そんな疑問にお答えします。
いざごま油を購入しようとしても、色の違うごま油があったり「純正」と書かれているものがあったりして違いがよく分からないですよね。
この記事では、ごま油の比較や値段に差がある理由、購入する際の選び方について詳しくご紹介していきます。
目次
ごま油の値段はピンキリ!メーカー/種類別で比較してみた
ごま油と言っても商品の種類や値段は様々で、何をどう選べば良いのかわかりませんよね。
まずは、ごま油の商品の比較や値段に差が出る理由、どれくらいのサイズを買うのがお得なのかについて詳しく紹介していきます。
手軽に買える「ごま油8種」の値段比較
今回は数ある商品の中から、スーパーでもよく見かける商品や人気の高い商品にしぼって、8種類を紹介します。商品と値段を比較したものがこちらです。
商品名 | 値段(税込) | 単価/100g |
---|---|---|
味の素 健康調合ごま油 340g | 324円 | 95円 |
日清 ヘルシーごま香油 350g | 464円 | 132円 |
かどや 金印 純正ごま油 400g | 665円 | 166円 |
九鬼 純正 胡麻油 こいくち 340g | 604円 | 177円 |
マルホン 圧搾純正胡麻油濃口 450g | 810円 | 180円 |
九鬼 太白純正胡麻油 340g | 629円 | 185円 |
マルホン 太白胡麻油 450g | 896円 | 199円 |
山田製油 ごま油 275g | 864円 | 314円 |
ごま油といえば「かどや」が有名ですよね!8種類の中では値段が安い方に入っています。手に入りやすい価格設定なのが、有名な理由の一つなのかもしれませんね。
圧倒的に値段が高いのは「山田製油」のごま油で、100gあたり314円と群を抜いています!反対に値段が安いのは「味の素」と「日清」となりました。
ごま油の値段の違いは何の違い?
ごま油の値段を比較してみましたが、商品によってはかなりの差がありました。なぜこれほど違うのでしょうか?
結論から言うと、ごま油の値段の違いは、「ごまの焙煎(熱してカリッとさせること)方法」と「製造方法」の違いにあります。
ごまの焙煎方法による違い
焙煎方法には主に「高温焙煎」と「低温焙煎」があり、「高温焙煎」は200℃以上の高温で、「低温焙煎」はごまを150~190℃程度の低温で時間をかけてごまを焙煎します。
値段は高温焙煎よりも低温焙煎のごま油の方が高いです。
焙煎方法以外にも、生のごまをそのまま押しつぶして作っている「太白ごま油」というものがあり、値段も高い傾向にあります。
焙煎ごま油はごまの香りが特に際立ち、太白ごま油はほぼ無臭(色も無色)であるもののコクがしっかりとしています。
ごま油の製造方法による違い
製造方法とは、「圧搾(あっさく)法」と「抽出法」の2種類を指します。
圧搾法は、ごまに圧力をかけて油を搾り取る方法です。通常は2~3度絞り出すのですが、中には1度だけ絞った「1番絞り」というものがあり、圧搾法で作ったごま油の中では一番値段が高くなります。
抽出法は化学物質を使って油を溶かし出す製法で、手間がかかることなく生産することができるため、圧搾法のものよりも安く買うことができます。
他にも、ごま油が100%入っているものを「純正」、他の食用油が混ざっているものを「調合」と呼び、値段は純正の方が高くなります。
大容量とミニボトルはどちらがお得?
ごま油には1.5ℓ以上の大容量タイプから卓上用のミニボトルタイプまで、複数のサイズが販売されています。
お得な値段で買えるのは大容量タイプの方ですが、使いきれないと賞味期限切れとなり美味しく食べることができなくなってしまうため、購入するにもメリットデメリットがあります。
サイズを選ぶ目安は、次の3点。
・使う頻度
・リピート購入かどうか
・ガラス製のボトルかどうか
初めてのごま油を試すという場合は、すぐに使い切れるミニボトルタイプを購入するのがおススメ。
値段も安く済みますし、口に合わなくてもなんとか使い切ることは可能です。
一方で、ごま油の好みが決まっていて毎日多く使うという方は、大容量を購入したほうが値段がお得になりますね。
ごま油にはプラボトルや缶入りの商品など様々なものがありますが、ガラスタイプのごま油もおススメです。ガラス製は密閉率が高くて劣化が遅く賞味期限が長いので、比較的長期間保存することが可能となります。
【値段・コスパ別】ごま油の選び方ガイド
ごま油の種類によって値段が異なることがわかりましたが、次にどの値段のものを購入したら良いのか悩んでしまう方もいらっしゃるでしょう。
ここでは購入選びのヒントになるような、値段やコスパ別のごま油の選び方について紹介していきます。
安さで選ぶなら業務スーパー!
業務スーパーといえば、商品の値段が安いことで有名ですよね。ごま油ももちろんお得に購入できます!
業務スーパーで取り扱っているごま油は主に「かどや」「マルホン」の2種類になります。値段と容量がこちらです。
商品名 | 値段(税込) | 単価/100g |
---|---|---|
かどや 純正ごま油 600g | 592円 | 98円 |
マルホン 純正ごま油 200g | 213円 | 106円 |
マルホン 純正ごま油 1650g | 1424円 | 86円 |
マルホン 太白胡麻油 1650g | 1922円 | 116円 |
先ほど紹介した一般的なごま油の値段より圧倒的に安いですね!さすがは業務スーパーといったところでしょうか。太白ごま油はやはり高めではありますが、それでも100g116円という値段はかなりお買い得になります。
「かどや」や「マルホン」が好きでたくさん使うという方は、業務スーパーが狙い目です。
高級志向で行くなら山田製油の「ごま油」
山田製油のごま油は厳選した白ごまを使用し、創業当初から変わらない製法で、熟練の職人が季節や天候を見ながら一番美味しくなるタイミングを見極めて仕上げています。
ごま油を作るまでの一連の工程を、主に手作業しながら約一か月かけて行っており、一番搾りという美味しい部分だけを抽出しています。添加物や薬品は一切使用しません。
さらには山田製油は、経済産業省の「The Wonder 500」という、日本の地方産品を世界へ発信する500商材の中の一つに選ばれています。
エグミやクセがなく、コクがあるのにあっさりとした上品な味わいで胃もたれが起きません。一度食べたらこれ以外使えなくなるという口コミが多数あり、ごま油愛好家の方からも人気です。
値段が高価ではありますが、ごま油が好きという方は一度買ってみるのも良いかもしれません。
コスパ重視ならマルホン「圧搾純正胡麻油 濃口」
「圧搾純正胡麻油 濃口」は、焙煎感が強いのに苦みや雑味が少ないので素材の味を活かしてくれて、餃子やナムルなどにかけると香ばしい臭いが食欲をそそります。中華だけでなく和食との相性もぴったりです。
マルホンのごま油450gのボトルには、なんとごま40万粒分の油が詰まっているそう!
ごまは500種類もの残留農薬の検査をしていて、すべて国内製造でおこないながら、あえて手間のかかる圧縮製法にてごま油の旨味を搾り取ります。
これだけしっかりとした工程があるのにもかかわらず、100g当たり180円と高すぎない値段設定です。
料理人の間でも愛用者が多く、ジャンルを問わず数多くのプロの方からもお墨付きを貰っているのだそう。
コスパ良く購入したいという方だけではなく、初めてごま油を購入するという方にも向いている商品です。
カロリーを気にする方は日清の「ヘルシーごま香油」
ごま油を食べたいけど健康にも気を付けたい!という方には日清の「ヘルシーごま香油」がおススメです。
コレステロールが0で、一番搾りごま油、低温焙煎ごま油、良質な菜種油の3種類を合わせており、香りと旨味を残しつつヘルシーに仕上げてくれます。
風味はそこまで強くないので、中華以外の幅広いシーンでも使うことができます。
菜種油を40%混ぜ合わせた調合タイプなので、純正のごま油よりも値段が安く買えるのが魅力。健康を意識しつつごま油を楽しみたい方にはぴったりの商品です。
まとめ:ごま油は値段と味の種類で決めよう
ごま油の種類は様々で、内容によって値段もピンキリです。
何を選べばよいか分からないときはミニボトルから選んでみて、長く使いたいと思ったら大容量で安く手に入れてみるのはいかがでしょうか?高価なごま油も少量ならば手が出しやすいですね。
ただでさえ値段が高めなごま油。劣化に気を付けながらお得に購入しましょう。