ポン酢の賞味期限はどれくらい?上手な保存方法や腐敗の目安を解説
うちはポン酢を鍋料理に使うくらいで、なかなか使い切れないの。
ポン酢にも賞味期限ってあるの?賞味期限切れのポン酢はもう食べられないのかな…?

ご家庭によっては、鍋などの決まったメニューにしかポン酢を使わないことも多いですね。

 

ぽん酢にも、やはり賞味期限があります。去年使ったポン酢を出してみたら、賞味期限が切れていたなんてこともよくある話です。

 

本記事ではポン酢の賞味期限や、期限切れのポン酢はどうなるのか、上手な保存方法について詳しく解説します。

ポン酢の賞味期限って?

ポン酢の賞味期限って?

ポン酢は醤油やお酢を使っているので、腐らないイメージがあります。ポン酢の賞味期限を気にしない人も多いのではないでしょうか。ポン酢は腐ることはありませんが、酸化と気温の高さで味などが劣化していきます。

 

ではまずポン酢の賞味期限はどのくらいなのかについて見ていきましょう。

賞味期限は【未開封】の期限

「賞味期限」は「おいしく食べられる期限」のことで、「未開封」の状態での期限です。市販されているポン酢の瓶の裏を見ると、賞味期限が印刷されています。

 

賞味期限が切れても、味や風味は落ちますが食べることはできます。

ネット上では未開封なら半年や1年は期限が過ぎても大丈夫との意見があるものの、保存場所や気温などの条件で変わるため、かならず自分で匂いや味を確認してから食べるようにしましょう。

 

柚子などの果汁が多めに入っているポン酢は、香りがなくなったり、果汁の繊維にカビが生えたりしやすいので注意が必要です。

開封後の賞味期限はどれくらい?

ポン酢を開封すると、空気に触れて劣化が進みます。メーカーによって様々ですが、開封後のポン酢は冷蔵庫で34か月を目安に使い切るのが良さそうです。

 

日数が経って心配なときは、味や匂いを確認して大丈夫なら火を通した料理に使いましょう。ポン酢を決まった料理にしか使わないなら、小さいサイズのポン酢を選ぶのも使い切る一つの方法です。

賞味期限が短いポン酢

市販のポン酢でも賞味期限の短いものがあります。

賞味期限の短いポン酢

・ジュレタイプのポン酢

・柑橘類を多く使ったポン酢

・無添加ポン酢

これらのポン酢は未開封でも賞味期限が1年以内で、商品によっては1~2か月のものもあります。開封後は冷蔵庫でも12か月で使い切るようにメーカー側で推奨しています。

 

ジュレタイプのポン酢は一時期爆発的に流行りましたが、最近は店頭で見かけなくなりました。味も使い勝手も良かったのに不思議ですね。

ブームが終わったせいもあるでしょうが、賞味期限の短さも関係しているかもしれません。

自家製のポン酢の賞味期限は?

自家製のポン酢は手作りのため、はっきりした賞味期限はありません。保存の目安は使う材料にもよりますが、冷蔵庫で13か月程度です。食べる分だけ作って、早めに使い切るのが良さそうですね。

 

※自家製のポン酢については、こちらに詳しく解説しています。お店で食べるプロ級のポン酢や、梅やごまを使ったポン酢の作り方もありますので、ぜひ併せてご覧ください。

開封後に常温で保存できるポン酢

まだ種類は少ないですが、お醤油のメーカーを中心に酸化防止の二重ボトルに入ったポン酢が販売されています。

 

ヤマサの「テーブル用 昆布ぽん酢」は、開封後も常温で90日間鮮度をキープするソフトボトルに入っています。

開封後のポン酢の劣化の主な原因は酸化と温度の高さですので、冷蔵庫で保存すればもっと長く鮮度がキープできるかもしれませんね。価格は1200ml276375円で販売されています。

賞味期限切れのポン酢は腐るの?

賞味期限切れのポン酢は腐るの?

市販されているポン酢には一般的なもののほか、柑橘類を多く使ったものや梅やごま、たまねぎの入ったものなど、様々な種類がお店で売られています。

 

商品によって賞味期限は色々ですが、賞味期限が切れたポン酢はどうなるのでしょうか。ここからは賞味期限切れのポン酢がどうなるのか、早めにポン酢を消費する方法などを見ていきましょう。

こんな状態になったら要注意

ポン酢は賞味期限が切れてもすぐには腐ったりしませんが、長い時間置いておいたポン酢がこんな風になっていたら要注意です。

要注意の状態

・黒いかたまりが浮いている

・酢とは違う嫌な臭いがする

・味がしない、または苦い味がする

ポン酢は黒い色をしているので気づきにくいですが、お皿などにポン酢を入れると黒いどろっとしたかたまりが出て来ることがあります。これは果汁の繊維などがカビたものですので、食べるのはやめましょう。

表面の白いモノって大丈夫?

ポン酢の表面に浮く白い物質は、2種類の可能性があります。1つは果汁の果肉や繊維が浮いて固まったもの。メーカーによると、これは食べても大丈夫なのでよく振って混ぜてから使えば大丈夫とのことです。

 

もう1つは白いカビが生えている場合。ふわふわとした綿菓子のような見た目の白いものはカビの可能性が高いので、食べないようにしてください。

 

どちらも白い物質で見分けがつきにくいため、賞味期限切れのポン酢に白いものが浮いていたら使わない方がいいかもしれません。

ポン酢を早めに消費するには

余ったポン酢は料理に使って、賞味期限の前に使い切ってしまいましょう。

鶏のさっぱり煮は手羽元やモモ肉をポン酢と水を11の割合で入れた汁で煮て作るので、大量消費にぴったりです。ドレッシングやパスタなど様々な料理に使うこともできますよ。

 

※ポン酢を使った時短パスタや簡単に作れるパスタのレシピは、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧くださいね。

ポン酢の保存方法

ポン酢は開封前なら常温で保存できます。直射日光や高温多湿を避けて、棚の中やパントリーなどの冷暗所に置きましょう。

開封後は空気が入ってどんどん劣化していきますので、しっかりと蓋をしめて冷蔵庫で保管してください。

 

冷蔵庫のポケットに入れて保管する方が多いのですが、ポケットは冷蔵庫の開け閉めのたびに温度が上がったり下がったりします。野菜室に縦置きにして保管すると、おいしい状態が長持ちしますよ。

 

使ったときに注ぎ口などについた液が固まると、そこからカビが発生することもあります。時々注ぎ口を拭くようにすると、カビの発生を防ぐことができます。

ポン酢の賞味期限を知って上手に使おう

さっぱりとおいしいポン酢は、賞味期限を過ぎても腐ることはありませんが、味が劣化していきます。柑橘が多く入ったものはカビが生えやすいので注意が必要です。

 

スーパーなどで売られているポン酢は開封前なら賞味期限が1年以上のものが多い一方で、ジュレタイプや無添加のポン酢は開封前でも賞味期限が12か月のものもあります。

 

ポン酢を上手に保存して、長くおいしい味を楽しんでくださいね。

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