そんな疑問に答えます。
生姜は色んな料理に活躍する食材なので、よくレシピに登場しますよね。そのためこのようにお悩みの人は多いのではないでしょうか。
この記事では、大学時代に栄養学を学び、現在は主婦として毎日台所に立つ筆者が、生姜ひとかけの正しい量について解説します。
また、生姜チューブではどれぐらいの量でひとかけになるのかもお伝えしますので、いつも生の生姜は使わないという人も読んでみてくださいね。
目次
生姜ひとかけはどれぐらいの大きさで何グラムなの?
生姜ひとかけはどれぐらいの大きさ?
それではまず、生姜ひとかけとはどのくらいの大きさなのでしょうか。
「ひとかけ」とは「一片」という意味です。生姜はデコボコとしていますよね。そのボコッと出ている一片が大体「ひとかけ」です。
大きさの目安としては「親指の第一関節までの大きさ」と覚えましょう。何かいいことがあってグッと親指を立てる仕草をした時の、親指半分くらいの大きさですね。
ボコッと出ている一片がちょうどそのぐらいの大きさなら、パキンと手で折って使えばOKです。もし出ている部分がないようだったら、上記の大きさを目安に包丁で切って使いましょう。
生姜ひとかけは何グラム?
生姜ひとかけは大体10グラム程度です。
先程、生姜ひとかけの大きさは「親指の第一関節までの大きさ」が目安とお伝えしました。しかし人によって手の大きさはさまざまですし、この目安だとバラつきが出てしまいそうと感じますよね。
実際、筆者も手が小さいほうなので、この目安だけだと量が通常より少なくなってしまうのではないかと心配になります。なので大きさの目安と一緒に、ひとかけが何グラムかも覚えておくとより安心です。
ただし、この重さはあくまで目安です。人によってはひとかけが15グラム程度という人もいます。生姜は風味付けなので神経質になる必要はないということですね。
ただ、慣れないうちは秤で量ってみると良いでしょう。こうすることで、そのうちに生姜ひとかけの量が目で見てわかるようにもなってきます。
※キッチンスケールは、1000円くらいの安いもので十分です。
すりおろした生姜のひとかけは何グラム?
すりおろした生姜のひとかけは、大さじ1杯の7分目ほどになります。家にある生姜が塊のままであるとは限りませんよね。
特にすりおろし生姜は、普段の料理以外にもちょっとした薬味や飲み物に入れたりと幅広く使えるので、買ってきたタイミングで全てすりおろして保存しているなんていう人もいるでしょう。
こうして保存している生姜でひとかけを量りたいのであれば、大さじを使えば簡単に量れます。塊ではないからひとかけがわからないなんてことはないので、安心してくださいね。
みじん切りの生姜のひとかけは何グラム?
みじん切りにした生姜では、ひとかけは大さじ1杯程度です。生姜ひとかけの重さを量る前にみじん切りにしてしまったり、まとめてみじん切りにして保存していたりする時は上記を目安にしてください。
また、時々レシピで「生姜のみじん切り 大さじ1」といったような表記も見かけますよね。こういう時に、「みじん切りの生姜ではひとかけが大さじ1杯程度となる」と知っていれば迷いません。
生姜ひとかけがみじん切りやすりおろした時にはどのぐらいの量なのかを知っておくと、こういう時にも便利なのです。
1個の生姜からひとかけは何個とれるの?
普段スーパーなどで売られている生姜は、普通サイズで約80グラムです。なのでひとかけが10グラムとすると、1個の生姜から約8個はとれる計算になります。
ただし、売られている生姜は皮付きです。もし皮をむくのであれば、食べられる部分は約65グラムくらいになります。
つまり、皮なしで考えると1個の生姜からひとかけは約6個とれるということです。皮をむくだけで約2個分のひとかけが廃棄になってしまいます。これは少し勿体ない気がしますね。
基本的に鮮度が良い生姜であればキレイに洗えば皮ごと食べられます。また、生姜の栄養は皮と実の境目に多いと言われています。
薬味など生姜の色を気にする使い方以外であれば、皮ごと使った方が身体にも環境にも優しくおすすめです。
生姜を皮ごと食べるメリットデメリットは以下の記事でまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。
ちなみに、買ってきたタイミングで生姜をひとかけずつに切って冷凍保存しておくと、いざ使う時に簡単なのでぜひ試してみてください。
生姜チューブでひとかけはどれぐらいの量で何グラムなの?
生姜チューブのひとかけはどれぐらいの量?
毎日仕事や家事、子育てで忙しく、料理は時短で済ませたいという人も多いでしょう。
忙しい時に生姜ひとかけを量ったりすりおろしたりするのは面倒ですよね。こういった時、頼りになるのは生姜チューブです。生姜チューブは時短料理の強い味方なので、多くのご家庭で常備されてるのではないでしょうか。
生姜チューブの場合だと、ひとかけは大体4~5センチくらいの量です。
この量を覚えておけば量る必要もないので大変便利です。使いたいタイミングでチューブから絞りだすだけでOKです。ぜひ生姜チューブのひとかけの量を覚えて、忙しい毎日の料理に役立ててくださいね。
生姜チューブのひとかけは何グラムなの?
生姜チューブのひとかけをグラムで量るとしたら、約15グラムです。これは大さじ1杯に相当します。もしかしてお気づきの人もいるかもしれませんが、先程紹介したすりおろした生姜のひとかけとは少し量が違います。
すりおろした生姜でのひとかけは、大さじ1杯の7分目ほどでした。それと比べると若干生姜チューブのひとかけの方が多い計算になります。
これは同じ生姜のすりおろしでも、チューブに入ったものの方が香りが弱いことが多いからです。そのため好みにもよりますが、生姜チューブを使う場合は生の生姜よりも若干多めに使用するのがおすすめです。
※生姜チューブを多く使用する場合には無添加のものをおすすめします。生姜チューブの添加物についてはこちらの記事で詳しく解説をしていますので、本記事とあわせて参考にしてみてください。
生姜ひとかけが何グラムかわかれば料理上手になれる!
生姜ひとかけが正しくわかれば失敗しない!
生姜ひとかけという表現は、多くのレシピに登場します。そのため、ひとかけの目安が正しくわかっていないと、レシピの内容がよくわかりません。
よくわからないレシピだと味が想像できず作るのが嫌になってしまいますよね。わからないなりに頑張って作ったとしても、レシピ通りの味になっていないかもしれません。
いつも作った料理を食べてみたら生姜の風味が強すぎる、または弱すぎるとお悩みの人は、生姜ひとかけの目安を正しく知ることで改善することができます。
筆者も料理を始めたばかりの時は「ひとかけ」などの調理用語がよくわからず、レシピを見てもどういうものができるのかあまり想像がつきませんでした。
こうした用語は、ひとつずつ着実に覚えていくしかありません。しかし、生姜ひとかけのように正しい目安がわかれば、レシピの内容も理解できるようになり、料理に対する自信も持てるようになります。
そうすれば、今よりもさらに料理が好きになるかもしれませんよ。
生姜ひとかけの量は好みによって変えていい
生姜のひとかけには目安となる大きさや重さがあり、正しく知っておくことが大切とお伝えしました。ただし、必ずしもひとかけ=10グラムと量って入れなければいけないという意味ではありません。
生姜はあくまで料理の風味を良くする食材です。生姜の種類によっても香りの強さが違います。それに、どのくらい生姜の風味がすると良いのかは食べる人の好みによります。
「家族に生姜が苦手な人がいるから少なめにしよう」「今日は風邪気味だから生姜を多めに入れて温まろう」など、その時の状況や気分によっても好みの味付けは変わりますよね。
生姜ひとかけの目安を正しく知っておくのが大切なのは、基本を知らなければこうして調整することが出来ないからです。基本を知ってあえてアレンジするのは「型破り」、基本を知らずにアレンジするのは「型無し」と言います。
ぜひ生姜ひとかけの目安となる大きさ、量、体積の基本をしっかりおさえて、自分好みにアレンジしてみてくださいね。