味噌汁やサバの味噌煮など、日本人の食卓に味噌は欠かせない調味料ですね。
醤油などに比べ、味噌はスーパーでも大きなサイズのものばかり置いていることが多いですね。筆者も15年ほど前に一人暮らしをしていたときは、使い切れないため味噌は買わずに済ましていた覚えがあります。
当時と違い、現在は便利なボトルやチューブ入りの味噌も販売されるようになりました。この記事では一人暮らしにおすすめの、ボトルやチューブタイプの味噌について詳しく解説します。
目次
一人暮らしに便利なチューブ味噌ってどんなもの?
チューブやボトルタイプの味噌は、一般的な味噌が750gや1kg入りで販売されているのに対し400~500g程度の一人暮らしでも使いやすい量で売られているのが特徴です。
ボトルタイプは味噌をすでに水に溶いた状態になっている「液体みそ」のものが多く、溶けやすく使いやすい調味料です。
チューブタイプは普通の味噌のような硬さのもののほか、使いやすいように通常の味噌より柔らかくしているものもあります。それでは、チューブやボトルの味噌について詳しく見ていきましょう。
一人暮らしで余る代表的な調味料『味噌』
味噌というと発酵食品で「保存食」のイメージがありますが、実は思ったよりも賞味期限が短い調味料です。
気温や保存状態によってはすぐに変色したり酸っぱい味になったりと、使い切れずに捨ててしまった人も多いのではないでしょうか。
かつては保存食だった味噌も、現在では減塩傾向やだし入りで日持ちがしなくなっています。ネットの口コミでも「一人暮らしで余らせてしまう調味料」として味噌を挙げる人が多いようです。
そういった背景もあり、最近では賞味期限内にも消費しやすいチューブ/ボトル入りの小容量の味噌の人気が高まってきました。
スーパーで手軽に買える点もおすすめ
ボトルやチューブタイプの味噌は、大きいスーパーなら扱っている店舗も増えています。チューブタイプは全国的にはまだ取り扱いが少ないですが、ボトルタイプは種類が少ないものの買うことが出来るようになっています。
価格も200円前後と買いやすい値段で、一人暮らしのお財布にやさしいですね。
乾燥の味噌汁の具なら日持ちするので、おわんに具と味噌を入れてお湯を注げば簡単にお弁当などに温かいお味噌汁を一品付けられます。お味噌汁を飲むとホッとしますね。
常温保存はできる?
味噌は変質しやすいので、冷蔵庫で保存しましょう。ボトル入りの液体味噌は冷凍ができませんが、チューブ入りの硬めの味噌なら冷凍保存できます。
味噌は凍らないため、冷凍庫に入れても(少し硬くなりますが)そのまま使えます。毎日頻繁に使わないならちょっとお高めの、美味しいチューブ入りの味噌がおすすめですよ。
使いたいときに出して、ちょっと力を入れてギューッと押し出し、使い終わったらフタをしてまた冷凍できるので長持ちして便利です。チューブなので、一人暮らしの小さい冷凍室でも場所を取りません。
名古屋では食卓で醤油と同じ感覚で使われる
チューブタイプの味噌は「名古屋の家庭の冷蔵庫には1本ある」と言われています。赤味噌に甘味を加えたもので、名古屋ではとんかつをはじめ、おでんやお豆腐などいろいろな料理にかけるのが定番の使い方です。
コンビニや土産店にも置かれており、名古屋に出張や旅行に行ったときにおみやげで買う人も多いのだそう。
特に有名なのがナカモの「つけてみそかけてみそ」で、公式サイトに「名古屋人なら知らない人はいない一品」と紹介されるほどの定番商品です。
一人暮らしに使いやすい味噌チューブ&ボトルおすすめ3選
チューブやボトルの味噌は、味噌汁を作るのに便利ですが他の料理の味付けにも使えます。最近ではスーパーでも扱う店舗が増えました。近所のスーパーで手に入らないときはネットで取り寄せるのもおすすめです。
ここからはネットで評判のいいチューブやボトル入りの味噌を厳選して3種類だけご紹介します。
マルコメ【液みそ 料亭の味】
マルコメは1854年(安政元年)に長野県で創業した、味噌を中心とした調味料のメーカーです。マルコメの「液みそ」シリーズは11種類販売され、「液みそ 料亭の味」は中でも定番の商品です。
液みそ 料亭の味は赤味噌をベースに、かつおと昆布のだしが入っています。キャップ部分が二重になっており、細い口は少量でも使いやすく、フタをねじってあけると多い量も簡単に出すことが出来るのが特徴です。
また味噌が液体になっているので溶けやすく、お椀にお湯を注いで液みそを注げば溶け残ることなく一人暮らしの1杯分のお味噌汁も簡単に作れます。
値段は1本430g入りで、247~350円で販売されています。1本でお味噌汁約25杯分が作れます。
ヤマク食品【しぼりMISO 白みそ】
ヤマク食品は1894年(明治27年)に福島で創業した、味噌を中心とした食品メーカーです。「しぼりMISO」シリーズは赤味噌や白味噌、合わせ味噌など8種類販売されています。
しぼりMISO 白みそは、専用のこうじむろで精製した甘さたっぷりの糀に、皮を取り除いた大豆を研磨して作った味噌です。
キャップ付きのチューブに入っており、冷蔵庫のドアポケットにも立てて収納できます。お味噌はやわらかめなので、溶けやすくストレスなく使えます。
値段は1本350g入りで479円で販売されています。
マルサンアイ【鮮度のこうじみそ】
マルサンアイは1952年(昭和27年)に愛知県で創業した、味噌を中心とした食品メーカーです。味噌商品では初の二重構造の鮮度ボトルを採用したマルサンアイの「鮮度みそシリーズ」は、8種類販売されています。
「鮮度のこうじみそ」は、マルサンアイのロングセラー商品「純正こうじみそ」のだし入りこしみそタイプの液状みそです。
410g入りのほか、一人暮らしに便利な205gの小さいサイズもあります。空気に触れにくいボトルで、開封後90日間常温で鮮度を保ちます。
値段は1本410g入りが258~305円で販売されています。1本で約24杯分の味噌汁が作れます。
味噌チューブは一人暮らしの強い味方
料理をしてうれしい瞬間は、誰かが自分の作ったものをおいしそうに食べてくれるのを見た時ですね。一人暮らしで自分だけに作る料理は、モチベーションが続かず外食やお弁当で済ませることが多くなりがちです。
1人分の味噌汁を作るのは意外と面倒ですが、ボトルやチューブタイプの味噌を使うと簡単に1人分の味噌汁を作ることができます。コンビニ弁当を食べるのでも、おいしい味噌汁が付くだけで随分と心が落ち着くものです。
ついつい余ってしまう味噌ですが、ボトルやチューブタイプの味噌を上手に使って「余らない」味噌生活をしてくださいね。