そんな疑問に答えます。
食物繊維がたくさん入ったオートミール。小麦粉を使って作るケーキよりも、ヘルシーに仕上げることができますよ。
ダイエット中でも甘いものが食べたい!という方に向けて、自宅でサクッと作れるオートミールバナナケーキのレシピをご紹介します。
レンジやフライパンで作るレシピもあるので、ケーキ作り用の器材がそろっていない…という方でも安心です。
目次
オートミールバナナケーキが人気の理由とは?
体に良い食材として人気のオートミールを使ったバナナケーキは、健康志向の方にも、ダイエット中の方にも、さらには小さい子どもがいるという方にも人気のオヤツです。
調べてみるとレシピもたくさんあって、沢山の人が作っているのが分かります。なぜこんなにも人気なのでしょうか。その理由を探ってみましょう。
オートミールもバナナも食物繊維がたっぷり
オートミールバナナケーキが人気な大きな理由は、オートミールもバナナも毎日食べたい食材のコンビネーションだからです。
オートミールは植物性タンパク質や食物繊維が白米やパンよりも多く入っています。お腹の調子を調えたり、ダイエット効果が期待できる食材として注目されています。
バナナも食物繊維が豊富で腸の環境を整えてくれます。さらにはカリウムが多く含まれるため、体の中の不要な塩分を押し出してくれて、むくみの解消にもつながります。
健康のためにも毎日食べたい食材を合わせたのが、オートミールバナナケーキということです。
ヘルシーだけど食べ応えもしっかり
オートミールバナナケーキは、バターや砂糖をたっぷり使う普通のケーキと比べると、材料がシンプルでヘルシーです。
ヘルシーでダイエット向きのケーキと聞くと、素朴すぎて味気なかったり、食べ応えのないイメージがあるかもしれません。
でもオートミールバナナケーキは、オートミールとバナナに豊富に入った食物繊維のおかげで、お腹の中でしっかりと膨れます。
だからこそ、少ない量でも食べた感が味わえて、心も満足します。さらにバナナそのものの甘さを引き出すことで、使う甘味料の量も限りなく少なくしています。
ダイエット中でも安心して食べられるオートミールバナナケーキです。
ノンオイルでヘルシーレシピがたくさん
レシピにもよりますが、オートミールバナナケーキは、普通のパウンドケーキと比べると取り入れる油の量が少なくできます。
パウンドケーキはこってりとバターを入れたものが多いですが、オートミールバナナケーキはノンオイルのレシピも豊富です。
それでもパサパサしてしまうことなく、しっとりと美味しいケーキに仕上がるのはバナナのおかげです。
マッシュして使うバナナが、ヘルシーでありながらも、しっとりとまとまった美味しいケーキにしてくれます。
グルテンフリーで腸内環境にも優しい
オートミールで作るバナナケーキは、小麦粉を一切使いません。
最近「グルテンフリー」という言葉を見かける機会も増えてきました。
アレルギーとまでいかなくても、小麦粉を取ることでお通じが悪くなったり、お腹が張ってしまったりと消化不良を引きおこすケースが話題になっています。
体調を気にして小麦粉の摂取量を減らそうとしている人に、このオートミールバナナケーキはピッタリです。
最近パスタやパンなどの粉モノが増えているな…という時でも、このグルテンフリーのバナナケーキは安心して食べることができますよ。
アレンジがいろいろと楽しめる
まずは基本のオートミールバナナケーキの作り方を覚えましょう。
そこからは、家にあるものだったり、より摂取したいなと思っている食材をプラスしてアレンジを楽しむことができます。
【粉アレンジ】オートミールに米粉やおからパウダー、大豆パウダーを追加
【フレーバーアレンジ】カカオ・ジンジャーパウダー・プロテイン・抹茶 など
【トッピングアレンジ】レーズン・ドライフルーツ・ミックスナッツなど
ベースはオートミールとバナナの組み合わせでも、他にプラスアルファするものを変えることで、見た目や味に変化をつけることができます。これなら飽きずに楽しめそうですね。
【道具別】自宅で作れるオートミールバナナケーキ
さっそくおうちのキッチンでオートミールバナナケーキを作ってみましょう。
家にあるものでササッと作れるので、お菓子作りなんでほとんどしたことがない!という人でも安心して挑戦することができますよ。
【オーブンで作る】基本のオートミールバナナケーキ
まずは定番のオーブンで作る基本のオートミールバナナケーキをご紹介します。材料は3つだけととってもシンプルなので、間違えるリスクがありません。
【材料】(18cmのパウンドケーキ型)
・熟したバナナ 大きめ2本
・オートミール 120g
・ベーキングパウダー 6g
【作り方】
1.オーブンを180度に余熱する。
2.オートミールをフードプロセッサーなどで粉砕する。
3.2にバナナも加えてペースト状にする。
4.ベーキングパウダーを加えて混ぜ合わせる。
5.パウンドケーキ型に流しいれる。
6.180度に余熱したオーブンで30分焼いたら完成。
あまりまだ熟れていないバナナの場合、3番の工程でどろっとした生地にならず、硬くなってしまうことも。その場合は牛乳や豆乳を加えて、調整してください。
そもそもフードプロセッサーやブレンダーがなくて作れない!という方に朗報です。すでにオートミールを粉砕してくれているタイプもありますよ。
これならばボールに入れて、他の材料と混ぜ合わせるだけなので、準備も片付けも簡単です。
【レンジで作る】プロテイン入りオートミールバナナケーキ
オートミールバナナケーキにプロテインを加えるのもおすすめです。
いわゆるプロテインジュースだと飲みにくい…という方でも、ケーキに入れてしまえばもそもそ感もなく、独特の味もなくなるので、手軽に取り入れられます。
むきむきになりたい!というほどでなくても、食事からタンパク質がしっかりとれているかな?と不安な方に、おすすめのレシピです。
これはレンジで作れるので、小腹がすいたときにサッと作って食べられます。
【材料】(1食分)
・プロテインパウダー 20g
・オートミール 30g
・牛乳か豆乳 40ml
・バナナ 1本
・卵 1個
【作り方】
1.耐熱容器にオートミールとミルクを入れて軽く混ぜる。
2.レンジに1を入れて500wで1分ほど加熱。
3.フォークでマッシュしたバナナと、プロテインパウダーを加える。
4.卵も割りいれて、すべてをかき混ぜる。
5.再度レンジに入れて、500wで4分加熱したら完成。
このレシピはプロテインパウダーの味付けによって、色々なアレンジが効きます。
チョコレートフレーバーのものを使ったら、チョコケーキ風。イチゴフレーバーのプロテインパウダーなら、イチゴ味と、簡単に味に変化を付けられます。お好きな味を探してみましょう。
さらに栄養価をUPさせたい場合は、ミックスナッツを刻んで加えると、ごろっとした食べ応えを楽しみながら、良質な脂質も摂取できます。
【フライパンで作る】ヨーグルト入りオートミールバナナケーキ
「オーブンがないからケーキ作りは無理」と思っていませんか。実はオートミールバナナケーキは、誰の家にもあるフライパンでもできるんです。
蓋さえあれば、サクッと作れるので、さっそく作ってみませんか。
【材料】(4人分)
・オートミール100g
・無糖ヨーグルト 100g
・バナナ 2本
・砂糖 10g
・卵 1個
・ベーキングパウダー 10g
【作り方】
1.オートミールをブレンダーで粉砕する。
2.ボールに粉砕したオートミール、砂糖、ベーキングパウダーを入れておく。
3.ブレンダーにヨーグルト、バナナ、卵を入れて、全部をまぜ合わせる。
4.2のボールに3を流し込み、全体を混ぜ合わせる。
5.小さめのフライパンに油(分量外)を強いて、生地を流し込む。
6.蓋をして、弱火で8分ほど焼く。
7.ひっくり返して裏側も焼き色がつくくらい焼いたら完成。
このレシピは無糖ヨーグルトを使っているので、よりヘルシーに仕上がっています。お好みで豆乳ヨーグルトに切り替えてみても大丈夫です。
焼くときには小さめのフライパンを使うことで、ケーキの高さを出すことができますよ。
大きいフライパンを使うとバナナケーキというよりも、パンケーキに近い仕上がりになります。お好みに応じてレーズンや刻んだアプリコットなどのドライフルーツを加えると、味の変化が楽しめます。
【炊飯器で作る】しっとりオートミールバナナケーキ
実は炊飯器を使ってもオートミールバナナケーキが作れちゃいます。
必要な材料を混ぜ合わせたら、スイッチONすれば良いだけなので、ずぼらな方でも間違いなくうまく仕上げることが出来ちゃいます。
ケーキ作りは難しそう…としり込みする必要はなさそうです。
【材料】(4人分)
・オートミール 80g
・卵 2個
・バナナ 2本
・オリーブオイル 25g
・ベーキングパウダー 6g
【作り方】
1.ブレンダーなどでオートミールを粉砕する。
2.ボールに粉砕したオートミール、溶き卵、つぶしたバナナを入れる。
3.全体がまとまったら、オイルとベーキングパウダーも加えて混ぜる。
4.炊飯器の釜に生地を流し込む。
5.普通モードでスイッチONする。
6.炊飯完了の合図で、お皿にひっくり返しつつ出したら、完成。
よりしっとりしたオートミールバナナケーキになるように、このレシピではオリーブオイルを加えています。
お好みに応じて、ココナッツオイルなどを使ってみると、また違った風味が楽しめます。
油と聞くとダイエットの敵というイメージが先行してしまいますが、体に良いオイルは適度に摂取した方が良いといわれています。
【トースターで作る】カカオ香るオートミールバナナケーキ
トースターはパンを焼くだけと思っていませんか?オーブンほど大きくなく手軽に使えるトースターは、実はオートミールバナナケーキをサクッと作りたい時に便利なんです。
大きなケーキを作っても食べきれない…という場合、トースターを使うことで、1食分サイズを作れます。
【材料】(1食分)
・オートミール 30g
・バナナ 1本
・卵 1個
・砂糖 10g
・シナモン 3g
・ココアパウダー 3g
【作り方】
1.オートミールをブレンダーで粉砕する。
2.バナナをフォークでマッシュする。
3.材料のすべてを混ぜ合わせる。
4.耐熱容器に入れて、トースターで10分ほど焼いたら完成。
出来立てのアツアツを食べるのも美味しいですが、焼きあがったケーキに蓋をして15分ほど放置することで、余熱が全体に染みわたりしっとりとした仕上がりになります。
もっとヘルシーに!オートミールバナナケーキのアレンジ方法
ダイエット中だからこそよりヘルシーにしたい!という方に向けて、オートミールバナナケーキをさらに栄養価を高める方法をご紹介します。
どちらもオートミールにちょっとしたアイテムをプラスするだけなので簡単ですよ。
【おからパウダー入り】オートミールバナナパンケーキ
豆腐を作る時の搾りかすである「おから」。搾りかすと聞くと残り物という気がしてしまいますが、実は大豆の栄養価がグッと詰まっている副産物なんです。
そのまま食べるともそっとした食感ですが、バナナパンケーキに混ぜ込めば、美味しく食べることができちゃいます。
【材料】(18cmのパウンドケーキ型)
・おからパウダー 40g
・オートミール 80g
・ベーキングパウダー 6g
・バナナ 2本
・砂糖 20g
・オリーブオイル 65g
【作り方】
1.ブレンダーでオートミールを粉砕する。
2.オーブンを180度に予熱する。
3.ボールでバナナをつぶして、砂糖を加えて混ぜる。
4.3にオリーブオイルも加えて、全体を混ぜ合わせる。
5.1のオートミールと、おから、ベーキングパウダーを加える。
6.全体がまとまったら、パウンドケーキ型に流し込む。
7.180度のオーブンで30分焼いたら完成。
出来たばかりの温かい状態だと、少しもそっとした食感です。
そのままでも良いですが、常温において冷ましてから、冷蔵庫で一晩寝かせると、しっとりした食感になります。
おからが入っていることにも気づかないくらいの、ヘルシーケーキに仕上がりますよ。
【米粉入り】オートミールバナナパンケーキ
グルテンフリーを心掛けている方には馴染みのある米粉を使ってみるのも楽しいです。
ここまでご紹介してきたレシピは、オートミールを粉砕する、もしくはパウダー状になったオートミールを使うものでしたが、これはオートミールをそのまま使っています。
ラクチンしたい方にもピッタリのレシピです。
【材料】(18cmのパウンドケーキ型)
・オートミール 80g
・米粉 120g
・ベーキングパウダー 6g
・バナナ 2本
・ダークチョコ 40g
・たまご 1個
・サラダオイル 20g
【作り方】
1.ボールにつぶしたバナナ、砂糖、油を加えて混ぜる。
2.そこに卵を割り入れて、ドロッとするまで混ぜる。
3.オートミール、米粉、ベーキングパウダーを加える。
4.ざくざくと砕いたダークチョコを加える。
5.パウンドケーキ型に流し込む。
6.170度に予熱したオーブンで、30~35分焼いたら完成。
オートミールを粉砕せずにそのまま使うことで、ケーキの中につぶつぶが残り、食感を楽しむことができますよ。
粉砕したものとの違いも楽しみながら、どちらがお好みか試してみてください。バナナの甘さだけでも美味しく仕上がりますが、このレシピではダークチョコを砕いて入れています。
カカオに含まれているポリフェノールは生活習慣病の予防になるなど、栄養価が見直されている食材です。
ヘルシーなオートミールバナナケーキは簡単で美味しい!
オートミールと聞くと、あのドロッとしたお粥のような食べ方をイメージしてしまい、食べにくそうだな…と感じてしまう人も多いのも事実。
でも、小麦粉の代わりにお菓子作りに使えるとなると、もっと身近な感じがしませんか。
オートミールとバナナという食物繊維が豊富に含まれた食材を合わせるだけで、オーブンはもちろん、フライパンででもケーキができちゃいます。
毎日のおやつをちょっとヘルシーに、簡単に楽しみにたいという方にピッタリのレシピをご紹介しました。できそうだなと感じるものから、作ってみませんか。