【保存版】オートミールクッキーのコツ＆すぐ作れる絶品レシピ10選

オートミールクッキーって知っていますか？日本ではあまりなじみがありませんが、欧米ではとてもメジャーなクッキーです。

一般的なクッキーは小麦粉から作りますが、オートミールクッキーはその名のとおりオートミールが入ったクッキーのこと。

オートミールとはオーツ麦（燕麦：えんばく）を食べやすく加工したもののことで、小麦粉よりも栄養価が高い穀物です。

オートミールクッキーはアメリカではママの味として親しまれていて、作り方はとても簡単です。

この記事では、オートミールクッキーを家で簡単に作れるコツやレシピとともに、おすすめの市販品もご紹介します。

オートミールクッキーは「素材選び」と「崩さないワザ」がポイント！

オートミールクッキーは、初めてでも簡単に作れることがメリットですが、SNSなどを見ていると失敗した！という人もいるようです。オートミールクッキーを上手に作るポイントをご紹介しましょう。

クッキーに最適なオートミールの選び方

オートミールクッキーを失敗なく作るために、オートミールの選び方がポイントになります。市販のオートミールは、加工方法によって以下の種類が存在します。

クッキーの材料として使うのであれば、クイックオーツかインスタントオーツがおすすめです。

オートミールの香ばしさやザクザクの食感を楽しみたいのであればクイックオーツを、手軽に使いたいのであればインスタントオーツを選ぶとよいでしょう。

オートミールクッキーは崩れやすい！崩さずに作るコツとは？

クッキーやケーキなどお菓子の形を作るために欠かせないのは、小麦粉に含まれるたんぱく質でできた「グルテン」という網目状の成分です。

オートミールの原料となるオーツ麦はグルテンを形成しないので、オートミールクッキーは一般的なクッキーよりも崩れやすいという難点があります。

しかし、ちょっとしたコツを抑えておくことで、オートミールクッキーが崩れるのを防げます。

コツ1：小麦粉と混ぜて使う

最も簡単な方法は、クッキー生地を作る際にオートミールと小麦粉（薄力粉）の両方を入れることです。

小麦粉をいっしょに入れること小麦粉のグルテンで生地に弾力ができ、生地がまとまりやすくなります。

最初は、オートミールと小麦粉を1：1の割合で入れる方法がおすすめです。慣れてきたら、オートミールと小麦粉を2：1程度にしてもよいでしょう。

コツ2：冷めるまでそのまま放置する

焼き上がったばかりの熱々のオートミールクッキーはとても崩れやすいので、天板をオーブンから取り出したらクッキーが完全に冷めるまで触らずにそのまま放置するようにしましょう。

クッキーが冷めると生地が引き締まって崩れにくくなります。

コツ3：粒の細かいオートミールを使う

粒が大きめのオートミールを使うとクッキーがよりザクザクとした食感になりますが、その分生地がまとまらずに崩れやすくなります。

逆に、粒が細かめのオートミールを使うとザクザク感は少し減りますが崩れにくくなります。

小麦粉が少なめ、あるいは小麦粉を使用しない場合は、クイックオーツやインスタントオーツなどの細かいオートミールを使うようにするとよいでしょう。

コツ4：オートミールを粉末状にする

オートミールの半量程度を粉末状に潰しても、比較的崩れにくいクッキーが作れます。オートミールを粉末状にすることで生地に粘りが出て扱いやすくなるためです。

オートミールを粉末状にするにはフードプロセッサーやミルがあると簡単ですが、ない場合はすり鉢で摺って細かくします。また、市販の粉末オートミールもを使ってもよいでしょう。

初めてでも作りやすい！小麦粉併用のオートミールクッキーのレシピ5種

オートミールだけで作ったクッキーは、生地に弾力がでないため崩れやすいことが難点です。

しかし、オートミールに小麦粉を混ぜると生地がまとまってクッキーが崩れにくくなり、慣れていない人でも作りやすくなります。

オートミールクッキーは、普通のバタークッキーのように柔らかくしたバターを練って作る方法もありますが、今回は材料を混ぜるだけで作れる簡単な方法をご紹介しましょう。

基本のプレーンオートミールクッキー

最初に、オートミールと薄力粉を1：1の割合で混ぜて作るクッキーをご紹介します。小麦粉が多いので比較的崩れにくく、オートミール初心者の人でも扱いやすいレシピです。

この作り方を覚えておくといろいろなアレンジを利かせられるようになるのでぜひマスターしてくださいね。

【ポイント】

・生地が柔らかすぎて扱いにくい場合は、冷蔵庫で少し冷やして固めるとよいでしょう。

・ベーキングパウダーはなくてもかまいません。

オートミール多めでバターなし！甘さ控えめのザクザクヘルシークッキー

オートミールの栄養価を生かしたクッキーを作りたい場合は、オートミールと薄力粉を2：1の割合で混ぜるとよいでしょう。ザクザクした食感の強いクッキーが作れます。

砂糖を控えめにして、バターの代わりにオリーブオイルを使うことでよりヘルシーなクッキーを作れます。

オリーブオイルはオメガ9系脂肪酸のオレイン酸が豊富に含まれているため、血中のLDL（悪玉）コレステロールを減らす働きが期待できる植物油です。

【ポイント】

・オリーブオイルの香りが強く感じる場合は、菜種油（キャノーラ油）と半々にしてもよいでしょう。

アレンジ自在！チョコチップやレーズンを入れたオートミールクッキー

プレーンタイプのオートミールクッキーは素朴なおいしさが味わえますが、チョコチップなどを入れるとまた違う風味を楽しめます。

ご紹介するレシピはチョコチップ入りのオートミールクッキーですが、他にレーズンなどのドライフルーツ、ナッツなどを混ぜるのもおすすめです。混ぜ込む食材は水分が少ないものを選ぶようにしましょう。

【ポイント】

・板チョコレートを細かくして使ってもよいですが、チョコチップを使った方が焼いた際にチョコが溶けにくくなります。

ビターな味わい！ココア味のココナッツオートミールクッキー

チョコレートをクッキーに混ぜ込むのではなく、生地にココアを混ぜるとビターな大人の風味のココアオートミールクッキーになります。

ココナッツファインを入れると味にアクセントが加わります。

【ポイント】

・ココアを抹茶に変えると抹茶味のココナッツオートミールクッキーになります。

・ココナッツロングは、1cmくらいにカットしたココナッツです。細かいココナッツファインより存在感があるのでおすすめです。

しっとりタイプのオートミールクッキー

オートミールクをそのまま入れるとザクザク食感のクッキーができ上がりますが、オートミールをふやかしてから入れるとしっとり食感のクッキーも作れます。

ザクザクした食感が苦手な人でも食べやすいオートミールクッキーです。

【ポイント】

・オートミールのふやかし具合によって食感が変わります。ザクザク食感も残したい場合は半量をふやかすとよいでしょう。

小麦粉なしでさらに簡単！オートミール100％のクッキーのレシピ5種

小麦粉を入れずにオートミール100％で作ったクッキーは、小麦粉を入れたオートミールクッキーよりもザクザク食感と香ばしさが強くなります。材料もシンプルなので作り方もさらに簡単です。

クッキー生地がまとまりにくく崩れやすいため、粒子の細かいインスタントオーツやクイックオーツを使うようにするとよいでしょう。

材料たった2つ！しっとりバナナオートミールクッキー

小麦粉も卵も砂糖も使わず、材料はバナナとオートミールのたった2つだけ！

バナナの粘り気を利用して生地をまとまりやすくしています。とても簡単に作れる上、バナナの水分でほんのりとしっとりした食感を楽しめます。

【ポイント】

・バナナは完熟バナナを使うと甘味がありおいしくでき上がります。

・甘さが足りない場合は、少し砂糖やはちみつを足してもよいでしょう。

材料3つ！ピーナッツバターとメイプルシロップのオートミールクッキー

こちらのレシピも小麦粉も卵も砂糖も使用せずに、3つの材料を混ぜるだけで作れる超簡単オートミールクッキーで、ピーナッツバターの粘度を利用して生地をまとめやすくしています。

また、ピーナッツバターを使うことでさらに香ばしく、メイプルシロップとの相性もとても良いクッキーです。

【ポイント】

・メイプルシロップの代わりにはちみつ50gを入れてもよいでしょう。

はちみつ香るオートミールクッキー

こちらもオートミールを100％使って作るクッキーですが、豆乳（牛乳）を少し加えているので少ししっとりと仕上がります。

はちみつの粘度を利用して生地をまとめていきますが、使用するオートミールは粒の細かいインスタントオーツがおすすめです。

【ポイント】

・生地がまとまりにくい場合は、豆乳を少し足してください。

・しっとり感を強めたい場合は豆乳を増やし、さらに時間をおいて生地を寝かせるとよいしょう。

ホワイトチョコたっぷり！オートミール100％の抹茶クッキー

ほろ苦い抹茶とスイートなホワイトチョコの相性が良い和風のクッキーです。ホワイトチョコをたっぷりと入れることで生地をまとめて崩れにくくしています。

【ポイント】

・オリーブオイルの代わりに、なたね油（キャノーラ油）や米油などを使ってもよいでしょう。

和のテイスト！きな粉とごまのオートミールクッキー

小麦粉ではなくきな粉を使った和風テイストのオートミールクッキーです。オートミールのザクザク食感にきな粉とごまの風味が加わった香ばしい味わいを楽しめます。

きな粉がつなぎの役割をしてくれますが、オートミールの半量をミルなどで粉状にしてから使うとさらに扱いやすくなります。

【ポイント】

・バターの代わりに、なたね油や米油などを使うとあっさりとした風味に仕上がります。

・生地が硬くまとまりにくいようであれば、牛乳か豆乳を大さじ1杯ほど足すとよいでしょう。

まとめ：オートミールクッキー作りはアレンジ豊富でとても簡単！

オートミールクッキーは普通のバタークッキーよりも香ばしく、ザクザクとした食感が特徴のクッキー。

食べ応えがあって小腹を満たしたい時にも重宝し、アメリカではママの味として親しまれているそうです。

しかも、普通のバタークッキーよりも簡単に作れてしまうこともうれしいポイントですよね。

基本的には、オートミールと他の材料を混ぜて天板に落として焼くだけ。練り上げる手間も型抜きをする手間もかかりません。

しかも、アレンジも自在でチョコレートやフルーツやナッツ入りのものから和の風味までいろいろなクッキーを作れます。

オートミールをストックしておけば手軽に作れるので、ぜひ作ってみてくださいね。