ほりにし、マキシマム、黒瀬を徹底比較!その他のものとの違いは?
ミックススパイスが話題だけど、いろんな種類があってどれがおすすめかわからない…。ほりにし、マキシマム、黒瀬それぞれのスパイスの違いは?その他のミックススパイスにはどんなものがあるの?

そういった疑問にお答えします。

どんな食材とも相性抜群と話題のアウトドアスパイスほりにしですが、同じアウトドア用ミックススパイスとしてマキシマムや黒瀬のスパイスがあります。それぞれどのような違いがあるか、選ぶ時の参考にしたいですよね。

今回は3大バーベキュースパイスとも言われる、ほりにし、マキシマム、黒瀬のスパイスについて徹底比較していきます。

その他のおすすめミックススパイスについても、まとめてご紹介していくので、アウトドアスパイスでどれを買ったらいいか悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。

ほりにし、マキシマム、黒瀬の特徴を5つの項目で比較

ほりにし、マキシマム、黒瀬の特徴を5つの項目で比較

3商品のそれぞれの製造元は?

アウトドアスパイスほりにし

ほりにしは和歌山県に本店を構えるアウトドア用品店「Orange」のマネージャーを務める堀西さんが開発したアウトドアスパイスです。

ご自身もアウトドアがお好きという堀西さんが、アウトドア等でご飯を作る際に様々な調味料を持っていくのは大変だから、何か1つで味がしっかり決まるものが欲しい!という思いから開発されました。

マキシマム

マキシマムは宮崎の「中村食肉」が開発した万能スパイスです。中村食肉は南九州の牛肉を主に取り扱っているお肉専門店です。

厳選された牛肉を使った、ハンバーグやメンチカツといった惣菜商品も取り扱っており、オンラインストアも運営されています。

黒瀬のスパイス

黒瀬のスパイスは福岡県の鶏肉専門店「かしわ屋くろせ」が開発した本格スパイスです。

かしわ屋くろせは昭和25年創業の老舗鶏肉専門店で、黒瀬のスパイス以外にも創業当時からの秘伝のたれで味付けした、からあげや炊き込みご飯の素であるとり釜の具なども販売しています。

九州の実店舗ではこだわりの鶏肉を使用した、ジューシーな鶏かつ丼も召し上がれますよ。

使われている原材料の比較

アウトドアスパイスほりにし

ほりにしの原材料は以下の通りです。

ほりにしの原材料

食塩、ガーリック、黒コショウ、レッドベルペッパー、粉末醤油、ミルポアパウダー、コリアンダー、植物油脂、チキン調味料、パセリ、パプリカ、オニオン、赤唐辛子、陳皮、ジンジャー、バジル、オレガノ、マジョラム、ローズマリー、ローレル、セロリシード/調味料(アミノ酸等)、リン酸Ca、(原材料の一部に小麦、大豆、豚肉を含む)

ほりにしは20種類ものスパイスやハーブが調合されています。醤油を使用しており日本人好みのなテイストですが、香り高いガーリックとピリッと辛い黒胡椒がアクセントになっています。

また、スパイス全体の風味の底上げをしてくれている原材料が「ミルポアパウダー」です。ミルポアとは玉ねぎ、人参、セロリのソテーから作る、フランスの伝統的なスープやソースのベースとなるものです。

味に深みを与えるために使用されるミルポアのパウダーによって、ほりにしスパイスの風味がより一層際立っています。他の2種類に比べてスパイスなどの粒が少し粗めで存在感があるのも原材料の特徴です。

マキシマム

マキシマムの原材料は以下の通りです。

マキシマムの原材料

食塩・胡椒・コーンスターチ・野菜粉末・醤油・ナツメグ・パプリカ・カツオエキス・クミン・ローレル・唐辛子・調味料(アミノ酸等)・カラメル色素・(※原材料の一部に小麦、大豆を含む)

マキシマムに使用されている原材料の特徴は、カレー粉によく使われているクミンとローレルが入っているところです。

クミンは食欲を誘うカレーの独特な香りの由来のひとつになっているスパイスで、スパイシーな香りが特徴です。

他にもイノシン酸といった旨味成分を含むカツオのパウダーが入っており、マキシマムはスパイスとしての主張が強くなっています。

黒瀬のスパイス

黒瀬のスパイスの原材料は以下の通りです。

黒瀬のスパイスの原材料

食塩、胡椒、醤油、レッドベルペッパー、ガーリック、パプリカ、コリアンダー、グリーンベルペッパー、パセリ、オニオン粉末、唐辛子、マジョラム、オレガノ、バジル、調味料(アミノ酸等)、(原材料の一部に大豆、小麦を含む)

ほりにしとよく似た配合ですが、塩、胡椒をベースに、レッドベルペッパー、パセリ、バジルなどがバランスよく調合されています。ガーリックの風味が強く、粒もほりにしと比べると細かめなのが特徴です。

食材との相性面での違いは?

アウトドアスパイスほりにし

どんな食材とも相性の良い万能スパイスと話題のほりにしですが、他の2品と比べるとハーブの風味が強いため魚や野菜との相性が良いと評判です。

粉末醤油が配合されており日本人好みの味付けなのですが、洋風料理に使用されるミルポワのパウダーや各種スパイスの風味で、淡白な食材を上品に味付けるのに向いています。

野菜炒めに加えたら欧州料理のような味わいになったという声もあり、アウトドア用のお肉だけでなく様々な食材と相性が良いのか特徴です。

マキシマム

牛肉を主に扱う肉専門店が作っているだけあって、マキシマムは牛肉との相性が非常に良いです。

クミンが入っているため、カレーのようなスパイシーな風味に食材が味付けされ、食材そのものの味やコクが強いものとの組み合わせがおすすめです。

食べ比べの結果、バーベキューの主役ともいえる赤身肉のステーキとはこれが一番合っていたとの口コミがあり、ステーキとの組み合わせが評判です。

また、ナツメグが使用されているのでハンバーグの下味をつける際などにも活用できそうです。

黒瀬のスパイス

黒瀬のスパイスは、様々な種類のお肉との相性がいいミックススパイスです。ほりにしに比べると塩味は薄めのようですが、ガーリックとペッパーの辛味が効いており、ピリッと辛いパンチの効いたお肉に焼き上がるのが特徴です。

醤油のフレーバーが強く、和風でピリ辛になると口コミでも評判でなため、スパイシーにしたい食材と合わせるのがおすすめです。

手に入りやすさは「マキシマム>ほりにし>黒瀬のスパイス」

アウトドアスパイスほりにし

ほりにしは実店舗ではアウトドア用品店などで販売されていますが、大型スーパーや、カルディ、成城石井といった食品専門店では取り扱われていません。

アウトドアグッズのお店などによく行くという方は良いですが、食材等はスーパーなどでまとめて購入したいという方には少々不便かもしれません。

オンラインではアウトドア専門サイトから、大手通販サイトでも取り扱いがあり、手に入りやすくなっています。ほりにしが買えるお店等については、以下の記事にまとめていますので、併せてご覧ください。

https://kakakunara.com/rakusyoku/horinisi-wherebuy/

マキシマム

マキシマムは九州のお肉屋さんが作っていることもあり、九州内では一般的なスーパーでも取り扱われています。また、九州土産としても人気があるため、空港の土産品コーナーなどでも並んでいます。

他の実店舗では、総合スーパーであるイオンやカルディ、成城石井等でも品揃えされているため、実際に自分の目でみて選びたいという方には、マキシマムが比較的簡単に手に入れやすくなっています。

オンラインでは中村食肉のECサイトや、大手通販サイトで販売されています。

黒瀬のスパイス

黒瀬のスパイスの実店舗での販売は、九州にある本店やアウトドア専門店などです。実際の店舗で取り扱われているところは他の2品と比べると少ないようです。

オンラインでは、かしわ屋くろせの公式ECサイトやアマゾン、楽天、ヤフーショッピングなどで取り扱われています。確実に手に入れたいという方はオンラインでの購入がおすすめです。

価格・内容量でのコスパの違いは?

・アウトドアスパイスほりにし

税込価格:842円
内容量:100g
1g当たり価格:8.42円

・マキシマム

本体価格:540円
内容量:140g
1g当たり価格:3.86円

・黒瀬のスパイス

本体価格:550円
内容量:110g
1g当たり価格:5.00円

各ミックススパイスの公式オンラインストアでの、1瓶当たりの価格です。圧倒的に価格が安いのがマキシマムです。

ほりにしは3つのなかでは一番価格が高くなっています。コストパフォーマンス面ではマキシマムに軍配が上がります。

ほりにし、マキシマム、黒瀬を選ぶならどれがおすすめ?

ほりにし、マキシマム、黒瀬を選ぶならどれがおすすめ?

ほりにしがおすすめなのはこんな方

バーベキューやアウトドアだけでなく、普段の料理にも使えるこだわりのミックススパイスが欲しいという方におすすめなのが、ほりにしです。

ハーブやスパイスのバランスが取れたほりにしは、お肉以外の魚や野菜といった食材とも相性が良く、使い勝手の良さが魅力のひとつです。

価格は他の2品と比べると少し高めですが、なかなか他では代用が効かない味わいなので、これ一つで味付けが決まると考えれば、コストパフォーマンスはそこまで悪くないと言えるのではないでしょうか。

マキシマムがおすすめなのはこんな方

マキシマムはバーベキューの主役とも言えるステーキにぴったりな、ミックススパイスが欲しいという方におすすめです。

クミンがしっかりと香るため、食材に使うと全体的にカレー風味になるので、素材の味が薄いものだとマキシマムの味に負けてしまう、ということもあるようです。

アウトドア専門店だけでなく、一般的なスーパーでも取り扱いがあり手に入りやすいのは嬉しいポイントのひとつなので、キャンプ用の食材を全てまとめて買いたいという方にもおすすめです。

黒瀬がおすすめなのはこんな方

和風でスパイシーな味付けがお好きな方におすすめなのが黒瀬のスパイスです。ガツンとガーリックやペッパーの風味が効いているので、料理に使うとスパイシーな味付けになるのが特徴です。

実店舗で取り扱いが少ないのは残念ですが、オンラインストアなどでは購入しやすいので、アウトドアご飯を刺激ある味わいにしたいという方に、是非試していただきたいミックススパイスです。

ほりにし、マキシマム、黒瀬以外のおすすめスパイスと、その違いは?

ほりにし、マキシマム、黒瀬以外のおすすめスパイスと、その違いは?

精肉店 福島精肉店|極上スパイス 喜

宮崎県の創業明治40年という老舗肉屋の「肉のふくしま」が作った、極上スパイスもお肉と相性の良い万能調味料として人気があります。

醤油粉末をベースに、塩、胡椒、鰹エキス、ガーリック、オレガノなどの15種類ほどをあらびきにしたこちらのスパイスはほりにしや黒瀬のスパイスと近い味わいです。

トップバリュ|醤油が香るブレンドスパイス

イオンのプライベートブランド商品のミックススパイスです。

その名の通り醤油ベースで和風な味付けに使えるこちらの商品ですが、胡椒やにんにくの風味が強く黒瀬のスパイスとよく似ていると、口コミでも話題なんです。

原材料を確認してみると、表記しているものもほぼ同じになっています。黒瀬のスパイスはなかなか手にはい入らないという方はこちらの商品を一度試してみてはいかがでしょうか。

オーバーシーズ|スパイスアップ ガーリックソルト

ちょっと変わった食材が揃うカルディで販売されているミックスソルトです。

使われているのは、シーソルト、ローストガーリック、オニオン、パセリで、容器にミルが付いているため、使うときに毎回香りが立つのが特徴です。

配合されているハーブは少なめで、胡椒も入っていないため、ほりにしやマキシマムなどでは主張が強すぎるという方におすすめです。お肉料理やパスタなどにさっとふりかけるだけでいつもの料理にパンチが出ますよ。

まとめ:ほりにし、マキシマム、黒瀬それぞれの特徴を捉えてお気に入りの1本を!

いかがだったでしょうか。今回はアウトドアスパイスとして人気の高い、ほりにし、マキシマム、黒瀬のスパイスの違いや特徴を比較してみました。

同じアウトドア用のミックススパイスですが、どれも特徴があり味わいがそれぞれ違います。

この3品以外にも、料理のアクセントとしておすすめのミックススパイスもたくさんあるので、ご自身の都合に合わせてお気に入りのものを見つけてみませんか。

3種全て試してみて味比べをしてみるのも面白いですよ。

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