【超便利】チューブのバターの使いこなし術!固形バターとの違いは?
【超便利】チューブのバターの使いこなし術!固形バターとの違いは?
チューブタイプのバターって塗りやすくて便利だよね。
でも、固形のバターとどこがどう違うんだろう?

そんな疑問に答えます。

チューブのバターは、チューブに入ったソフトタイプのスプレッド。近年はチューブタイプの調味料が続々登場していますが、バターもマヨネーズや練りわさびみたいに直接しぼり出せるのは便利ですよね。

ただ、バターとは呼ばれてはいるけど固形バターとは少し違う食品でもあるのです。この記事ではチューブのバターと固形バターの違い、チューブタイプならではのメリットについて説明していきます。

「チューブのバター」と「固形バター」違いはあるの?

「チューブのバター」と「固形バター」違いはあるの?

「チューブのバター」と「固形バター」は同じバターの仲間のように見えますが、同じ物ではありません。

固形バターとチューブのバターは製法、原材料が異なるために、製品の特徴も違います。

では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。ここではそれぞれの原材料、栄養成分の違い、そしてチューブのバターの「固形バターに比べて残念」な点をご紹介します。

実は栄養成分や原材料にも違いが…

チューブのバターと固形バターの分かりやすい違いは、チューブのほうが柔らかく塗りやすい点です。

両者は種類も違います。チューブタイプはマーガリンの原料にバターを混ぜたファストスプレッドです。つまりバターではないところが固形との大きな違いとなります。

固形バターは牛乳の乳脂肪をかくはんしてかたまり状に練り固めたもので、牛乳と食塩だけで作られています。

チューブのバターは植物油脂とバターを混合して塗りやすく加工したもので、いわばバターに近いマーガリンといえるのです。

原材料と製法が同じではないため栄養成分も異なります。表で両者の違いを比較してみましょう。

 

 固形バターチューブのバター
種類バター乳等を主要原料とする食品
原材料名生乳
食塩
食用植物油脂
食用精製加工油脂
バター、食塩
乳化剤、酸化防止剤
香料、着色料
乳脂肪分80%以上25%
植物性脂肪分49.5%
エネルギー(10gあたり)70kcal69kcal
脂質(10gあたり)8.1g7.6g
コレステロール(10gあたり)21mg7.3mg
食塩相当量(10gあたり)0.2g0.16g

参照

固形バター:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

チューブのバター:明治乳業「明治チューブでバター1/3」商品概要

固形のバターは、国が定める規格によって「バター」に分類されます。

一方、チューブのバターは植物油脂とバターに乳化剤や安定剤などを加えてバターに似せたもので、種類は普通のマーガリンと同じ「乳等を主要原料とする食品」に分類されます。

バターが入っているので特徴は固形バターに近づきますが、栄養面では乳脂肪分が少ない分、脂質やコレステロールの量が控えめになる、といった違いも出てくるのですね。

 

「体に悪い」という噂はホント?

「チューブのバターはマーガリンが混ざっているから体に良くない」という声もしばしば聞かれます。

これは「マーガリン=有害なトランス脂肪酸が多く含まれる」という噂が関係しているようです。

 

トランス脂肪酸とは

肉や乳製品、油脂を使った加工食品、揚げ物などに含まれます。とり過ぎると悪玉コレステロールを増やし心血管系疾患の発症リスクを高めるとして、摂取の制限が推奨されています。

たしかにマーガリンにトランス脂肪酸が多く含まれていたのは事実ですが、それは過去の話です。現在は製法を改善することで、マーガリンのトランス脂肪酸は1/5以下くらいまで少なくなっています。

ちなみに明治が公開している各商品の「トランス脂肪酸の含有量」によると「明治チューブでバター1/3」に含まれるトランス脂肪酸は10gあたり0.2gです。

バターも10gあたり約0.2gなので、現在はあまり変わらない量になっているのですね。

また日本では、トランス脂肪酸は1日あたり約2グラム未満に抑えることが推奨されており、バターもチューブのバターも110g使った程度では特に問題ないことがうかがえます。

つまり「トランス脂肪酸が含まれていて危険か」という点で見れば、チューブのバターはそこまで心配せずに利用できる食品ということになるわけですね。

 

固形と比べた「チューブのバター」の残念なところ

チューブのバターは固形バターにかなり近づけて加工されています。しかしながら純粋なバターではないため、固形バターに勝てない部分、残念なところもいくつかあります。

固形バターと同じように使うと失敗することもありますが、製品の弱みをあらかじめ知って、工夫しながら使っていけば、調理中にガッカリすることもなくなります。

では、チューブのバターにはどんな弱点があるのでしょうか。

 

風味は固形バターに負ける

チューブのバターはマーガリンの特徴も強く出ていて、マーガリン特有のあっさりした風味や軽さが楽しめます。

しかし、原材料はバターよりも植物油脂の占める割合が高いため、バター特有のコクや芳醇な香り、乳製品が持つ甘味は純粋なバターに負けてしまうのですね。

また、料理やお菓子を作る際にはバターを熱して作る「溶かしバター」や「焦がしバター」を使うこともありますが、成分の構成が違うチューブのバターでは風味が再現できないこともあります。

バターの風味で出来が左右される料理には、チューブタイプではなく固形バターを使うのが無難です。

調理時に焦げやすい

チューブのバターは、固形バターと同様にソテーやチャーハンなどの加熱調理にも使えます。

ただ、チューブのバターは固形バターよりも水分が多いため、フライパンで熱した時には油が跳ねることがあります。

また、固形バターが焦げやすい性質を持つうえにチューブのバターは水分や添加物も含まれているため、焦げやすくなっている点も注意が必要です。

チューブのバターが焦げるのを防ぐためには、弱火で調理する、加熱は短時間にとどめる、といった工夫を取るとよいでしょう。

乳以外のアレルゲンを含む

固形バターは牛乳と食塩を原材料としているので、動物の乳に食物アレルギーのある人は避けなければなりません。

一方、チューブのバターはバターに加え、マーガリンの原料である大豆由来の添加物も含まれています。そのため、乳・大豆に食物アレルギーを持つ人は注意が必要になります。

つまり、固形バターは乳のアレルギーのみ心配すればよいのですが、チューブのバターは乳だけでなく大豆のアレルギーにも注意しなければならない、ということです。

パッケージには必ずアレルゲン情報が表記されているので、確認したうえで固形バターとチューブのバターを使い分けるとよいでしょう。

商品の種類が少ない

チューブタイプは固形バターより商品の種類が少なく、選択肢がないというデメリットもあります。

固形バターは多くのメーカーが製造・販売して種類が豊富なので、サイズ、産地、フレーバーなどをお好みに合わせて買い求めることができます。

一方、チューブのバターについては、かつては雪印などの大手メーカーも関連商品を販売していましたが、現在は製造を終了している商品が増えています。

無塩タイプもないので、塩味を付けたくない料理にはちょっと不向きです。ただ、チューブのバターに近い商品にバターソースや無塩のフレーバーオイルなどもあるので、使い分けてみるのも面白いかもしれません。

 

コスパや使い勝手で選ぶなら「チューブのバター」で決まり!

コスパや使い勝手で選ぶなら「チューブのバター」で決まり!

チューブのバターは、固形バターとチューブ型調味料のハイブリッド(良いところ取り)といえます。固形バターの良さを持ちながら固形バターの弱点をフォローしているので、とても使い勝手がいいのです。

ここでは、そんなチューブのバターの強みを紹介していきます。

 

片手で簡単にしぼれる

チューブのバターはしぼりやすい容器に充てんしてあり、キャップを開けて容器を押すだけで簡単にしぼり出すことができます。

バターが柔らかいので片手で簡単にしぼれ、包丁で切ったりバターナイフですくったりしなくてすむところがとても便利です。冷蔵庫から出して食品やフライパンなどに直接使えるので、時短調理に重宝しますね。

固形バターを使う時と異なり、バターナイフを洗わなくてすむほか、バター容器にパンくずが入る心配がなく、衛生的に使えるところも助かります。

また、口から均等な太さで出てくるので「10cmなら5g」のように長さで計量できるところも便利です。

柔らかいので扱いやすい

チューブのバターは冷蔵庫から取り出して、すぐしぼり出すことができます。柔らかさはマヨネーズより少し硬いくらい、塗りやすく調理にも扱いやすいのです。

冷たい固形バターのようなパンに塗りにくいストレスもなく、柔らかくするため常温でしばらく置いておく手間もありません。

さらに使い勝手が良いだけでなく、固形バターよりも溶けやすいのでくちどけが良く、口の中でまろやかさが広がりやすい、美味しさを感じやすい、というメリットもあるのです。

収納に場所を取らない

チューブのバターは容器が縦型で、収納しやすく保管に場所を取らないところも魅力です。

冷蔵庫ではドアポケットにも入りますし、キャップが密閉されているので携帯しやすく、アウトドアでクッキングする際にも気軽に持参できます。

常温では保存できないので、保冷ボックスなどに入れて携帯する必要があります。)

また、一般的な固形バターのサイズは200gですが、バターのチューブは90g160gと固形バターよりもサイズが手頃です。

そのため、一人暮らしの人、あまりバターを使わない人でも「バターが多くて使い切れず、賞味期限が過ぎてしまった」といった失敗にも縁がなくなります。

 

固形バターより値段が安い

チューブのバターは固形バターより値段が安く高騰もしないので、節約したい方のピンチヒッターになります。セールや業務スーパーを利用すれば、さらにお買い得です。

メーカー、タイプによっても異なりますが、固形バターの相場はこれくらいです。

固形バター(200g) 300円~400円台

チューブのバター(160g) 200300

つまり、毎朝10gのバターをパンに塗って食べる場合の1か月のバター代を計算すると

固形バター   450600

チューブのバター   375円~560

となります。毎日使うことを考えると、少しでもコスパが良いのはありがたいですよね。

試してみて♪チューブタイプのバターの使いこなし術7選

試してみて♪チューブタイプのバターの使いこなし術7選

チューブのバターはシンプルにパンに塗っても美味しいですが、固形バター同様にさまざまな使い道に利用できます。

チューブタイプの出しやすくて柔らかいという強みを活かすことで、固形バターよりを使うよりも効率よく、失敗なく料理を作ることができますよ。

ここでは、チューブのバターのいろいろな使い方を紹介していきます。

のせる

最も手軽なのは「のせる」使い方です。チューブのキャップを開けたら、バターをのせたい場所に直接にゅるるっとしぼり出すだけ。

硬い固形バターと違って食品にもなじみやすくお子さんや普段調理をしない人も上手にトッピングできます。

使い方の一例
  • パン・クラッカーにのせる
  • 料理のコクを出すための追いバターに使う

四角いバターが定番の「あんバター」もパンにチューブのバターをのせれば、お口の中ですぐバターの風味が広がって、あんことバターのハーモニーがさらに楽しめます♪

レストランで出てくるような、ステーキバターが乗った肉料理もおうちで再現できますね。

チューブのバターの定番は「明治チューブでバター1/3」です。25年以上親しまれているロングセラー。デザインも細部にわたって利便性が追求されていて、とても使いやすいのです♪

しみ込ませる

チューブのバターは固形バターより溶けやすいので、溶かしてしみ込ませる時に便利です。

使い方の一例
  • 熱いパンの上にのせて溶かす
  • パンにのせてから加熱する

バターをじゅわ~っとしみ込ませるためには、食品が熱々のうちにバターをしみこませることがポイントです。バターをしぼり出してから電子レンジやオーブントースターで加熱してもよいでしょう。

食パンにバターをしぼり出してからオーブントースターで焼く「バタートースト」は、溶けたバターがしみ込んで絶品です。

テレビ番組で紹介され「罪深い味」と絶賛された、蒸しケーキ×バター×はちみつの組み合わせ。こちらもチューブタイプを使うと便利です。

あえる

料理をする時に食材をバターであえると、バターの風味としっとりした食感が加わり、ワンランク上の美味しさを演出することができます。

チューブのバターは食材になじみやすく、温かい食材にかければすぐ溶けるので、ムラなくあえることができます。

使い方の一例
  • ゆでた野菜やおいもとあえ、塩味や甘味を付ける
  • ゆでたパスタやうどんとあえ、ねぎや温玉、粉チーズなどをトッピングする
  • しょうゆと共に温かいご飯に混ぜ込み、バターしょうゆおにぎりに

時短で美味しいめん料理も作れますね♪

炒める

炒める時にも、直にフライパンにしぼり出せるチューブのバターが活躍します。

使い方の一例
  • 野菜のバター炒め
  • 肉や魚のムニエル
  • チャーハン

固形バターよりあっさりしていますが、定番のベーコンとほうれん草のソテー、きのこのソテーなども美味しく作れますよ。

にんにくを入れた料理を作る時は、ガーリックオイルの入った「明治 チューブでバター1/3ガーリック」を使うのもおすすめです。ジャーマンポテト、ペペロンチーノなどに。にんにくを炒める手間が省けます。

塗る

温かくない食材にバターを塗る時こそ、チューブのバターが本領を発揮します。固形バターではなくチューブのバターを使うと、なめらかに塗ることができます。

使い方の一例
  • パン・クラッカーに塗る
  • ハムや練り物など冷やして食べる料理に付ける

バターに明太子を混ぜてフランスパンに塗れば「明太フランス」も作れますね。

辛子明太子の老舗・やまやの「めんたいチューブ めんたいフランス」を使えば、塗ってそのままでも塗ってから焼いても、本格的な味の明太フランスがご家庭で楽しめますよ。

お菓子作りに使う

チューブのバターは、バターのコクとマーガリンの空気を抱え込む性質を持ち合わせていて、クッキーやケーキ作りにも適しているのです。冷蔵庫から出してすぐ使えるところも嬉しいですね。

パウンドケーキの作り方
パウンドケーキの作り方

【材料】

ホットケーキミックス 100g

チューブタイプのバター 100g

卵 1

砂糖 50g

牛乳 大さじ1

【作り方】

1.ボウルにバター、砂糖を入れ、よく混ぜ合わせる

2.1に卵、牛乳を入れて混ぜ合わせる

3.2にホットケーキミックスを加え、さっくりと混ぜる

4.型にクッキングシートを敷いて3を流し込む

5.4180℃のオーブンで3040分焼く

6.あら熱が取れたら型から出す

【ポイント】

ドライフルーツやチョコチップなどを混ぜ合わせるとさらに美味しくなります。

チューブのバターは塩分が含まれています。塩分を控えたい時は、無塩の固形バター・マーガリンを使うほか、「バターフレーバーオイル」に置き換えるのもおすすめです。

キャンプ飯を作る

携帯しやすくナイフのいらないチューブのバターは、キャンプ愛好家にも人気があります。グリル料理、ホイル包み焼き、チャーハンなどに幅広く使えます。メスティンを使ったピラフや炊き込みご飯もおすすめですよ。

焼き鳥の缶詰を使った炊き込みご飯の作り方
焼き鳥の缶詰を使った炊き込みご飯の作り方

【材料】

米 1

焼き鳥の缶詰 1

チューブのバター 適宜

水 180

刻みねぎ(お好みで)

【作り方】

1.米は洗ってメスティンに入れ、水を加えて30分以上給水させておく

2.1に缶詰の中味をすべて入れ、ふたをして弱火で15分間炊く

3.ふたをしたまま20分ほど蒸らす

4.ふたを開けて、バターを5cmほどしぼり出し、全体をさっくりと混ぜる

5.お好みで刻みねぎを振って完成

【ポイント】

缶詰を使うので包丁や調味料がなくても作れます。ツナ缶で作っても美味しいですよ。米は最低でも30分間、しっかり給水させましょう。

まとめ:バターは好みで固形とチューブを使い分けよう

「チューブのバター」は純粋なバターではありませんが、固形バターとマーガリンのそれぞれの良さを持っています。お好みや目的に合わせて上手に使い分けると、料理の幅を広げることができます。

固形バター派の方、トランス脂肪酸が気になってマーガリンを敬遠していた方も、チューブのバターを試してみてはいかがでしょうか。

一度使えば、その使い勝手の良さからすっかりファンになってしまうかもしれませんよ。

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