そんな疑問にお答えします。
甘くて子供からの人気が高いコーンは、手軽に使いやすいので赤ちゃんの離乳食にもすぐに取り入れたい食品です。けれども、いつから食べさせていいのでしょう…?
どんな形状からなのかも気になるところ。この記事では、そんなコーンの離乳食の時期別の与え方から、おすすめレシピなどご紹介していきます。
コーンの離乳食はいつから食べさせてもいい?
母乳やミルク以外のものを初めて口に入れる離乳食。まずはお米や野菜から始まるけれど…コーンはいつから食べさせていいのでしょうか?また、いつからならOKなのでしょうか?
離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)に様子を見ながら与えよう
コーンの離乳食は、初期の生後5~6ヶ月の赤ちゃんから与えることができます。ただし、ペースト状にして食べやすい形状からスタートです。とうもろこしの甘みだけで美味しく食べられますよ。
中期・後期とコーンの味に慣れてきたら、ペースト状から形を徐々に大きくしていきます。
とうもろこしの薄皮が残っていると食べにくく、消化に悪いため、コーンそのままを食べられるのは、奥歯がしっかり生えてくる1歳以降になります。
穀物アレルギーがある赤ちゃんは注意が必要
コーンは比較的アレルギー症状が出にくい食材です、ですが、お米・もち米・小麦・蕎麦などの穀物アレルギーがある赤ちゃんには注意が必要です。初めて食べる際は、少量から与え赤ちゃんの様子を見ましょう。
また、コーンの離乳食を与える時間も「平日の午前中」が望ましいです。食事時間にもし異常が起きた場合、早めに病院に受診できます。
生コーン・コーン缶どちらを与えるのがいいの?
自然な甘みや新鮮さにこだわるのであれば、生コーンのあじわいがおすすめですよ。6月~9月中旬が旬で、時間が経てば経つほど新鮮さや美味しさが減っていきます。新鮮な生コーンを選ぶポイントは以下の3点です。
・皮は濃い緑のもの
・ひげは濃い茶色でフサフサ
・粒がふっくらしていてツヤツヤ
また、旬の時期は生コーン、旬以外はコーン缶と使い分けるのもいいですね。コーン缶は使いやすいものの、まれに塩分が入っていることがあります。
まずは缶に記載されている原材料表示を確認し、できるだけ無添加のものを選ぶようにしましょう。
【初期・中期・後期・完了期】時期別の離乳食コーンの調理法♪
コーンを赤ちゃんに与える場合は、離乳食の時期別に調理方法が異なります。ここでは、時期別の離乳食コーンの調理法や、おすすめレシピなどをご紹介していきます。
美味しい生コーンの調理方法
生コーンは、茹でるか蒸すかのどちらかです。茹でる場合は、沸騰したお湯で5分茹でたらざるにあげましょう。茹で時間が長いと栄養が流れでてしまいます。
蒸す場合は600Wの電子レンジで5分を目安に加熱していきます。皮付きのままであれば、ラップ不要で温められますよ。
離乳食初期はとろみのあるペースト状
生後5~6ヶ月の赤ちゃんへのコーン離乳食は、ペースト状にしたコーンを水や出汁で伸ばし、ヨーグルトぐらいの固さにします。まずはスプーン1杯から始めてみましょう。
<材料>
・とうもろこし:1本
<作り方>
1.温めたコーンの身を削ぎ落とし、ブレンダーにかける
2.ブレンダーにかけたら、裏ごしする
3.薄皮を取ったら、完成
<ポイント>
・裏ごし器がなければ、ふるいでもOK。
・裏ごしや薄皮を取る手間が大変!という方には、使いやすい粉末のコーンもありますよ♪
離乳食中期はもったりしたペースト状
生後7~8ヶ月の赤ちゃんには、離乳食初期のとろみのあるポタージュ状から、もったりした状態にしていきます。
1食あたり20~30gの量が目安です。慣れてきたら、少しずつ薄皮がついたまま裏ごししていないペーストにしていきましょう。豆腐くらいの固さが理想です。
<材料>
・コーン:20g
・きゅうり:5g
・7倍がゆ:50g
<作り方>
1.コーンは柔らかく茹でてすり潰し、粗めに裏ごしする
2.きゅうりは皮を剥いで、柔らかく茹でてすり潰す
3.7倍がゆを器に盛り、上から1・2をのせて完成
<ポイント>
・きゅうりが苦手な赤ちゃんであれば、ほうれん草でもOKですよ。
離乳食後期は粗めのみじん切り
生後9~11ヶ月の赤ちゃんになってきたら、コーンは5~8mmの粗めのみじん切りにしていきます。慣れてきたら半分に切ってあげてみて、消化しづらいようであれば、薄皮を取りましょう。
赤ちゃんの様子を見て進めてみてくださいね。歯茎で潰せるバナナ程度の固さで、30~40g程度の量が目安です。
<材料>
・茹でたコーン:1/2
・豆腐:大さじ2
・片栗粉:大さじ1~2
・オリーブオイル:少々
<作り方>
1.茹でたコーンを粗みじん切りに切る
2.ボウルに1と豆腐・片栗粉を混ぜ合わせていく
3.フライパンにオリーブオイルを薄くひき、2をスプーンですくっておいていく
4.丸く形を整え、軽く押さえていく
5.両面こんがり焼けたら、完成
離乳食完了期はようやく粒のままOK
1歳~1歳6ヶ月の離乳食完了期を迎えた赤ちゃんは、コーンを粒のまま食べられるようになってきます。
バラバラにほぐしたコーンを手づかみで食べるなど、指でつまむ練習にもなるのでおすすめですよ。歯茎で噛める肉団子くらいの固さで、40~50gの量が目安です。
とうもろこしご飯
バターとコーンの風味が美味しい、とうもろこしご飯レシピです。
<材料1人分>
・ご飯:80g
・バター:2g
・茹でたコーン:大さじ2
<作り方>
1.茹でたコーンの実を、包丁で削ぎ落とす
2.お茶碗にご飯を1膳・バター・コーンを入れる
3.よく混ぜたら、完成
コーン入りひじき煮
甘味のあるにんじんと、コーンが相性良く粒のままでも赤ちゃんが食べやすいですよ。
<材料1人分>
・乾燥ひじき(芽ひじき):0.5g
・にんじん:10g
・コーン:10g
・離乳食用かつお昆布だし:100g
・しょうゆ:2滴
・白すりごま:適量
<作り方>
1.にんじんは皮を剥き、1cmの細切りにする
2.ボウルに乾燥ひじきと水(適量)を入れて30分程度で戻す
3.2の水を切り、1cm幅に切っていく
4.鍋に離乳食用かつお昆布だし・1・3・コーンを入れて弱火で10分煮る
5.にんじんが柔らかくなったら、しょうゆを加え、一煮立ちさせてから火から下ろす
6.器に盛り付け、白すりごまをかけて、完成
<ポイント>
・好みの野菜に変えてアレンジしても美味しくなりますよ。
・離乳食用のかつお昆布だしは、無添加のものを使いましょう。天然だしで、1パック使い切りの手軽なものもありますよ!
コーンの離乳食は冷凍保存しておくと使い勝手良好♪
赤ちゃんのために作ったコーンの離乳食は、冷凍保存しておくととても便利です。毎度少量分作るのは大変なので、冷凍保存で常にストックをしておくと時短にもなりますよ。
ペースト状を冷凍保存
ペースト状のコーンは、製氷皿や離乳食用の保存容器に入れ、ブロック状にして冷凍しましょう。
完全に凍ったら、取り出して冷凍保存用のフリーザーバッグに移し替えると、冷凍庫の場所を取らず、1食分が手軽に使いやすいですよ。
刻んだ状態を冷凍保存
刻んだ状態や粒のコーンの場合は、1食ずつラップに包み、冷凍保存用のフリーザーバッグに入れて冷凍保存します。冷凍保存に使用する容器や、冷凍用フリーザーバッグは清潔なものを使うようにしてくださいね。
フリーザーバッグは枚数の入ったものを買ってストックしておくと、出費を抑えられますよ!
冷凍保存期間は1週間
冷凍保存の目安は1週間です。自然解凍ではなく、電子レンジや小鍋などを使って全体的に温まるよう加熱してくださいね。
解凍した離乳食の再冷凍や作った離乳食を常温で放置するのはやめましょう。雑菌が増える原因となります。また、冷蔵保存する場合は、当日中に食べ切りましょう。
まとめ:コーンの離乳食は時期に見合うレシピを楽しもう♪
コーンの離乳食は、初期・中期・後期・完了期によって、形状が異なります。まずはペースト状で、コーンの甘みや味わいを赤ちゃんに教えてあげましょう。アレルギー反応には十分注意してくださいね。