そんな疑問に答えます。
パンに塗ったり料理に使ったりと大活躍のバター。少し時間はかかりますが、出来立ての自家製バターは絶品ですよ!
この記事では、牛乳や生クリームを使った簡単なバターの作り方をご紹介します。コツを押さえて、美味しいフレッシュバターを作りましょう♪
目次
作り方も簡単!バターは牛乳&生クリームから手作りがおすすめ
家庭でも牛乳を使ってバターが出来ちゃうんです。子どもでも楽しみながら出来る作り方をご紹介します。ちょっとしたこだわりディナーの時などに、手作りのフレッシュバターがあると、食卓が格上げされますよ。
塩やハチミツでこだわりの味が作れる自家製バター
家庭でバターを手作りする楽しさは、アレンジ次第で「こだわりのバター」が作れることです。料理に合わせて、無塩バターのままでも、お好きな塩加減に味付けすることもできます。
また、ローズマリーやオレガノなどのハーブを刻んで混ぜれば、風味豊かな「ハーブバター」に。ガーリックを加えることでステーキにピッタリの「自家製ガーリックバター」が仕上がります。
ハチミツや刻んだドライフルーツ(アプリコットやレーズンなど)を混ぜると、カナッペなどの前菜に使いやすい甘めバターに変身させることも出来ますよ。
使う牛乳の選び方には要注意!
牛乳を使った作り方をする場合は、牛乳の種類に注意が必要です。バターを作るときには「ノンホモジナイズ」と書かれた牛乳を選ぶようにしてください。
一般的な牛乳は、冷蔵庫に置いている間に成分が分離しないように「ホモジナイズ加工」がされています。これだと乳脂肪が細かく砕かれているので、バターが作りにくいのです。
手作りバターを作る時は「ノンホモジナイズ牛乳」「ノンホモ牛乳」を使う、と覚えておきましょう。コップに注ぐとこってりとした濃厚感のある牛乳です。
しっかり冷やすのが美味しく作るコツ
ご存知の通り、バターはとても溶けやすいもの。
液体の牛乳・生クリームから、固形のバター部分を分離させるには、使う牛乳・生クリームが冷えてないといけません。
暖かい日に作業する場合や、作業が長時間にわたる場合は、氷水を準備しておき、定期的に冷やしながら作業をするのが、作り方のコツです。
牛乳&生クリームで作る「自家製バター」の作り方
乳製品であるバターを家庭で作ると聞くと、なんだか難しそうなイメージがありますが、実は必要な材料は限られています。
少し時間はかかりますが、自宅にあるもので簡単にできる「自家製バター」の作り方をご紹介します。
振るだけ簡単!自家製牛乳バターのレシピ
まずは、振るだけで作れる牛乳バターです。お子さんでも楽しんで作れるおすすめの作り方です♪
【材料】
・ノンホモジナイズ牛乳 200ml
・お好みで塩 少々
・空の500mlペットボトル
【作り方】
1.空のペットボトルに、ノンホモジナイズ牛乳を入れて蓋をしめる
2.定期的に氷水で冷やしながら、20分ほどペットボトルを振る
3.徐々に白い塊が浮いてくるので、引き続き振り続ける
4.液体と固体に分離し始めたら、ラストスパートで振る
5.ペットボトルの上部を切り取り、内容物をザルでこす
6.液体の方は低脂肪牛乳、固体が自家製バターの完成
7.バターは塩などで味付けを調整したら完成
牛乳から自家製バターを作るのは、30分以上振り続ける必要があります。
スムージーを作る時に登場する蓋つきのシェイカーが便利ですが、ご家庭にない場合は空のペットボトルで代用できます。
しっかりと振るためにも、入れる牛乳量の2-3倍は入る、大き目のペットボトルを選ぶのがコツです。
ハンドミキサーを使うとさらに時短できる♪
30分以上もシェイクするだなんて、ちょっと気が遠くなる…という方は、ハンドミキサーを使った作り方もおすすめです。
ノンホモジナイズ牛乳を分離させるには「振る」のが一番なのですが、ハンドミキサーでも根気強く20分ほどかき混ぜ続けると、分離が始まります。
ただし、ハンドミキサーを使うときは「長時間使用」になってしまうので注意が必要です。取扱説明書に記載の「最長連動時間」を超えてしまう場合は、途中で休憩を入れながら、じっくりとかき混ぜて下さい。
ハンドミキサーは2000円ほどで購入できますので、1台あると便利ですよ!
生クリームで作る「本格自家製バター」の作り方
ノンホモジナイズ牛乳を見つけるのがちょっと大変という方は、スーパーで市販されている生クリームで代用することができます。
ハンドミキサーを使った自家製バターの作り方をご紹介します。
【材料】
・乳脂肪分40%以上の生クリーム 200ml
・お好みで塩 少々
・大きめのボール
・ハンドミキサー
【作り方】
1.ハンドミキサーで角が立つまで生クリームを混ぜる
2.氷水でボールを冷やしながら、中速で10分ほど混ぜる
3.ボソボソしてきたら、高速で10分ほど混ぜる
4.水分が出てきたら低速にして、水分と固体に分離するまで混ぜる
5.ザルで濾したら、バターの完成
6.塩などで味付けを調えたら完成
上記の「牛乳をペットボトルに入れて振るレシピ」を、生クリームで代用することもできます。どちらの方法でも生クリームを定期的に冷やしながら作るのが、生クリームバターの作り方のコツです。
生クリームの「種類」に注意する
自家製バターを作りたい場合は、市販の生クリームを買う際に注意が必要です。
・乳脂肪分が40%以上のもの
・種類別クリームと記載のあるもの
低脂肪の生クリームや、植物性脂肪のクリームでは、脂肪分が足りず、どれだけ振ってもバターは出来ません。バターを作るときは脂肪分がしっかりと入ったタイプのものを選ぶようにしましょう。
牛乳よりも生クリームの方が時短
家庭でバターを作るときに必要な「ノンホモジナイズ牛乳」と「乳脂肪分が40%以上の生クリーム」を比較すると、生クリームの方が脂肪分が多いです。
つまり、生クリームを使う方がバターができやすいということ。「ちょっとだけサクッと作りたい」と言った際には、生クリームの方をおすすめします。
また、牛乳で作る場合でも、分量の1/3ほどを生クリームにすることで、バターが仕上がるまでの時短に繋がります。
まとめ:牛乳で出来る美味しいフレッシュバターの作り方
なんとなく市販で買うのが当たり前と感じてしまいがちなバターですが、実は家庭で牛乳や生クリームを使って手作りすることができます。
バターをちょっとだけ使いたい時や、定期的に陥るバター不足の際に向けて、「とにかくシェイクするだけ」と覚えておきましょう。
市販のバターももちろん美味しいのですが、ご家庭で頑張って作ったフレッシュバターは格別です。出来たばかりのフレッシュバターは、ぜひお好きな味付けに整えてから、存分にお楽しみください。