オイスターソースを使っておでんがおいしく作れる!とうわさを耳にしたことがあるのではないでしょうか。中華料理の調味料のオイスターソースが和食のおでんに合うなんて想像がつかないですよね。
しかし、実はうわさどおりオイスターソースを使うことで簡単に絶品おでんが作れますよ。今回はオイスターソースを使ったおでんのレシピをご紹介します。
目次
絶品!オイスターソースを使ったおでんのレシピ
「おでんにオイスターソース」という意外な組み合わせのレシピですが、作り方はとっても簡単です。材料の計量も手間が少なく、出汁の作り方もあっという間に覚えてしまいますよ。
必要な調味料は3つだけ
オイスターソースを入れて作るおでんのレシピに必要な調味料は「オイスターソース・だし・水」のみです。
調味料の少なさの理由はオイスターソースの原材料にあります。オイスターソースは牡蠣をメインとした魚介の煮汁に塩、砂糖、みりんなどを加えて作られるのでおでんの調味料と似ているわけです。
おでんを作る時のだしは液体の白だしでも顆粒のだしでもどちらでもおいしく作ることができますよ。
そしてどちらも「オイスターソース・だし・水」の3つの材料で作ることができて、どちらも作り方が同じです。ご家庭にある、使いやすい方の調味料を使ってくださいね。
ちなみに、白だしとは「だしにしょうゆやみりん、砂糖が加えられたもの」で、顆粒だしは「だしそのもの」です。
そのため白だしの方は塩分が濃いので、同じ4人分のレシピでも入れるオイスターソースの量が異なりますので注意してください。
「白だし×オイスターソース」で作るおでん
まずは白だしを使ったオイスターソース入りおでんのレシピです。簡単に作れるのでとってもおすすめです。
【材料】
■出汁
白だし…150cc
水…1200cc
オイスターソース…大さじ3
■具材
お好みで
【作り方】
1.出汁の材料を鍋に入れて火にかける
2.1の出汁にお好みの具材を入れ、ぐつぐつと煮込む
【ポイント】
・白だしは色が薄いので味も薄いと思いがちですが、しょうゆのように味がしっかりしています。初めて作る時にはレシピどおり計って入れましょう。
・具材は味をしっかり染みこませたい大根やこんにゃくがおすすです。
「ほんだし×オイスターソース」で作るおでん
次に顆粒だしを使ったオイスターソース入りおでんのレシピです。こちらでは「ほんだし」のレシピですが、他の顆粒だしでも同じように作れますよ。
【材料】
■出汁
ほんだし…大さじ2
水…1200cc
オイスターソース…大さじ4
■具材
お好みで
【作り方】
1.出汁の材料を鍋に入れて火にかける
2.1の出汁にお好みの具材を入れ、ぐつぐつと煮込む
【ポイント】
・「ほんだし」以外の顆粒だしを選ぶ場合も「かつおと昆布」が使われているタイプのものがおすすめです。
・おすすめの具材は練り物です。魚のすり身で作られた練り物はオイスターソースの牡蠣エキスとほんだしのかつおエキスが合いますよ。
オイスターソース入りおでん作り方のコツ&ポイント
折角なら美味しく作りたい!そんな想いにお答えするべく、ここではオイスターソースを入れて作るおでんのちょっとしたコツやポイントについてご紹介していきます。
コトコト煮込んでなじませる
オイスターソースは煮込むことで独特の香りが消えていき、うま味だけがしっかりと残りますので苦手な方にもおすすめです。和食のおでんにオイスターソースを馴染ませるためにじっくり煮込んで作ってみましょう。
しかし煮込み方には注意が必要です。強火で必要以上に長い時間煮込んでしまうと、煮崩れしたり具材のうま味が出汁に溶け出したりしてしまいます。「弱火で1時間程度」を目安にして一度味見をしてみてくださいね。
オイスターソースの独特の香りが消え、出汁の味と馴染んでいたら食べごろです。
薄い時にはしょうゆをプラス
オイスターソースを入れておでんを作ってみたけど少し味が薄い、という時はしょうゆをプラスしてみましょう。
おでんの具材には大根やしらたきなど水分が出るものもあり、煮込んでいる間に味が薄くなることがあります。薄くなった時は味を調整するためにしょうゆを少しずつ加えるのがコツですよ。
もちろんオイスターソースを加えて味を調整することも可能ですが、最後の味の調整にはやはりしょうゆがおすすめです。
煮込むことでオイスターソースの独特の香りが抜けるので、火を止める直前にオイスターソースを加えると香りが気になるかも知れません。タイミングに合わせて味の調整をしてみてくださいね。
具材の種類を増やしてみる
「オイスターソースを入れて作るおでんとなると具材もなにか特別なもの?」と思いがちですが、具材はなんでもOKです。
オイスターソースから出るだしとおでんの具材から出るだしが混ざることによってよりおいしくなりますので、具材の種類は多めにしてみましょう。
具材の例としては、おでんの具材の定番である「大根、こんにゃく、ゆで卵、練り物」など基本的なものから「じゃがいも、たこ、里芋、ロールキャベツ」など地域によって違うものまで、お好みで選んでみてください。
魚介ベースのオイスターソースですがもちろんお肉も合いますので牛筋やウィンナーなどもOKです。
おでんに合うオイスターソースを選ぼう
オイスターソースは様々なメーカーから発売されていますが、濃厚さを感じるものや魚介の風味の強いものなど、その特徴は様々です。
ここでは、和食・おでんなどと相性のいいオイスターソースを厳選して2つだけご紹介していきます。
メガシェフ「オイスターソース」
メガシェフオイスターソースはタイ産のオイスターソースです。中国産のものより牡蠣独特の風味が控え目なため和食のおでんとも相性が良いですよ。
石渡商店「ミルキーオイスターソース」
ミルキーオイスターソースは気仙沼産の完熟牡蠣が丸ごと使われた贅沢な一品です。深くまろやかなコクがありだしと合わせることでワンランク上の味を作ることができますよ。
あまりがちなオイスターソースをおでんのレシピに活用しよう
オイスターソースで作るおでんのレシピをご紹介しましたがいかがでしたか?オイスターソースを買ったものの出番があまりない…という方もおでんなら使いやすいのではないでしょうか?
ひと冬に何度も食べたくなるおでんならあまりがちなオイスターソースをしっかり使い切ることができそうですよね。レシピが簡単なのに絶品の味になるオイスターソースのおでんをぜひ作ってみてくださいね。