醤油漬けは日持ちも長く作り置きに最適!おススメ食材や作り方の紹介

私たちが普段何気なく使っている調味料、醤油

食材にかけたり料理に加えるだけで味の幅がぐんと広がる、まさに日本人にとってはなくてはならない調味料1つですよね。

 

そんな万能調味料の醤油ですが料理に加える以外にも、とても便利でなおかつ使い勝手のいい利用方法があることをご存じでしょうか?それが食材を醤油漬けにする、という方法なんです。

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あなたもこのような経験をしたことはありませんか?こんな時はぜひ食材を醤油漬けにしてみましょう。手軽に作れる醤油漬けは食材の日持ちを伸ばせるのはもちろん、食材の味をより引き立たせることもできてしまいます。

 

今回はそんな興味深い醤油漬けの力と、そしておススメ食材を使った作り方をご紹介しようと思います。

醤油漬けで日持ちアップ!醤油漬けがおススメな理由3つ

醤油に漬け込むという方法は、冷蔵技術が発達していなかった時代の食材保存方法の大切な1つです。では食材を醤油に漬け込むという方法には、いったいどのような利点があるのでしょうか?

保存性のアップ

食品が腐敗する原因は微生物の増殖ですが、食品中の水分がこの増殖に関係しています。

 

醤油には塩分が含まれており、食品中の水分や微生物の水分が浸透作用によって醤油側に放出されてきます。こうなると微生物に必要な水分がなくなるのでカビや腐敗の進行も少なくなり、食品の保存性がアップするんですね。

 

さらに醤油に含まれる有機酸には酸化防止・抗菌性の効果もあり、食品の変酸を防いでくれます。

食品の旨味がアップ

醤油には旨味成分が豊富に含まれています。この醤油の旨味は原材料である大豆と小麦に含まれているたんぱく質が、麹菌の酵素で分解されて約20種類のアミノ酸に変化することで生まれています。

 

醤油に漬け込むことで豊富な旨味成分が食品に添加されたり、もしくは食品に含まれている旨味成分を引き出してくれる効果が期待できます。

食感の変化

醤油漬けは食品の保存性を高め、旨味を引き出します。その結果食品の食感はねっとりとし、そしてより風味は香ばしく感じます。

 

食品中にはアクチン・ミオシンという2種類のタンパク質が含まれています。このタンパク質は食塩水に溶けやすい性質を持っていて、醤油漬けにすることで醤油内にタンパク質が溶けだしてくるんです。するとタンパク質同士が結合し、粘り気が出てくるようになります。

醤油漬けの作り方や日持ち~定番食材編~

醤油に食材を漬け込むだけという、手軽で誰にでもできる醤油漬けの作り方や日持ちについて紹介していきます。まずはご家庭にもあるような定番食材や、醤油漬けとして馴染みのある食材を見ていきましょう。

卵の醤油漬けの作り方

ご家庭の冷蔵庫に必ず常備されているのではないかというくらい定番中の定番であるは、醤油漬けにもってこいの食材です。

 

冷蔵庫で約3~4日ほど日持ちもしますので、おかずがあと一品欲しい!という夕食時やお弁当のおかずに活用するのもいいですよね。作り方はとっても簡単です。

 

【材料】

・卵:2個

・醤油:大さじ1

・酒:大さじ1

 

【作り方】

1.ゆで卵を好みの固さで作る

2.ゆで卵の皮をむき、ビニール袋に醤油・酒と一緒に入れる

3.冷蔵庫に入れて半日以上味をなじませる

 

【ポイント】

半熟だとラーメン屋さんの煮卵みたいにトロっとした黄身を楽しむことができます。ただしお弁当に入れる場合は、食中毒予防のためにも固ゆでで作って下さいね。湯で時間が約7分ほどだと半熟、910分ほどで固めに仕上がります。

 

また、調味液に漬ける前に、キッチンペーパーでゆで卵の水分をよくふき取って下さい。漬け込む入れ物はタッパーよりもビニール袋や保存袋を使うと、少量の調味液でも全体が漬かりやすくなります。

 

冷蔵庫で味をなじませる際も、何度かゆで卵の向きを変えると、均等に味がしみ込みます。

卵黄の醤油漬けの作り方

あつあつの白いご飯に卵と醤油をたらして食べる卵かけご飯、最高に美味しいですよね。そんな卵かけご飯のレベルを上げてくれるのが、卵黄の醤油漬けです。

 

【材料】

・卵黄:1

・醤油:小さじ11/2

・みりん:小さじ1/2

 

【作り方】

1.卵黄を小さな器に入れる

2.醤油とみりんを加えラップをし、冷蔵庫で保管する

 

【ポイント】

卵黄を漬け込む際に割れてしまいやすいので、複数作る場合にも小さな器に1つずつ作るのがおすすめです。みりんを入れることで長時間漬け込んでも、醤油の塩辛さが目立たなくなりマイルドな仕上がりになります。

 

卵黄の醤油漬けは漬け込む時間で卵黄の食感が大きく変わります。

4時間…外側はわずかに膜ができているような、ほんのり固まったような食感です。黄身の中側はほんの少しトロミがある程度です。

8~12時間…外側も中も醤油がしみ込み、ねっとり・もったりした食感に変化します。

24時間…外側はしっかり固めの食感、中もゼリー状に。

漬け時間が長くなればなるほど卵黄の水分が抜けていき、ねっとりとした食感で味もより濃厚になっていきます。

 

卵かけご飯に使うのなら8~12時間あたりがおすすめですよ。逆に24時間までいくと黄身のトロミがなくなり、ご飯と卵が上手くからまなくなってしまいます。固めの食感を生かして、おにぎりの具材として使うといいかもしれませんね。

 

青じその醤油漬けの作り方

薬味として使うことの多い青じそですが、気が付いたら冷蔵庫の中でシワシワになっていた…という経験はないでしょうか。

 

一度の使用量が少ないからこそ、鮮度を保ったまま保存するのが難しいですよね。そんな時はぜひ青じそを醤油漬けにしてしまいましょう!

 

【材料】

・青じそ:1015

・醤油:70

・みりん:大さじ1

・ごま油:大さじ1

 

【作り方】

1.青じそは水で洗って水気をしっかり切る

2.ボールに醤油・みりん・ごま油を混ぜ合わせる

3.青じそを1枚ずる調味液にくぐらせながら保存容器に重ねていき、残りの調味液を全て加える

4.冷蔵庫の中で1時間以上漬け込んで完成

 

お好みでにんにくの切りやしょうがのすりおろしを加えても美味しく仕上がります。ごま油のかわりにラー油を使うと、ピリ辛味になりますよ。

 

白いご飯と相性がとにかく抜群です。のりで巻くように青じそでご飯をくるんで食べてみて下さい。他にも冷ややっこの薬味や、お酒のおつまみにもピッタリです。冷蔵庫で1か月ほど保存が可能です。

いくらの醤油漬けの作り方

醤油漬けと聞いて1番最初に思つくのは、いくらの醤油漬けかもしれませんね。

 

白いご飯にピッタリのいくらの醤油漬けですが、お店で販売しているものは少し塩辛かったりもします。その点自分で作ればあっさりとした味付けにできますし、思う存分たっぷりといくらの醤油漬けを楽しむことができますよ。

 

作り方もいたってシンプルで、筋子をほぐしさえすれば後は醤油に漬け込んで終了です。

 

【材料】

・生筋子:1本分(250g~300g)

・醤油:大さじ2

・みりん:大さじ2

・酒:大さじ2

 

【作り方】

1.小鍋にみりんと酒を入れ、沸騰させてアルコール分を飛ばす

2.上記1に醤油を加えて弱火にし、3分ほど煮詰めてから冷ます

3.ほぐして水気を切った筋子を清潔な保存容器に入れて、冷ました上記2を注ぐ

4.調味液に半日~1日漬け込んで完成

 

【ポイント】

筋子をほぐすときのポイントは40度ほどのぬるま湯の中に塩を溶かし、その中でほぐすことです。冷水では卵がほぐれにくく、熱いお湯だと卵が変性して白っぽくなってしまうためです。塩の分量は、ぬるま湯2,000mlに対して小さじ山盛り1杯を目安にして下さい。

 

冷蔵庫で1週間ほど日持ちがします。食べきれない場合は漬け汁ごと小分けにして、冷凍保存も可能です。冷凍した場合の日持ちは、約1か月です。アツアツの白いご飯にかけて、思いっきりいくらの醤油漬けを楽しみましょう!

アボガドの醤油漬けの作り方

美味しいだけではなく、食物繊維が豊富で健康や美容にも効果のあるアボガド。レストランなんかではよくメニューに入っていたりしますが、自宅ではどうやって食べたらいいのかいまいち分からない…という方も多いのではないでしょうか。

 

そんなアボガドの利用方法に悩んでいる方には、アボガドの醤油漬けがおススメです。

 

【材料】

・アボガド:1

・醤油:大さじ2

・みりん:大さじ1

 

【作り方】

1.アボガドの皮と種を取り除き、お好きな形にカットする

2.ビニール袋、もしくはチャック付きの保存袋にカットしたアボガドを入れて醤油・みりんを加える

3.袋の空気を抜き、冷蔵庫で半日ほど漬け込む

 

【ポイント】

アボガドはとても柔らかいので、ビニールに調味液と一緒に入れるときにはあまり強く揉みこまないようにして下さい。そのまま食べても美味しいですし、白いご飯にのせて丼にしても最高に美味しく食べることができます。

醤油にお好みですりおろしたにんにくやわさび、ごま油をくわえるとお酒のおつまみにもピッタリの味になりますので、ぜひ試してみて下さい。

 

アボガドは皮をむいて保存するとすぐに酸化してしまい、黒く変色してしまいます。しかし醤油漬けにすることで空気を遮断し、変色を防いでくれる効果があります。

 

さらに醤油に漬け込むことでよりトロっとしたなめらかな食感と、濃厚なアボガドの味を楽しむことができますよ。冷蔵庫に入れて1週間ほど日持ちもするので、献立に困った時のために作り置きしておくのもいいかもしれませんね。

 

醤油漬けの作り方や日持ち~珍しい食材編~

今度は普段家ではあまり扱わないような、ちょっと珍しい食材を使った醤油漬けをご紹介しましょう。聞いたことがない食材もあるかもしれませんが、作り方はどれも非常に簡単なのでぜひチャレンジしてみて下さい。

エゴマの葉の醤油漬けの作り方

東南アジア原産でシソ科の野菜であるエゴマの葉は、韓国でよく食べられている定番野菜の1つです。最近では日本のスーパーでも見かけるようになってきましたよ。

 

見た目はシソにそっくりなんですが、エゴマの葉のほうが葉に厚みがあり形もギザギザしています。シソは爽やかな香りがしますが、エゴマの葉は濃厚でまったりとした味が特徴です。

 

独特の苦みがありますが、甘辛い醤油漬けにすることでご飯にぴったりの味に変化します。

 

【材料】

・醤油:100

・ごま油:大さじ3

・みりん:大さじ2

・コチュジャン:大さじ1

・にんにくのすりおろし:小さじ2

・白ごま:大さじ4

・一味唐辛子:小さじ1

 

【作り方】

1.エゴマの葉は茎をカットし、水で洗いしっかりと水分をふき取る

2.ボールに全ての調味料を混ぜ合わせる

3.エゴマの葉を1枚ずつ調味液にくぐらせ、保存容器の中に重ねていく

4.残った調味液を全て加える

5.冷蔵庫で2時間以上漬け込んで完成

 

【ポイント】

エゴマの葉がしんなりしてきたら、食べ頃です。白いご飯のお供やお酒のおつまみにピッタリの味付けですよ。辛い味が苦手な方は、コチュジャンや一味唐辛子の量を調整して下さい。冷蔵庫で1か月ほど保存が可能です。

菊芋の醤油漬けの作り方

みなさんは菊芋をご存じでしょうか?見た目はしょうがのように少しいびつな形をしており、その地味な見た目から知名度は残念ながら低い食材かもしれません。

 

味や香りにはくせがなく、同じキク科のゴボウに似た風味がします。生で食べるとシャキシャキとした食感、加熱するとホクホクねっとりした食感が楽しめますよ。

 

【材料】

・菊芋:適量

・醤油とみりん 11の割合で適量

 

【作り方】

1.小鍋に醤油とみりんを11の割合で入れ、ひと煮立ちさせる

2.菊芋は黒くなっている部分を削り取って、皮をつけた状態でスライサーを使用して薄くスライスする

3.スライスした菊芋をアク抜きのため10分ほど水にさらす

4.水気をよく切った菊芋を調味液に漬け込む

5.ビニールや保存袋に入れて一晩寝かせて完成

 

【ポイント】

お好みで刻んだしょうがを一緒に漬け込んでも、美味しく仕上がります。調味液に漬けたままの状態で、2週間ほど冷蔵庫で保管が可能です。

 

菊芋には芋の主成分であるデンプンがほとんど含まれていないため、血糖値上昇の抑制やダイエット効果が期待できるとして今注目が集まっている食材です。

 

そんな菊芋の醤油漬けはまさに手軽に作れて味よし・健康によしのいいことづくめなので、ぜひチャレンジしてみて下さいね。

行者にんにくの醤油漬けの作り方

あまり聞きなれない食材の行者にんにくですが、北海道で古くから食べられている山菜の仲間です。普通のにんにくよりも香りが強く、疲労回復や血液の流れがよくなるといった効果があると言われています。

 

【材料】

・行者にんにく:1袋(50g)

・醤油:50cc

・みりん:大さじ1

・ごま油:大さじ1

 

【作り方】

1.行者にんにくは茎の赤い薄皮部分をとって、塩少々を加えた熱湯でサッと茹でる

2.水気をしぼり3等分にカット、もしくは細かく刻んでも可

3.保存容器に醤油・みりん・ごま油を混ぜ合わせる

4.カットした行者にんにくを加え、冷蔵庫で12日漬け込んで完成

 

白いご飯や冷ややっこにのせたり、炒飯や野菜炒めの味付けなど色々な料理に使うことができますよ。

行者にんにくを漬け込んだ調味液にも行者にんにくの香りとエキスがたっぷりと染み出ているので、お肉の下味などに使ってみて下さい。冷蔵庫で1か月ほど保存が可能です。

青唐辛子の醤油漬けの作り方

青唐辛子を家の料理で使うことはあまりないかもしれません。すごく辛いイメージがありますし、どうやって料理に使えばいいかあまり分からないですよね。

 

青唐辛子の醤油漬けはそんなイメージをくつがえすような、非常に万能な調味料として使うことができます。材料も少ないですし、青唐辛子を切って醤油に漬けるだけのシンプルな作り方なので辛い物好きな方にはとてもおすすめですよ。

 

【材料】

・青唐辛子 お好きな量

・醤油 適量

 

【作り方】

1.青唐辛子のヘタを取り、輪切りにする

2.清潔な保存容器を準備し、入れ物の1/31/2くらいまで青唐辛子を入れて醤油を注ぐ

3.冷蔵庫で3日ほど漬け込んで完成

 

【ポイント】

切り口から青唐辛子の辛み成分が出てくるので、素手ではなくもビニール手袋を使って作業をしましょう。大き目に切ると、より辛みが強くなります。種は付いたままでOKです。

 

また、容器に対して青唐辛子をギュウギュウに入れてしまうと傷みやすくなるので、少し余裕を持って入れます。

 

他の調味料を使用しない分醤油の味がダイレクトに伝わるので、醤油はぜひ味の良いものを選んで下さい。お好みでにんにくやネギ、青じそを一緒に漬け込んでも美味しく仕上がりますよ。

 

漬け込んですぐ食べても大丈夫ですが、食べごろは3日目あたりからです。漬け込む時間が長くなるほど青唐辛子の辛さが醤油に行きわたるので、青唐辛子自体はそこまで辛くなくなります。心地よい、ピリッとした程度の辛さです。

 

日持ちは1か月~3か月ほどを目安に、冷蔵庫で保管をして下さい。

まとめ:醤油漬けは簡単で手軽に作れる万能選手!

醤油は私たちにとって身近な存在であり、料理に欠かせない頼もしい調味料です。そんな醤油に漬け込むだけで、食材がご飯のお供や手軽な副菜に大変身してしまいます。

 

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