そんな疑問に答えます。
日本人の食卓には定番の料理である味噌汁。しかし、味噌汁は和食、ごま油は中華風や韓国風の料理で使うイメージが強く、組み合わせることにイメージがわかない人は多いようです。
ここでは、「ごま油×味噌汁」レシピをたくさん紹介していきます!
ごま油で具材を炒めるお味噌汁レシピ
ごま油は、植物油の中でも香りやコクをしっかりと感じられる油です。一方、味噌はアミノ酸たっぷりで旨味があり、発酵の香りが料理に深みを与えてくれます。
ごま油と組み合わせて味噌汁を作ることで、それぞれの良さが絡み合ったワンランク上の味噌汁となります。ここでは、ごま油で具材を炒めてから、味噌汁を作るレシピをご紹介します。
焼きネギと豚肉の味噌汁
食べると、甘くてトロリとした焼きネギの美味しさが、ごま油の香りとともにジュワッと口の中に広がる味噌汁です。
【材料】(2人分)
・白ネギ:1/2本
・豚肉:50g
・出汁:400cc(顆粒出汁でもOK)
・味噌:大さじ2(使う味噌によって加減OK)
・ごま油:小さじ2
【作り方】
1.白ネギは2~3cmの太さに切る。
2.豚肉は食べやすい大きさに切る。
3.鍋にごま油をひき、ネギを焼き目がつくまで焼く。
4.だし汁を加えて沸騰させ、豚肉を入れて火が通れば、火を止める。
5.味噌を加え、再び火をつけて沸騰直前まで温める。
【ポイント】
焼きネギは、焼き目がつくまでじっくり焼くと香りと甘さが引き出されて美味しくなります。
焼きにんにくとブロッコリーの洋風味噌汁
ごま油をブロッコリーやトマト、牛乳といった洋風料理にもよく使われる具材と合わせました。いつもとは違うユニークな洋風味噌汁です。
【材料】(2人分)
・にんにく:1/2かけ
・ブロッコリー:1/2個
・トマト:1/2個
・出汁:300cc(顆粒出汁でもOK)
・牛乳:100g
・味噌:大さじ2(使う味噌によって加減OK)
・ごま油:小さじ2
【作り方】
1.にんにくはうす切りにする。
2.ブロッコリーは房に分けて食べやすい大きさに切る。
3.トマトはくし切りにする。
4.鍋にごま油をひき、弱火で香りが出るまでニンニクを弱火で炒める。
5.だし汁を加えてトマトとブロッコリーを加え火が通れば、火を止める。
6.味噌と牛乳を加え、再び火をつけて沸騰直前まで温める。
【ポイント】
ごま油で弱火でゆっくりとにんにくを炒めると、にんにくの豊かな香りが引き出されます。
食欲をそそる焼きナスの味噌汁
ナスはごま油と相性の良い人気の野菜です。ナスのトロリとした食感が絶妙の味噌汁に仕上がります。
【材料】(2人分)
・ナス:1本
・青ネギ:15g
・出汁:400cc(顆粒出汁でもOK)
・味噌:大さじ2(使う味噌によって加減OK)
・ごま油:小さじ2
【作り方】
1.ナスはヘタを取って縦半分に切り、食べやすい大きさに切る。
2.青ネギは輪切りにする。
3.鍋にごま油をひき、ナスを焦げ目がつくまで焼く。
4.だし汁を加えて沸騰したら、火を止める。
5.味噌を加え、再び火をつけて沸騰直前まで温める。
6.お椀に盛り、青ネギを散らす。
【ポイント】
ナスは少し焦げ目がつくぐらいまでごま油で炒めると、香ばしくなります。お好みで一味唐辛子をふってもOKです。
わかめをごま油と醤油で炒めてトッピング
味噌汁のトッピングと言えば小口ネギがメジャーですが、たまには面白いトッピングはいかがでしょうか?わかめをごま油で炒めて最後に添える味噌汁です。
【材料】(2人分)
・乾燥わかめ:2g
・豆腐:100g
・出汁:400cc(顆粒出汁でもOK)
・味噌:大さじ2(使う味噌によって加減OK)
・ごま油:小さじ2
【作り方】
1.わかめは水で戻し、食べやすい大きさに切る。
2.豆腐は1cm角に切る。
3.鍋にごま油をひき、わかめを軽く炒めて醤油をからめて鍋から取り出す。
4.だし汁を鍋に加えて沸騰したら、豆腐を入れて再沸騰させて火を止める。
5.味噌を加え、再び火をつけて沸騰直前まで温める。
6.お椀に盛り、わかめをトッピングする。
【ポイント】
わかめは塩蔵ワカメでもOKです。5分ほど水につけ、塩出しをしてから使ってください。
ごま油をちょい足しするお味噌汁レシピ
ごま油の香りを活かしたいからと言って加えすぎてしまうと、カロリーオーバーとなってしまう欠点があります。
ここでは、味噌汁を作ってから最後にごま油をちょい足しするレシピを紹介します。加熱でごま油の香りがとんでしまうことがないので、ごま油の風味をしっかり感じることができますよ。
また、器に味噌汁を注いでから小さなスプーンでごま油を数滴垂らせば良いので、加えた量を把握しやすく加えすぎるのを防ぐことができます。
ちなみに、ちょい足しするレシピはごま油の味をダイレクトに感じやすいので、少しこだわった風味のいいごま油を使うと美味しいですよ♪
きのこと里芋と野菜の味噌汁
秋にぴったりのキノコと里芋の組み合わせのお味噌汁。抜群の組み合わせにごま油がいいアクセントになります。
【材料】(2人分)
・しめじ:1/2房
・里芋:1個
・人参:2~3cm
・出汁:400cc(顆粒出汁でもOK)
・味噌:大さじ2(使う味噌によって加減OK)
・ごま油:小さじ1
【作り方】
1.しめじは根元を切り食べやすいように手でほぐす。
2.里芋は皮をむき5mm厚さに切り、水にさらす。
3.人参は薄切りにする。
4.鍋にだし汁、人参と里芋を加えて5分程度煮る。
5.しめじを加えて火が通ったら、火を止める。
6.味噌を加え、再び火をつけて沸騰直前まで温める。
7.お椀に盛り、ごま油を垂らす。
【ポイント】
キノコはまいたけやしいたけでもOKです。サツマイモも加えると、より秋らしさが演出できますね。
ふんわり卵と豆腐の優しい味の味噌汁
卵と豆腐のやわらかい食感の味噌汁。三つ葉とごま油の香りが全体の味をまとめます。
【材料】(2人分)
・卵:1個
・豆腐:100g
・三つ葉 少々
・出汁:400cc(顆粒出汁でもOK)
・味噌:大さじ2(使う味噌によって加減OK)
・ごま油:小さじ1
【作り方】
1.卵をボウルに割り、ほぐす。
2.豆腐は1cm角、三つ葉は2cmに切る。
3.鍋にだし汁を入れて沸騰させる。
4.豆腐を入れて火が通ったら、卵をまわし入れる。
5.卵に火が通ったら火を止める。
6.味噌を加え、再び火をつけて沸騰直前まで温める。
7.お椀に盛り、三つ葉を添えてごま油を少し垂らす。
【ポイント】
卵の硬さのお好みに合わせて火加減を調整すると良いですよ。三つ葉がなければネギでもOKです。
いつもの豚汁にもごま油をひと回し!
豚肉の甘さと具沢山の野菜類からの味が魅力の豚汁。最後の仕上げにごま油を少し垂らすと、より深い味わいになります。
【材料】(2人分)
・豚肉:100個
・ごぼう:1/3本
・大根:40g
・人参:40g
・長ネギ:1/2本
・出汁:400cc(顆粒出汁でもOK)
・味噌:大さじ2(使う味噌によって加減OK)
・ごま油:小さじ1
【作り方】
1.ごぼうは皮をこそぎ落とし、ささがきにして水にさらす。
2.大根、人参は薄いいちょう切り、長ネギは斜めに切る。
3.鍋にだし汁と大根、人参、ごぼうを入れて火を通す。
4.長ネギと豚肉を加えて火が通れば、あくを取って火を止める。
5.味噌を加え、再び火をつけて沸騰直前まで温める。
6.お椀に盛り、ごま油を垂らす。
【ポイント】
こんにゃく、かぼちゃ、なめこなどを加えると一層おいしい豚汁になります。
健康味噌汁を目指して!ごま油と酢をちょい足し!
味噌汁に意外と合う調味料は酢!酢のすっきり感とごま油のいい風味が味噌汁の新たな味わいを増やします。
【材料】(2人分)
・油揚げ:1/3枚
・大根:40g
・人参:40g
・えのき:1/4房
・出汁:400cc(顆粒出汁でもOK)
・味噌:大さじ2(使う味噌によって加減OK)
・ごま油:小さじ1
・酢:小さじ1
【作り方】
1.油揚げは熱湯をかけてから食べやすい大きさに切る。
2.大根、人参は薄いいちょう切りにする。
3.えのきは2cmの長さに切る。
4.鍋にだし汁と大根を入れて火を通す。
5.えのきと油揚げを加えて火が通れば、火を止める。
6.味噌を加え、再び火をつけて沸騰直前まで温める。
7.お椀に盛り、ごま油と酢を少し垂らす。
【ポイント】
酢は米酢や黒酢など、お好みのものでOKです♪酸味の感じ方には個人差があるので、酢の量は自由に調節してみてくださいね。
余った味噌汁を活用!味噌煮込みうどんにリメイク
副菜として飲まれることの多い味噌汁。でも、余った味噌汁にうどんを加えることで、主食にすることもできます。ごま油を加えることでさらに満足感のアップ!味噌鍋のあとの〆としてもオススメです。
うどんはコシがあって手軽に使える冷凍うどんが便利。通販でも安いショップだと1食80円程度で買えますよ。
さらに、ハピタスのようなサイト(無料サイト)を経由して楽天などで購入するだけで、現金等価のポイントが1%もらえますので、これを併用すればスーパーで買うよりお得かもしれませんね。
赤みそ味噌汁は名古屋名物味噌煮込みうどんに
赤味噌のお味噌汁を利用してうどんを煮込むレシピです。名古屋名物の味噌煮込みうどんのような濃厚な料理に大変身します!
【材料】(2人分)
・赤みそ使用の味噌汁の残り 500cc
・冷凍うどん 1玉
・みりん:大さじ2
・しょうゆ:小さじ2
・ごま油:小さじ1
【作り方】
1.余った味噌汁とみりん、しょうゆを鍋にいれて温める。。
2.冷凍うどんを入れて加熱する(表示の時間を目安に)
3.2分ほど煮込む。
4.器に盛り、ごま油を垂らす。
【ポイント】
お好みで鶏肉や油揚げ、かまぼこ、卵などを入れると、より名古屋風味噌煮込みうどんのようになります。
味噌鍋×ごま油×うどん=絶品の〆の料理!
中華だしににんにく、しょうががアクセントとなる美味しい中華鍋。そこにごま油とうどんを入れると、満足感ある〆料理になります。
【材料】(2人分)
(中華風味噌鍋)
・キャベツ 1/8玉
・ニラ 1/2束
・鶏肉 200g
・ちくわ 1本
・中華だし 500cc
・味噌 大さじ3
・豆板醤 お好みに応じて
・砂糖 大さじ1
・にんにく 1かけ(すりおろし)
・しょうが 1かけ(すりおろし)
・すりごま 大さじ1~2
(〆のうどん)
・冷凍うどん 1玉
・ごま油:小さじ1
【作り方】
1.中華風味噌鍋を食べたあと、そのまま鍋を温める。
2.冷凍うどんを入れて加熱する(表示の時間を目安に)
3.2分ほど煮込んでごま油を垂らす。
【ポイント】
もやしも中華鍋にはピッタリです。お好みで、さらにしょうがやにんにくを足してもいいですね。
まとめ:ごま油でいつもの味噌汁をワンランク上の風味に!
味噌汁とごま油を組み合わせたレシピをたくさん紹介してきました。
和風のイメージが強い味噌汁ですが、ごま油で具材を炒めるとコクがでますし、お椀に味噌汁を盛りつけてからごま油を“ちょい足し”をするとより風味豊かな味噌汁に仕上がります。
また、ごま油を使うことで味噌の量を減らしても美味しく食べることができるので、塩分が気になる人は少し味噌を減らしてみてもいいでしょう。ごま油によって味噌汁に変化をもたせて楽しんでみてくださいね。
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