白ワインビネガーの特徴や使い方とは?他のお酢との違いはあるの?

毎日の食事で酢飯や酢の物、マリネやサラダのドレッシングにと酢を使うことは多いでしょう。西洋料理に使うなら、米酢や黒酢よりフルーティな味わいの白ワインビネガーがおすすめです。

白ワインビネガーは家に常備していないし、ちょっとお高くて買いにくいイメージがあるわ。白ワインビネガーってどんなお酢なの?

フランスではお酢と言えばワインビネガーと言われるほど、フランス料理には欠かせない調味料です。日本でも最近食の欧米化に伴い、白ワインビネガーがスーパーなどにも置かれるようになっています。

 

この記事では白ワインビネガーとはどんなお酢なのか、使い方やおすすめの商品などをご紹介します。

白ワインビネガーとはどんなお酢なの?

白ワインビネガーとはどんなお酢なの?

白ワインビネガーはフランスで、古くなってすっぱくなったワインを料理に使ったことが最初と言われています。

 

白ワインビネガーはまずブドウをアルコール発酵させ、そこに酢酸菌を入れてさらに発酵させて作られます。白ワインビネガーとは白ワインのお酢なんですね。

 

白ワインが原料なら、気になるのはワインのアルコールです。アルコールは酢酸菌によって分解されてすっぱい酢酸などに変化し、白ワインビネガーにはアルコール分はほとんどありません

 

では白ワインビネガーの味や特徴、他の酢との違いなどを詳しく見ていきましょう。

味や栄養は?

白ワインビネガーは、フルーティな香りとさわやかな酸味が特徴です。色は薄い黄色や琥珀色で、日本に昔からあるお酢に似た見た目をしています。

 

カロリーはメーカーによって違いがありますが、100g当たり2030kcal程度と言われています。米酢は100g当たり45kcal前後、黒酢は100g当たり50kcal前後ですので、カロリーは低めです。

 

栄養の点では、アミノ酸をあまり多く含んでいない代わりに「酒石酸」を多く含むことが分かっています。酒石酸とはブドウなどの酸味のある果物に含まれる有機化合物で、整腸作用や疲労回復の効果があると言われています。

米酢とは違うの?

白ワインビネガーと米酢は、色や見た目がよく似ています。大きな違いは白ワインビネガーがブドウを原料とした果物酢であるのに対して、米酢は米を原料とした穀物酢だということです。

 

味は白ワインビネガーはすっきりとフルーティな味わいで、米酢は糖質が多めで少しコクが感じられます。白ワインと日本酒の味の違いと言えば、イメージしやすいでしょうか。

米酢は酢飯や酢の物などの和風の料理に合い、白ワインビネガーはドレッシングやマリネ、ピクルスにぴったりです。料理に合わせて使い分けをすれば、それぞれのお酢の良さをより感じることが出来ますよ。

赤ワインビネガーとの違いは?

ワインビネガーには赤ワインビネガーと白ワインビネガーがあります。

違いは赤ワインビネガーは黒ブドウを皮や種ごと入れて発酵させるのに対し、白ワインビネガーは白ブドウを一度つぶして濾した果汁だけを発酵させて作られることです。

 

白ワインビネガーがさっぱりとフルーティなのに対し、赤ワインビネガーの味は渋みやコクがあり、煮込み料理や肉料理のソースなどに主に使われます。

バルサミコ酢と白ワインビネガーの違い

白ワインビネガーとバルサミコ酢は、どちらもヨーロッパから来たお酢で似ていますね。白ワインビネガーはフランスが発祥で、バルサミコ酢はイタリアが発祥のお酢です。

 

製造方法にも違いがあります。バルサミコ酢はブドウ果汁を煮詰めて濃縮させ、木樽に入れて数年から十数年かけて発酵させて作られます。長い期間をかけて作られるため、どろっとした濃厚な甘みと柔らかな酸味があるのが特徴です。

 

どちらも洋風の料理に合いますが、バルサミコ酢は甘味があるのでそのままヨーグルトやソフトクリームのトッピングに使うほか、チーズにかけてもおいしいです。

白ワインビネガーを使ったレシピとは?

白ワインビネガーを使ったレシピとは?

白ワインビネガーのさっぱりとした酸味を生かして、洋風の料理を作ってみましょう。白ワインビネガーはサラダやピクルス、魚料理に使うとさわやかなおいしさを味わえますよ。

 

市販の白ワインビネガーが手に入らない時は、白ワインにおうちにあるお酢を同量混ぜると代用として使うことが出来ます。ここからは白ワインビネガーを使った料理の作り方をご紹介します。

フレンチドレッシングの作り方

白ワインビネガーとオリーブオイルで、基本のフレンチドレッシングを作りましょう。ブドウとオリーブのフルーティな香りが、食欲をそそりますよ。

フレンチドレッシングの作り方
フレンチドレッシングの作り方

【材料】1回分

・白ワインビネガー:大さじ1

・オリーブオイル:大さじ2

・塩:ひとつまみ

・こしょう:少々

 

【作り方】

1.白ワインビネガーに塩とこしょうをいれ、よく混ぜます。

2.オリーブオイルを少しずつ入れて混ぜ、乳化させれば完成です。

【ポイント】

お好みの野菜にかけてどうぞ、食べる直前に作るのがおすすめです。お好みで砂糖やはちみつを少し入れると、酸味がまろやかになって食べやすくなります。

スモークサーモンのマリネの作り方

サーモンのマリネは生のサーモンだと生臭くなることがあるので、スモークサーモンを使うのがおすすめです。白ワインビネガーを使ったマリネ液があれば簡単に出来ますよ。

スモークサーモンのマリネの作り方
スモークサーモンのマリネの作り方

【材料】2人分

・スモークサーモン:100g

・玉ねぎ:小1

・塩:少々

・パプリカ:1/4

 

(マリネ液)

・白ワインビネガー:大さじ1

・オリーブオイル:大さじ2杯

・塩:ひとつまみ

・こしょう:少々

 

【作り方】

1.玉ねぎは薄切りにして塩少々をかけてもみ、30分くらい水にさらしておきます。

2.スモークサーモン、パプリカを薄切りにします。

3.白ワインビネガーに塩、こしょうを入れよく混ぜ、オリーブオイルを混ぜます。

4.フタのできる容器に玉ねぎとパプリカを敷き、上にスモークサーモンを置き、2.で作ったマリネ液をかけます。

5.フタをして冷蔵庫などで漬けます。2時間くらいから食べられます。

【ポイント】

パプリカが無ければピーマンでもOK。ニンジンなどを細切りにして入れてもおいしいです。前の日に準備しておくと、しっかり味がしみるのでおすすめですよ。時々混ぜて味をなじませてください。

ピクルスを漬けてみよう

いつもの漬物に飽きたら白ワインビネガーを使って、さっぱりと食べられるピクルスを作りましょう。暑い季節におすすめですよ。

ピクルスの作り方
ピクルスの作り方

【材料】1回分

・きゅうり:23

・ニンジン:1

・パプリカ:1

・ローリエ:12

 

(漬け液)

・白ワインビネガー:200ml

・水:200ml

・砂糖:50g

・塩:大さじ1

・粒こしょう:10

 

【作り方】

1.きゅうり、ニンジン、パプリカは食べやすい大きさに切り分けます。

2.鍋に漬け液の材料を入れ、一度沸騰させてきゅうり以外の野菜を入れ、23分煮込みます。

3.フタのできる容器にきゅうりと粗熱を取った2.を入れてローリエを入れ、フタをして冷蔵庫で漬け込みます。

4.2日目くらいから食べられます。

【ポイント】

野菜は冷蔵庫にあるものを自由に漬けてOK。火を通して食べる野菜は、漬ける前に漬け液で数分煮込むと味のしみ込みが良くなります。冷蔵庫で1か月程度日持ちします。

人気の市販の白ワインビネガーとは?

人気の市販の白ワインビネガーとは?

白ブドウの果汁を原料にした白ワインビネガーは、様々な料理に使えて大活躍の調味料です。市販の白ワインビネガーはおしゃれなパッケージのものが多く、気分よく料理の支度がはかどりますね。

 

ここからはネットで人気の、おいしくて購入しやすい価格の白ワインビネガー3種をご紹介します。

マイユ【白ワインビネガー】

マイユはフランスで1720年に作られた、調味料のブランドです。当時フランスで発生したペストによって、11000人単位で市民が亡くなっていたそうです。

 

マイユ創業者のアントワーヌ・マイユ氏が発明したビネガーの抗毒性が、ペストの予防薬として多くの市民の人命を救ったと言われています。

以来マイユのビネガーはヨーロッパ各国の皇室ご用達に選ばれ、世界中の料理人に愛用されています。

 

マイユの「白ワインビネガー」の原材料は、白ワインと酸化防止剤の亜硫酸塩です。内容量は250mlと500mlの2種類で、価格は400600円程度です。

アドリアーノ・グロソリ【ワインビネガー 白】

アドリアーノ・グロソリ社はイタリアで1891年に設立された食品会社で、1974年からはバルサミコ酢の専門メーカーになりました。

 

アドリアーノ・グロソリの「ワインビネガー 白」は白ワインを木樽に入れてゆっくりと酢酸発酵させ、その後も木樽でじっくりと熟成させたワインビネガーです。

 

原材料はぶどう酒と酸化防止剤の亜硫酸塩で透明感のある麦わら色をしており、すっきりとした味わいとまろやかな口当たりです。価格は1500ml入りで270円~400円程度で販売されています。

ホリス【ワインビネガー】

「ホリスのワインビネガー」は、日本で初めて製造販売されたワインビネガーです。

販売しているのは「富士ミネラルウォーター」で、1929年(昭和4年)に東京で創業しました。製造しているのは山梨の「アサヤ食品株式会社」です。

 

ホリスのワインビネガーは、1935年(昭和10年)から販売され、原材料は日本の山梨県のぶどうとアルコールのみの高品質の白ワインビネガーです。

 

業務用として販売されており、長年一流のホテルやレストランで使い続けられています。レトロなパッケージが何ともおしゃれで、飽きの来ない見た目です。

 

価格は11L入りで400円前後で販売されています。家庭用の250ml入りも公式ホームページなどから購入できます。

まとめ~白ワインビネガーとはさわやかなフランス生まれのお酢だった

白ワインビネガーは白ブドウ果汁や白ワインを原料にして作られた、さわやかな軽い口当たりのフルーティなお酢です。

 

フランスで生まれ、今ではヨーロッパだけでなく世界中に広がって人々の食卓で大活躍しています。白ワインビネガーは日本ではホテルやレストランで主に使われてきましたが、近年一般家庭でも使われるようになってきました

 

サラダのドレッシングやマリネ、ピクルスなど使い道はいろいろありますので、ぜひ一度ワインビネガーを味わってくださいね。

おすすめの記事