プロテイン入りのコーンポタージュスープって知っていますか?たんぱく質を強化したコーンポタージュスープです。
一般的な市販のプロテインは、運動後やダイエット時の栄養補給や身体を引き締める目的で飲むことが多いですよね。
では、プロテイン入りのコーンポタージュは、市販のプロテインの代用として使えるのでしょうか?そして、おいしいのでしょうか?
この記事では、通販サイトなどで購入できるおすすめのプロテイン入りコーンポタージュをご紹介するとともに、選び方や効果的な飲み方などについてご紹介します。
目次
プロテイン入りコーンポタージュとは?どのような場合に飲むとよい?
プロテイン入りのコーンポタージュは、いったいどのような目的で作られたスープなのでしょうか?また、市販のプロテインの代わりにはなるのでしょうか?
基本的には不足しがちなたんぱく質を補う目的
ヒトの身体の15~20%程度はたんぱく質でできています。筋肉、皮膚、体内の臓器などの他、生命維持や体の機能を調節するホルモンや酵素もたんぱく質でできています。
また、炭水化物や脂質と同じように活動時のエネルギー源にもなります。
「日本人の食事摂取基準」では、1日に必要なたんぱく質は成人男性で55~60g、成人女性で50g。運動をする人はさらに多くの量が必要です。
50gと聞くと少なく思えるかもしれませんが、豚のもも肉なら250g、ゆで卵なら約7個食べないと摂取できません。女性にはなかなかの量ですよね。
多くの日本人は、たんぱく質が不足しがち。プロテイン入りコーンポタージュは、不足しがちなたんぱく質を補う目的で作られたスープです。
普通のプロテインとどう違うの?プロテインの代わりになるの?
では、プロテイン入りコーンポタージュはプロテインの代わりになるのでしょうか?
不足しがちなたんぱく質を補う点はどちらも同じです。ポイントとなるのはたんぱく質の量。
プロテイン入りコーンスープは、1食につき10g前後のたんぱく質が含まれています。一方、普通のプロテインは、商品によって含まれるたんぱく質量が異なります。
例えば、理想のボディライン作りのためのプロテインには1回分で20gのたんぱく質が含まれているのに対し、健康維持が目的のプロテインは約10g。
プロテインの量からすると、プロテイン入りコーンポタージュは、身体を引き締めるためというよりは、健康維持が目的と考えた方が良さそうですね。
プロテイン入りコーンポタージュのメリットは?
プロテイン入りコーンポタージュのいちばんのメリットは、食事のなかで手軽にたんぱく質を補えることです。
市販のプロテインは甘めでココアやコーヒーなどの味が付けられているものが多く、牛乳や水に溶かして飲む方法が一般的。
そのため、同じような味で飽きてしまうという人も多いようです。その点、プロテイン入りコーンポタージュだと朝食などにも取り入れやすいので、飽きることなく手軽にたんぱく質を補えます。
また、プロテイン自体の味や、粉っぽさが苦手、寒い時期に冷たいプロテインを飲みたくないなどという人にも、プロテイン入りコーンポタージュはおすすめ。食事のなかで無理なくたんぱく質を補えます。
ビタミンB6で吸収力アップ!
たんぱく質をたくさん摂取しても、身体に吸収されなければ意味がありません。たんぱく質を効率よく吸収するためには、ビタミン6やビタミンB12をいっしょに摂る必要があります。
ビタミンB6はまぐろやカツオなどの赤身の魚、鶏肉や豚肉、バナナなどに、多く含まれています。また、ビタミンB12は動物食品に多く、特に貝類、レバー、卵黄などに多く含まれています。
例えば朝食の場合だと、卵や牛乳、ツナ缶などをいっしょに食べると、プロテイン入りコーンポタージュの効果がさらに高まることが期待できますね。
プロテイン入りコーンポタージュはいつ飲むのが効果的?
では、プロテイン入りのコーンポタージュスープは、いつ飲むと効果的にたんぱく質を摂取できるのでしょうか?
朝食時に摂るのが最も効果的!
朝食の大きな役割のひとつが、身体を目覚めさせ、機能を正常に働かせるために体内時計をリセットすること。体内時計をリセットするには、糖やたんぱく質が必要不可欠です。
体内のたんぱく質は夜の間にが使われてしまうため、筋肉量を落とさないためにも、朝は特にたんぱく質をしっかりと摂る必要があります。
しかし、朝食は時間をかけられないことが多いため、ただでさえたんぱく質は不足しがちですよね。手軽に食べられるプロテイン入りコーンポタージュスープは、朝のたんぱく質の補給にとても適しています。
就寝前に飲むとダイエットや美容の助けになる!
睡眠時に分泌される成長ホルモンは、筋肉や骨を作る働き、代謝の促進や脂肪の分解、新陳代謝(古くなった細胞を新しい細胞に入れ替える機能)を活発にするなど、さまざまな働きをします。
ですから、成長ホルモンが活発に働くタイミング、つまり就寝前にたんぱく質を補給すると、体内でたんぱく質がしっかりと活用されるため、身体の機能を正常に保つだけでなく、ダイエットや美容の助けにもなります。
飲むタイミングは、就寝の1時間前くらいがおすすめです。温かい飲み物はリラックス効果もあるので一石二鳥ですね。
運動後や小腹が空いた時の間食として飲んでもOK!
1日に身体が使うエネルギーの約6割が基礎代謝(生命維持活動をするために必要で、じっとしていても消費されるエネルギー)によって消費されます。
筋肉量を増やすと基礎代謝が上があがるため、太りにくく痩せやすい身体になります。筋肉量を増やすには運動が不可欠ですが、運動後にたんぱく質を摂るとさらに筋肉が付きやすくなるのです。
また、プロテイン入りコーンポタージュは、小腹が空いた時の間食にもおすすめです。
たんぱく質は糖質よりも腹持ちが良いので、余計な間食を減らすことにもつながります。こまめにたんぱく質を分けて摂ることで、たんぱく質が体内で効率良く使われるようになります。
おすすめのプロテイン入りコーンポタージュと口コミをご紹介!
たんぱく質を手軽に補給できる、おすすめのプロテイン入りコーンポタージュを3つご紹介します。プロテイン入りのコーンポタージュは、大型スーパー、ドラッグストアの他、通販でも購入できます。
口コミでも高評価!クノール 『たんぱく質がしっかり摂れるスープ コーンクリーム』
味の素のスープブランド「クノール」から販売されているプロテイン入りのコーンポタージュです。1食分に含まれるたんぱく質は8g。通常のクノールカップスープの約7倍のたんぱく質を手軽に補給できます。
8gのたんぱく質は納豆1パック分と同じくらいですね。たんぱく質の他に、カルシウムとカルシウムの吸収に必要なビタミンDも含まれています。
また、『たんぱく質がしっかり摂れるスープ コーンクリーム』は、味に定評のあるクノールが作っているため、口コミもなかなかの高評価です。
・少し粉っぽい気がするけど味がいいので、普通にスープとしておいしく飲める
・温めた牛乳で溶かすとさらにクリーミーになり、たんぱく質の量も増えるから一石二鳥
・小腹が空いた時に飲むと満腹感があって満足
・価格は1袋100円くらいするので高めだけど、たんぱく質を手軽に摂れるので重宝している
原料のとうもろこしは、クノールの『カップスープ』と同じで、指定農場でおいしいスープを作るために栽培された「スーパースイートコーン」を使用。
芯から離れたおいしい部分だけを収穫後24時間以内にパウダーに加工しているので、スイートコーン本来の甘さを味わえます。
味の良さに定評あり!HIGH CLEAR 『プロテインコーンスープ』
耳慣れないブランドですが、良質のプロテインを提供している国内プロテインブランドです。
東日本大震災で問題になった「たんぱく質欠乏症」をきっかけに立ち上げたブランドで、質の良いプロテインをなるべく低価格で提供できるように、原材料の管理もすべて自社で行い、あえて宣伝をしないことで広告費を削減しています。
HIGH CLEARの『プロテインコーンスープ』には1食分(20g)に6.7gのカゼインたんぱく質が含まれている他、11種類のビタミン、74種類のミネラルを含む天然の「サンゴカルシウム」が配合されています。
通販サイトの口コミでは、とにかくおいしいと評判です
・言われなければまったく気付かないくらい普通においしいコーンポタージュ
・プロテイン特有の粉っぽさや風味をまったく感じない
・クノールやポッカのスープと変わらないおいしさ
・温めた牛乳で溶かすとさらにまろやかでおいしい
・少し溶けにくいので、少量のお湯で練るか、ミニ泡だて器などで混ぜるとよい
配合されているカゼインタンパクは、牛乳に含まれる固まる性質のあるたんぱく質です。
約7~8時間かけてゆっくりと身体に吸収されるので、約2~3時間で吸収されるホエイたんぱくに比べて腹持ちが良いという特徴があります。
高タンパク配合!アサヒグループ食品 『スリムアップスリム コーンスープ』
アサヒグループ食品の「スリムアップシリーズ」は、身体に必要な栄養成分や美容ケア成分をバランス良く配合されたダイエットサポート食品。
『スリムアップスリム コーンスープ』も、もともとは1食分を置き換えるダイエットサポート食品として販売されているコーンポタージュスープです。
1食分(60g:大さじ約7杯)に含まれるたんぱく質は27g。筋肉増強が目的のプロテインと同程度のたんぱく質を摂取できます。他に、11種類のビタミン、10種類のビタミン、食物繊維、乳酸菌なども含まれています。
・カップスープのコーンポタージュと同じくらいおいしい
・おいしくて飲みやすく、栄養もたくさん入っているので重宝している
・プロテインの代わりに飲んでいる
・リニューアル後に味が薄くなったという口コミが多かったが、初めて飲んだ分には普通においしいコーンスープだった
口コミを見る限り、置き換えダイエットではなくプロテインの代わりに飲んでいる人も多いようですね。
1食分ずつの個包装ではなく、スプーンで量って飲むタイプなので、必要に応じて量を調整できる点も良いですね。
ただし、1食分のカロリーは199 kcalで一般的なコーンポタージュの2.5倍ほどあるので、カロリーオーバーにならないように注意する必要があります。
カップスープにプレーンタイプのプロテインを混ぜる方法もあり!
プロテイン入りのコーンポタージュは手軽にたんぱく質を補給できますが、1回分のたんぱく質量が7~8g程度なので、筋肉量を増やしたい場合や、身体を引き締めたい場合には少し不足気味です。
コーンポタージュでプロテインを摂取したいけれど、たんぱく質の量が少ないと感じる人は、市販のプロテインを普通のカップスープに混ぜる方法もおすすめです。
カップスープに混ぜるプロテインは、甘みやココア味などの風味を付けていないプレーンタイプのプロテインを使うとよいでしょう。
運動後に飲む場合は吸収の早いホエイプロテインが、朝食時・間食・就寝前に飲む場合は吸収がゆっくりな大豆(ソイ)プロテインがおすすめです。
ボディウィング 『ホエイプロテイン ナチュラル』
アメリカ産の高品質なWPCホエイプロテインを100%使用。”余計なものは入れない”というコンセプトで作られており、砂糖や甘味料、保存料、着色料、香料などは一切添加されていないプロテインです。
ホエイプロテイン100%なので、カップスープに混ぜるという点では使いやすいですね。砂糖や香料は含まれていませんが、ほんのりとミルクの香りがします。
添付のスプーン2杯(16g)で12.5g、3杯(24g)で18.7gのたんぱく質を補給できます。
オリヒロ 『アクティブプロテイン100』
健康食品の総合メーカー「オリヒロ」が製造販売している大豆100%のプロテインです。
砂糖や甘味料、香料を使用しておらず、少し香ばしさのある大豆そのものの風味がします。水で溶かすと成分無調整豆乳のような味わいですね。
無調整豆乳が苦手な人でも、コーンポタージュに混ぜることで青臭さは気にならなくなります。
1回の目安量の20g(大さじ山盛り2杯)中に含まれるたんぱく質は16.2g。大豆プロテインは腹持ちが良いのでダイエット中にもおすすめです。
まとめ:コーンポタージュプロテインでたんぱく質を補給しよう!
現代の日本人はたんぱく質が不足しがち。たんぱく質が不足すると、筋力が低下したり太りやすくなったりするだけでなく、身体の機能が正常に働かなくなるリスクもあります。
不足がちなたんぱく質の補給にはプロテインがおすすめですが、甘いプロテインが苦手な人や、プロテイン自体が飲みにくいという人も多いようです。
そこでおすすめなのがプロテイン入りのコーンポタージュを飲む方法。プロテインが苦手な人でも手軽にたんぱく質の補給ができます。たんぱく質不足が気になっている人は、一度試してみてはいかがでしょうか。