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お刺身やお寿司に使うだけで、いつも冷蔵庫に余りがちなわさび。チューブ入りのわさびの賞味期限は開封後3か月とされています。
けれど、その期間に使いきるのはなかなか難しいですよね。そこで今回は、わさびの大量消費レシピ8選をご紹介します。この記事を読めば、わさびを大量消費できること間違いなしですよ。
目次
加熱してわさびを大量消費
わさびを大量消費したいときは加熱をしましょう。わさびの鼻に抜けるツーンとした辛みは、加熱すると飛ぶという特徴があります。
この特徴を使って、火を通す前にわさびを加えて辛みを飛ばし、風味だけを楽しむといった活用法がおすすめ。使う量や加熱する時間によって辛みの感じ方が変わるので、お好みの辛さに調整しながら味わいを楽しみましょう。
鶏肉のわさび焼き
鶏肉のわさび焼きはわさびを大量消費できる料理です。
と心配になるぐらいの量を使っても、加熱をするとほとんど辛みが飛ぶので、余ってしまったわさびを大量消費できます。はじめてチャレンジするには、少し勇気がいるかもしれませんが、ぜひ一度試してみてください。
【材料/2人分】
鶏もも肉:2枚
酒:大さじ2
塩:小さじ1
わさび:大さじ2~4
サラダ油:大さじ1
醤油:小さじ2
【作り方】
1.鶏もも肉に酒、塩を揉みこみます。
2.サラダ油を熱したフライパンに皮の方から入れます。
3.焼き色がついたらひっくり返し、フタをして弱火で3分加熱します。
4.フタを取り皮目にわさびを塗り広げ、再びフタをして3分加熱します。仕上げに醤油をかけて完成です。
【ポイント】
わさびは火を通すと辛みが飛ぶので、辛いのが苦手な人はひっくり返すのと同時に鶏肉に塗りましょう。わさびの辛みを楽しみたい人はフタをして5分、わさびを塗って1分など加熱時間を短くしましょう。
豚肉とキャベツの重ね蒸し
豚肉とキャベツの重ね蒸しにわさびを使うことで大量消費ができます。豚肉の脂っぽさをわさびが爽やかに変えてくれるので、たくさん食べて大量消費しましょう。
【材料/2人分】
豚バラ肉(薄切り):150g
キャベツ:100g
わさび:大さじ1と1/2
○酒:小さじ1/2
○粉末だし:小さじ1/4
○水:小さじ1
【作り方】
1.豚バラ肉は8cmの長さに切ります。キャベツはサッと茹でておきましょう。
2.豚バラ肉2枚を少し重ねて並べ、表面にわさびを塗り広げます。
3.キャベツは豚肉と同じくらいの大きさに切り、上に重ねます。
4.1番上に豚肉が来るように2~3の作業を繰り返し、ミルフィーユ状にします。これを2個作ります。
5.大きめにラップを広げて2を乗せ、混ぜ合わせた○をかけます。
6.ラップで全体をぴったり包み、お皿に乗せて600Wの電子レンジで1個につき3分間加熱します。
7.火が通ったらラップを外し、半分に切り分けます。
【ポイント】
辛いものが好きな方は量を増やしてください。火を通すと豚肉がちぢんで型崩れするため、ぴったりとラップで包んで加熱しましょう。
鮭のわさび醤油焼き
わさびの大量消費レシピ3つ目は、定番の焼き鮭にわさびをきかせた一品です。魚とわさび醤油は間違いない組み合わせ。わさびを大量消費しますが、火を通すことで辛みが飛んでおいしい風味だけが残ります。
【材料/2人分】
鮭:2切れ
エリンギ:2本
ピーマン:2個
ごま油:小さじ2
○水:大さじ1と1/2
○酒:大さじ1と1/2
○醤油:大さじ1
○わさび:小さじ1
【作り方】
1.鮭は斜め3等分に切り、エリンギは縦4等分に切ります。長ければ半分にカットしましょう。
2.ピーマンは縦半分に切って、1cm幅の斜め切りにします。
3.フライパンにごま油を熱し、鮭、エリンギ、ピーマンを焼きます。
4.火が通ったら○の調味料を加え、からめます。
【ポイント】
サバやタラなど鮭以外のほかの魚でも代用できます。鮭の表面にゴマをまぶして焼くのもおすすめです。
「乳製品×わさび」で大量消費
続いてご紹介するわさびの大量消費レシピは「乳製品×わさび」。和食のイメージが強いわさびは牛乳やチーズ、クリームなどの乳製品と相性抜群です。
こってりしたメニューにわさびの香りと辛みのアクセントを加えることで、メリハリのある味わいになります。また、乳製品のまろやかさで辛味も少し抑えられます。いつもの料理にわさびを加えて大量消費しましょう。
わさびカルボナーラ
乳製品を使ったわさび大量消費レシピ1つ目は、わさびがふわっと香るカルボナーラです。ほんのり香るわさびがアクセントになり、定番のパスタが大変身しますよ。
【作り方/2人分】
玉ねぎ:1/4個
スライスベーコン:4枚
しめじ:50g
バター:大さじ2
○牛乳:200ml
○卵:2個
○コンソメ(顆粒):小さじ1/2
生クリーム:50ml
わさび:大さじ1
パスタ:180g
塩:適量
コショウ:適量
【作り方】
1.玉ねぎは薄切りにし、ベーコンは1cm幅に切ります。しめじは小房に分けておきましょう。
2.フライパンにバターを熱し、玉ねぎを炒め、しんなりしてきたらベーコンとしめじを加えて炒めます。
3.パスタは多めの塩を加えて、歯ごたえが残る程度に茹でます。
4.○を混ぜ合わせて2に加え、とろみがついてきたら生クリームとわさび(小さじ2)を加えて混ぜます。
5.4に茹であがったパスタを加え、塩コショウで味を整えます。お皿に盛り、残りのわさびを添えて出来上がりです。
【ポイント】
辛いものが苦手な方は、ソースの中にわさびを全部混ぜ込んでしまいましょう。2人分で大さじ1ものわさびを使うので、一気に大量消費ができます。
わさびクリームシチュー
次にご紹介するわさびの大量消費レシピは「わさびクリームシチュー」です。わさびとクリームシチューは相性抜群です。クリームのまろやかな味わいの中にわさびの爽やかな香りが際立ちます。
【材料/2人分】
鶏もも肉:1枚
しめじ:1/2パック
にんじん:1/2本
玉ねぎ:1/2個
ほうれん草:1/8束
水:200ml
牛乳:50ml
醤油:大さじ1/2
バター:大さじ1/2
サラダ油:小さじ1
クリームシチュールウ:1/4箱
わさび:小さじ1
【作り方】
1.しめじは小房に分け、にんじんは短冊切りにします。
2.玉ねぎは1cm幅のくし切りにし、ほうれん草は4cmの長さに切っておきましょう。
3.鍋を中火にかけてバターを熱します。しめじ、玉ねぎ、にんじんを入れて炒め、全体に油が回ったら水を加えます。
4.沸騰したらルウを入れてよく溶かします。
5.牛乳を加えてとろみがつくまで煮込みます。ほうれん草を入れたら火を止め、余熱で火を通します。
6.フライパンにサラダ油を熱し、鶏肉を皮目から焼きます。
7.こんがりと焼き色がついたらひっくり返して火が通るまで焼き、醤油を回しかけます。
8.お皿にシチューと一口大に切った鶏肉を盛り、わさびを添えます。
【ポイント】
辛いものが苦手な方は、わさびを加えてからひと煮立ちさせましょう。
毎日使えるわさびドレッシングで大量消費
冷蔵庫に余っているわさびは、毎日使うドレッシングに入れると簡単に大量消費できます。わさびドレッシングは爽やかな香りと辛味で、野菜だけでなくお肉やお魚とも相性ぴったり。
ここからはわさびを大量消費できるわさびドレッシングのレシピを3つご紹介します。
和風わさびドレッシング
わさびとシャキシャキの玉ねぎを合わせたドレッシングは、毎日食べても飽きない味で簡単に大量消費できます。
【材料】
玉ねぎ:1/4個
醤油:大さじ1
オリーブオイル:大さじ1
わさび:大さじ1/2
レモン汁:小さじ1
【作り方】
1.玉ねぎをみじん切りにし、数分間空気に触れさせて辛みを飛ばします。
2.ボウルに玉ねぎとそのほかの材料を入れて、よく混ぜ合わせます。
【ポイント】
玉ねぎが辛い場合は、電子レンジで少し加熱しましょう。和風サラダやアボカド、魚介類によく合います。
レモンわさびドレッシング
次にご紹介するわさびの大量消費レシピは、レモンの爽やかさとわさびのツンとした辛さがマッチした、さっぱりドレッシングです。お箸が進む味付けなので、無理なくわさびを大量消費できます。
【材料】
液体塩こうじ:大さじ1
米酢:大さじ1
砂糖:大さじ1
わさび:大さじ1/2
オリーブオイル:大さじ1
【作り方】
1.液体塩こうじ、米酢、砂糖、わさびをボウルに入れ、泡立て器でしっかり混ぜ合わせます。
2.1にオリーブオイルを少しずつ加えながら、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
【ポイント】
オリーブオイルをゆっくり加えながら混ぜ合わせると分離しにくくなります。ベビーリーフやレタスなどのグリーンサラダ、カルパッチョなどによく合います。
わさびマヨドレッシング
「わさび×マヨネーズ」の組み合わせは辛みがまろやかになるので、大量消費にもってこい。こちらはわさびとマヨネーズ、醤油を混ぜただけの簡単なドレッシングです。
サラダにはもちろん、お肉にもお魚にもぴったりなので、たくさん作っておいても使いきれますよ。
【材料】
マヨネーズ:大さじ4
醤油:大さじ3
わさび:15g
りんご酢:大さじ1
砂糖:3g
【作り方】
1.ボウルにマヨネーズとわさび、りんご酢、砂糖を入れてよく混ぜ合わせます。
2.最後に醤油を加えてしっかり攪拌します。
【ポイント】
お好みで、わさびの分量を調整してください。コールスローサラダやタルタルソースに使うのがおすすめです。
まとめ:大量消費レシピでわさびを使い切ろう
わさびの大量消費レシピ8選をご紹介しました。わさびの使い道はお刺身やお寿司だけではありません。乳製品と組み合わせたり、火を通したり、ドレッシングにすると簡単に大量消費できます。
今まであまり使う機会がないと思ってわさびを余らせていた方は、ぜひこれらのレシピを参考にしてみてくださいね。