そんな疑問に答えます。
調理用にもドレッシングにも使われる、何かと目にする機会が多いオリーブオイル。オリーブオイルでアレルギー反応が起こることはあるのでしょうか。
この記事では、オリーブオイルとアレルギーが起こる関係や、症状などをご紹介します。
目次
オリーブオイルを食べることでアレルギーは起こるの?
オリーブオイルは美容にも健康にもいいことから、積極的に使っているという方は多いでしょう。ですが、人によってはオリーブオイルを摂取することでアレルギー反応を起こしてしまうこともあるかもしれません。
ここでは、オリーブオイルとアレルギーの関係をご紹介します。
リノール酸とアレルギーの関係
オリーブオイルを含む「油」にはリノール酸という成分が含まれています。
この「リノール酸」は、人体では合成できない必須脂肪酸の一つではありますが、現代生活では過剰摂取の傾向が強く、「リノール酸の摂りすぎ」によりアレルギーが起こることもあるようです。
オリーブオイルはその他の食物油に比べ、リノール酸の含有量は少ないですが、とりすぎると免疫細胞が働きにくくなり、アレルギー反応が起こる可能性が高まります。
こんなアレルギー症状が出ることも…
次に、オリーブオイルを食べることで起こるアレルギーの症状例をご紹介していきます。
オリーブオイルを口にして30分から1時間後ぐらいまでに以下のような症状が出る場合は、アレルギーを疑ってみてもいいかもしれません。
肌のかゆみ
オリーブオイルを食べてかゆみを感じる方もいるようです。特に喉のあたりにかゆみがある場合や、呼吸がしにくいなどといった症状が出る場合があるので注意が必要です。
オリーブオイルは比較的アレルギー症状がでにくい油といわれていますが、「自分は大丈夫」と過信しすぎずに、少しでも体調が悪い場合は使用中止し、病院を受診することをおすすめします。
胃もたれ・下痢
オリーブオイルには消化吸収を助ける効果があるので、大量に摂取すると下痢の症状が出る場合もあります。しかし、下痢の症状が続く場合や、胃もたれ吐き気などを感じる場合はアレルギーの場合もあります。
お腹が緩くなっている時は、オリーブオイルは食べないようにするのがいいでしょう。
また、一度でも吐き気などの症状がある方はアレルギー検査をすることをおすすめします。「実はオリーブオイルアレルギーだった…」なんてことがあるかもしれません。
オリーブオイルでアレルギーを起こさないためのポイント
なるべく安全にオリーブオイルを楽しむために気をつけたいオリーブオイルの選び方や、正しい使い方などを確認していきましょう。
オリーブオイルの摂りすぎに注意しよう
オリーブオイルに含まれる「リノール酸」の過剰摂取でアレルギーを起こすことがあります。さまざまな食品に含まれているので、自分では気づかないうちに過剰摂取していたなんてことが起こるかもしれません。
オリーブオイルは多くても1日大さじ2杯ぐらいまでとし、食べすぎないことを意識して1日の中で摂取する量を調整できるといいですね。
オリーブオイルを用途に合わせて正しく使う
食用オリーブオイルを体や顔に塗って、かゆみなどのアレルギー症状が出る場合もあります。
スキンケアや保湿用としてオリーブオイルを使いたい場合は、必ず「化粧用オリーブオイル」と記載があるものを使用しましょう。
同じオリーブオイルでも、「食用オリーブオイル」と「化粧用オリーブオイル」では大きな違いがあります。
料理に使われる場合、風味や酸味といった「美味しさ」が求められ、化粧用では「使いやすさ」が求められます。
オリーブオイル本来の苦味や辛味はお肌につけることで負担になり、かゆみや赤みなどのアレルギー反応が出る場合も。それぞれの用途にあったオリーブオイルを正しく選び、使い方にも注意しましょう。
オリーブマノン 「化粧用オリーブオイル」
化粧用のオリーブオイルとしては、オリーブマノンさんの商品などが有名です。クレンジングや美容液、髪のトリートメントなどにも使えるマルチなオリーブオイルです。
「国産の化粧用オリーブオイルを探している」という方は参考にしてみてくださいね。
古くなったオリーブオイルはなるべく使わない
オリーブオイルを含め、油は開封して空気に触れた瞬間から「酸化」がすすみます。
酸化により劣化が進んでしまい、それを口にすることで、胃もたれや吐き気、ムカムカするなどのアレルギー症状が起こる可能性が高くなるといわれています。
オリーブオイルはなるべく早く使い切ることを意識して、開封から半年以上経っているものは使用しない方がいいかもしれませんね。
また、オリーブオイルが酸化して臭いと感じたり、変色している場合は使うのをやめましょう。なるべくフレッシュなものを口にするようにしてくださいね。
ガルシア 「有機エクストラバージンオリーブオイル」
オリーブオイルは酸度が低いものの方が新鮮です。こちらのオリーブオイルは酸度0.5%と非常に新鮮です。
フレッシュで風味が豊かなオリーブオイルを楽しむことができます。農薬や化学肥料を使用していないオリーブの実が使われているのもおすすめなポイントです。
酸化によるアレルギー反応が心配な方は、こういった酸度の低いオリーブオイルや、有機栽培で作られたオリーブオイルを選ぶのがいいでしょう。
まとめ:オリーブオイルは摂りすぎに注意!気になった時はすぐ病院へ
絶対アレルギーが起こらない食品は存在しません。オリーブオイルを食べて少しでも異変を感じた場合は迷わず病院へ行きましょう。「自分は大丈夫」と過信しすぎないことが大切です。
アレルギー反応を起こさないために、オリーブオイルはなるべくフレッシュなものを使い、食用のオリーブオイルを体に使うなどといった間違った使い方をしないように気をつけましょう。
この記事では新鮮なオリーブオイルなども紹介しているので、ご自分の体調やライフスタイルにあったオリーブオイルをぜひ見つけてくださいね。