オリーブオイルの捨て方はどうする?中身と容器の捨て方を解説
オリーブオイルが余っちゃったけど、どうやって捨てたらいいの?
使い終わったオリーブオイルのスプレーって、何ゴミで捨てればいいの?

そんな疑問にお答えします。

オリーブオイルはイタリア料理に欠かせない油ですよね。オリーブオイルの使い方は色々なレシピから知ることができますが、捨て方については意外と知らないのかもしれません。

この記事では、オリーブオイルの中身と容器の捨て方について紹介していきます。

オリーブオイルの「中身」4つの捨て方とリメイク法

オリーブオイルの「中身」4つの捨て方とリメイク法

オリーブオイルの捨て方としては、中身は可燃ごみとして出すのが基本となります。ただし、ごみの捨て方は自治体によって異なる場合があるので、ご自分の住む自治体のホームページなどで確認しましょう。

ここでは、オリーブオイルの中身の捨て方を4つと、余ったオリーブオイルを捨てずに料理にリメイクする方法を紹介していきます。

【オリーブオイルの捨て方 1】布や紙に吸わせる

まず、不要になった布やキッチンペーパー、新聞紙などを牛乳パックやポリ袋に敷き詰めます。そこへ冷ましたオリーブオイルを流し入れます。

油は空気中の酸素と結合して酸化熱を発生して自然発火することがあるので、そのリスクを下げるために水も含ませましょう

牛乳パックの口はテープで止め、ポリ袋はしっかりと縛って漏れないようにし、可燃ごみとして捨てます。ポリ袋は穴があいていると中身が漏れるので、袋を二重にしておくことをオススメします。

【オリーブオイルの捨て方 2】小麦粉に吸わせる

オリーブオイルを粉に吸わせて固める捨て方です。空いている牛乳パックが家になかったり、市販の凝固剤の買い置きがないときにも実施できる手軽な方法です。

家にある小麦粉や粉を使います。使った油に小麦粉や片栗粉を入れてしっかりと混ぜます。冷めると固まっているので、それを可燃ごみに捨てます。

【オリーブオイルの捨て方 3】凝固剤を使う

オリーブオイルに市販されている油凝固剤を利用する捨て方です。使い方は商品により異なるので、使用方法と使用上の注意をパッケージを読んで確認しましょう。

使用済みの油に投入し溶けるまで混ぜます。油が冷えて固まるので、それを可燃ごみとして捨てます。

凝固剤が家にない場合、「これぐらいなら、キッチンの流しに捨てちゃってもいいかしら?」と思うかもしれませんが、それはNGです。

キッチンの流しは川とつながっているので、環境汚染につながってしまいます。また、流しのつまりの原因にもなるので、少量でも余った油を流しにながさないようにしましょう。

スーパー・薬局などで売られている凝固剤は小容量の家庭用商品が多いため、コスパを考える方はネットで業務用を購入するのがおすすめです。

【大量に残ったオリーブオイルの捨て方】業者へ依頼

使い終わった廃食用油の回収を実施している自治体に依頼する捨て方です。オリーブオイルを含め、植物油の場合は回収対象であることが多いので、住んでいる自治体の廃油回収方法を確認してみましょう。

ペットボトルやビンに入れて回収するなど、油を詰める容器も様々です。しっかりと蓋を閉めるのを忘れないようにしましょう。

また自治体が回収していない場合は、スーパーなどの企業が回収していることもあるので問い合わせてみましょう。

食材や油カスなどが残っている場合は網できれいにすくって油をきれいにします。また、油を容器に詰めるときには、漏斗(ろうと)を使うとこぼれにくいので、キッチンがベトベトになりにくいです。

アヒージョの残りのオリーブオイルはパスタにリメイク

オリーブオイルでアヒージョを作ると、オリーブオイルが残ってしまいますね。

アヒージョのあとのオリーブオイルには美味しい魚介類のエキスの味やニンニクの香ばしい香りが残っているので、「捨てる」よりも「リメイク」をしてみるのがオススメです。

アヒージョの残りのオリーブオイルを加熱し、たまねぎやトマト、しめじなどを加えて炒めます。

シンプルな具材の方が、アヒージョの残りのオリーブオイルの風味をより感じられます。最後にゆでたパスタを加えて混ぜ合わせましょう。

油は環境に配慮して「捨てる」ことも大切ですが、違う料理で使用してみると、環境も汚さずにオリーブオイルも最後まで無駄にせず使えて、一石二鳥ですね。

オリーブオイルの「容器」の捨て方

ルの「容器」の捨て方

ここまではオリーブオイルの「中身」の捨て方について紹介してきましたが、「容器」はどうやって捨てればいいのでしょうか?

オリーブオイルが詰められている容器は、瓶、プラスチックボトル、缶などがあります。また、スプレー式のオリーブオイルも見かけるようになりました。容器の捨て方のポイントについて紹介していきます。

オリーブオイルの瓶・缶・ペットボトルの捨て方

容器の捨て方は全国一律ではないため、それぞれの自治体で決められた捨て方で処分しましょう。瓶・缶はリサイクルできる自治体や燃えないゴミとして処分する自治体などがあります。

ペットボトルは使い切っても油で汚れているので可燃ごみとして処分する場合や、「その他プラスチック容器」に区分する場合があります。

油の入っていたペットボトルには、環境ラベルである「ペットボトルマーク」がついていません。つまり、酒、醤油や飲料のペットボトルとは違う分類であることがわかります。

油のペットボトルにはこのマークがついていないので、スーパーの出入り口にあるリサイクル回収ボックスには入れないように注意しましょう。

ガス含有するスプレー式オリーブオイルの捨て方

オリーブオイルがスプレーボトルに入っている商品が最近では売られています。海外では使われていますが、まだ日本では馴染みがないですよね?

オリーブオイルを少量で使うことができ便利ですが、スプレーの捨て方はどうすればいいのでしょうか?

例えば大阪市では、カセットボンベ・スプレー缶などを廃棄するときには、中身を使いきってから穴をあけずに捨てることになっています。

スプレー缶の捨て方は、穴をあけてから捨てるのか、穴をあけずに捨てるのかは自治体ごとにルールが違いますので、住んでいる自治体のルールを確認してみましょう。

どちらのルールでも、中身が入ったままでは捨てられないのでまずは中身を使い切りましょう。

まとめ:手軽なオリーブオイルの捨て方を押さえるのが◎

まとめ:手軽なオリーブオイルの捨て方を押さえるのが◎

オリーブオイルの中身と容器の捨て方について紹介してきました。

捨て方で大事なポイントは「オリーブオイルはいくら少量であったとしても台所の流しには流さない」「自然発火のリスクを下げるために紙や布に水を含ませる」「ごみの捨て方は自治体によって違うので自治体のルールを確認すること」です。

また、アヒージョの残りのオリーブオイルをパスタに使うというように、ごみの量を地球全体で少なくしていくことが大切です。パスタを茹でるのが大変であれば、野菜炒めやリゾットに使ってもよいですね。

食事は食べるだけではなく、そのあとの片付けや捨て方も大切ですので、環境に配慮しながら食事や料理を楽しんでいきたいですね。

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