ピンク岩塩はミルで使えないの?詰め替えて使えるおすすめミルを紹介
使ってないペッパーミルがあるんだけど、これでピンク岩塩は使えないのかな?

そんな疑問にお答えします。

ピンク岩塩などはミルに詰め替えて使うことが多いですよね。ですが、ミルの中には対応していないものもあるため、詰め替え用のピンク岩塩を買ったのに使えなかった…ということもあるようです。

この記事では、ピンク岩塩をミルで使う際の注意点やミルの選び方などについて解説していきます。

ピンク岩塩はミルで使えないって本当?

ピンクの調味料と言えば、ピンク岩塩の他にピンクペッパーなんかもありますね。どちらもミルで挽くことで風味が立ち、お料理を美味しくしてくれる調味料です。

しかし、それらは同じミルでは使えないことがあるんです。ここではミルを使う際の注意点について解説していきます。

ピンク岩塩とピンクペッパーの混同に注意!

ピンク岩塩は比較的多くのミルに対応しています。「ピンク岩塩がミルで使えない」と聞いたことがある方は、もしかしたら「ピンクペッパー(こちらは塩、ではなく胡椒です)」と混同されているかもしれません

ピンクペッパーには、油分・水分が多く含まれているため、上手く削れなかったり、ミルが損傷してしまったりすることがあります。

そのため、ピンクペッパー単体では使えないというミルが多く、他のスパイスとミックスして使うか、ピンクペッパー対応のミルを用意する必要があります。ミル選びの難易度は少々高めですね。

※ピンクペッパーについて詳しく知りたい、という方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

ミルにも対応サイズがある

ピンク岩塩がミルで使えない原因の一つとして挙げられるのが、対応サイズです。ミルにはそれぞれ適した粒のサイズが決まっています。

既に使いたいピンク岩塩が手元にある場合は、その岩塩の大きさを確認しておきましょう。もし、欲しいミルが決まっているのであれば、そのミルが対応しているサイズのピンク岩塩を用意しましょう。

たまに、クリスタルソルト用のソルトミルというものがあるのですが、クリスタルソルト(海塩を結晶化させた塩)は粒の大きさが統一されている場合が多く、大きな粒の混ざりやすいピンク岩塩には使えない、ということがありますので注意が必要です。

ミルの刃の素材を確認しよう

ミルの刃の素材として代表的なものに、鉄製・ステンレス製・セラミック製などがあります。この中でピンク岩塩におすすめなのはセラミック製です。

鉄製のミルでも、ピンク岩塩に使えないことはないのですが、鉄は塩がつくとさびやすい材質で劣化しやすいため、あまりおすすめは出来ません。

セラミック製であれば、さびの心配をしなくて済みますし、丈夫で長く使うことが出来るでしょう。

「ソルトミル」として販売されているものはセラミック製やステンレス製がほとんどかと思いますが、「ソルト&ペッパーミル」として販売されているミルに関しては特に、素材をよく確認してから購入しましょう

ピンク岩塩が使えない…とお悩みの方におすすめの手動ミル3選

ミル選びの注意点を踏まえ、使えない…ということのない、比較的お手軽に買えるピンク岩塩に対応した手動のミルを3つご紹介します。ミル選びの参考にしてみてくださいね。

100均のソルトミルはコスパ最強

高性能じゃなくてもいいから、とりあえずミルを一度使ってみたい、という方におすすめなのが100均のミルです。ミルって高そうなのに、なんと100均でも購入することが出来るんです。

ただ難点なのは、在庫を見つけるのが少し難しいということでしょう。100均大手のダイソーでは以前は取り扱いがあったものの、今ではなかなか見かけることがなくなってしまいました。ネット通販からは在庫が消えています。

https://twitter.com/elle299/status/1319206058263367680

セリア、キャンドゥでは今も取り扱いがあるとのことです。一つ注意しておきたいのは、刃がポリカーボネート製で、短期間で刃が潰れるということはないものの、削れなくなってきた時点で寿命であるということです。

2~4mmのピンク岩塩に対応しているので、手持ちのピンク岩塩とサイズが合うようでしたら100均で探してみるのもいいかもしれません。

ミル付きのピンク岩塩はスーパーでも買える

ミルもピンク岩塩も手元にない、という場合は、ミル付きのピンク岩塩を買うというのが一番楽だと思います。

サイズも素材も何も確認しなくても、別で買ったピンク岩塩と合わなくてミルが使えない!なんてことにはなりません。しかも、今はだいたいどこのスーパーでもミルに入ったピンク岩塩が販売されています

スーパーで売っているミル付きピンク岩塩だと、詰め替えはしない前提で蓋の開かない仕様のものもありますが、ものによっては詰め替え出来るタイプのものもあります

詰め替え用のピンク岩塩も、それに適したミルも、いつものスーパーで手に入るならこんな楽なことはありませんよね。まずはお近くのスーパーで、どんなミル付きピンク岩塩があるのか探してみましょう。

ニトリのミルなら『お値段以上』の満足度

100均やスーパーのミルよりも、もう少しこだわりたい方におすすめなのが、ニトリの岩塩・スパイスミルです。

値段は1,000円もしないのに、セラミック製の刃で丈夫ですし、粗さの微調整も可能です。

安めのミルだと、挽く粗さは粗びきのみという場合が多いですが、自分の好みに調整できると、お料理の幅がグッと広がります。さらに、分解して水洗いが出来るので、衛生面が気になる方にもおすすめですよ。

電動ミルでピンク岩塩は使える?使えない?

電動のミルがあるのをご存知ですか?電動となると当然お値段が上がります。買ってしまってから、ピンク岩塩が使えなかった…なんてことになったら精神的にもお財布的にもダメージが大きいですよね。

ここでは、電動ミルを選ぶ際の注意点や選び方などについてご紹介していきます。

最高級ミルメーカーのプジョーには落とし穴有り

車で有名なプジョーのミルは、お料理好きな方々の間では憧れの高級ミルです。

シックなデザインがかっこいいですし、プジョーのミルで挽いた岩塩やミルを他社のミルで挽いたものと比較してみると、その細かさや粒の均一性に驚かされます

ですが、そんなプジョーには落とし穴がありまして、白い岩塩には対応していますが、ピンク岩塩には使えないのです!

公式の取扱説明書には、ステンレス製のソルトミルについて、「ピンク岩塩は粒の大きさが大きいものが多いため、推奨しておりません」と記載されています。

実際にはプジョーの電動ミルにピンク岩塩を入れて使用している人は少なくないようです。

その場合の使い心地としては、少し出が悪くなるが、壊れることなく長年使っている、という方もいれば、問題なく15年も使っている、という方もいらっしゃいます。

ただ、公式にはピンク岩塩は使えないということになっていますので、購入する際はくれぐれも自己責任で、ということになりますね。

ケトルで有名なラッセルホブスの電動ミルがおすすめ!

安心してピンク岩塩が使える電動ミルで、圧倒的人気を誇るのが電気ケトルの生みの親、ラッセルホブスです。

シンプルなデザインがとてもおしゃれです。しかも電動で高性能の割にはお値段が優しいのです。もちろん粗さの調節が出来ますし、LEDライト付きで高級感があります。

ライトなんて要る?と思われる方、これがあると出ている量がとても見やすいんです。一度使うと、元には戻れなくなりますよ。

サイズは2種類あり、大きい方は高さ23cmで結構なサイズ感です。小さい方は高さ19.5cmでペッパーと一緒にスタンドに立ててテーブルに置いておくととても映えます。

通販だと、使用イメージの写真も出ていますので、サイズ感などが分かりやすいかもしれません。参考にしてみてください。

国産メーカー京セラの電動ミルがすごい!

先に紹介した2つのメーカーは海外のメーカーでしたが、日本の京セラも負けていません!

プジョーではピンク岩塩が使えない、ラッセルホブスでは水分・油分を含むスパイス(ピンクペッパーなど)が使えない、という点があるのに対し、京セラの電動ミルはなんと、湿った結晶塩にも使えるんです!

もちろんピンク岩塩も使えます。さらに、カバーを外すとスイッチが入らない安全設計になっているというところも、日本企業らしい気遣いを感じる機能です。

デザインは丸みを帯びて可愛い感じです。お値段は少し張るのですが、これだけ高性能で安心の電動ミルなら奮発する価値はあります。長く使いたいものだからこそ、国産メーカーを選ぶ、というのも良いですよね。

京セラ 電動ミル
京セラ

まとめ:ピンク岩塩のミルは、使えない仕様のものに注意

ピンク岩塩は、決してミルで使えないわけではないのです。ただ、選ぶ際は確認しておくべきことがいくつかあるので、その点には注意して、失敗しないようにしましょう。

毎日お料理をする方にとっては、和洋中何を作るにしても、塩はほとんど毎日使う調味料ですよね。

どんなミルを使うかによって、毎日のお料理がちょっぴり楽しくなったり、楽になったり、美味しくなったりするかもしれません。是非、自分のライフスタイルに合ったミルを探してみて下さいね。

※ピンク岩塩のおすすめの使い方などについては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

おすすめの記事