湯葉
簡単だと思ったのにどうして失敗しちゃうの?

くにゅくにゅとした食感と爽やかな大豆の甘味をダイレクトに味わえる湯葉。実は、湯葉は家庭でも簡単に作れるんです。

 

「いつも失敗しちゃうよ」という方も、安心してください。豆乳から湯葉を作る際に失敗しやすいポイントや注意点をまとめました。

 

湯葉の美味しい食べ方や残った豆乳のアレンジ方法まで盛りだくさんでお届けしますね。

 

よくある失敗!豆乳から湯葉を手作りするときの注意点

汲み上げ湯葉

豆乳を温めると、たんぱく質が固まって豆乳の表面に膜を張ります。その膜が湯葉。ただ温めるだけなのに、どうして失敗してしまうのでしょうか。

 

失敗1.豆乳に膜が張らない!なぜ?

【原因】無調整豆乳を使っていない

豆乳を温めたのに、全然膜が張らない!じっくり加熱しても泡が出るだけ、というときは、材料の豆乳を見直してみてください。もしかして『調整豆乳』を使っていませんか?

 

湯葉を作るには、豆乳の中でも無調整豆乳と言われるものです。無調整豆乳と調整豆乳はどう違うのでしょうか。

 

無調整豆乳

原材料は大豆のみで、大豆固形成分が8%以上の豆乳が無調整豆乳です。豆腐や湯葉の原料になるのが、この無調整豆乳。ヘルシーなので牛乳の代わりに使う方も多いですが、そのまま飲むと大豆特有のクセを感じます。

 

調整豆乳

豆乳に油脂や糖分をプラスし、味を調整したもので、大豆固形成分は6%以上。そのまま飲むことを目的としていて、豆腐は湯葉には向きません。フルーツなどの味がついた豆乳は豆乳飲料と呼ばれ、調整豆乳とは別とされています。

大豆固形成分とは、豆乳から水分を取り除いた大豆の成分量のこと。湯葉を手作りするには、無調整豆乳の中でも大豆固形成分が10%前後の豆乳を選ぶと失敗しにくいでしょう。

 

失敗2.豆乳が分離しちゃった!なぜ?

【原因】沸騰するほどの加熱

豆乳が分離する原理は、湯葉ができる原理と同じくたんぱく質の凝固です。湯葉ができるときと分離してしまうときの違いは加熱温度。

 

急激に、豆乳が沸騰するほど加熱すると、豆乳は分離します。時間はかかりますが、低温でゆっくり加熱しましょう。

 

湯葉を作るのに適した温度は沸騰する前、80度~85度です。直火で加熱すると温度をキープするのが難しいので、湯煎も一つの手段です。

 

ですが、もっと手軽に湯葉を作るなら、ホットプレートはいかがですか。温度調節がしやすく、しかも一定の温度を保てるのでおすすめです。

 

失敗3.豆乳が固まっちゃった!なぜ?

【原因】塩分/酸

豆乳の表面に薄い膜が張るのが湯葉ですが、豆乳が分離したわけではないのにボソボソとした小さい塊ができることがあります。

 

このボソボソの正体は、豆腐になり損ねたもの、とでも言いましょうか。豆腐は、豆乳ににがりを加えることで固形化します。

 

にがりとは、塩から抽出した塩化マグネシウムのこと。つまり、塩には豆乳を固める成分が含まれていることがあるんですね。

 

だから、豆乳に塩分が混ざると、豆乳が豆腐になろうとして固形になってしまうことがあるんです。

 

同じく酢やレモンなどの酸にも、たんぱく質を固める性質があります。湯葉を作るときは、豆乳に塩分や酸が混ざらないようにしましょう。

 

簡単手作り♪豆乳から湯葉を作るには?

湯葉

よくある失敗と失敗を回避するポイントを知ったら、次は実際に豆乳から湯葉を作ってみましょう。

 

レンジや湯煎でもできますが、ホットプレートを使った湯葉づくりは、家族みんなでワイワイ楽しめるのもポイント。美味しい汲み上げ湯葉をご家庭で、たっぷり味わってください。

 

簡単な豆乳湯葉の作り方

温度管理がしやすいように、ホットプレートを使用した豆乳湯葉の作り方をご紹介します。

 

豆乳から湯葉の作り方
汲み上げ湯葉

用意するもの

  • 無調整豆乳
  • ホットプレート
  • 箸や竹串

 

作り方

1.ホットプレートに豆乳を入れ(1センチ程度)、加熱(低温140度くらい)

2.湯気が出る程度に軽く混ぜる

3.ふつふつしてきたら保温にする

4.しばらく待つと膜が張るので、箸などで掬い取る

5.豆乳がなくなるまで膜が張るたびに掬い取る

ポイン

  • ホットプレートの温度設定は保温にしておきましょう
  • 底が焦げないよう、湯葉を掬うたびにヘラなどで軽く混ぜましょう

 

湯葉の日持ちは?保存方法は?

残ってしまった湯葉は、清潔な密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。45日程度日持ちすると言われていますが、翌日、もしくは翌々日までには食べきった方が安全で美味しく食べられるでしょう。

 

また、冷凍保存も可能です。重なり過ぎないようにジップロックなどで密封し、冷凍してください。冷凍した場合でも、2週間程度を目安に食べきりましょう。

 

保存できるとはいえ、やはり湯葉は出来立てが一番。できれば、作りたてを味わってくださいね。

 

※ジップロックは大容量のものを常備しておくとコスパがいいですよ!

 

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豆乳の旨味そのまま!湯葉の美味しい食べ方4選

湯葉は、豆乳の旨味をギュッと詰め込んだ料理と言っても過言ではありません。くにゅくにゅした食感とまろやかな大豆の旨味がクセになりますよね。

湯葉を美味しく食べる調理法はたくさんありますが、ここでは湯葉そのものを美味しく味わえる、おすすめの調味料をご紹介します。

 

わさび×醤油

わさび×醤油は、湯葉を味わう際の定番の調味料。わさびのきりっとした辛味と、醤油のコクとまろやかさが、湯葉の繊細な味を引き立てます。

 

柚子胡椒×ごま油

柚子胡椒の香りとピリリとした辛味は、優しい湯葉の風味を際立たたせるアクセントに。ごま油の風味が湯葉の甘味を引き立て、口当たりをまろやかにしてくれます。

 

ネギ×ポン酢

よりさっぱりと食べるなら、ネギ×ポン酢がおすすめ。湯葉の甘味とポン酢の酸味はお互いを高めあい、ネギが全体を引き締めてくれるから、いくらでも食べられます。

 

黒蜜

豆乳を温めて作る湯葉は、繰り返すほど甘味が強くなります。甘味が強い湯葉は、スイーツの代わりとしても楽しめるんですよ。深い甘味を持つ黒蜜をたっぷりかけて食べてみてくださいね。

 

湯葉を作った後の豆乳…残りはどうする?

汲み上げ湯葉

湯葉を作った後、鍋に豆乳が余っちゃったというときや、開封した豆乳を使いきれなかったというとき、残りはどうしますか?残ってしまった豆乳を美味しく消費できる使い方があるんです。

 

豆乳のまろやかさ引き立つ「豆乳鍋」

豆乳がたっぷり余ったときは、豆乳鍋にしましょう。豆乳鍋を作るときの注意点は二つ。

 

1.豆乳は鍋が出来上がってから入れること

2.豆乳を入れた後は温度に注意し、決して沸騰させないこと

先に豆乳を入れてしまうと、鍋に含まれる塩分で豆乳が固まることがあります。どうしても先に入れたい場合は、塩分を含まない出汁と豆乳を合わせてください。

 

また、沸騰させると豆乳が分離してしまい、舌触りが悪くなる原因に。まろやかな口当たりのためにも、温度に注意し、美味しい豆乳鍋を作ってください。

 

低カロリーな和スイーツ「豆乳アイス」

豆乳に砂糖を加え、冷凍庫で凍らせるだけで、ヘルシーな豆乳アイスの出来上がりです。1時間に1回程度かき混ぜると口当たりよく仕上がります。

 

出来上がった豆乳アイスにフルーツを添えたり、チョコレートや黒蜜など、お好きなソースをかけたりするのもおすすめですよ。

 

ほろほろ食感が美味しい「おぼろ豆腐」

70度程度に温めた豆乳ににがりを入れると、ホロホロとした塊ができます。これがおぼろ豆腐です。

熱々のおぼろ豆腐をそのまま掬って食べてください。調味料はお好みで。普通の豆腐では感じられない、繊細な口当たりを感じられます。

 

また、おぼろ豆腐をざるに上げ、水分を軽く抜くことでざる豆腐としても楽しめます。おぼろ豆腐よりもしっかりした舌触りになり、違った味わいがありますよ。

 

豆乳でフレッシュな湯葉を手作りしよう!

湯葉

豆乳で湯葉を作るのは、難しくありません。いくつかのポイントを押さえることで、失敗なく湯葉を手作りできます。

 

出来立てのフレッシュな湯葉は、それだけでごちそう。家族でワイワイ、お酒のあてにゆっくりと、湯葉作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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