そんな疑問に答えます。
レシピなどで、「大さじ1、小さじ1」と表現されていても、大さじ・小さじは計る食材によって微妙にグラム数が変わるもの。
この記事では、そんなどのくらいの分量かわかりにくい、カレー粉の大さじ・小さじの正しい重さや計り方などご紹介していきます。
目次
基本的なカレー粉「大さじ1」の計り方
ここでは、計量スプーンを使った正しい「カレー粉大さじ1」計り方や、計量スプーンがない場合の代替品について解説します。
「すりきり」を忘れずに!
カレー粉などの粉末調味料の「大さじ1」を計量スプーンで正しく測る場合は、必ず「すりきり」を行います。まず、カレー粉をふんわりと山盛りすくいましょう。
次に、スプーンの柄やヘラなど平らな道具を使って、大さじスプーンのふちを滑らせながら、余分なカレー粉を払い落としていきます。ふちの高さで平らになる「すりきり」の状態が「カレー粉大さじ1」となります。
小さじスプーンで分量を測る時も、同様の作業をしましょう。すりきりをきちんと行わないと、レシピの分量とズレてしまう、味がイマイチ決まらないという現象が起こる事もあります。
計量スプーンがない時は家庭によくある代用品でOK
カレー粉大さじ1を計るための計量スプーンがない場合は、身の回りにあるもので代用してみましょう。
カレー用スプーン:
計量スプーンの大さじとほぼ同じ体積。すりきり1杯で大さじ1に代用。
ティースプーン:
計量スプーンの小さじとほぼ同じ体積。ティースプーン3杯で大さじ1に代用。
ペットボトルキャップ:
計量スプーンの大さじの半分の体積。キャップすりきり2杯で大さじ1に代用。
ペットボトルキャップはどこの家庭でも1つくらいはあることも多く、また規格が統一されているので、どれを使ってもきちんと計れるという優れものです!
カレー粉大さじ1と小さじ1の正確な分量とカロリー
カレー粉大さじ1は何グラム?
カレー粉大さじ1は、重さが約6グラムです。軽量スプーンの大さじ1杯の容量は15mlとなっていますが、重さになると調味料によって異なります。
基本的にカレー粉の比重が約0.4g/mlとなるので、重さを求めるには掛け算をします。大さじ1杯15ml×0.4g/ml=6g/mlとなります。
ただし、カレー粉の種類によって比重が変化するので、おおよその数値であると覚えていた方が良いでしょう。
カレー粉小さじ1は何グラム?
カレー粉小さじ1は、重さが約2グラムです。軽量スプーンの小さじ1杯の容量は5mlとなっているため、カレー粉の比重である約0.4g/mlと掛け算をすると、小さじ1杯5ml×0.4g/ml=2g/mlとなる訳です。
小さじ2で4g/ml、小さじ3で大さじ1と同じの6g/mlとなります。ただし、カレー粉の種類によって比重が変化します。正確な重さを知りたい場合は、キッチンスケールで測ればきちんとした分量が分かります。
カレー粉大さじ1と小さじ1のカロリーや糖質
カレー粉大さじ1のカロリーは約25kcal、糖質は1.6gで、小さじ1のカロリーが約8kcal、糖質が0.6gになります。大さじ1杯や小さじ1杯の数値で見ると、カロリーや糖質はあまり高くないと言えます。
この数値は、料理にカレー粉を使う際の目安にもなりますね。ちなみに、市販のカレールーの場合は1人分でカロリー約100kcal、糖質5.0gとなります。
糖質制限やダイエットしている際に、カレーを食べたくなった場合は、カレー粉を使う方が低カロリー・低糖質でヘルシーに作る事ができます。
ヘルシーと言っても、他の低カロリーの食材よりは、カレー粉はカロリーが高くなるので調節して使うようにしましょう。
大さじ1・小さじ1で計量可能!カレー粉で作るおすすめレシピ3選
にんにく&生姜の効いた「The 和風カレー」
「カレー粉で作るカレー」と聞くと、アジアンテイストを思い浮かべるかもしれませんが、醤油や豆乳を使えば和風感あるカレーになりますよ!
もちろん、大さじ1、小さじ1で計れる分量に調節してありますので、作り方も簡単です。ぜひお試しください。
<材料(4人分)>
・カレー粉(無塩):大さじ3
・オリーブオイル:大さじ2
・すりおろしにんにく:大さじ1
・すりおろししょうが:大さじ1
・豚肉:200g
・しめじ:1パック
・玉ねぎ:半分
・トマト缶:1/2缶
・豆乳:200cc
・生クリーム:100cc
・塩:少々
・醤油:小さじ1
・顆粒コンソメ:小さじ1
・バター:大さじ1
<作り方>
1.玉ねぎはくし切り、しめじはほぐしていき、豚肉も一口大に切っていきます。
2.フライパンにオリーブオイル・にんにく・しょうがを入れ香り立ってきたら、切った具材を入れて炒めましょう。
3.火が通ったら、トマト缶とカレー粉を入れ、3分ほど具材と馴染ませていきます。
4.他の材料を全て入れて、とろっとするまで中火で5分煮込んだら、完成です。
【ポイント】
水ではなく豆乳を使うと、小麦粉がなくても自然にとろみがでてきます。糖質制限したい場合は、玉ねぎを省いてみましょう。隠し味にチョコレートやソース・ケチャップなどを入れるとより美味しく仕上がります。
カレー粉で作る「カレー焼きうどん」
「焼きうどん」は醤油味がオーソドックスかもしれませんが、カレー粉を使ったカレー焼きうどんも外せません!こちらも小さじ1、大さじ1を使ったレシピ分量に調節していますので、参考にしてみてください。
<材料(1人分)>
・冷凍うどん:1玉
・ほうれん草:1/2束
・ソーセージ:1~2本
・卵:1個
・カレー粉:小さじ1/4
・めんつゆ:大さじ1
・サラダ油:小さじ1
・塩こしょう:少々
・ケチャップ:適量
<作り方>
1.ほうれん草は下茹でしてから食べやすい大きさに切り、ソーセージは縦4等分に切りましょう。
2.冷凍うどんは電子レンジで3分加熱し、ほぐしておきます。
3.フライパンにサラダ油を入れて熱し、ほうれん草・ソーセージを炒めて塩こしょうしていきます。
4.そこに冷凍うどんを入れて、カレー粉とめんつゆを回し入れて馴染ませましょう。
5.違うフライパンで目玉焼きを作ります。
6.お皿に盛り付けした麺の上に、目玉焼きをのせて、ケチャップをかけたら完成です。
【ポイント】
冷凍うどんは電子レンジで先にほぐしておくことで、茹で汁が出ず、失敗する事がなくなります。また、カレー粉とめんつゆは先に混ぜておくと麺と絡み、調理しやすくなりますよ。
柑橘×カレーの融合「鶏のレモンカレー炒め」
カレー粉は、炒め物にもバッチリ合います。こちらも、簡単大さじ1・小さじ1レシピですので、ぜひ作ってみてくださいね!
<材料(4人分)>
・鶏モモ肉:2枚(約550g)
・キャベツ:1玉(約750g)
・白だし:大さじ2
・カレー粉:大さじ1
・酒:大さじ1/2
・レモン:1/4コ
・オリーブ油:大さじ1
<作り方>
1.鶏肉は一口大、キャベツはざく切りにしていきます。
2.白だし・カレー粉・酒の調味料を先に混ぜていきます。
3.フライパンにオリーブ油を熱し、鶏肉を中火で炒めていきましょう。
4.火が通ったら、キャベツを入れ、油が馴染むように炒めていきます。
5.先に合わせた調味料を回し入れて、仕上げにレモンを絞ったら完成です。
【ポイント】
レモンがない場合は、レモン汁でも対応できます。キャベツを大量に炒める場合は、芯に近い部分から2~3回に分けて入れると炒めやすくなりますよ。キャベツが安くなっている時期におすすめのレシピです。
カレー粉の大さじ1を正しく測りレシピ通りの味に
カレー粉を使うレシピを作りたい時は、軽量スプーンで大さじ・小さじを正確に測りましょう。分量を正しく測れていないと、思っていた味と違う結果になる場合があります。
まずはレシピ通りの分量を測り、慣れてきたら好みの味に合わせて増やしたり減らしたりしてみると、料理の幅も広がりますね。