そんな疑問に答えます。
みだしなみに関するアンケートでも、全体の50%の人が自分の口臭が気になると答えています。特に女性は自分だけでなく、他人の口臭にも敏感です。
そんな口臭の悩みに「生姜」が特効薬になるとアメリカの農業、食品科学ジャーナルに論文で発表がありました。
この記事では、誰もが悩みの種になりうる口臭を撃退する生姜の効能について解説します。
目次
生姜の効能で、もう口臭は怖くない!
皆さんは、どういったときに口臭が気になりますか?生姜の効能で口臭対策をしていく際には、口臭の原因を押させることが重要です!
そもそも口臭の原因って何?
口臭対策において、気をつけなければならないのは唾液の分泌不足です。唾液には自浄作用があり、歯と歯の間に入った食べカスや歯垢を洗い流してくれたり、口の中の細菌の繁殖を抑えてくれます。
朝起きた時や緊張している時、空腹の時に口臭が気になりやすいのは、唾液の分泌が減ってしまうことで細菌が繁殖してしまいやすい環境になるためです。
唾液の分泌量の減少などで、歯に汚れが付着したまま長時間放置していたり、口の中が乾燥している状態が続くと、菌(虫歯菌や細菌性プラーク)が繁殖して虫歯や歯周病となり口臭の原因になります。
生姜のどの成分が口臭に効くの?
対策は唾液がたくさん出るように水をたくさん飲むようにしたり、鼻呼吸を心がけるようにすることですが、同時に、口の中の細菌数と臭いの成分を減らすことも大切です。
そこで活躍するのが「生姜」です。口臭を撃退してくれる生姜の成分は「ジンゲロール 」という辛味成分です。
ジンゲロールは生の生姜に多く含まれており、強い殺菌力があることで有名だったのですが、最近の研究で、ジンゲロールが口臭の原因となる臭いの物質の分解を助ける作用もあると判明したのです。
※独ミュンヘン工科大学ライプニッツ食品システム生物学研究所の研究チームが、食品の成分と唾液成分の効果と関係について研究をおこない、生姜と口臭の関係について明らかにしました。
生姜+唾液対策で口臭を撃退しよう!
口臭を抑えるには唾液の分泌を多くすることが大切です。生姜の効能でも口臭対策は可能ですが、以下の3点も押さえて、より効果的に対策をしていきましょう。
食べ物はしっかりと噛んで食べる!
唾液腺は咀嚼することで刺激されて唾液が分泌されます。早食い、よく噛まずに食べるような行為をすると自浄作用が満足に作用しなくなってしまいます。
やわらかい食べ物であっても一口30回を目安に噛んで食べるようにしましょう。また、こまめに水分補給をする習慣をつけて水分不足にならない生活習慣を身に付けることが大切です。
ストレスをため込み過ぎない
唾液腺は副交感神経が優位な状態で分泌されます。ストレスがかかること交感神経が優位な状態になり唾液の分泌が抑制されてしまいます。
ストレスを適度に解消できる趣味などを作ったりして自律神経が乱れないようにしましょう。
ホルモンバランスを安定させること
女性ホルモンの一種である「エストロゲン」は自律神経を整える作用があります。生理中や閉経前後では自律神経が乱れることでホルモンバランスが乱れ、エストロゲンの分泌量が大きく変動してしまいます。
ホルモンバランスの乱れから唾液分泌量が大きく影響されて、結果的に唾液の分泌不足になることで口臭に悩みにつながります。
つまり、口臭は男性よりも女性の方が悩みやすいのです。知らず知らずに口臭がキツくなって相手に不快な思いをさせないように、女性は特に気を遣わなければなりません。
日頃から十分な睡眠、バランスの取れた食事、ストレスをためないようにすることが大切です。
口臭に効く生姜の効能を最大限に使う方法
ジンゲロールの口臭抑制効果を効率的に利用するには、以下のポイントに気をつける必要があります。
・できるだけ生で食べる
・唾液を多く分泌させる
・生姜の過剰摂取に気をつける
できるだけ生で食べる
スルフヒドリルオキシダーゼ(唾液に含まれる口臭の元を分解する酵素)の活性化をしてくれるジンゲロールを効率的に摂取するにはできるだけ生の状態で食べる必要があります。
なぜなら、ジンゲロールは加熱によってショウガオールに変化してしまうためです。
ですので、冷奴やカツオのタタキに添えられるような薬味としてすりおろして食べたり、甘酢生姜で食べるようにしましょう。
また、ジンゲロールは空気に触れることでも減少するので、薬味として食べる場合には直前にすりおろすと無駄なく摂取ができます。
※手軽に生の生姜を摂りたい場合は、手作りの「生姜紅茶」もおすすめです!詳しくはこちらの記事をご参考にされてください。
唾液を多く分泌させる
口臭を抑制するにはスルフヒドリルオキシダーゼの分泌が欠かせません。そのためにも唾液をたくさん出す必要があります。ジンゲロールはスルフヒドリルオキシダーゼがあってこそ効果を発揮するためです。
唾液を多く分泌させるためには以下のことが有効です。
・ものを噛む動きをする
・唾液腺のマッサージをする
・酸味のある食べ物を食べる、または想像する
少しの工夫で唾液の分泌は増やせるのでぜひ試してください。
生姜の過剰摂取に気をつける
生姜には食べすぎると腹痛や下痢、胸やけなどの症状が出る場合があります。また、妊婦さんや子どもにも注意が必要です。
生姜を離乳食に使う際のポイントについては、以下の記事を参考にしてくださいね。
まとめ:生姜の効能で口臭が気にならない生活を!
この記事では、生姜と口臭の関係について解説しました。まとめると以下のようになります。
・男性よりも女性の方が口臭に悩みやすい
・生姜に含まれるジンゲロールが口臭を抑制するのを手伝ってくれる
・生姜の力を最大限活用するには生で食べることがオススメ
人が社会と関わるには会話が必ず必要になります。いくら話す内容を工夫しても、口臭が原因で印象が悪くなるともったいないですよね。
口臭を気にしてうまくコミュニケーションができなかった人には、生姜が救世主になってくれます。ぜひ、日常の生活に生姜を取り入れて口臭ストレスのない生活を手に入れましょう。