そんな疑問に答えます。
健康志向の人たちの間で、無添加の調味料の人気が高まってきています。和食づくりに欠かせない料理酒も、近ごろでは、無添加の商品の売れ行きが好調です。
しかし、スーパーの料理酒売り場に行っても、商品パッケージだけでは「無添加なのか、そうではないのか」がわかりにくいことが多いです。
ここでは「無添加の料理酒か、添加物ありの料理酒か」の見分け方、そしてスーパーや通販などで手に入る「おすすめの無添加の料理酒」について、わかりやすくご説明していきます！
目次
無添加の料理酒と添加物ありの料理酒～その違いは？
煮物などを作るときに欠かせない調味料、料理酒。大量に使う場合には、添加物の有無が気になりますよね。
ここでは、無添加の料理酒と添加物ありの料理酒の違いについて、わかりやすくご説明していきます。
純米料理酒～無添加の料理酒
無添加の料理酒をお探しの方は「純米料理酒」をお選びください。純米料理酒は、お米だけを使用し、不要な添加物を使用していない料理酒です。
純米料理酒には、無塩タイプと加塩タイプがあります。以下でその違いを説明していきます。
無塩タイプの純米料理酒
無塩タイプの純米料理酒は、基本的には「酒類」であり、酒税がかかります。
添加物不使用・食塩不使用ということで、健康に良く、いいことづくめの料理酒だと言えますが、「酒税がかかるため割高」というのが、唯一の欠点です。
料理酒の中には「飲用できないように加工された料理専用の日本酒」があり、これは「非酒類」に分類され、酒税がかかりません。酒税がかからない分割安なのが嬉しいですね。
無塩タイプの純米料理酒の中でも「酒粕が添加された純米料理酒」は「非酒類」であり、酒税がかかりません。
酒粕には8～10％ものアルコールが含まれますが、酒粕は飲用に適さないため、酒粕が入っていることにより「非酒類」となるのです。
加塩タイプの純米料理酒
加塩タイプの純米料理酒は「非酒類」であり、酒税がかかりません。「酒類」に分類される純米料理酒よりリーズナブルなのが、嬉しいポイントです。
ただし、含まれている塩分量がかなり多いので、減塩を心がけている方には、あまりおすすめできません。
調味料理酒～添加物ありの料理酒
添加物が含まれている料理酒は「調味料理酒」と呼ばれます。「調味料理酒」は、甘味料・醸造アルコールなどが配合されている料理酒です。
「醸造調味料」「発酵調味料」「合成清酒」と呼ばれることもあります。「調味料理酒」は「非酒類」であり、酒税がかからないため、比較的割安です。
また、添加物が含まれていることにより、製造・保存の工程が簡略化されることも、値段の安さの一因となっています。
スーパーで売られている料理酒のほとんどが「調味料理酒」です。割安な価格で消費者から人気です。ただし、添加物を多く摂取することに抵抗がある方には、あまりおすすめできません。
【厳選4選】おすすめしたい無添加の料理酒
身体に優しいうえに味も抜群、いいことづくめの無添加の料理酒。いざ買うとなると、どの商品を選べばいいのか…迷ってしまいますよね。
ここでは、それぞれ違う特徴を持つ、おすすめの無添加の料理酒をご紹介していきます！
ミツカン 純米料理酒
「ミツカン 純米料理酒」は、加塩タイプの純米料理酒です。「非酒類」に分類されます。原材料は「米(国産)、米こうじ、食塩」です。
今回ご紹介する料理酒のなかでは、一番スーパーで手に入りやすい定番商品となります。他の商品と比べると割安感があります。クセがなくサラッとして使いやすいのが特徴。
加塩タイプに抵抗がない方には、リーズナブルなこちらが一番のおすすめ！
盛田 有機純米料理酒
「盛田 有機純米料理酒」は、加塩タイプの純米料理酒です。「非酒類」に分類されます。原材料は「有機米(中国)、有機米麹、食塩」です。
この商品は、有機栽培されたお米を100％使用し、清酒の醸造技術を活かして丁寧に造られた有機JAS認定の料理酒となります。
米・米麹のみで醸造されているため、お米の旨み・コク・芳醇な香りが、素材の持ち味を存分に引き出してくれますよ。
白扇酒造 福来純 純米料理酒
「白扇酒造 福来純 純米料理酒」は、無塩タイプの純米料理酒です。「酒類」に分類されます。原材料は「米(国産)、米こうじ(国産米)」です。
日本酒とほぼ同じ造り方で丁寧に造られた、そのまま飲んでもおいしい料理酒です。
長期発酵によって酵母が作り出す自然のアミノ酸のおかげで旨みたっぷり、料理のおいしさをいっそう引き立ててくれます。
煮魚や、豚とキャベツの重ね蒸しなど、シンプルな料理の味をワンランクアップさせてくれる、とっておきの逸品ですよ。
大木代吉本店 こんにちは料理酒
「大木代吉本店 こんにちは料理酒」は、無塩タイプの純米料理酒です。無塩ですが、酒粕が添加されているため「非酒類」に分類されます。原材料は「米(国産)、米麹(国産米)、酒粕」です。
この料理酒は、伝統製法(きもと系酒母)で醸造され、乳酸菌・酵母・麹菌・微生物の力で発酵した自然な旨みがたっぷり入っています。
料理に使うと、味が深くまろやかになり、料亭で出される料理のような上品な味に仕上がると評判です。
通常の料理酒に比べ、旨み成分であるアミノ酸の量が約4倍入っているため、料理本などのレシピの料理酒の分量の1/3～1/5を目安にお使いください。
まとめ：健康的で味も抜群！無添加の料理酒を手に入れて料理を楽しもう♪
ちょっと値段は高いけれども、一度使い始めたらやめられない…そんな魅力がある「無添加の料理酒」。
添加物が含まれていないことによる優しく深みのある味わい…料理を上品な味に仕上げてくれると評判です。この記事を参考にして、無添加の料理酒を手に入れてみてはいかがでしょうか？
