おでんに合う田楽味噌は?各具材と相性のいい田楽味噌レシピをご紹介
おでんに合う田楽味噌ってどんなもの?どんな具材と相性がいいのかな?

そんな疑問お答えします。

寒い時期になると食べたくなる、冬の食卓の定番「おでん」。出汁の味が染み込んだ具材が美味しく、さらに田楽味噌を付けると味噌の風味が香ばしく、昔ながらの味わいが楽しめるのはご存知ですか?

この記事では、おでんと相性抜群の田楽味噌の作り方や、おでんにぴったりの市販の田楽味噌などをご紹介します。

おでんといえば田楽味噌!

熱々の野菜や練り物などの具材を土鍋に入れ、ぐつぐつ煮込むおでんは、冬に食べると体が芯から温まる絶品料理です。

家庭ごとや地域によっても、おでんの味付けや具の違い、薬味を付けることもありますが、田楽味噌を付けて食べるのもおすすめなんです。

おでんのルーツは田楽!

おでんは元々、田楽から派生した料理と言われています。豆腐やこんにゃく、芋類を焼かずに茹でて味噌を付ける様々な田楽が生まれ、醤油で煮込んだ煮込み田楽、そして現在のおでんに繋がっていったと考えられます。

現在でも、愛知県名古屋市では、八丁味噌をベースとした味噌おでんが有名であることから、田楽味噌とおでんは最強の相性といえます。

また、「おでん」と言われるようになった由来も、田楽にお」を付けた「お田楽」が縮まったという説も。

おでんに合う田楽味噌とは?

田楽味噌といえば、甘い味噌の風味が香ばしく、豆腐やこんにゃくに合うものが基本の味わいです。ですが、おでんの出汁の味付けによって、相性のいい田楽味噌が異なります。

例えば、かつお節と鶏手羽でとった出汁がベースの香川県高松地方で人気のおでんには、からしと白味噌を混ぜ合わせた田楽味噌がよく使われています。

東北地方の昆布を使ったあっさり出汁と、ほたてや竹の子を具材としたおでんには、生姜を混ぜて甘辛くした田楽味噌が相性いいですよ。

おでんに合う田楽味噌は、基本の甘めの味わいから、おでんの出汁や具材に合わせて調味料を調整した田楽味噌まで色んな味わいが楽しめます。

基本的な田楽味噌のレシピや、田楽味噌を使ったアレンジ方法が知りたい方はぜひ下記の記事を参考にしてみてくださいね。

味噌の種類別!おでんに合う手作り田楽味噌の作り方

おでんに付ける田楽味噌は、味噌の種類や調味料を変えることで、色んな味わいが楽しめます。ここでは、基本の田楽味噌に少しアレンジを加えた、おでんに合う田楽味噌をご紹介します。

おでんの出汁の味付けや具材によって、合う田楽味噌を探ってみましょう。多めに作っておけば、他の料理にも活用できるので、ぜひ味わいの違いを試してみてくださいね。

赤味噌を使った田楽味噌レシピ

甘じょっぱい味わいが美味しい、赤味噌を使った田楽味噌です。

赤味噌を使った田楽味噌レシピ

<材料2人分>

・赤味噌:大さじ2

・砂糖:大さじ2

・みりん:大さじ1

・料理酒:大さじ1

<作り方>

1.耐熱ボウルに全ての材料を入れて、混ぜ合わせる

2.ラップせず、600Wの電子レンジで30秒加熱し、混ぜ合わせる

3.再度ラップせず、電子レンジで30秒加熱し、混ぜ合わせる

4.あら熱をとったら、器に持って完成

<ポイント>

加熱時間は、自宅にある電子レンジによって調整してくださいね。砂糖やみりんは好みの味わいに調整して、仕上げてみましょう。おでん以外にも、焼きおにぎりや茹で野菜につけても美味しく味わえます。

赤味噌は、愛知県名古屋で主流の八丁味噌がおすすめ。同じく八丁味噌をベースに使う名古屋風みそおでんと相性が良く、焼き豆腐・牛すじ・豚もつ・角麩などの具材に付けて食べると美味しいですよ。

白味噌を使った田楽味噌レシピ

白味噌の甘さと、からしが効いた田楽味噌です。

白味噌を使った田楽味噌レシピ

<材料>

・白味噌:100g

・砂糖:大さじ3

・みりん:大さじ1

・酢:大さじ1

・おでんの出し汁:25cc

・からし:適量

<作り方>

1.耐熱ボウルに材料を入れてよく混ぜる

2.ラップをふんわりかけた耐熱ボウルを、600Wの電子レンジで2分加熱する

3.軽くとろみがついていたら、器に盛って完成

<ポイント>

お好みでからしの量を調整すると、ピリッとした味わいがさらに楽しめます。白味噌は、京都の西京味噌や香川の讃岐味噌がおすすめ。

昆布と薄口醤油ベースの京風おでんや、かつお節と手羽先でとった出汁ベースの高知風おでんと相性が良く、焼き豆腐・里芋・厚揚げと上手に絡みます。

生姜を使った田楽味噌レシピ

生姜の味わいと香りで、おでんが美味しくなる田楽味噌レシピです。

生姜を使った田楽味噌レシピ

<材料2〜4人分>

・味噌:60g

・砂糖:80g

・みりん:大さじ2

・しょうがチューブ:2センチ

<作り方>

1.鍋に、味噌・砂糖・みりんを入れて、中火で2〜3分煮る

2.とろみがついてきたら、しょうがを入れて火を止める

3.器に入れたら、完成

<ポイント>

冷たくなると固くなるので、軽くとろみを付けてから火を止める方がいいですよ。

残った場合も、おでん以外に鮭のちゃんちゃん焼きなどにも使い回せます。昆布のあっさりした味わいの出汁ベースのおでんと相性抜群で、はんぺん・焼きちくわ・ほたて・竹の子などの具材に付けるのがおすすめです。

甘酒を使った田楽味噌レシピ

砂糖なしで、甘酒を使ったおでんに合う田楽味噌です。

甘酒を使った田楽味噌レシピ

<材料>

・合わせ味噌:50g

・甘酒:50g

・みりん:適量

<作り方>

1.フライパンを熱し、全ての材料を入れて混ぜ合わせていく

2.とろみや味噌に照りがでてきたら、火を止める

3.器に持って、完成

<ポイント>

合わせみそは、コクの強く辛口の豆味噌を選ぶのがおすすめです。甘さを強めたい場合は、甘酒やみりんの量を調整しましょう。

濃口しょうゆやかつお節がきいた東京風おでんと相性がよく、こんにゃく・厚揚げ・大根などの定番の具材を付けて食べてみましょう。

おでんの具に絡めたくなる!おすすめの田楽味噌の市販品をご紹介

おでん用の田楽味噌は手作りでも手軽に作ることができますが、作る分量・使う分量などを考えると、使いたいときに使いたい量をサッと使える市販品はやっぱり便利です。

ここでは、筆者が過去に試したことのある商品の中から厳選して4つ、おすすめ商品をご紹介していきます。チューブタイプから、使い切りタイプまであるので、使いやすいものを選んでみてくださいね。

マルコメ 旬を楽しむ田楽味噌

マルコメの田楽味噌は、西京風の白味噌にコクのある豆味噌を絶妙なバランスで練り上げたおすすめの商品です。合わせる素材の味を生かすために化学調味料無添加にこだわっているそうです。

チューブタイプなので、おでんの具にのせる分だけ取り出しやすく、冷蔵庫でも立てたまま保存できるので収納に便利です。

口コミの中にも、「マルコメの中で一番美味しい」「スーパーでは見かけないので、ネット通販でまとめ買いしている」という意見が見受けられました。

マルコメ 田楽みそ 100g
マルコメ

佐野みそ 田楽味噌

昭和9年創業の老舗、東京・亀戸に本店を構える「佐野みそ」の田楽味噌です。

米麹の甘みがある江戸甘味噌に、ごま・みりん・酒を加え、火にかけて練り上げている、甘めの味わいが美味しい商品です。固めなので、お湯やお酒で伸ばすと良い具合に食べられるようになります。

濃口醤油とかつお節で出汁を取る東京風おでんや、あっさりした昆布の出汁が美味しい金沢おでんなどと相性が良く、具材はちくわぶやがんもどきなどに付けると美味しく食べられます。

天然生活 こりゃべんりみそ

天然生活のこりゃべんりみそは、10gの田楽味噌が個包装されている便利な商品です。

ベースの田舎みそに、香ばしい煎りごまとコクのある蜂蜜を加え、甘めに仕上げてあります。ごまの風味がほどよく香るので、おでんや焼き茄子、ご飯にそのままかけても美味しく味わえます。

さらに常温で保存できるのも、嬉しいポイントです。手軽な使い切りサイズなので、お弁当に入れたり外出先に持ち運びしたりと色んな使い道が広がります。

天然生活 こりゃべんりみそ 50包みそ
天然生活

祇園藤村屋 西京田楽味噌

ちりめん山椒や七味などのおばんざいを取り扱う、創業170年以上の老舗「祇園藤村屋の西京田楽味噌」です。

西京白味噌を丹念に炊き上げた田楽味噌は、おでんや和物はもちろん、酢を加えて酢味噌にしたり、木の芽を加えて木の芽味噌など色んなバリエーションも楽しめます。

甘めの味付けが、昆布と薄口醤油がベースの京風おでんや、手羽先と鰹節の出汁がきいた高知風おでんにぴったりです。また、チューブタイプなのでそのまま具にのせたり、立てたまま保存できるおすすめ商品です。

まとめ:おでんに合う田楽味噌で冬の味を楽しもう!

おでんと田楽味噌は、昔から親しまれ続けている組み合わせです。ですが、おでんの出汁の味付けや具材によって、相性のいい田楽味噌が異なります。

自宅のおでんの出汁の味わいを確認して、合う田楽味噌をみつけてみましょう!

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