、少しの塩を加えることによって、タバスコに近い味になります。一味唐辛子の代わりにチリパウダーや鷹の爪を細かく刻んだものでも代用可能です。
タバスコが家にない場合でも、家にある調味料で代用可能!!
家にタバスコがない場合も、豆板醤や七味唐辛子、ラー油など、家にある調味料を工夫して使うことでタバスコの代用品として活用することができます。
タバスコの代用としてのみでなく、それとは違った美味しさを発見することもあるでしょう。また、調味料を組み合わせて、好きな辛さの即席タバスコを自分流に調合してみることもできるのが手作りの良いところですね。
ぜひ、パスタやピザなどにタバスコのような辛味がほしい場合にはお試しください。