オートミールは食物繊維が多く栄養価が高い食材として、健康志向の方やダイエット中の方に注目されていますね。
オートミールは汎用性が高く、アレンジレシピも多数あります。中でも、オートミールのパンケーキは手軽でヘルシー、甘いものを食べたい欲求を満たせると人気なんですよ。
今回はオートミールを使ったパンケーキのレシピやポイントなどをご紹介します。
目次
オートミールパンケーキはバリエーション豊富!
オートミールのパンケーキは基本さえ押さえてしまえばあとはアレンジ自在、豊富なバリエーションを楽しめるんです。
トッピングも自由自在。甘くしたい場合はメイプルシロップやはちみつをかけても美味しいですし、食事系の場合はチーズをトッピングするのもおすすめです。
オートミールの下準備
オートミールをミキサーなどにかけて粉状にすると、粒感が気にならなくなります。仕上がりもきめ細かくなるんですよ。
また、電子レンジを使って十分にふやかしたり、事前にしっかり水分を吸わせたりしておくことも粒感が気にならなくなるひと手間です。
基本のオートミールパンケーキのレシピ
基本のオートミールパンケーキのレシピを押さえれば、ちょっとした応用で豊富なバリエーションが楽しめます。
このレシピでは、粉砕なしで電子レンジを使ってオートミールをふやかしますが、粉砕してきめ細かく仕上げてもOKです。
材料(3~4枚分)
- オートミール 60g
- 牛乳…200ml
- 砂糖…10g~20g
- 卵…1個
- ベーキングパウダー…4g
作り方
1.耐熱ボウルにオートミールと牛乳を入れて軽く混ぜる
2.ラップをふんわりかけ、電子レンジで1分30秒~2分加熱する
3.2の粗熱をとりつつよく混ぜる
4.砂糖、卵、ベーキングパウダーを入れてよく混ぜる
5.フライパンに油(分量外)を薄く引き、中火で加熱する
6.生地を入れて丸く成形し、弱火で焼く
7.裏返してさらに焼く
8.中まで火が通ったら焼き上がり
9.お好みでメイプルシロップや粉砂糖をかけて完成
ポイント
- 豆乳やアーモンドミルクを使い、牛乳なしで作ってもOK
- 砂糖は種類によって分量を調整してください
- 油を薄く引くと焼き色がきれいにつきやすくなります
離乳食にも最適!バナナ入りオートミールのパンケーキ
バナナの栄養もプラスされて栄養満点。シュガースポットがしっかり出たバナナなら、砂糖も必要ありません。
砂糖を使わないから、離乳食にもおすすめなんですよ。手づかみ食べのレッスンにもどうぞ!
材料(3~4枚分)
- オートミール…60g
- 牛乳…150ml
- バナナ…1本
- 卵…1個
- ベーキングパウダー…4g
作り方
1.耐熱ボウルにオートミールと牛乳を入れて軽く混ぜる
2.ラップをふんわりかけ、電子レンジで1分30秒~2分加熱する
3.2の粗熱が取れたらよく潰したバナナを加える
4.卵を加えてよく混ぜる
5.フライパンに油(分量外)を薄く引き、中火で加熱する
6.生地を入れて丸く成形し、弱火で焼く
7.裏返してさらに焼く
8.中まで火が通ったら焼き上がり
ポイント
- 牛乳なしで豆乳やアーモンドミルクに変更してもOK
- バナナの甘さが足りない時は砂糖などで甘味を足してください
- バナナの変色が気になる時はレモン汁を振りかけてください
レンジ不要!ヨーグルトでオートミールのパンケーキ
ヨーグルトの軽い酸味であっさり仕上がるオートミールのパンケーキです。ヘルシーでお腹に優しいからダイエット中にも安心ですね。
このレシピでは、電子レンジを使わずヨーグルトに含まれる水分でオートミールをふやかします。
材料(3~4枚分)
- オートミール…50g
- プレーンヨーグルト…100g
- 卵…1個
- はちみつ…15g
- ベーキングパウダー…3g
作り方
1.オートミールとヨーグルトを混ぜ合わせ10分ほど置く
2.オートミールがふやけたら卵、砂糖を入れて混ぜる
3.2にベーキングパウダーを入れて混ぜる
4.フライパンに油(分量外)をひき、弱火にかける
5.生地を流し入れ表面がふつふつしたら裏返す
6.生地に火が通ったら完成
ポイント
- ハチミツの代わりに砂糖を使う場合は20g使用してください
- 加糖ヨーグルトを使う場合ははちみつを減らすか、省いてください
ヘルシー!豆腐を使ったオートミールパンケーキ
豆腐を使うと、ふわふわもちもちの食感に仕上がるから、あっさりしているけどしっかりした食べ応えを感じます。たんぱく質も強化されるから健康的なのもポイントです。
材料(3~4枚分)
- オートミール…60g
- 絹豆腐…100g
- 砂糖…20g
- 卵…1個
- ベーキングパウダー…4g
作り方
1.ボウルに絹豆腐を入れ、なめらかになるまで崩す
2.2に卵、砂糖を入れてよく混ぜる
3.1を入れて混ぜ、10分ほど置く
4.3にベーキングパウダーを入れて混ぜる
5.フライパンに薄く油(分量外)を引き、中火にかける
6.生地を流し入れ、弱火にして表面がふつふつするまで焼く
7.裏返して裏面も焼き、中まで火が通ったら完成
ポイント
- オートミールは粉砕なしでも美味しくできます
- オートミールをふやかす間、室温が高い場合は冷蔵庫がおすすめ
手間を省けるオーバーナイトオーツ
オーバーナイトオーツとはオートミールを牛乳などに浸し、一晩おいたもののこと。少しでも時間を節約したい場合は、あらかじめオーバーナイトオーツを作っておくのがおすすめ。
オーバーナイトオーツなら、ふやかす時間や電子レンジにかける時間が節約できます。さらに芯までしっかりふやけるので、オートミール特有のボソボソ感や粒感も感じません。
面倒な粉砕なしでふわふわもちもち、しっとりしたオートミールパンケーキが味わえます。
オートミールパンケーキのおすすめプラス食材は?
オートミールは香ばしさを感じるものの、それほどクセの強いものではありません。ほんの少しのクセも、バナナなどをプラスすると気になりません。
オートミールに食材をプラスすると、栄養強化も期待できます。離乳食にも使えるので、苦手な食材を入れちゃうのも手ですよ!
たんぱく質を強化するなら
健康維持やダイエットに欠かせない栄養として知られるたんぱく質。オートミールのたんぱく質含有量は、1食(30g)あたり4gと1回の食事量としては多くありません。
他の食材をプラスすることでたんぱく質強化を図りましょう!
プロテイン
たんぱく質強化にピッタリな食材といえばプロテインですね!粉末プロテインなら砂糖の代わりに、液体なら牛乳の代わりに使用できます。
最近ではたんぱく質含有量の多いヨーグルトも販売されているので、このヨーグルトでヨーグルト入りオートミールパンケーキにするのもいいですね。
加熱したオートミールに加える際は、粗熱が取れてからにしましょう。熱いうちに加えるとたんぱく質成分が固まってしまうなどの変化が出るかもしれないので注意してください。
豆腐・豆乳
植物性たんぱく質を強化するなら、豆腐や豆乳を使うとよいでしょう。植物性たんぱく質は消化吸収がゆっくりめ。そのため、満足感が長続きしやすいのが特徴です。
豆腐や豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、ホルモンバランスの調整も期待できるので女性には特におすすめなんですよ。
離乳食にもピッタリ!
オートミールは離乳食初期から使える食材ですが、オートミールのパンケーキは手づかみ食べをする9ヶ月ごろからがよいですね。初めは小さめにカットしてあげましょう。
オートミールをふやかすのに牛乳は使わず、豆乳、あるいは粉ミルクを溶いたものを使うとよいでしょう。
人参
柔らかく煮た人参を細かく刻むなどして生地に加えましょう。それだけで食事系オートミールパンケーキの出来上がりです。
人参の甘味も加わった栄養満点なオートミールパンケーキ。ひとつひとつラップで包めば持ち運びもできるので、お弁当代わりにもできますね。
ほうれん草
ほうれん草などの葉物野菜は繊維が多いためそのままではなかなか食べてくれない子もいます。
柔らかめに茹でたほうれん草をピューレ状に、もしくは細かく刻んでオートミールパンケーキに加えましょう。繊維質が気にならなくなり、パクパク食べてくれますよ。
ピューレにするのが面倒…という時は、離乳食用のフリーズドライ食品を使うのも手です。少なめのお湯で溶いて生地に加えてくださいね。
食材を引き算した時の気を付けたいポイント
オートミールパンケーキのレシピには多くの場合卵が使われていますが、卵なしでも作れます。その場合は、固まらないなどの問題が出ることも。
卵なしのオートミールパンケーキを作る時は、小さめに焼いてひっくり返しやすいようにするとよいでしょう。
オートミールパンケーキはベーキングパウダーなしでも作れますが、パンケーキ特有のふわふわ感は得られにくくなります。卵をしっかり泡立てるなどし、ふわふわ感をカバーしましょう。
オートミールパンケーキは作り置きできる?
オートミールパンケーキは作り置きができます。焼き上がったオートミールパンケーキを十分冷まして、1枚ずつラップで包みましょう。
すぐ食べる場合は冷蔵庫に、そうでない場合は冷凍してしまいましょう。食べる時にレンジで温め直すとできたてのように食べられますよ。
オートミールパンケーキはヘルシーで栄養たっぷり♪
甘いパンケーキにも食事系パンケーキにもできるオートミールパンケーキ。ヘルシーで栄養価が高いのは、健康維持にも役立ちます。
また、離乳食にできるのもポイント。大人のおやつと赤ちゃんのご飯を同時に作って、同じものを食べられるのも嬉しいですね。
オートミールをそのまま食べるのが苦手でも、オートミールパンケーキなら美味しく食べられるのではないでしょうか。